MOBY(モビー)自動車はおもしろい!

MOBY[モビー] > カーライフ > 役立つ情報 > オービスは全6種類!ヤバいのはこれだ!全種詳細解説|2020年最新情報
役立つ情報

更新

オービスは全6種類!ヤバいのはこれだ!全種詳細解説|2020年最新情報

オービスとは?その名の由来

オービス(英字表記:ORBIS)は正式名称を「自動速度違反取締運転装置」といいます。

オービスという名称はラテン語の「眼」を意味するアメリカのボーイング社の商標ですが、現在は自動速度違反取締運転装置の通称として使用されている場面が多く見られます。

オービスの仕組み

オービス設置箇所の手前には、画像のような看板が設置されていることが多く、予めオービスの存在を通告している。

オービスは24時間稼働しており、常にスピード違反車両がいないかを監視しています。

スピード違反をしている車両がオービスの付近を通過すると、オービスは車両のナンバープレートと運転者の顔が写った写真を撮影します。ちなみにオービスが作動する速度は、設置された道路の法定速度+30km/h程度とされています。

撮影された写真は警察に送信され、違反車両の所有者に郵送されます。

国内のオービスは全6種類

国内のオービスは、2020年9月時点で全6種類あります。各名称は下記のとおりです。

  • レーダー式オービス
  • Hシステムオービス
  • ループコイル式オービス
  • 車両移動式オービス
  • LHシステムオービス
  • iMオービス

種類によって、速度を計測するセンサーやカメラの位置が異なり、中にはオービス探知機で検知できないものもあります。次項からは、6種類のオービスの特徴をひとつずつ解説していきます。

レーダー式オービス

要注意度:★

センサー設置場所道路上部
カメラ設置場所路肩
無人・有人無人
GPSレーダーでの検知可能

オービスの中で最も旧式で、近年は減少傾向あるタイプ。 レーダーを発射して車の速度を測ります。撮影できるフィルム枚数が限られており、メンテナンス性も低いです。

道路上部にセンサーが設置されているため、遠方から目視での確認ができます。

Hシステムオービス

要注意度:★★

Hシステム
Hシステム
100yen CC 表示 – 改変禁止 3.0 / CC BY-ND 3.0
出典: https://ja.wikipedia.org/
センサー設置場所道路上部
カメラ設置場所路肩
無人・有人無人
GPSレーダーでの検知可能

今最も多く設置されているオービスが、Hシステムオービスです。測定方法はレーダー式のものと同じですが、カメラがフィルム式ではなく、警察署と通信回線で常時接続されています。

レーダー式と同じく、遠方からの目視が可能です。

「Hシステム」が登場したのは1992年。常にレーダー波を照射する従来のオービスでは、レーダー探知機で事前に察知されやすいため、断続的なパルスレーダー波を発振することで性能向上を狙ったオービスが「Hシステム」です。

ループコイル式オービス

要注意度:★★★

ループコイル式オービスのカメラ
ループコイル式オービスのカメラ。センサーは道路に埋め込まれているため、直接見ることはできない。
センサー設置場所道路埋め込み
カメラ設置場所路肩
無人・有人無人
GPSレーダーでの検知難しい

ループコイル式オービスは、道路内に埋め込まれたループコイル(磁気センサー)を利用して測定するタイプです。レーダー式オービス同様、フィルム枚数に限りが有ります。

ループコイル式オービスが埋め込まれている場所には、赤矢印で示しているような白線が引かれている。

見分け方は、画像のような白線が車線中央にあるかないか。レーダー式オービスと違って遠くからの目視やオービス探知機での検知がほぼ不可能となっています。

移動式(車両移動式)オービス

要注意度:★★★★

センサー設置場所路肩・車両内
カメラ設置場所路肩・車両内
無人・有人有人
GPSレーダーでの検知難しい

固定式オービスと違い、移動式オービスの場所は日によって変わるため予想できません。事前の警告看板もある場合とない場合があります。

レーダー式の場合はレーダー探知機での検知が可能ですが、レーザー式を用いていた場合、探知機と位置情報のどちらも通用しないため、為す術がありません。

LHシステムオービス

要注意度:★★★★

LHシステム
LHシステム
センサー設置場所道路埋め込み
カメラ設置場所道路上部
無人・有人無人
GPSレーダーでの検知不可能

LHシステムオービスは、ループコイル式とHシステムを組み合わせたオービスです。 環境や気象条件に影響を受けやすいレーダー波よりも、高い計測精度を誇り、近年は設置箇所が増加傾向にあります。

地面に埋め込まれたループコイル(磁気センサー)によって速度を測定し、道路上部のデジタルカメラで写真撮影、データ通信で警察担当部署へ送信されます。

レーダー式のオービスに比べて計測精度が高い代わりに、高価な設置費用がかかるため、かつては一部の主要箇所のみで運用していました。

旧型オービス「Lシステム」との違い

「LHシステム」は、旧来からある「Lシステム」同様、ループコイルによる高い精度で車速を計測しますが、写真撮影にデジタルカメラを用いるようになった点がその大きな違いです

交換式のフィルムフィルムから、交換不要のデジタルカメラに変更することで、通信回線によるデータ伝送が可能に。これによって「Lシステム」の欠点であった写真フィルムの交換作業や、撮影枚数の上限がなくなり、管理コストを大幅に削減しました。

新型移動式小型オービス(iMオービス)

要注意度:★★★★★

センサー設置場所路肩
カメラ設置場所路肩
無人・有人有人
GPSレーダーでの検知不可能

新型移動式小型オービスは、固定型オービスの設置・撤去が難しいという弱点を、小型化で対策したオービスです。 2016年から運用が開始され、今後はどこにでも出現する可能性があります。

「ゾーン30」と呼ばれる、制限速度が時速30km/h前後の住宅地を始めとする地域で多く導入されている傾向にあります。

新型移動式オービスの動画

これは「新固定式」や「移動式」と呼ばれる最新式のオービスで、従来に比べて非常に小型、軽量で設置時間は2時間以内とされているものです。

スウェーデンの「Sensys」社が開発した新型移動式中型オービス(iM)で、速度違反の取締り以外に、違反車に対するライトでの警告機能や、歩行者への音声警告機能を有しているそうです。

新型小型オービスの目的

「生活道路」と言われる道幅の狭い道での事故を減らすために、警察庁は埼玉、岐阜で小型オービスの運用を始めました。効果や課題を検証後、全国へ普及していく方針です。

今後は、狭くてオービスの設置やパトカーや違反者の車を停められない場所での取締りも行われるようになることでしょう。

小型オービスは以下の3種類あると言われています。

  • 重量約8キロの1人で持ち運びできるもの
  • 約500kgの車で運ぶもの
  • 約50kgの道路標識のように支柱を埋めこむもの

価格はおよそ1,000万円で、3月末に警察庁が各種類1台ずつ計6台を埼玉、岐阜県警に配備しました。

新型オービスは、どこでも簡単に短時間で設置できることから、 「昨日までなかったのに突然現れた」というケースが続々と出てくると予測されます。

今後もオービスによる取締りは強化される!

オービスは記録媒体がフィルムの時代から運用されています。運用開始した当初は、オービスに撮影されたものの、フィルム切れで記録されておらず、事なきを得たというケースもありました。しかし技術の進歩によって、記録媒体の電子化、カメラの性能向上・小型化など、オービスは日々進化してきました。

小型オービスの導入によって、今後は狭い路地でも取り締まり対象となる場所が増えると想定されています。

例えば、細い抜け道や住宅街、スクールゾーンなど、交通量や通行人が多いにも関わらず、歩道が狭いため今までオービスを設置できなかった場所が、新たに対象になっていくでしょう。

かといって、今まで対象とされていた大きな通りの取り締まりが緩くなるわけでは無く、街路樹の影や、橋脚に隠れるように、小型の移動式オービスが抜き打ちで設置される可能性もあり、取締りは今まで以上に強化されることが予想されます。

オービスに関するおすすめ関連記事

すべての画像を見る (5枚)

画像ギャラリー

関連する記事

この記事の執筆者
MOBY編集部

関連キーワード