MOBY(モビー)自動車はおもしろい!

MOBY[モビー] > メーカー・車種別 > 【2022年最新版】ハッチバック人気おすすめ車種10選!メリット・デメリットも
メーカー・車種別

更新

【2022年最新版】ハッチバック人気おすすめ車種10選!メリット・デメリットも

ハッチバックとはどんな車?

© anekoho/stock.adobe.com

「ハッチバック」と呼ばれる車に決められた定義はありませんが、一般的には「車のキャビン(車室)後端へ、リヤガラスごと開閉するような開口部が大きいリヤハッチ(テールゲート)を持つ、コンパクトカー」を、そう呼ぶ場合が多いです。

小さい車なら前席に1~2名乗車をメインとしたパーソナルユース(個人用途)、大きな車なら後席と合わせ3~5名は快適に座れるファミリーカーも含みます。ラゲッジ(荷室)は最低限、ただし1~2名乗車と割り切れば、後席を倒して大きな荷物も積める車です。

ボディ形状はボンネットとキャビン、2つの箱型による「2BOX車」ですが、リヤハッチではなく独立トランク式の車は別です。

ステーションワゴンやミニバン、トールワゴン、クーペ、SUVとの違いは?

©Sonulkaster/stock.adobe.com

リヤハッチを持つ車は他にもありますが、広くて長いラゲッジを持つ「ステーションワゴン」や「ライトバン(ボンネットバン)」、3列以上のシートを設けた「ミニバン」は、コンパクトカーサイズでも別ジャンル扱いとなります。

また、高さ方向に余裕を持たせて広い車内空間を持つ「トールワゴン」や「スーパーハイトワゴン」、最低地上高に余裕を持たせた「SUV」も、ハッチバック車とは呼びません。

低く寝かせたリヤハッチを持つ2ドアクーペや4ドアクーペのように、実質3ドア/5ドアな車も、「リアハッチつきファストバッククーペ」として区別されます。

境目が曖昧な例外もありますが、ハッチバック車とは案外狭いジャンルの車を指すのです。

昔はワゴンを名乗るハッチバックもあった

マツダ ファミリアS-ワゴン

「ハッチバックなのか曖昧な例」は、1990年代RVブームで販売された車が代表的です。

マツダ ファミリアS-ワゴンのような「自称ステーションワゴン」、あるいは日産 パルサーセリエS-RV / ルキノS-RVのように、現在でいうクロスオーバー的な5ドアハッチバック車があります。

このような例外が生じたのは、かつての日本では「5ドア車はステーションワゴン含め、ライトバンみたいで貧乏くさい」イメージが強く、現在の視点で見れば実用性の低い3ドアハッチバックが好まれていたためです。

しかしRVブームに乗れば5ドアでも売れる!というわけで、5ドアハッチバック車にワゴンやRVを名乗らせていました。

最新「ファミリア」中古車情報
本日の在庫数 18台
平均価格 178万円
支払総額 30~698万円

ハッチバックのメリット・デメリット

メリット

©Oleksandr/stock.adobe.com
  • 車体がコンパクトで車両感覚を把握しやすいデザインが多い。
  • 特にバックの時はリヤハッチのすぐ後ろが車両後端とイメージしやすい。
  • 車体サイズの割に荷物が積めて、開口部が大きいリヤハッチで積み下ろしもしやすい。
  • 後輪の後ろが短いため、曲がる時の旋回性能などが軽快。
  • 小型軽量のため、同じエンジンを積んでも動力性能が優秀で燃費も良い。

後ろに長い独立トランクを持つセダンや、キャビン後部に長い荷室を持つステーションワゴンより軽くて車体重心から遠くの重量物が少なく、軽快な走りや燃費の良さが光ります。

トールワゴンほど高さ方向の余裕はないものの、「よく履き慣れた靴」のような実用性や安心感も魅力です。

デメリット

©Panama/stock.adobe.com
  • 荷室は狭く、定員分の荷物を十分に載せるのは難しい。
  • キャビンと荷室の仕切りがなく、開口部も大きいためボディ剛性を上げにくい。
  • 後席の後ろに空間が少なく、追突事故でのダメージが大きくなりがち。
  • 実用上、リヤサスペンションは走行性能より車内スペース重視のモデルが多い。
  • 小さいため周囲から侮られがちで、あおり運転などの被害を受けやすい。
  • スペースの余裕が少なく、燃料タンクやバッテリーは荷室と容量の奪い合い。
  • 空気抵抗低減のために工夫の余地が少ない。

ハッチバックというより「小さい車」ならではのデメリットが目立ちますが、特に問題なのはボディ剛性や安全性の部分で、メーカー各社による工夫のしどころです。

ハッチバックはこんな人におすすめ!

1~2人で車に乗ることが多い人

©Anusorn/stock.adobe.com

もっともハッチバック車らしい使い方は、普段乗るのは前席に1~2名、後席は乗せようと思えば乗れる程度と割り切りることです。

普段はちょっと手を伸ばして取りたいものを置いたり、後席を倒して荷物をたくさん積める、それでいて軽快な車というメリットを最大限発揮。

また、強力なエンジンを搭載した車なら、スポーティな走りを手軽に楽しめる「ホットハッチ」としての魅力も捨てがたいものがあります。

安価なファミリーカーを探している人

© Olena Bloshchynska/stock.adobe.com

ちょっと大きめで、後席にも十分な余裕があるなら、安価なファミリーカーとしても実用的なハッチバック車もあります。

荷室は最低限なので、定員乗車で大荷物が必要な旅行に出かけたり、ベビーカーが必要な幼児のいる家庭向きではありませんが、他にミニバンやSUV、ステーションワゴンなどを所有した上でのサブ的なファミリーカーとしては十分です。

荷物の少ない職種のビジネスマン

©Kiattisak/stock.adobe.com

ライトバンやステーションワゴンほどの荷室は必要としないものの、いざとなればセダンよりかさばる荷物が積めて快適性は同等、経済性の高いビジネスカーとしてもハッチバック車は向いています。

特に外回りの営業では軽快なフットワークが好まれますし、高速長距離移動にも十分な走行性能があり、多人数乗車や大量の荷物を積まない事業者では安価なハッチバック車に切り替える例も。

近年は軽ボンネットバンの需要が少なくなっているようですが、軽やコンパクトカーのハッチバック車需要は尽きません。

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

\ この記事が役に立ったらシェアしよう /

MOBYをフォローして最新記事を受け取ろう

すべての画像を見る

コメント

利用規約

関連する記事

関連キーワード