世紀の天才ジウジアーロのデザインした車11選!あの日本車もデザインしていた?

カーデザイナーの巨匠、イタリアが生んだ天才「ジウジアーロ」。彼のデザインした車はどれも美しく、ときには鋭利な刃物、ときには折り紙細工と称されます。今回は、世紀の天才「ジウジアーロ」の軌跡とともに、彼がデザインした美しい車をご紹介しましょう。あの有名な日本車も、実は「ジウジアーロ」のデザインだったりするのです。必見ですよ!

天才デザイナー「ジョルジェット・ジウジアーロ」の軌跡

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出典:http://www.carsensor.net/

世紀の天才デザイナーと称(たた)えられる「ジウジアーロ」がどのように歩んできたのか、概要をまずご紹介します。

ジウジアーロの誕生からフィアット入社まで

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出典:https://gazoo.com/

ジョルジェット・ジウジアーロは、1938年にイタリアのピエモンテ州・ガレッシオで、フラスコ画家の家庭に誕生しました。

小さい頃より絵に親しんでいたジウジアーロ12才の時、彼の描いた絵を見た祖父の知人が、非凡な才能に気付き本格的に絵画を学ぶことをすすめ、美術学校に入学することとなります。

画家を目指していた美術学校在学中ですが、彼のスケッチした「フィアット500」が、そのデザイナーであった本人「ダンテ・ジアコーサ」の目にとまり、その才能を高く評価した彼からの熱烈な説得を受け、1995年に学校を中退してフィアットのデザイン会社「チェントロ・スティーレ」への入社を決断します。

ベルトーネ時代のジウジアーロ

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カーデザインの面白さにのめり込んだジウジアーロでしたが、更なる向上を目指すためには、もっと美術に関する知識を身に付ける必要があると考えます。

1959年「チェントロ・スティーレ」を退社して、働きながら学びたい思いから就職先を探していたジウジアーロは、その時代イタリアに数多くあった「カロッツェリア」の中でも大規模だったベルトーネのオーナー「ヌッチオ・ベルトーネ」に相談することにします。

当時、チーフ・デザイナーが不在だったベルトーネは、ジウジアーロを自らスカウトし、若干21才の若者は昼間は学生として学び、夜間はベルトーネでチーフ・デザイナーとして働くこととなったのです。

ギア時代のジウジアーロ


1965年更なる飛躍を夢見たジウジアーロは、ベルトーネを退社することを決意します。
数あるスカウトの中から、この時彼が入社を決めたのは、同じくイタリアのカロッツェリアであった「ギア」でした。

入社後は、ジウジアーロらしいデザインの車を精力的に発表し、名声は広がる一方でしたが、入社からわずか2年たらずで「ギア」は経営があやうくなってしまいます。

その背景にはこの時期、車の製造は大量生産の時代に入ることとなり、イタリアのカロッツェリアの体制そのものが古くなってしまったという状況がありました。

この時期には、カロッツェリアの多くが淘汰されることになったのです。

イタル・デザイン時代のジウジアーロ

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出典:https://gazoo.com/

ギアを退社したジウジアーロは、1969年自らのデザイン会社である「イタル・デザイン」を設立します。

大衆車を生産する大規模メーカーと、大富豪の贅(ぜい)をつくした車を製作するカロッツェリアを経験したジウジアーロは、「イタル・デザイン」でその経験を大いに生かし、スーパーカー、大衆車いずれのデザインでも果敢にチャレンジしていきます。

また、「イタル・デザイン」では、日本車のデザインも数多く手掛けることとなるのです。

ジウジアーロのデザインした名車11選

それでは、天才デザイナー「ジウジアーロ」がデザインした美しい車をご紹介しましょう。

ジウジアーロの名車【その1】ASA1000GT

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ベルトーネ時代のジウジアーロがデザインした「ASA・ASA1000GT」。
もともとは、フェラーリーからの依頼で作られた車ですが、排気量の小さい車であることからイメージダウンを恐れ、わざわざAGAというブランドから販売されました。

リアに向けての線がなんとも美しい、これぞジウジアーロのデザインという車ですね。

ジウジアーロの名車【その2】ジュリアスプリングGT

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こちらもベルトーネ時代の作品「アルファロメオ・ジュリアスプリントGT」。
ジュリアの2ドアクーペタイプとなるスプリントGTは、洗練されたアルファロメオらしい仕上がりとなっています。
フェンダーミラーも手作り感があって、全てが可愛いです。

ジウジアーロの名車【その3】850スパイダー

2シーター・オープンの名作といっても過言ではない「フィアット・850スパイダー」。
フィアットを退社したあとのベルトーネ時代のジウジアーロがデザインしたものですが、退社後もフィアットとの関係は良好だったといわれています。

全体的なフォルムに統一感があって、文句のつけようがないデザインですね。

ジウジアーロの名車【その4】ルーチェ

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懐かしい「マツダ・ルーチェ」の初代もベルトーネ時代のジウジアーロのデザインです。
マツダの中でも高級車に位置していたルーチェの初代は、4ドアセダンの重厚感とジウジアーロ独特の絶妙な曲線が光る逸品です。

わずか5年あまりの在職中に、次々と名車をデザインしていたのですね。

ジウジアーロの名車【その5】117クーペ

世界的にも名車と呼ばれる「いすゞ・117クーペ」は、ジウジアーロのギア時代の作品です。
無駄なものを最大限取り除いた流れるようなラインのデザインは、製造の際に機械化が困難な部分も多く、その工程はまさに手作業で行われました。

イタリアの国際デザイン・ビエンナーレでは、名誉大賞を受賞しています。
いまだに世界中の根強いファンから支持される車なのです。

ジウジアーロの名車【その6】ギブリ

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ギリギリまで車高を低くしたロングノーズに、マセラティ初の「リトラクダブルヘッドライト」を採用した「マセラティ・ギブリ」。

当時、フェラーリ・デイトナやランボルギーニと共に、マセラティの人気車となりました。
ジウジアーロ・ギア時代の代表作です。

ジウジアーロの名車【その7】ピアッツァ

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出典:http://www.favcars.com/

もともとのデザインカーの名前は「アッソ・デ・フィオーリ」として発表された「いすゞ・ピアッツァ」。

フロント部分は鋭く切り裂いた刃物のようなラインですが、リアは逆に丸みを持たせ、アシンメトリーなデザインとなっています。
イタル・デザイン時代のジウジアーロのデザインで、今見てもヨーロッパ車の雰囲気を醸(かも)し出していますよね。

ジウジアーロの名車【その8】ムーヴ

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イタル・デザイン時代のジウジアーロがデザインした「ダイハツ・ムーヴ」の2代目です。今でも人気のムーブですが、2代目として発売されたスタンダードタイプ、ムーヴカスタムとも、巨匠ジウジアーロのデザインだということで、話題となった1台です。

ジウジアーロの名車【その9】カローラ

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この代から呼び名もカローラレビンに統一された「カローラ2/3ドアクーペ」。

トヨタ車の中でも多くのマニアが存在する名車ですが、この車も実はイタル・デザイン時代のジウジアーロがデザインしているのですよ。まさに天才ですね。ジウジアーロらしいシャープなデザインです。

ジウジアーロの名車【その10】マーチ

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出典:http://n-link.nissan.co.jp/

日産の初代マーチは、イタル・デザインでジウジアーロが手掛けました。

どこか初期のフォルクスワーゲン・ゴルフに見られるような「ジウジアーロ」らしいラインを感じることができますよね。

ジウジアーロの名車【その11】デロリアン

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出典:http://www.onallcylinders.com/

あの映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のタイムマシンとして有名なデロリアン。ガルウィングとむき出しのステンレスボディーには鮮烈な印象を覚えます。この車のデザインもイタル・デザインのジウジアーロの作品です。あらためて彼のセンスには驚かされます。

ジウジアーロの美の追求はどこまで続く?

不世出の天才カーデザイナー「ジウジアーロ」。
スポーツカーから一般車まで、どの作品を見ても、彼の美へのこだわりには頭が下がります。

最近は、インタビューなどでも貫録充分な巨匠というイメージですが、これからも出来ることならいつまでも元気で、ジウジアーロには昔のように美しい名車を作り続けて欲しいと願って止みません。

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