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日産ハイブリッドカーの人気の理由とおすすめ車種を紹介
日産ハイブリッドの人気の理由
日産自動車は、2050年までに「カーボンニュートラル」を実現すべく、2030年代早期より、主要市場に投入する新型車をすべて電動車両とすることを目指しています。
日産の電動化戦略の代表格であるハイブリッドシステム「e-Power」は、さまざまな車種に搭載された日産独自の技術が使われている電動パワートレインです。
ハイブリッド車(HEV)は今や主流ともいえますが、日産のハイブリッドはどのような理由で人気となっているのでしょうか。以下の3つから日産のハイブリッドが人気の理由を解説します。
- 燃費の良さ
- 走りの良さ
- 各グレードに明確なコンセプトがある
1.燃費の良さ
日産のハイブリッド車の燃費が良い理由として挙げられるのが、電動パワートレイン「e-Power」の存在です。
e-Powerとは、ガソリンエンジンで発電し、その電力を利用してモーターの力だけで走行するハイブリッドシステムのことです。現在e-Powerは第2世代で、ノートでは第1世代からモーターとインバーターを刷新しています。
「e-POWER」向け発電専用エンジンでは、世界最高レベルの熱効率50%を実現する技術を開発。エンジンの効率を高められたことで燃費性能も向上しています。
日産のe-Powerを搭載した主要車種の燃費(WLTCモード)は以下の通りです。
- ノート(E13):28.4km/L
- ノートオーラ(FE13):27.2km/L
- キックス(P15):23.0km/L
- セレナ(C28・Xグレード):20.6km/L
- エクストレイル(T33):19.7km/L
2.走りの良さ
走りの良さの定義はさまざまです。本章では走りの良さを「加速性」「乗り心地」「操縦性」の3つの観点から解説します。
まず、100%モーター走行のe-Powerは加速性能が高いことが魅力です。アクセルを踏んだ瞬間から最大トルクを出せるため素早く思い通りの加速ができ、スムースです。
乗り心地が抜群の日産のハイブリッド車。エンジンを発電のみに使用し、エンジン始動のタイミングは調整されているのでエンジン音が大きくなく、車内空間は静かで快適です。
操縦性に関しても、ペダルひとつでスピードをコントロールできるのでアクセルペダルとブレーキペダルの踏み替え回数を大幅に減らせ、操縦は楽です。また、アクセルを緩めると発電しながら減速する「回生ブレーキ」によって、自然に減速できます。
以上のように日産のハイブリッドは走りにも良さがあり、人気が高い理由のひとつといえます。
3.各グレードに明確なコンセプトがある
車選びには、車種選びだけでなくグレード選びも欠かせません。
日産車は「ハイウェイスター」「AUTECH」「NISMO」「エクストリーマーX」などのように、基本のグレードからデザインや架装の異なるグレード設定に派生します。
たとえば、AUTECH(オーテック)は、”PremiumSporty”ブランドとして、長年培ってきた技術を生かしたさまざまなカスタムカーを出しています。
基本となるグレードを選ぶかカスタム要素の強いオーテックやNISMOを選ぶかなど、明確なコンセプトの違いから選ぶグレードを決められるのも日産のハイブリッドが人気の理由のひとつではないでしょうか。
おすすめの日産ハイブリッドカーTOP3
本章では、おすすめの日産ハイブリッドカーTOP3を2022年乗用車ブランド通称名別順位から抜粋して紹介します。
乗用車ブランド通称名別順位は、国内メーカー車の何がどのくらい売れているかランキングにしたもので日本自動車販売協会連合会が集計しています。
機能性や話題度も加味してTOP3を選んでいますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 1位:ノートオーラ
- 2位:セレナ
- 3位:キックス
1位.ノートオーラ
おすすめの日産のハイブリッドカー1位は「ノートオーラ」です。ノートオーラは、ノートをベースにしたプレミアムコンパクトカーです。
ノートと比べて、以下のような魅力があります。
- 美しいデザイン
- 安定した快適な走り
- 装備が充実している
ノートオーラは、3ナンバーサイズで全長が約20cm伸びている分、フロントやリアのデザインがより洗練され高級感があります。とくに、リアコンビランプは一体型のLEDライトで存在感を強調され、スタイリッシュです。
ノートと同じe-POWERシステムを搭載しているノートオーラですが、エンジンやモーターの出力が向上しています。また、サスペンションやステアリングもチューニングされ、より安定した走りを楽しめます。
他にも、BOSEのプレミアムオーディオや12.3インチのメータークラスター、9インチのナビゲーションシステムなど、標準装備も魅力的です。
日産のノートオーラは、コンパクトカーながらも上質さと快適さを求める方におすすめです。
2位.セレナ
おすすめの日産のハイブリッドカー2位は「セレナ」です。セレナは、日産の代表的なミニバンで、2022年にフルモデルチェンジし、現行のセレナは6代目です。
ハイブリッド車はe-POWERを搭載し、100%モーター走行なので燃費が良く、加速性に優れています。また、全方位から安全運転をサポートしてくれる全方位運転支援システムを搭載し、安全性能も優れています。
セレナはミニバンクラスNo.1の室内空間です。他にも、多彩なシートアレンジやハンズフリーオートスライドドア、デュアルバックドアなど便利で快適な装備が揃っています。
セレナは、ファミリー層におすすめの車です。広々とした室内空間や快適な走り、高い安全性能など、家族でのドライブにもぴったりです。
3位.キックス
おすすめの日産のハイブリッドカー3位は「キックス」です。
キックスは日産のコンパクトSUVで、e-POWERシステムを搭載しています。e-POWERについては、前章の1を参考にしてみてください。高い燃費性能を誇り、WLTCモードで19.8km/L、JC08モードで23.2km/Lを実現しています。
日産の運転支援システム「プロパイロット」が全車に標準装備されているキックス。高速道路や一般道路での自動運転レベル2相当の機能で、渋滞時や長距離走行時にドライバーの負担を軽減します。
キックスのデザインは、VモーショングリルやLEDライトなどを採用しており、スタイリッシュで存在感があります。カラーバリエーションも豊富で、2トーンカラーも選べます。
キックスは、SUVでコンパクトながらも上質さと快適さを求める方におすすめです。
日産ハイブリッドカー一覧
現行のモデルに加えて、中古でも購入できる日産のハイブリッドカーを一覧にしました。
車種名 | 型式 | 生産期間 | 価格 |
ノート | E13(HR12-EM47) | 2020.12~ | 2,249,500円~ |
ノート | E12(HR12-EM57) | ~2020.10 | – |
ノートオーラ | FE13 | 2021.08~ | 2,699,400円~ |
キックス | P15 | 2020.06~ | 2,998,600円~ |
セレナ(現行) | GC28 | 2022.11~ | 3,198,800円~ |
エクストレイル | T33 | 2022.07~ | 3,510,100円~ |
スカイライン | HV37 | ~2022.05 | – |
フーガ | HY51 | ~2022.08 | – |
シーマ | HGY51 | ~2022.08 | – |
新車で購入できる車種の価格については、日産のホームページを参考にした2023年7月現在の車両価格となっています。
中古車をお探しならぜひ弊社の中古車販売サイトを参考にしてみてください。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...