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PHV・PHEVおすすめ人気11選|プラグインハイブリッドのメリットは?

プラグインハイブリッドカー(PHEV)とは?

エンジンと走行用バッテリー、2つの動力源を持つ車がハイブリッド車(HEV、またはHV)。

その中でも、エンジンや回生ブレーキだけではなく、EVと同じように外部から走行用バッテリーへ充電できる仕組みを持つのが、プラグインハイブリッド車(PHEV)です。

一般的にはエンジンと走行用バッテリーという組み合わせが多いのですが、中にはメルセデス・ベンツの「GLC F-CELL」のように、燃料電池車(FCV)へ補助的な走行用バッテリーを搭載したPHEVもあります。

PHEVとEV(電気自動車)の違いは?

PHEVやEVと他の方式の違いを大雑把に分けると、以下のようになります。

大分類小分類燃料または電力源走行方法排ガス燃費
純エンジン車純エンジン車
(ICE)
ガソリン・軽油・水素などエンジン
ハイブリッドマイルドハイブリッド
(MHEV)
ガソリン・軽油・水素などエンジン+
モーター
やや少やや低
ハイブリッドフルハイブリッド
(HEV)
ガソリン・軽油・水素などエンジンor
モーターor
エンジン+
モーター
ハイブリッドシリーズ式
フルハイブリッド
(HEV)
ガソリン・軽油・水素などモーター
ハイブリッドプラグインハイブリッド
(PHEV)
ガソリン・軽油・水素など
+外部充電
エンジンor
モーターor
エンジン+
モーター
EVレンジエクステンダーEV
(REX/BEVx)
外部充電+
ガソリン・軽油・水素など
モーター
EVバッテリーEV
(BEV)
外部充電モーター
FCEV燃料電池EV
(FCEVまたはFCHV)
水素などモーター

PHEVとEVの境目にある「REX」

ハイブリッドカーとEVの境目にあるPHEVですが、実はPHEVとバッテリーEV(BEV)の境目にも、BEVへエンジンを追加した「レンジエクステンダーEV(REX)」があります。

ただし、積んでいるのはあくまで電欠時に充電スタンドまでたどりつくための発電機です。

直接タイヤを駆動できたり、発電した電気でバッテリーの満充電走行距離より走ることができると、大抵はREXとして認められません。

REXとPHEVの分かれ目が、そのままPHEVとEVの分かれ目

つまり、直接タイヤを駆動できたり、発電した電気での走行距離がバッテリー以上のエンジンを積んだらPHEV。それができない程度の補助発電機を積むか、発電機を全く積んでいなければEVとなります。

REXはBMWのi3レンジエクステンダー仕様が代表的ですが、トヨタとマツダも、小型ロータリーエンジンを搭載したREXを開発中です。

PHEVはいずれ新車で売れなくなる?

PHEVには、「2030年代からの自動車電動化推進で、新車を販売できなくなるかもしれない」という事情があります。

経緯は省略しますが、その時代にはHVすらエコカーではなく普通の車扱い、一番厳しい国ではエンジンを積んだ車の新車販売を禁止する、という政策がヨーロッパを中心に進んでいるからです。

日本ではトヨタが強硬に反対しており、EVへの移行もスンナリいくとは限りません。

それでも現実的な価格で実用的なEVの量販が実現したならば、いずれPHEVは急速に消えていくかもしれず、実際にエンジンを積んだ車の廃止を公言しているメーカーもあります。

プラグインハイブリッドカー(PHEV)のメリット

PHEVは通常のHVより大容量の走行用バッテリーを積んでいる事が多いです。BEVほどではないものの、走行用バッテリーの電気だけで40~70km程度の距離を、100km/h以上の高速で走行可能です。

そのため、以下のようなメリットがあります。

1.短距離ならバッテリーの電気だけで走れる

自宅や出先で十分に充電しておけば、ちょっとした買い物程度ならエンジンをかける事もなく、走行用バッテリーの電力だけで走りきれるため、BEV同様に給油は必要ありません。

2.長距離なら走りながら充電できる

基本的にはHVなので、BEVのように走行用バッテリーが切れそうになっても慌てる心配はなく、普通に走りながらエンジンと回生ブレーキで充電できます。

3.都市部で排ガスや騒音を抑える事ができる

車種によってはカーナビのルート設定で「出発地からしばらくモーターで走り、目的地の手前でフル充電となるよう制御して最後はモーターだけで到着」という技も可能。

都市ではモーターのみで排ガスや騒音を出さず静かに走れるため、既にフェラーリのSF90ストラダーレ/スパイダーなど、PHEVのスーパーカーすらあります。

4.BEV同様、家庭用非常電源とする事も可能

家電製品などへ電気を供給するだけなら、普通のハイブリッドでも可能な車種はあります。

しかしPHEVはBEV同様に大容量バッテリーを搭載しているためエンジンをかけずに長時間供給可能で、BEVと違って燃料が続く限りエンジンで発電可能です。

ただし、外部へのAC100V/1500W給電や、災害時の大規模停電時には家庭用電源とする仕組み(V2H。Vehicle to Home)は日本独特のもので、輸入PHEVではまだ採用車種がありません。

プラグインハイブリッドカー(PHEV)のデメリット

HVとEVのいいとこ取りのように思えるPHEVですが、それゆえに双方が抱えているデメリットもそのまま。

「充電時間が給油より長いというデメリットさえ克服すればBEVの方がよほどマシ」と思える部分が多く、あくまでEVが普及するまでの過渡期の存在という考え方もあります。

1.とにかく高価!

エンジンと燃料タンクに加え、走行用バッテリーとモーター、制御装置を組み込まねばならないHVというだけでも、燃料でエンジンを動かすだけの車より高価です。

PHEVでは、それに加えて高価な大容量バッテリー、外部からの充電に関わる機械も詰め込むため、一層高価になります。

2.重くてかさばり、燃費も伸びにくい

これも同じ理由で、重くかさばり高価なメカニズムのため、小型軽量で安価、普通のHVでも燃費低減効果が薄いコンパクトカーには採用しにくく、スーパーカーなど軽さが求められる車種では走行用バッテリーの容量を減らし、電気での走行距離も最低限に留まります。

3.エンジンのメンテナンス費用やバッテリーの劣化問題

あまりエンジンを使わなくとも、早ければ数ヶ月で劣化するオイルの交換などエンジンのメンナンス費用はかかります。

さらに現在の技術では、使っているうちに劣化して容量や性能が落ちていくという走行用バッテリーの問題を解決しきれておらず、エンジンとバッテリーのデメリットが二重に襲ってきます。

4.急速充電に対応した車が少ない(特に輸入車)

出先で小刻みに充電すればガソリンを使わずに走りきれる急速充電には、実は国産車でも一部が、日本と同じ規格の急速充電用コンセントが少ない輸入車では、ほとんどが対応していません。

そのため、公共の充電スタンドを充電せずとも走れるPHEVが普通充電で長時間専有していると、EVユーザーとの間でトラブルになる事例もあります。

プラグインハイブリッドカー(PHEV)はこんな人におすすめ!

©scharfsinn86/stock.adobe.com

欧米とは異なり、すっかりHVが浸透した日本ではPHEVを積極的にオススメするべきユーザーは限られてきますが、それでも以下のような方にオススメです。

1.普段短距離走行でガソリンスタンドがあまりない過疎地

大抵のPHEVはEV走行距離が40~60km程度で、余裕を見て片道20km圏内で買い物や通勤など普段の用事が全て済むけれども、過疎地でガソリンスタンドがあまりない…というケースでは、PHEVなら普段はガソリンスタンド不要で、遠出した先で給油すれば済みます。

2.アウトドア用や災害時の非常電源

国産車に限りHVも含めAC100V/1500W電源を外部供給できる車種が多く、BEVのように大容量バッテリーで長時間供給可能、足りなければエンジンでも発電できるPHEVはまさに「最強のモバイルバッテリー」。

建物側にも設備を設ければ、家庭用非常電源としても機能するため、大災害を契機に国産PHEVを購入した例もあります。

3.輸入ハイブリッドカーを低燃費で乗りたい

現在の輸入車は発進時や加速時のモーターアシスト程度なマイルドハイブリッド(MHEV)こそ増えたものの、もともと国産車ほど低燃費でもなかった通常のHVはほとんどなくなりました。

そのため、国産車並のHVで、多少高価でもEV走行距離が長くて燃料代が安い車種に乗りたいとなると、必然的にPHEVとなるため、最近は輸入PHEVがだいぶ増えています。

国産車プラグインハイブリッドカー(PHEV)全6車種

高性能なハイブリッドカーが、下はコンパクトカーから上は超高級サルーンや高級ミニバンにまで設定されている日本では案外少なく、現在でも販売中なのは5車種、新規オーダー受付は終了したもののカタログには残っているのを含めて6車種のみです。

輸入車と異なり、出先での急速充電や、災害時やアウトドアで便利な外部給電能力が充実しており、日本国内での使い勝手という面で優れています。

トヨタ プリウスPHV

338.3万円~401万円・EV走行距離60.0km・急速充電可・外部給電可

国産ハイブリッドカーの先駆者、プリウスのプラグインハイブリッド版で、現行モデルは通常のプリウスと別デザインを採用、差別化を図っていますが、基本的には現行プリウスのFF車へ大容量バッテリーと外部充電機構を設けた車ゆえに、価格の安さが魅力です。

また、発電用・走行用に別々のモーターを持つ2モーター式ハイブリッドを活かし、加速時には発電用モーターも走行に使う「デュアルモータードライブ」を採用しています。

最新「プリウスPHV」中古車情報
本日の在庫数 587台
平均価格 237万円
本体価格 40~425万円

トヨタ RAV4 PHV

469万円~539万円・EV走行距離95.0km・普通充電のみ・外部給電可

トヨタとして、また国産SUVとして2番目のプラグインハイブリッド。

2020年6月に発売されるや大人気となったものの、バッテリー確保が難しく発売3週間後から2021年3月まで受注停止するなど、大容量バッテリーを搭載するEVやPHEVが大ヒットした際、まだスムーズな供給が難しいという課題を浮き彫りにした車でもありました。

全てFFのプリウスと異なり、全車とも電気式4WDのE-Fourです。

最新「RAV4」中古車情報
本日の在庫数 784台
平均価格 300万円
本体価格 32~513万円

レクサス NX450h+

2021年秋発売・普通充電のみ・外部給電可

2021年秋モデルチェンジ予定の2代目NXは、レクサス車で初のプラグインハイブリッドが設定されます。

NX自体がRAV4の兄弟車ハリアー(現行は4代目)のレクサス版と言えますが、単にバッジを張り替え内外装を高級化したのみならず、パワーユニットもNXの方がやや上等な設定で、PHEV化もNXが先行する事となりました。

システムはRAV4 PHVとほぼ共通と見られ、急速充電のみながらEV走行距離は長そうです。

最新「NX」中古車情報
本日の在庫数 725台
平均価格 361万円
本体価格 216~611万円

ホンダ クラリティPHEV(※オーダー受付終了)

約599万円・EV走行距離101.0km・急速充電可・外部給電可

既に新規オーダーは終了していますが、ホンダ唯一のPHEVであるクラリティPHEVは5m近い全長の同等たる巨体でバッテリー容量も多く、EV走行距離も国産PHEV最長を誇りました。

なお、FCV(燃料電池車)版のクラリティFUEL CELLもありましたが、こちらも販売終了しており、日本国内でPHEVやFCVのホンダ車がなくなってしまうものの、いずれ何らかの後継車が登場するかもしれません。

最新「クラリティPHEV」中古車情報
本日の在庫数 13台
平均価格 316万円
本体価格 230~390万円

三菱 エクリプスクロスPHEV

384.9万円~447.7万円・EV走行距離57.3km・急速充電可・外部給電可

エコカーとしてラインナップしていたクリーンディーゼル車に代わって、2020年12月に登場、プリウスPHVほどではないものの、国産プラグインハイブリッドSUVは最安、RAV4 PHVと異なり急速充電にも対応していて、出先でも短時間で充電可能。

全車とも前後にモーターを搭載した電気式電子制御4WDで、国産コンパクトSUVでは最強クラスのパワフルな走りも魅力です。

最新「エクリプスクロス」中古車情報
本日の在庫数 206台
平均価格 241万円
本体価格 148~350万円

三菱 アウトランダーPHEV

436.5万円~529.4万円・EV走行距離57.6km・急速充電可・外部給電可

先代プリウスPHVに続き2013年1月に発売された国産2番目、SUVとしては国産初のプラグインハイブリッド車で、2016年の熊本地震により停電した自治体で、投光機の電源車として活躍する姿が話題となり、PHEVのメリットを広めました。

現行モデルはベース車と異なり3列シート車の設定はないものの、2021年末から2022年早々のモデルチェンジで国産PHEV初の3列シート車が設定されるようです。

最新「アウトランダーPHEV」中古車情報
本日の在庫数 362台
平均価格 258万円
本体価格 100~398万円

外車プラグインハイブリッドカー(PHEV)おすすめ人気車種5選

第5位:メルセデス・ベンツ E350e Sports / E350de Sports

926万円~/949万円~・EV走行距離51.0km/50.0km・急速充電可

日本国内でもPHEVやEVのラインナップを増やしているメルセデス・ベンツですが、主力サルーンのEクラスにも設定があり、輸入PHEVでは数少ない国内での急速充電に対応。

そのうちE350de Sportsはなんとも珍しいディーゼルエンジンのPHEVで、最大50kmのEV走行ができて短距離なら給油が不要な上に、エンジンを多用する長距離ドライブでも燃料が安い軽油で済むため、経済性に優れたPHEVです。

最新「Eクラス」中古車情報
本日の在庫数 1030台
平均価格 297万円
本体価格 25~1,078万円

第4位:プジョー 3008GT HYBRID4

595万円~・EV走行距離64.0km・普通充電

多くの国産PHEVのように、出先での急速充電や電化製品の利用に便利なAC100V/1500W外部給電には対応していないものの、最大64kmと長いEV走行距離、比較的安い価格、日本人受けしそうなデザインが魅力の輸入プラグインハイブリッドSUV。

全幅はやや広い(1,840mm)ものの、コンパクトSUVと言ってよいサイズなので日本でも扱いやすそうです。

最新「3008」中古車情報
本日の在庫数 167台
平均価格 266万円
本体価格 23~548万円

第3位:シトロエン C5エアクロス プラグインハイブリッド

550万円~・EV走行距離65.0km・普通充電

同じPSAグループのプジョー3008より若干大きい程度でほぼ同クラス、ホイールベースは長くて車内に余裕がありながらも40万円以上安く、EV走行距離は同等と、3008よりさらにオススメなのがC5エアクロスのPHEV版です。

デザインは日本だとユーザーを選びそうですが、万人受けしそうなプジョー3008と、個性的なシトロエンC5エアクロス、同グループでうまく作り分けされています。

最新「C5エアクロス」中古車情報
本日の在庫数 59台
平均価格 352万円
本体価格 251~508万円

第2位:ジープ レネゲード4xe リミテッド/トレイルホーク

510万円~/515万円~・EV走行距離48.0km・普通充電

日本でも人気の数少ないアメリカ車ブランド「ジープ」初のPHEVで、510万円からとリーズナブルな価格は輸入プラグインハイブリッドSUVとしてはミニ クーパーS E クロスーオーバーALL4と並んで最安。

それでいてEV走行距離は48kmと十分に実用的で、輸入PHEVとしては最高のWLTCモード燃費17.3km/Lを誇る「リミテッド」と、パワフルなエンジンの「トレイルホーク」をラインナップしています。

最新「ジープ・レネゲード」中古車情報
本日の在庫数 265台
平均価格 278万円
本体価格 150~448万円

第1位:メルセデス・ベンツ A250e / A250eセダン

590万円~/600万円~・EV走行距離70.0km・急速充電可

プリウスPHVすら上回るEV走行距離70kmに出先で急速充電可能、AC100V/1500W外部給電機能さえあれば国産PHEVと変わらぬ使い勝手、輸入PHEVとしては比較的安価と、文句なしにオススメNo.1!

普通の輸入車なら「EVはともかくPHEVはガソリンでも走れるから、規格が異なる日本のために急速充電仕様は用意しない」となりますが、メルセデス・ベンツがいかに日本市場を重視しているかがわかります。

最新「Aクラス」中古車情報
本日の在庫数 744台
平均価格 198万円
本体価格 8~498万円

「充電して走る」を浸透させたい輸入車が、今後も増えそう

今回、プラグインハイブリッドの概要とメリット/デメリット、国産全車と輸入車の代表を紹介しましたが、わずか6車種の国産車に対し、輸入車は紹介した5車種以外にも20車種以上と豊富。

その理由は厳しい排ガスや燃費規制対応に失敗したヨーロッパ車が、排ガスを出さないEVへ大転換する間にも、「排ガスを出さず、燃料も消費しない時間を長く取って規制を切り抜ける方便」がひとつ。

さらに、「充電してモーターで走るのを当たり前にして、EVへの移行をスムーズにする」狙いもありそうです。

高効率エンジンやハイブリッドからEVへ移行しそうな日本と異なり、輸入PHEVはEVが主流となるまでの間、今後も一層増えていきそうです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...
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