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サポカーとは?サポカーSとの違いやトヨタ・マツダ・スバルなど全35車と減税

サポカーとは自動ブレーキなどの安全装置が搭載した車のことで、官民が連携して普及・啓発活動を行っています。サポカーSは自動ブレーキ以外にも安全装置が追加された車で、特に高齢者に推奨されています。それぞれの特徴を知って車選びに役立てましょう。

サポカーとは?

サポカー

近年、高齢者による車のブレーキ操作ミスによる交通事故が報じられることが多くなりました。
このような悲しい事故をなくすため、官民連携して交通事故防止対策を行っていて、その一環として、自動ブレーキなどを搭載した車の普及を行っています。

そのため、サポカー(安全運転サポート車=セーフティ・サポートカー)という愛称は、CMなどでもよく聞くようになりました。

サポカーSとは?サポカーとの違いを比較

サポカーとサポカーSの説明

「サポカー(セーフティ・サポートカー)」は自動ブレーキを搭載した自動車です。

「サポカーS(セーフティ・サポートカーS)」は自動ブレーキに加えて、ペダル踏み間違い時の加速抑制装置の搭載などの安全運転支援装置を搭載した自動車です。
特に高齢ドライバーに推奨されます。

自動車メーカー各社で自動ブレーキ付きの車が開発されていて、それぞれ独自の名称がつけられています。
「サポカー」に分類される車は、以下の取り組み・機能が搭載された車です。

メーカー安全運転サポート機能の名称(自動ブレーキの名称)
※○○は単語や記号が入ります。
トヨタ・Toyota Safety Sense ◯
・プリクラッシュセーフティシステム
マツダ
i-ACTIVSENSE
スバルアイサイト
(アイサイトセイフティプラス)
日産・ニッサン インテリジェント モビリティ
・エマージェンシーブレーキ
ホンダホンダセンシング
スズキ○○ ブレーキサポート
ダイハツスマアシ ◯
三菱三菱e-Assist
○○ ブレーキシステム

サポカーSの自動ブレーキ機能 3つの区分

また、サポカー「S」は、搭載している機能に応じて、さらに3つの区分に分かれます。
各区分別の機能は以下となります。

サポカーSの区分機能
ワイド・自動ブレーキ(対歩行者)
・ペダル踏み間違い時加速抑制装置(マニュアル車除く)
・車線逸脱警報(車線維持支援装置)
・先進ライト( 自動切替型 or 自動防眩型 or 配光可変型の前照灯)
ベーシック+・自動ブレーキ(対車両)
・ペダル踏み間違い時加速抑制装置(マニュアル車除く)
ベーシック・低速自動ブレーキ(対車両)
・ペダル踏み間違い時加速抑制装置(マニュアル車除く)

このようにサポカーよりもサポカーS、そしてサポカーSの中でも「ワイド」は特に安全性能が高い(機能が充実している)ということになります。

では、最も安全性能が高い「サポカーS ワイド」を詳しく見ていきましょう。

サポカーS ワイドとは?

サポカーSワイド

サポカーS ワイドはサポカーの中でも、特に安全運転支援機能が充実しているということはわかりました。
ドライバー(特に高齢者)の運転を助けてくれるような各種機能が揃っているサポカーS ワイドですが、具体的に下記の4つの機能がついているものと定義されています。

【自動ブレーキ機能(対歩行者)】
歩行者の飛び出しや危険を検知して衝突回避や被害を軽減

【ペダル踏み間違い時加速抑制装置】
AT車のペダル踏み間違いによる急発進を防ぐ

【車線逸脱警報(車線維持支援装置も可)】
うっかり車線をはみ出しそうになった時に警告してくれる(車線逸脱警報)
車線内走行維持のためにハンドル操作までサポートしてくれる(車線維持支援装置)

【先進ライト】
周囲の状況を判断して、ライトを自動で切り替えする機能
(夜間時でも安全に走行しやすいようアシストしてくれる)


ただし、これらはあくまで運転を支援する機能なので、ドライバーが必ず責任を持って状況を把握し、安全運転するように心がけてください。

各社の安全運転支援機能(サポカーS ワイド)

また、メーカー各社で下記のように名称が異なります。

自動ブレーキ
(対車両、対歩行者)
ペダル踏み間違い時加速抑制装置車線逸脱警報/
車線維持支援装置
先進ライト
トヨタプリクラッシュセーフティシステム
(対歩行者+対車両)
インテリジェントクリアランスソナーレーンディパーチャーアラートオートマチックハイビーム
マツダアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート
(アドバンストSCBS)
AT誤発進抑制制御[前進時]車線逸脱警報システム(LDWS)ALH(アダプティブ・LED・ヘッドライト)
HBC(ハイビーム・コントロール・システム)
スバルプリクラッシュブレーキ後退時自動ブレーキシステム
AT誤発進抑制制御
車線逸脱抑制アダプティブドライビングビーム
日産・エマージェンシーブレーキ
・インテリジェントエマージェンシーブレーキ
踏み間違い衝突防止アシスト・インテリジェント L I& LDW
・インテリジェント クルーズコントロール
ハイビームアシスト
ホンダ衝突軽減ブレーキ〈CMBS〉誤発進抑制機能
後方誤発進抑制機能
路外逸脱抑制機能
LKAS〈車線維持支援システム〉
オートハイビーム
スズキデュアルセンサーブレーキサポート
デュアルカメラブレーキサポート
レーダーブレーキサポート
レーダーブレーキサポートⅡ
誤発進抑制機能車線逸脱抑制機能ハイビームアシスト機能
ダイハツ衝突回避支援ブレーキ機能誤発進抑制制御機能(前方・後方)車線逸脱警報機能オートハイビーム
三菱衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]誤発進抑制機能(前進時)車線逸脱警報機能オートマチックハイビーム

サポカーの減税と各種の優遇措置

価格 お金 費用 税金 維持費

©shutterstock / Grzejnik

今年4月に政府はドライバー向けの先進機能を備えた「安全運転サポート車」に「サポカー」の愛称をつけることを発表し、対象車を購入する際の減税措置も検討していると報じられました。
経産省主導でサポカーの普及や促進、減税措置の導入を検討してはいるものの、現状、減税の具体的なスケジュールや軽減率などの詳細は未定となっています。

保険料の割引

ほかにサポカーの優遇措置として、今後民間の損害保険の保険料が割引適用される見込みとなっています。
サポカーは事故防止や被害軽減が期待できるため、任意自動車保険の保険料が約9%割引(2018年1月より)となると報じられてもいます。

サポカーに対する優遇措置は今のところ目立ったものはありませんが、官民挙げて安全な車の普及を推進していることから、今後ますます広がりを見せていくことが予想されます。

国内自動車メーカーのサポカーを紹介

重要なポイント

ここで、自動車メーカー各社のサポカーの紹介をします。

各社それぞれ、サポカーに区分される機能を持った車が開発されており、ラインナップも充実しています。
特にサポカーS ワイドは、交通事故の防止に大きく貢献すると予想されるので、これからどんどん増えてくるでしょう。

トヨタのサポカー・サポカーS

トヨタ クラウン マジェスタ

トヨタ クラウン マジェスタ Fバージョン 2015年

トヨタは2017年9月現在、サポカー対応車種数No.1となっています。
サポカーを選ぶときは、トヨタ車は外せないでしょう。

「Toyota Safety Sense P」「Toyota Safety Sense C」「プリクラッシュセーフティシステム」が搭載の車はサポカーとなります。
それにプラスして「インテリジェントクリアランスソナー」(ペダル踏み間違い時加速抑制装置)がついていればサポカー「S」になります。

また、クラウンマジェスタについては、全グレード「サポカーS ワイド」です。

トヨタ サポカーS ワイドのラインナップ

・クラウンアスリート
・クラウンマジェスタ
・クラウンロイヤル
・プリウス
・プリウスPHV
・カムリ
・ハリアー

マツダのサポカー・サポカーS

マツダ CX-8

マツダ 新型 CX-8 外装

テレビCMでもサポカーのアピールをしているマツダは、特にサポカーSのラインナップを増やしています。

マツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE」のキャッチコピーは「マツダの安全は、自動ブレーキでは終わらない。」です。
そのため、全グレード「サポカーS ワイド」というモデルが5車種もあり、「サポカーS」そして「サポカーS ワイド」に力を入れていることがうかがえます。

新たにマツダ デミオがサポカーSワイドのラインナップに加わったことで、マツダはコンパクトカーから3列シートクロスオーバーSUVまでの豊富なラインナップとなりました。
デミオだけでなく、マツダは「スマート・シティ・ブレーキ・サポート「後退時」」や「リアパーキングセンター」などの安全装備を標準装備化することで、先進安全技術の拡大を図っています。

マツダ サポカーS ワイドのラインナップ

・CX-8
・CX-5
・CX-3
・アクセラ
・アテンザ
・デミオ

スバルのサポカー・サポカーS

スバル レヴォーグ

スバル 新型 レヴォーグ D型 ビッグマイナーチェンジ

スバルの「アイサイト」は、自動ブレーキなどの運転支援システムとして2008年に登場、世界で初めて市販車用に実用化されました。
「アイサイト」といえば、自動ブレーキの代名詞のように感じる方もいるでしょう。

スバル車をは「アイサイト」が搭載している車はサポカーになります。
また、「アイサイトセイフティプラス」「アドバンスドセイフティパッケージ」がついていると、サポカーS ワイドに区分されます。

スバル サポカーS ワイドのラインナップ

・レヴォーグ
・S4
・インプレッサ スポーツ
・インプレッサ G4
・レガシィ アウトバック
・レガシィ B4
・フォレスター

日産のサポカー・サポカーS

日産 リーフ

日産 新型 リーフ 外装・エクステリアデザイン

日産は「ニッサン インテリジェント モビリティ」という取り組みで、よりワクワク体験ができる車を開発しています。
その象徴的な機能としては「EV(電気自動車)」と「プロパイロット(高速道路同一車線自動運転)」です。
サポカーS ワイドのラインナップはまだまだ少ないですが、EVとしても先進的なリーフは安全に関する対策もしっかりできているので特におすすめです。

日産 サポカーS ワイドのラインナップ

・リーフ
・ノート
・エクストレイル

ホンダのサポカー・サポカーS

ホンダ N-BOX

ホンダ 新型 N-BOX 2017年

ホンダは安全に関する装備は「安全運転支援システム ホンダセンシング」と呼ばれています。ミリ波レーダーと単眼カメラを使っています。
現在販売中のホンダのサポカーS ワイドの中ではN-BOXが一番おすすめです。
ホンダセンシングの全ての機能が搭載されています。

ホンダ サポカーS ワイドのラインナップ

・レジェンド
・グレイス
・ステップワゴン
・N-BOX

スズキのサポカー・サポカーS

スズキ ワゴンR

スズキ 新型 ワゴンR FA

スズキは安全に関する装備に関して、特徴的な名称はつけていません。
しかし、サポカーのラインナップは充実しています。軽自動車で人気のワゴンR、コンパクトカーで人気のスイフトはサポカーS ワイドのラインナップもあります。

自動ブレーキの仕組みは単眼カメラ、ステレオカメラ、レーザーレーダー、ミリ波レーダーを単体で使う・組み合わせて使っています。
機能や作動対象(車や歩行者)を変化させているため、種類が多い印象を受けます。

スズキ サポカーS ワイドのラインナップ

・ワゴンR、ワゴンRスティングレー
・スイフト、スイフト・スポーツ

ダイハツのサポカー・サポカーS

ダイハツ ムーヴ キャンバス

ダイハツ ムーヴ キャンバス 2016年

スマアシ(スマートアシスト)はCMでもおなじみのダイハツの予防安全機能です。
軽自動車は運転の苦手な女性や高齢者の方にも人気があるので、サポカーS ワイドに分類される「スマアシ3」が搭載されていると安心です。
「スマアシ3」がついていれば「サポカーS ワイド」に分類される、といったわかりやすさもポイントです。

ダイハツ サポカーS ワイドのラインナップ

・キャスト
・ムーヴ キャンバス
・ムーヴ
・ミラ イース
・タント

三菱のサポカー・サポカーS

三菱 アウトランダーPHEV

三菱 アウトランダーPHEV 2015年 現行型

「あなたの安心、未来ドライブ」というキャッチコピーの「三菱e-Assist」は、サポカーS ワイドの機能があります。
人気のアウトランダーPHEVに搭載されているため、アウトドアなどでの使いやすさに「安心」がプラスされます。
サポカーS ワイドのラインナップはアウトランダーのみとなっており、今後はその他のモデルへの搭載が期待できるでしょう。

三菱 サポカーS ワイドのラインナップ

・アウトランダーPHEV
・アウトランダー

サポカーの試乗会に行こう!

車 購入 商談 ディーラー

サポカーの制度はまだ始まったばかりです。
各社各様の安全技術を詰め込んだ安全サポート機能を持った車が、各社より販売されています。
今回ご紹介した車種はそのほんの一部となります。

全国のディーラーやイベント会場、商業施設等で自動ブレーキをはじめとした先進安全技術のある車の体験試乗会が開催されています。
サポカーの乗り心地はもちろん、実際の動作などを体感できるチャンス!
ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

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