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SUVとは?意味&定義と選び方ポイントを解説|クロカン・コンパクトSUVの違いも

SUVとは?

意味は「スポーツ用多目的車」だが、見た目で分類されることが多い

2020年SUV販売台数1位のトヨタ ライズ

「SUV」とは英語の「Sport Utility Vehicle」の頭文字。カタカナで書くと「スポーツ・ユーティリティ・ビークル」となり、直訳すると「スポーツ用多目的車」となります。

しかし実際には、“スポーツ用”、“多目的”ではないSUVがたくさん生産販売されています。

現在は「SUV」というと、機能性よりも見た目で区別する傾向にあります。SUVに分類される外見の特徴は次のとおりです。

  • 車高が高い
  • 地上最低高が高い
  • タイヤが大きい
  • セダンのようなトランクがない2BOX

車検証では「ステーションワゴン」と記載される

日本カー・オブ・ザ・イヤー2020-2021に輝いたスバル レヴォーグはステーションワゴン

車検証には「車体の形状」という項目があり、ここは法や制度上で分類されたボディタイプが記載されます。ちなみにセダンは「箱型」と書かれます。

「SUV」は「ステーションワゴン」と書かれますので、『SUVとは車高の高いステーションワゴン』と言えるでしょう。

自動車メーカーが新型車を開発して世にデビューさせるためには、国土交通省へ新型車の届け出、申請認可をとる必要があります。

このときに、新型車の「車体の形状」を特定するのですが、「SUV」という項目がないためもっとも近い車体の形状の「ステーションワゴン」とした経緯があります。

SUVのメリット・デメリット

©petrunina14/stock.adobe.com

メリット

  • かっこいい
  • 視点が高く見晴らしが良い
  • 悪路走破性が高い
  • 人気ボディタイプのため新型が続々登場する

デメリット

  • 車両価格が高い(同等性能、仕様の条件下で他のボディタイプと比較して)
  • 立体駐車場に入らない
  • 車高が高い分、重心も高くなり走行性能、乗り味に悪影響
  • 荷室が高く荷物の積み下ろしがしにくい。
  • デザイン重視のボディ形状から荷室、後席が狭くなる
  • 車重が重くなり燃費がその分悪くなる
  • タイヤが大きく交換するときの費用が高い

こうやって列記すると、デメリットが多くなりますが、SUVの数少ないメリットが多数あるデメリットを凌駕しているのは事実でしょう。

SUVとステーションワゴンのメリット・デメリットは逆の関係に

SUVのデメリットが気になるユーザーは、ステーションワゴンへの乗り換えを検討している傾向があります。

SUVとステーションワゴンのメリット・デメリットの関係性が逆になっていることの顕れと言えるでしょう。

SUVの選び方「7つのポイント」

©Andrey Popov/stock.adobe.com

1【価格】ライバル車や価格帯の違う車種もチェック

SUVに限らず、車選びで最も大きなウェイトを占めるのは価格。予算内でベストチョイスをしたいものです。

まずは、予算内で買える新車価格を全部ピックアップしましょう。価格帯が高いSUVでも、下位グレードが予算内になるなら、検討の土台に乗せるべきです。下位グレードでも欲しい装備がしっかりと備えていることがあります。

ライバル関係にあるSUVなら、なおのことチェックは必須です。

2【デザイン】妥協できるか、できないか

デザインは人の好みですから、価格と天秤にかけて妥協できるか、できないかを考えましょう

デザインが妥協できるなら、装備を優先する方が、購入後の不便と感じるリスクを軽減させることができます。

3【装備】絶対に欲しい装備をピックアップする

「これだけは外せない!」という装備はあらかじめきちんと調べてピックアップしておきましょう。

ちょっと外装デザインが気に入らなくても、運転中はその外装を見ることはありません。装備は快適で楽しい運転ができるかどうかは、とても大きな要素です。

特に先進安全技術、運転支援システム系はしっかりチェックするのがおすすめです。

「オシャレはガマン」という言葉もあるので、この辺りは自分の価値観にあわせて判断しましょう。

4【パワートレイン・足回り】走りを求めるなら優先的に

エンジン、トランスミッションといったパワートレインサスペンションは快適なドライブ、楽しいカーライフに必要不可欠。

走りを求めるなら、ちょっとぐらいデザインが気に入らなくても、装備が足らなくても、パワートレインと足回りを優先した方が幸せになります。

5【発売年】最近発売された車ほど装備が充実

「最新こそ最良」は自動車の分野にもあてはまります。特に、先進安全技術、運転支援技術などは年々改良されています。新型かどうかは、SUVに限らず車選びのポイントの一つです。

欲しいSUVの候補をピックアップする際は、「新型デビュー年」「フルモデルチェンジ、マイナーチェンジ時期」はチェックしましょう。これは、次項でお伝えするリセールバリューにも関係してきます。

6【リセールバリュー】次に下取りに出すときの査定額

リセールバリューが高いかどうかを、車選びのポイントにしている人は少なくありません。

人気車、人気グレード、人気装備は次の買い替え時の査定額にとても大きな影響を与えます。

新型デビュー年、フルモデルチェンジ、マイナーチェンジ年もリセールバリューに関わってきます。通常、モデルチェンジすると前の世代のリセールバリューは落ちます。

7【種類とサイズ】デザインや価格と密接に関わる

SUVはボディサイズやデザイン、シルエットの特徴から、ある程度の種類が区別できます。

同じ種類のSUVを異なるメーカーで比較しながら検討すると、価格帯や標準装備、運転支援機能が分かってきますので、車選びをスムーズに進めることができます。

注意点として、ボディサイズが大きくなるにつれて取り回しが悪くなっていきます。普段から狭い道を通行するという方は、普段の運転が大変にならないかどうかも考慮して選びましょう。

SUVの種類①コンパクトSUV

ホンダ ヴェゼル

世界中で大人気の「コンパクトSUV」。明確な定義はありませんが、概ね次のようになります。

  • 全長4,400mm未満
  • メーカーが「コンパクトSUV」と言っている。

しかしながら、全長4.4m未満で、メーカーがコンパクトSUVと言っていても、日本の道路を走ればそうではない輸入車は多々あります。

レンジローバー イヴォーク
レンジローバー イヴォーク

例えば、ランドローバーは同社の「レンジローバー イヴォーク」をコンパクトSUVと謳っています。

しかし、全長こそ4,400mmを切るものの、全幅は1,900mmを超えており、トヨタ クラウンより10cmほど幅広という「コンパクト」とは言えない大きさになっています。

SUVの種類②クロスオーバーSUV

「クロスオーバー」という言葉には、異なる要素が交じり合うといった意味があります。

クロスオーバーSUVの定義はあいまいですが、メーカーが「クロスオーバーSUV」とする車種をみると、オンロード要素が強く、街乗り重視のSUVに対して使われている傾向があります。

マツダ CX-30
マツダのクロスオーバーSUV「CX-30

一方、セダンとステーションワゴンの両方の要素を持たせたモデル、ステーションワゴンをベースにSUVの要素を持たせたモデルなどには単に「クロスオーバー」と謳われることが多々あります。

例えば、ポルシェのハイパーEVセダン「タイカン」のステーションワゴン風モデルは「タイカン クロスツーリスモ」という車名のクロスオーバーとなっています。

SUVの種類③クロカン/オフロードSUV

スズキ ジムニー(現行モデル)
日本を代表するクロカンであるが、一般的には「SUV」に分類される。

クロカンとは「クロスカントリー」の略語。アウトドアスポーツでも使われることばで、原野、山岳、森林などを横断するように走る「クロスカントリー レース」という競技もあります。

クルマの世界では、未舗装路=オフロードを走行する目的で設計されたクルマが「クロカン」となり、SUVに含まれるボディタイプとなります。

クロカン車は基本的に「ラダーフレーム」と呼ばれる、頑強な骨格となる”はしご型”のフレームを用い、その上にキャビンを乗せるという構造になっています。

駆動方式は当然、四輪駆動。また、直結型の四輪駆動で、二輪駆動と切り替えができる「パートタイム4WD」を駆動方式としているモデルが大半です。

さらに、足回りは悪路走破性が高い、リジット式(乗り心地、オンロード性能が高い四輪独立懸架ではない。車体の左右で大きな段差があった場合、低い方の車輪が強固に接地するため)を採用しています。

まとめますと「クロカン」の意味、定義は次の3点を採用したクルマとなります。

  • ラダーフレームの構造
  • リジット式サスペンションを採用
  • パートタイム4WDの駆動方式

ただし、例外もあるということを補足します。

新型ランドローバー ディフェンダー

例えば、2020年6月に国内市場デビューを果たした復活新型ランドローバー「ディフェンダー」。先代から世界的なクロカンです。

しかし新型は、ラダーフレームを採用せず強固なモノコックボディを採用、四輪独立懸架でオプションでエアサスペンションが選択可能、常時四輪駆動というクロカンの意味、定義を吹き飛ばしてしまったモデルです。

SUVの種類④クーペSUV

メルセデス・ベンツ GLC
メルセデス・ベンツ GLC
左がクーペSUV、右が標準モデル。

ルーフの後半からなだらかに傾斜してリアへと続く、クーペのようなデザインを有したものは「クーペSUV」あるいは単語を逆にした「SUVクーペ」と呼ばれています。

もともと「クーペ」はスポーツカーなどに使われる2ドアのクルマを指しており、由来は、馬車のボックスシートの後ろが切られた2人乗りのものを示すものでした。クーペ=「coupe」はフランス語の「切られた、切ること」を意味することばです。

しかしクーペSUVは2人乗りではありませんので、あくまで「見た目がスポーティなSUV」といったニュアンスが重要視されていると言えます。

今や最も売れているクルマは「SUV」といっても過言ではなくなってきましたが、実はSUVの歴史は長く、はじまりは1970年代まで遡ります。次ページからはSUVの歴史を解説します。

執筆者プロフィール
MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
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