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新型ハリアーとは?最新モデル(80系)購入時に失敗しないための情報まとめ
トヨタは2020年4月13日に新型ハリアーを公式発表。同車は6月17日に発売開始となりました。今回のハリアーは4代目となる80系にあたります。
2.0Lダイナミックフォースエンジンと2.5Lハイブリッドパワートレインを採用し、グレード構成を一新。都市にぴったりの高級SUVとして、さらなるユーザーの拡大を目指します。トヨタ ハリアーについて、最新情報や歴史、失敗しない車選び・購入のポイントを解説します。
トヨタ新型ハリアーとはどんな車?
開発コンセプト
新型ハリアーについて、トヨタは「より人生を豊かにするパートナー」という新たな価値を提示。
SUVというカテゴリーを超え、「見て、乗って、走り出した瞬間に心に響く感性品質を重視」「実用性や数値一辺倒ではない、人の心を優雅に満たしてくれるただひとつの存在」を目指したとしています。
歴代ハリアーの流れを汲む「都市型SUV」としての個性は、もちろん継続。ファッション性の高いデザインやスタイルと、さまざまな用途にも対応できる便利さを両立しながらも、新型では他のSUVと一線を画す上質さや心地よさを追求しました。
新型の特徴的な装備・機能とは
トヨタセーフティセンスを全車標準装備
プリクラッシュセーフティ(衝突安全ブレーキ)や、全車追従機能付きレーダークルーズコントロールといった、主要な予防安全・運転支援機能を含むパッケージ「トヨタセーフティセンス」が全車標準装備となっています。
車はもちろん、歩行者や自転車を検知してくれるため、交通量の多い街中でも安心。渋滞やノロノロ運転が続く郊外走行時も、前の車の停止に合わせて停まってくれるので、追突の危険を最小限にすることができます。
さらにオプションとなる、リヤクロストラフィックオートブレーキ[パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)]やパノラミックビューモニター(シースルービュー機能付)などを選択すれば、安全性をさらに高めることができます。
ハイブリッドモデルの燃費が超優秀
新型ハリアーのハイブリッド車(2WD)はカタログ燃費で22.3km/Lを示しますが、実燃費もほとんど変わらないという口コミも多く、燃費性能の優秀さが話題です。
重い車体のSUVながら、街乗りでも20km/L近い数値が出ることへの称賛の声も。ハイブリッド車は車両価格が高いですが、維持費を含む長い目で見て検討するのもおすすめです。
E-Fourハイブリッド車はスポーツカー並みの走り
新型ハリアーはすべてのグレードおよびパワートレインにおいて、2WDと4WD(E-Four)を選択できます。なかでもハイブリッド×E-Fourモデルは、鋭い走りと、きめ細やかなトルク制御により、スポーツカー並みのパフォーマンスを発揮します。
ハイブリッドモデルはガソリンモデルに比べてゆったりとした乗り心地という口コミがありますが、シャープな走りを求める人は4WDを検討してみてもよいかもしれません。
調光パノラマルーフ【トヨタ初採用】
トヨタ初採用の「調光パノラマルーフ」をオプションで選択できます。スイッチや音声操作でサンルーフの透過/調光状態を切り替え可能。調光状態では障子越しのような柔らかな光が差し込みます。
新型になり、やや全高(室内高)が低くなったハリアーですが、調光パノラマルーフを付けると開放感のあるドライブが楽しめそうです。
デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)【トヨタ初採用】
トヨタ初採用の「デジタルインナーミラー」をオプションで選択できます。車両後方カメラの映像をルームミラーに表示させる、いわゆるスマートミラー機能が利用できるうえ、走行中の前後カメラ映像を録画できます。
後部座席に荷物があり後ろが見にくい場合はデジタルミラーモードに、後部座席の子供の様子を確認したい場合は鏡面ミラーモードに切り替えて使うのがおすめです。
スマホ連携が簡単なディスプレイオーディオが標準装備
新型ハリアーのナビ・オーディオは、最上級グレードの「Z」を除きディスプレイオーディオが標準装備となっています。トヨタ純正ナビをオプションで選択しなくても、スマホでカーナビアプリを利用する人にはじゅうぶんの装備です。
もちろん、ディスプレイオーディオも純正ナビも、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応しています。
対応アプリであればスマホを連携させて車内ディスプレイやハンドルリモコンスイッチで操作することができます。
後ろから見るとウインカーの位置が……
新型ハリアーの真一文字のテールランプ。ここにウインカーはありません。リア左右下部のリアフォグランプ上部が点滅するようになっています。珍しい位置ですね。
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編集部
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新型ハリアーのエンジンスペック
ガソリン車|2.0Lダイナミックフォースエンジン
エンジン | 2.0Lガソリン |
最高出力 *kW[PS]/rpm | 126[171]/6,600 |
最大トルク *N・m[kgf・m]/rpm | 207[21.1]/4,800 |
トランスミッション | Direct Shift-CVT |
駆動方式 | FF/4WD |
燃料 | レギュラー |
ガソリン車のパワートレインは、2.0LダイナミックフォースエンジンとDirect Shift-CVTが組み合わさります。駆動方式は2WDと4WD(E-Four)を選択可能。ダイレクト感ある走りと、優れた燃費性能を両立しています。
エンジンは直列4気筒のM20A-FKS型。トヨタの推進するTNGAに基づき、2017年に作られた初のエンジンです。同じSUVのRAV4やレクサスUXのほか、カローラツーリングにも搭載されています。
ハイブリッド車|2.5Lダイナミックフォースエンジン+モーター
エンジン | 2.5Lハイブリッド |
最高出力 *kW[PS]/rpm | 131[178]/5,700 |
最大トルク *N・m[kgf・m]/rpm | 221[22.5]/3,600~5,200 |
モーター最高出力 | フロント:88[120] リア:40[54] |
モーター最大トルク | フロント:202[20.6] リア:121[12.3] |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | FF/E-Four |
燃料 | レギュラー |
ハイブリッド車のパワートレインには、2.5Lダイナミックフォースエンジンを採用したハイブリッドシステム・THSⅡを搭載しています。
駆動方式は2WDと4WD(E-Four)を選択可能。旧モデルのハイブリッド車は4WD仕様のみしかラインナップしていませんでしたが、新型では選択肢が広がりました。
エンジンは直列4気筒のA25A-FXS型。トヨタの推進するTNGAに基づき、2017年に作られた初のハイブリッド専用エンジンです。同じSUVのRAV4のほか、カムリ、クラウン、レクサスESといったセダンにも積極的に採用されています。
新型ハリアーのボディカラー
新型ハリアーのボディカラーは全部で7色。洗練されたデザインとスタイルに合わせて、彩度を抑えた色が揃っています。
とくにフラッグシップカラーとして用意されている「プレシャスブラックパール」は、通常のブラック(202ブラック)とは異なり、黒真珠のような高級な質感が特徴です。小さなすり傷を自己修復する「セルフリストアリングコート」を採用しています。
赤や青といったカラーも用意されていますが、それぞれ「センシュアルレッドマイカ」「ダークブルーマイカ」として深みのある色合いに調整。周囲の車と被りにくいうえ、落ち着いた大人の上品な色味が楽しめます。
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編集部
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新型ハリアーの燃費
カタログ燃費
-(km/L) | ガソリン FF | ガソリン 4WD | ハイブリッド FF | ハイブリッド E-Four |
排気量 | 2.0L | 2.0L | 2.5L | 2.5L |
WLTCモード(平均) | 15.4 | 14.7 | 22.3 | 21.6 |
市街地モード | 11.3 | 11.3 | 19.5 | 18.9 |
郊外モード | 15.7 | 14.9 | 25.1 | 24.2 |
高速道路モード | 18.0 | 17.1 | 22.1 | 21.4 |
WLTCモード(平均)のカタログ燃費は、ガソリン車で14.7~15.4km/L、ハイブリッド車で21.6~22.3km/Lです。特にハイブリッド車の数値が優秀です。
実燃費
ガソリン車の実燃費は10~14km/Lほどのようです。街乗り・ちょい乗りであれば10km/L前後、郊外であれば14km/L前後とみてよいでしょう。これはライバルSUVと比較しても同水準で、じゅうぶん実用的な数値といえます。
対して、ハイブリッド車の実燃費は20km/L以上になることも珍しくないようです。これはライバルSUVと比較しても大幅なアドバンテージ。ハイブリッド車についてはカタログ燃費にかなり近い数値が出るとみてよいでしょう。
新型ハリアーの口コミ
新型ハリアーに関する良い口コミ
- シルエットや全体的な雰囲気がカッコいい
- 8インチディスプレイオーディオは純正オーディオの中では、かなり音がいいと思う
- しなやかで固い乗り味。ゴツゴツとした不快な固さはない
- ガソリン車はアクセル全開でかなり気持ちいいサウンドが聞ける
- ガソリン車、ハイブリッド車ともに燃費がよい
新型ハリアーに関するイマイチな口コミ
- 外装に樹脂製パーツが増えたので見た目が安っぽいかも
- 内装がシンプル寄りになり、旧モデルのゴージャスな雰囲気はない
- 室内高が意外と低い。調光パノラマルーフを付ける際は要注意
- 12.3インチのナビ。地図が全画面表示できない
- ガソリン車はアクセルを踏み込んだ時のエンジン音と振動が気になる
新型ハリアーのチェックポイント①内外装や装備の好み
フルモデルチェンジでデザインが一新されたハリアーですが、これまでのラグジュアリー&ゴージャス路線とは違う方向に舵をとったようだ、という口コミが散見されました。旧モデルのような雰囲気が好きだった人は、雰囲気や質感を確かめてみましょう。
また、ディスプレイオーディオと純正ナビで、かなり評価が違っていました。実車で確認するのがおすすめです。
新型ハリアーのチェックポイント②室内の高さ
旧モデルと比較しても、新型ハリアーの全高は低くなっています。そのため運転席への乗り降りの際、シートの高さに気をつけないと不便という口コミがありました。
「Z」のオプションである「調光パノラマルーフ」を付けるとさらに天井が低くなるため、展示車両や試乗車の運転席および後部座席へ座って確かめてみるのがおすすめです。
新型ハリアーのチェックポイント③エンジン音や乗り心地
加速時、ガソリン車のエンジン音が気になるという口コミが散見されました。新型は旧モデルに比べてスポーツ寄りの走りという声も。また、ガソリン車よりもハイブリッド車の方が、60系ハリアーに乗り心地が近いという情報もありました。
旧モデル(60系ハリアー)からの乗り替えの場合は、新型の乗り心地が自分好みかどうか試乗して確かめるのがおすすめです。
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編集部
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- 燃費とデザインが魅力的
- SUVでありながらカタログ20km/Lの燃費性能は魅力
- レクサスや欧州車に寄せたデザインという声に納得
- ナビは他の車でもスマホアプリがそのまま使えたりするので当然かな
- 樹脂パーツが増えたのが残念
- 補助ミラーは微妙
- エンブレムがトヨタマークになったのは残念
- 意外と車内高が低そう。チャイルドシートの付けやすさが気になる
- アプリは200円/月というのが主婦目線では高いかも?
- グレードも沢山あって実際よくわからない。販売店に行ったら絶対上のグレードをおすすめされそう
新型ハリアーを試乗して感じた内容は
新型ハリアーにサーキットで試乗した、編集部員の感想はこちら。
SUVとは思えない安定性、走行性能の高さを感じました。全体的にフラットで、特に高い速度からのブレーキングのときのフロントの沈み込みの少なさ、高速でコーナリングしたときのボディのロールの少なさは、スポーツカーにも匹敵。
この走行性能の高さは高速道路を長距離走ったときの疲れにくさ、峠、山岳路を走ったときのハンドリングの楽しさに繋がるでしょう。
しかし、オフロード走行よりもオンロード走行を強く意識した足回りのセッティングのため、オフロード、ラフロードを走るのが好きな方には、ちょっと不向き。そんな方には、同じプラットフォーム、パワートレインを採用している兄弟車「RAV4」がおすすめですね。
【トヨタ新型ハリアー】ディーラーで試乗するときのチェックポイントとおすすめオプション|試乗レポ
新型ハリアーとRAV4は同じパワートレインの兄弟車!
RAV4は新型ハリアーよりも先にデビューした、オフロード志向のSUV。日本ではしばらく販売されていませんでしたが、復活を遂げました。
2.0Lガソリンと2.5Lハイブリッドという同じパワートレインラインナップで、プラットフォームも共通している兄弟車ですが、車の持つキャラクターは異なります。
RAV4はオフロードを意識した乗り心地。サスペンションのストロークがおおらかで、ゆったりしています。トヨタのSUVとしては初となるPHV仕様も登場しました。
対する新型ハリアーは都市を意識したSUVで、足回りは硬め。キビキビ走る、フラットな乗り心地です。
スタイルはもちろん、乗り心地も異なる2車。自分の好みを知るために、試乗して違いを確かめてみるのもおすすめです。
トヨタハリアーの歴史
歴代モデルの概要
初代ハリアー(10系)1997年~2003年
初代ハリアーは「高級サルーンの乗り心地と快適性を兼ね備えたクロスオーバーSUV」という文句で登場。スポーツやオフロード志向も強かった従来のSUVの型を破ったことで話題になりました。
6代目カムリのプラットフォームをベースとして開発され、高級感のある内装や本革シートなどで新たなSUVの路線を開拓。「高級感のある4WD車」のスタイルを確立しました。
2代目ハリアー(30系)2003年~2013年
フルモデルチェンジされ2代目となったハリアーは、引き続き高級SUVとして支持を集めます。2代目からは「ハリアー ハイブリッド」が登場。V6ハイブリッドパワートレインに4WDを組み合わせたモデルでした。
また、最上位グレード「AIR-S(エアーエス)」は、電子制御エアサスペンションを標準装備したことで話題に。高級路線の都会型SUVというスタイルながら、本格スポーツ装備を採用したことで新たな価値を提示しました。
3代目ハリアー(60系)2013年~2020年
3代目からは日本専用車として販売されました。さらに、これまで独立体系にあったハイブリッド車はガソリン車のグレード体系に吸収。ガソリンモデルとハイブリッドモデル、それぞれ1つのエンジンのみとなり、ガソリン車にはターボ搭載グレードも登場しています。
後述しますが、ハリアーはレクサスブランドでは「RX」として販売されていましたが、3代目からは完全に別車種として開発・発売されることに。プラットフォームも大きく刷新され、新生ハリアーは大きな躍進を遂げました。
歴代ハリアーの販売台数実績
年 | 乗用車ブランド 通称名別順位 | 販売台数 | 備考 |
2020年 | 7位 | 29,389台 | 1月~8月までの累計 |
2019年 | 5位 | 36,249台 | – |
2018年 | 4位 | 44,952台 | – |
2017年 | 4位 | 58,732台 | – |
2016年 | 4位 | 41,403台 | – |
2015年 | 2位 | 58,991台 | 編集部調べ |
2014年 | 2位 | 64,920台 | 編集部調べ |
日本自動車販売協会連合会の「乗用車ブランド通称名別順位」によれば、2016年~2019年のトヨタ ハリアーの販売台数は毎年5位以内に入っています。さらに編集部調べによると、2014年、2015年は2位でした。
実に6年もの間、ハリアーは売れ筋の車であることがわかります。
ちなみに2020年1月~8月までの販売台数による暫定順位は7位。引き続きヒットとなりそうなので、今年も5位以内にランクインしそうです。
ハリアーとレクサスRXの関係
1997年、トヨタは「高級クロスオーバーSUV」という新たなジャンルの新型車を発表。新型車は、海外では「レクサス RX」、日本では「トヨタ ハリアー」の名前で発売されたのです。
初代ハリアーと2代目ハリアーは「RXに日本用の名前を付けたSUV」、いわばRXの兄弟車でしたが、3代目からは路線変更。2代目RXは2009年にフルモデルチェンジし3代目となりますが、2代目ハリアーはモデルチェンジせず2013年まで販売を継続します。
これには、レクサスRXがグローバル市場を見据えて開発・販売が続けられるなか、ハリアーは日本専用車として独自に開発・販売されることとなった背景があります。3代目ハリアーは2013年から販売を開始。レクサスRXとは切り離され、完全に日本専用車として再出発することとなりました。
ちなみに現在、パワートレインやプラットフォームが同じという点では、新型ハリアー(4代目ハリアー)とRAV4が兄弟車にあたります。
また、4代目ハリアーは海外において「2代目トヨタ ヴェンザ」として発売されています。ヴェンザはもともとハリアーと無関係なモデルでしたが、2017年に終了した販売を復活させるにあたり、「アメリカ向けハリアー」として再定義されたようです。
新型ハリアーでは歴代ハリアーのアイコンでもあった、外装の鷹(チュウヒ)のエンブレムが廃止されています。これに関しては賛否両論がありますが、「海外でも同じ仕様で販売できるように日本専用のデザインを廃したのでは?」という声も。ラインナップのグローバル化を進めるトヨタの方針とみてよいでしょう。
歴代ハリアーと新型ハリアー比較
ボディサイズ
– | 初代 | 2代目 | 3代目 | 4代目【現行】 |
全長(mm) | 4,575 | 4,735 | 4,720 | 4,740 |
全幅(mm) | 1,815 | 1,845 | 1,835 | 1,855 |
全高(mm) | 1,665 | 1,670 | 1,690 | 1,660 |
車両重量(kg) | 1,530 ~1,730 | 1,600 ~1,830 | 1,560 ~1,800 | 1,530 ~1,750 |
定員(人) | 5 | 5 | 5 | 5 |
代を追うごとに全長と全幅は徐々に大きくなっていますが、4代目ハリアーは全高が低くなりました。流行のクーペSUVスタイルを取り入れ、都会らしさを追求しています。
パワートレインスペック
ガソリン車 | 初代 | 2代目 | 3代目 | 4代目 【現行】 |
排気量 | 2.2L 直4 2.4L 直4 3.0L V6 | 2.4L 直4 3.0L V6 3.5L V6 | 2.0L 直4 2.0L 直4ターボ | 2.0L 直4 |
駆動方式 | FF 4WD | FF 4WD | FF 4WD | FF 4WD |
最高出力 *kW[PS] | [140] [160] [220] | 118[160] -[220] 206[280] | 111[151] 170[231] | 126[171] |
最大トルク *N・m[kgf・m] | – – – | 221[22.5] – – | 193[19.7] 350[35.7] | 207[21.1] |
ハイブリッド車 | 初代 | 2代目 | 3代目 | 4代目【現行】 |
排気量 | – | 3.3L V6 | 2.5L 直4 | 2.5L 直4 |
駆動方式 | – | 4WD | 4WD | FF 4WD |
最高出力 *kW[PS] | – | * | 112[152] | 131[178] |
最大トルク *N・m[kgf・m] | – | * | 206[21] | 221[22.5] |
モーター 最高出力 | – | 173[235] | フロント:105[143] リヤ:50[68] | フロント:88[120] リヤ:40[54] |
モーター 最大トルク | – | 463[47.2] | フロント:270[27.5] リヤ:139[14.2] | フロント:202[20.6] リヤ:121[12.3] |
*2代目ハリアーのハイブリッドモデルは総合出力を記載
2代目まではV6モデルがラインナップしていました。ターボモデルは3代目にラインナップ追加の形で登場。
ガソリン車はV6モデル、3代目のターボモデルを除き、パワーは140~170PS程度。3代目、4代目のハイブリッドシステムは同じ「THS II」を採用しているため、スペックが近くなっています。4代目ハイブリッドでは2WDもラインナップし、選択肢が広がりました。
現在は主に直列4気筒エンジンを採用するトヨタ。今後ハリアーにV6エンジンが再採用される可能性は低そうです。
燃費
カタログ燃費 *km/L | 初代 | 2代目 | 3代目 | 4代目【現行】 |
ガソリン | 9.1 ~10.6 | 9.0 ~11.0 | 12.8 ~16.0 | 14.7 ~15.4* |
ハイブリッド | – | 17.8 | 21.4 ~21.8 | 21.6 ~22.3* |
実燃費 *km/L | 初代 | 2代目 | 3代目 | 4代目【現行】 |
ガソリン | 8.45 | 8.22 | 11.48 | 10.96 |
ハイブリッド | – | 11.55 | 14.34 | 13.65 |
*4代目ハリアーのみWLTCモード
カタログ燃費は途中でJC08モードからWLTCモードに切り替わっているものの、相対的には数値が向上しています。
実燃費は2020年9月17日時点での、みんカラの平均燃費記録をまとめています。4代目ハリアーの実燃費はまだ報告例が少なかったのですが、真夏のエアコン使用も加味すると優秀な数値といえるでしょう。
ちなみに月別でもハイブリッドの燃費を比較してみると、8月平均燃費は4代目が20.25km/L、3代目が14.41km/Lでした。他の口コミサイトを見ても新型ハリアー ハイブリッドの燃費には満足の声が集まっており、ミドルクラスのSUVとしてはライバル車にリードしているといえます。
車両価格
車両 本体価格 *円 | 初代 | 2代目 | 3代目 | 4代目 【現行】 |
ガソリン | 2,395,000 ~3,405,000 | 2,490,000 ~4,095,000 | 2,720,000 ~4,659,600 | 2,990,000 ~4,430,000 |
ハイブリッド | – | 4,095,000 ~5,029,500 | 3,610,000 ~5,045,700 | 3,580,000 ~5,040,000 |
ガソリン車は初代から徐々に値上げ傾向にあります。初代から4代目までで60万~100万円も値上げされています。
対してハイブリッド車は、ほとんど価格帯が変化していません。エントリーグレード価格に至っては、4代目ハリアーが最も安価となっています。
新型ハリアーは高級SUVとしての路線は保ったままですが、環境性能や走行性能が高いハイブリッドモデルにユーザーが手を伸ばしやすくなったといえます。
MOBY
ママさん
アンケート
見た目 (外装・内装含む) | 4.0/(5.0満点中) |
---|---|
装備の充実さ | 4.0/(5.0満点中) |
価格 (相談されたらOKするか?) | 3.0/(5.0満点中) |
見た目 (外装・内装含む) | 5.0/(5.0満点中) |
---|---|
装備の充実さ | 4.5/(5.0満点中) |
価格 (相談されたらOKするか?) | 2.0/(5.0満点中) |
見た目 (外装・内装含む) | 4.5/(5.0満点中) |
---|---|
装備の充実さ | 4.3/(5.0満点中) |
価格 (相談されたらOKするか?) | 4.8/(5.0満点中) |
トヨタ新型ハリアーと競合するライバル車は?
トヨタ ハリアーはライバル車の多いミドルクラスSUV。取り回しがよく燃費性能も高いコンパクトSUVも相変わらず人気ですが、高級SUVがトレンドになる昨今は、シートや装備にも余裕のあるミドルクラスの人気も高まっています。
新型ハリアーのライバル車としては、欧州を意識したグローバルデザインを取り入れるマツダ CX-5、レクサスのミドルクラスSUV・NX、PHEVもラインナップする三菱 アウトランダー、ファミリーに人気の日産 エクストレイルなどが挙げられます。
スバル フォレスター
フォレスターはガソリン車とマイルドハイブリッド車がラインナップ。価格帯は新型ハリアーよりも低めで、アウトドアテイストのグレード「X-BREAK」が用意されています。
新型ハリアーが都市派スタイルであるのに対し、フォレスターはアウトドア路線と、両車は性格の違うSUVといえます。しかし、トヨタセーフティセンスとスバルアイサイトの先進安全水準は高め。安全・安心の機能でも比較してみましょう。
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編集部
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マツダ CX-5
CX-5はマツダのミドルクラスSUV。コンパクトなCX-3、3列シートもラインナップするCX-8の中間サイズで、マツダのSUVの中でも売れ筋モデルといえます。
新型ハリアーと近い点は、内外装デザインが欧州車を意識している点でしょう。ムダを削ぎ落としたボディラインやディスプレイオーディオ主体のインパネなど、スタイリッシュな都会派SUVとして共通するものが感じられます。
CX-5にはハイブリッド車がありませんが、2.5Lターボと2.2Lディーゼルターボがラインナップしています。
価格帯は新型ハリアーよりもやや低め。装備内容からしてCX-5はお買い得といえますが、リセールバリューではハリアーには劣るという声も聞かれます。
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日産 エクストレイル
エクストレイルはガソリン車とハイブリッド車、ともに2.0Lエンジンを採用します。価格帯は新型ハリアーよりも低め。パワートレインは新型ハリアーの方が新しいため、パワーや燃費に優れています。
2列5人乗りのみの新型ハリアーに対し、エクストレイルは3列7人乗りもラインナップ。汚れに強いシートが標準装備となり、アウトドアやファミリーユースに向いている特徴があります。
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ホンダ ヴェゼル
ヴェゼルはコンパクトSUVのため、価格帯を見ても新型ハリアーとは直接は競合しないクラスです。しかし、室内は新型ハリアーより広く、さらにターボモデルがハリアーのガソリン車のスペックに近いという点で、ピックアップしてみました。
ヴェゼルのガソリン車は1.5Lノンターボとターボ、ハイブリッド車は1.5L仕様です。ターボ車は新型ハリアーのガソリン車と、パワーや燃費が近くなっています。ハイブリッド車は、パワーや燃費の面で新型ハリアーが勝っています。
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三菱 アウトランダー
アウトランダーはガソリン車のほか、国産SUVとして初となるPHEVモデル・アウトランダーPHEVもラインナップします。
PHEVは新型ハリアー ハイブリッドよりも価格帯は高めですが、EV走行換算距離は57.6kmと、ちょい乗りが多い人ならEV走行だけでほとんどまかなえてしまう環境性能が魅力です。
さらにアウトランダーPHEVは、新型ハリアーと同等のエコカー減税、グリーン化特例が適応されます。
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レクサス NX
レクサスNXはレクサス初のコンパクトSUVとしてデビュー。それまではRXとLXという比較的大きなサイズのSUVのみだったので「コンパクト」としていますが、現在はさらにサイズの小さいUXもラインナップしているため、NXはミドルクラスに相当します。
価格帯は新型ハリアーよりワンランク上。ハイグレード「Z」のさらに上級グレードがNXに値します。安全性、快適性、走りの面で、高級車にふさわしいNXですが、燃費やハイオク仕様に注意しましょう。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...