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e-POWERの仕組みとは?EV・ハイブリッドとの違いや燃費など

e-POWERとは?仕組み・特徴を解説

e-POWERはモーターのみで走る!

日産 e-POWER

e-POWERとは日産が製造する次世代パワートレインのことで、ガソリンエンジンとモーターの両方が搭載されています。ここまで聞くとただのハイブリッドだと思われますが、e-POWERの走行に使用されるのはモーターだけです。エンジンはモーターの発電にのみ使用します。モーターのみで走行するため、走り心地は100%電気自動車(EV)と同じ感覚になります。

日産 e-POWER 一体型パワートレイン
日産 e-POWER 一体型パワートレイン

e-POWERのモーターは100%EV車の日産 リーフと同じもので、そのトルクは2.0Lガソリンターボ車と同等です。瞬時にフルパワーを得られるモーターの特性により、EV特有の力強い加速とレスポンスが特徴となっています。

モータースペック

  • モーター型式 :EM57
  • 種類 :交流同期電動機
  • 定格出力 :70kW(95PS)
  • 最高出力 :80kW(109PS)/3008-10000rpm
  • 最大トルク:254N・m(25.9kgf・m)/0-3008rpm
  • 動力用主電池 種類 :リチウムイオン電池

e-POWERの仕組みは?

日産 e-POWER 解説図
e-POWER(図中央)は、モーター、インバーター、バッテリーそしてエンジンと発電機から構成されます。

e-POWERではエンジンから出力されるエネルギーで発電機を回して電気を作り出します。その電気でモーターを動かし、車両を駆動させています。エンジンとタイヤはつながっておらず、100%モーター駆動となります。

ハイブリッド車やEV(電気自動車)との違い

ハイブリッド車の場合は、エンジンとモーターの両方が搭載されていますが、どちらも車両の駆動に使われている点がe-POWERと異なります。

EVは大容量のバッテリーに蓄えられた電気を使ってモーターのみで駆動が、e-POWERと違ってエンジンがないので発電はできず、外部充電が必要となります。

e-POWERのここがすごい!4つの特徴

【その1】スポーツカー顔負けの加速性能

e-POWERは2.0Lターボエンジン同等の強力なトルクを瞬時に発揮します。そのパワーとレスポンスは、通常のガソリンエンジンとは一線を画しています。

【その2】高い静粛性能

e-POWERはモーター駆動のため、走行音がとても静かなのも特徴の一つです。100%電気自動車と違い、走行中にエンジンが発電機として稼働するので完全に無音ではありませんが、発進時や減速時など発電用エンジンを休止してモーターのみで走行する状況では電気自動車波の静粛性を実現します。

【その3】燃費がいい

e-POWERのエンジンは発電専用ですので、より効率よく低燃費になるように設計されています。JC08モード燃費は34.0km/L~37.2㎞/Lと抜群の低燃費。ノートe-POWERを例にユーザーの声を調査してみた結果、実燃費でも20km/L以上を発揮するようです。

【その4】未来的な運転感覚

e-POWERは、ノーマルモード・Sモード・エコモードの3つの走行モードが用意されていて、その運転感覚に大きな特徴があります。

e-POWERドライブの大きな回生発電と減速力

モーターによる電気駆動ですので、減速時にブレーキにかかる摩擦力を電力に変えてバッテリーへ充電するのですが、e-POWERのSモード、Eモードではアクセルペダルを緩めるだけで、より強く回生発電するとともに、減速いたします。

2ペダルでの加減速が新感覚

e-POWERではアクセルペダルを緩めるだけで強い減速力を発生させます。これによって下り坂はもちろん、市街地での頻繁な減速もスムーズに行うことができます。アクセル・ブレーキ2つのペダルで加減速できる新鮮なものとなっているのが、e-POWERドライブの特徴です。

e-POWER搭載車|実際の口コミ・評価は?

日産 ノートe-POWER

日産 ノート e-POWER
日産 ノート e-POWER

ノートe-POWERは2016年11月に、初のe-POWER搭載車として発売以来、爆発的ヒットを記録しています。販売台数は2019年7月末の時点で25万代を突破しています。

ノートe-POWERの口コミ・評価

ノートe-POWERの口コミは「とにかく加速がすごい」という声がもっとも多く挙がっていました。静寂性に関しては動力がモーターとはいえエンジンで発電しているからか、思ったよりよくないという声も。また、燃費に関しては平均で20km/L前後のようですが、ユーザーによってかなりの差があり賛否両論なようです。

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日産 セレナe-POWER

日産 セレナ e-POWER
日産 セレナ e-POWER

2018年2月28日、e-POWER搭載車の第2弾として販売されたセレナe-POWER。セレナはもともとミニバン部門で驚異的な販売台数をあげていたので、e-POWERの追加はまさに鬼に金棒。2018年3月〜9月ではセレナe-POWER単体で約2万8000台という、驚異的な販売台数を叩き出しました。

エンジン、発電機、インバーター、モーターをコンパクトにまとめたe-POWERのパワートレインは、セレナの狭いエンジンルームにもスマートに収納可能。室内の広さや使い勝手の良さ、快適性はそのままに強力なトルクでセレナを元気よく、燃費よく走らせることができます。

セレナe-POWERの口コミ・評価

セレナe-POWERの口コミは全体的に「加速がスムーズ」「動きが軽い」という声が多く挙がっていました。重心が低いからか走行安定性が高い、という声もあり、走行性能に関してはおおむね好評なようです。

ただ、燃費に関しては思ったより良くはなかった、という声も。実燃費は平均で15km/L程度のようです。ミニバンにしては悪くはない数値だと言えますが、これはe-POWERに対する期待度が高すぎた結果でしょう。

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e-POWERの搭載予想車種

e-POWERはこれまで述べてきたように、リーフに搭載されている大出力のモーターユニットを採用しています。そのパワーは最大トルク254N・m(25.9kgf・m)/0-3008rpmという2.0Lターボエンジンと同等の強力なトルクを発揮します。しかも、その発生回転数は0-3008rpmとなっており、モーターの特性でもある瞬時にフルパワーを発揮できる優れたレスポンスも魅力です。

e-POWERならではの優れたパワー&トルクから、今後さまざまな車種に展開していくことが予想されます。どのような車種に搭載されていくのか予想していきます。

【搭載予想その1】ジューク

日産 ジューク

ジュークはコンパクトクロスオーバー型のSUVです。エンジンは1.5Lと1.6Lのガソリンエンジンがメインとなっています。

ライバルとなるトヨタのC-HRやホンダのヴェゼルがハイブリッド車で攻勢をかけてきていますので、対抗策として、ジュークにe-POWERを搭載されるのではと期待されています。

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【搭載予想その2】エクストレイル

日産 エクストレイル

エクストレイルはミドルクラスのクロスオーバー型のSUVです。主力エンジンのMR20DDは2.0Lガソリンエンジンとなっており、そのパワーとトルクは、最高出力 108kW(147PS)/6000rpm、最大トルク 207N・m(21.1kgf・m)/4400rpmとなっており、e-POWERの最高出力は若干劣りますが、トルクは強大ですので、e-POWERでも十分守備範囲と言えそうです。

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【搭載予想その3】エルグランド

日産 エルグランド

エルグランドは日産のフラッグシップミニバンとなります。現行型ではFF化、低床化、低全高化されシェイプアップを果たしています。エンジンも2.5Lが用意されています。その最大トルクをみればe-POWERも遜色なく、エルグランドへの搭載の可能性もあるかもしれません。

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【搭載予想その4】スカイライン

日産 スカイライン

スカイラインは、3.5Lのハイブリッド車や2.0Lダウンサイジングターボを搭載するなど、積極的に新しいユニットを採用している日産を代表するセダンのひとつです。

最大トルク254N・m(25.9kgf・m)を誇るe-POWERは、スカイラインのボディにも十分対応できそうですので、搭載される可能性があるかもしれません。

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【搭載予想その5】フーガ

日産 フーガ

日産のフラッグシップセダンであるフーガ。このフーガにもe-POWER搭載の可能性がないとは言えません。それだけのキャパシティを持っているのがe-POWERなのです。フラッグシップが1.2Lエンジンというのは世界的に見ても例がありません。そういう意味で、もし発売されれば、面白い組み合わせということで話題を呼ぶかもしれません。

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この記事の執筆者
MOBY編集部

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