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AppleCarPlayを後付けできるナビオーディオ5選|導入するメリットはある?
近年標準装備として搭載する車種が増えてきている「AppleCarPlay」、車の快適装備の一つとして開発された機能の一つになります。
非対応のナビでは、車載用ホルダーなどを活用してiPhoneをカーナビ替わりに活用している人は多いと思います。
しかし、標準装備されていない車種に対しても「AppleCarPlay」に対応したナビ・オーディオを後付することによって、その機能の恩恵を受けることができます。
今回は、AppleCarPlayを後付けすることによって一体どんなメリットがあるのか?また、後付けできるナビ・オーディオを市販で購入することができるメーカー6選を紹介致します。
目次
AppleCarPlayとは?

CarplayとはiPhoneやMacbookなどを販売する「Apple」が2014年に発表したインフォテイメントシステムの一つになります。
AppleCarPlayはUSBやワイヤレス機能(Bluetooth)で接続することによって、カーナビのディスプレイをスマートフォン代わりとして活用することができ、グーグル・マップや音声認識・音楽再生やその他のアプリケーションを使用することができる機能になります。
この機能が開発された背景には、運転手の快適性・利便性の向上はもちろんのことですが、スマートフォンの普及により、ながら運転による事故の発生リスクの低減があります。
この機能により、iPhoneの機能をカーナビを通して使うことができるので、運転者は運転に集中したままiPhoneを使用することができ、電話やメールを、「Apple」のバーチャルアシスタントであるSiriを利用して使うことができます。
CarPlayが発表された当初は、提携しているメーカーや車種が限定的だったこともあり、「CarPlay」のイメージは希薄で、名称は知っていても機能やメリットを知らない、実際に活用されている方は少ないというのが状態でした。
しかし、近年では、各メーカーから後付けできるナビ・オーディオが続々と発売され、自動車メーカーでも国内外含めて多くの車種に採用され普及しています。
日本では、ホンダ・三菱自動車・日産・SUBARU・スズキ・トヨタで特定の車種が対応しています。
CarPlay対応車種を確認したい方はApple公式サイトから確認することができますので、ご参考までに。
AppleCarPlayを利用することによるメリットとは

インフォテイメントシステム「AppleCarPlay」を利用することによって得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
音声認識による高い操作性
車で音楽やラジオを聴くといった行為は、通勤・買い物やレジャーなどの様々な場面で運転手の良きお供となってくれる存在です。
従来のカーナビやオーディオでもiPhoneに対応しているもの(Bluetooth等の無線通信規格)やAUX端子を接続することで音楽を聴くことはできます。
また、カー用品店ではラジオの周波数を利用してiPhoneの音楽を簡単に接続することができる「FMトランスミッター」などもあります。
既存の機能や商品を利用して音楽を聴くことができるのであればCarPlayは必要ではない?と思うかもしれませんが、CarPlayだと自分の聴きたい音楽やラジオを音声を伝えることで再生することが可能になります。
この音声認識による操作性を駆使することによって音楽の選曲やラジオのチャンネル合わせといった行為を省略することができ、Siriを使うことでお勧めの音楽や、その時の気分に合わせて好きな音楽やラジオを楽しむことができます。
ながら運転による事故発生のリスク低減に繋がる
上記でも紹介した、ながら運転防止にも繋がるAppleCarPlayは、運転中にハンズフリー機能やSiriを活用することで、ナビの設定や通話・メッセージの返信を行うことができます。
また、iPhoneのiOSがバージョン15の場合には「運転の集中モード」といった機能があります。
この集中モードは、設定でONにすることによって、テキストメッセージやその他の通知が消音になるか制限することができ、設定中はメッセージ内容をSiriに音声にて読み上げてもらうことができるので、ディスプレイを見るといった行為がなくなります。
スマートフォンの情報をそのまま車載システムとして利用できる
AppleCarPlayに一度同期させることによって、お持ちのiPhone内のデーターや情報、インストールしたアプリ(対応しているアプリのみ)を車載システムとして利用することが可能になります。
その用途は、カレンダーやリマインダー機能、マップの履歴やLINE、メッセージの送受信等多岐にわたり、従来のナビではできないことが豊富にあります。
常に最新のマップを利用できる
車のナビには「ナビ更新」といった、SDカードや通信モジュールを使った、その年度に更新されたナビ情報をダウンロードする作業が必要になります。
そのナビの型式や年式によっては、今現在の最新ナビ情報に対応していないものもあります。
その点CarPlayではiOS12から「GoogleMap」が利用することができ、常に最新のナビ情報でマップ機能を利用することができます。
GoogleMapの更新は正確に決まっているわけではありませんが、6ヶ月から1年で更新されていきますので、自分で更新するといった作業が必要ありません。
AppleCarPlayにデメリットはあるのか?

一見メリットばかりの利便性が高い機能である「AppleCarPlay」、利用することによるデメリットはあるのでしょうか?
iPhone本体を忘れたり、充電が切れていると使えない
これは至って当然のことではありますが、接続する為のiPhone本体を忘れてしまってはその恩恵を受けることはできません。
また、携帯の充電が切れてしまったといったケースでも同様です。
常にスマートフォンを持ち歩く習慣がない、十分に充電されていない又は充電器を持ち歩かない方は利用時に注意しましょう。
電波状況が悪い場所での利用が困難
スマートフォンをナビを使っている時にトンネルや地下駐車場等の電波が悪い場所では通信状況によって、ナビの位置情報がずれる現象が発生してしまいます。
その点、市販で販売されるナビは早い段階から自律航法を可能にする加速度センサーや、それを「Gジャイロ」へと進化させた上でトリプル衛星受信を実現し安定した測位を可能とするナビ等が販売されており、ナビゲーション機能のみを考えると、デメリットの一つとなってしまいます。
全てのiPhoneに対応しているわけではない
ナビ・オーディオがCarPlay対応だったとしても、その端末がCarPlayに対応していなければ使用することはできません。
条件として、CarPlay対応端末がIOSのバージョン7.1かつiPhone5以降のものになります。
今現在ではiPhone13が2021年9月に日本ではリリースされています。
2012年に発売されたiPhone5を現在も利用している割合は少ないかと思われますが、購入時の知識の一つとして覚えておくと良いかもしれません。
AppleCarPlayに対応しているアプリ

AppleCarPlay対応アプリは以下の通りです。
地図・ナビアプリ
- GoogoleMAP
- Yahoo!カーナビ
- カーナビタイム
- Waze
音楽アプリ
- AppleMusic
- AmazonMusic
- YoutubeMusic
- AWA
- Spotify
- LINE MUSIC
メッセージアプリ
- Apple純正メッセージアプリ(SMS)
- LINE
電話アプリ
- Apple純正電話アプリ
- LINE通話
その他のアプリ
- Apple純正カレンダーアプリ
- オーディオブック
- Podcast
上記のように今現在では様々なアプリを活用することができますが、全てのアプリが対応していないという点では注意が必要です。
また、AmazonMusicやYoutubeMusicは対応していますが、動画視聴に関しては、ながら運転の危険性から非対応となっております。
今後もOSアップデートなどで対応アプリが続々と追加されるのではないかと予想されますので、今後の情報に期待しましょう。
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- 執筆者プロフィール
- F2L
- 平成6年生まれ。愛車はDR64W クリッパー。キャンプや登山等のアウトドアや車を使った車中泊の相棒です。ライター歴は3年。二級自動車整備士として5年間日産のディーラーでメカニックをやっていました。整備士...