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大雪注意報に注意!快晴の地域も積雪エリアも必見な車の冬支度チェック15項目

スタッドレスタイヤ、履き替えのタイミングは?

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スタッドレスタイヤへは雪が降る前に履き替えておきましょう。新品のスタッドレスタイヤの場合は、雪のない道路で200kmほど慣らし走行をするのが理想的です。初雪のタイミングから1ヶ月前と考え、各エリアの初スタッドレスタイヤへの履き替え時期を予想してみました。

  • 札幌:9月末
  • 東京:12月初め
  • 長野:10月末
  • 大阪:11月末
  • 広島:11月初め
  • 福岡:11月初め

あくまで基準値ですので、初雪が早まる場合もあります。天気予報に注意し、早めにスタッドレスタイヤへの交換を行いましょう。

スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)の交換時期と保管方法まとめ|最適な保管場所や保管サービスを解説

道路が積雪・凍結している場合はノーマルタイヤでの走行を控えよう

雪が降っている地域は、道路が積雪・凍結していないかを確認しましょう。積雪・凍結路面をノーマルタイヤで走行すると、各都道府県の「道路交通法施行細則」または「道路交通規則」に違反してしまいます。

雪道で滑って事故を起こしてしまったとき、スタッドレスタイヤを履いていなかった際は過失割合が大きくなってしまう可能性があります。

ノーマルタイヤ着用は違反!?積雪・凍結道路を走行時に注意すべきルール

冬季にしておきたい日常点検やメンテンス

バッテリー

冬季はバッテリーの性能が落ちるため、急にバッテリーが上がってしまうことも。バッテリー点検をほとんどしていないという人は、冬季に必ず点検してもらいましょう。古いバッテリーほど寒さにより受ける影響が大きくなります。

以下のような症状がある際は、バッテリーが弱っている可能性があります。

  • 走行時にヘッドライトが暗くなる
  • パワーウィンドウの開閉が遅い
  • エンジンが掛かりにくい
  • クラクションの音が弱い
  • その他電装品の動作が不調
  • バッテリー本体が膨らんでいる
  • バッテリーの端子付近が粉っぽい
  • バッテリーの天板からバッテリー液が漏れている

また、寒い地域で外に駐車している場合はマメに車の除雪をすることも大切です。

バッテリーの寿命はおおよそ2~3年といわれていますので、冬季前にバッテリー交換を行うのもおすすめです。

自分でできるバッテリーの交換方法と寿命・交換時期の見きわめ方|サイズや規格はどこでわかる?

ウォッシャー液

冬場はウォッシャー液が凍結して詰まることがあります。ウォッシャータンク内に液が入っている、ホースなどからの液漏れがないにも関わらずウォッシャー液が出ない場合は、ノズルを確認しましょう。ワックスや砂、埃などが詰まっている場合は取り除きます。

ウォッシャー液は通常、水で薄めて使用しますが、希釈したウォッシャー液は寒くなると凍ってしまうことも。エンジンをかけてエンジンルームを温めていると出るようになる場合もあります。

地域によっては寒冷地対応のウォッシャー液を使うと安心です。ただし、違うウォッシャー液を入れる場合は、タンクを空にして洗浄しましょう。

ウォッシャー液が出ないときの対策と原因|冬は凍って詰まっていないか注意!

大雪が降らなくてもワイパーを立てておくと安心

©cbdusty/stock.adobe.com

ワイパーの上に雪が積もると、フロントガラス上を滑り落ちる雪の重量がワイパーアームに掛かって曲がってしまうことがあります。

また、ワイパーが曲がるほどの大雪でなくても、雨が降った後の雪などは、ワイパーゴムが凍ってフロントガラスに貼り付いてしまうことがあります。

ガラスにゴムが凍り付いている状態でワイパーを動かすと、ワイパーゴムがちぎれてしてしまう可能性があるため、大雪の予報でなくてもワイパーを立てておくのが懸命です。

フロントガラスにワイパーが貼り付いている場合は、無理に動かさず、エアコンやワイパーデアイサーでフロントガラスの雪や氷を溶かしましょう。

【要注意】雪の日に車のワイパーを立てないといけない意外な理由とは?

車の暖房を効率よく使う裏ワザ

エアコンで車内を暖めるとき、「A/C」と書かれたボタンを押す必要はありません。オートエアコンでは意識的にA/Cボタンを切ると暖房を効率よく効かせることができます。

A/Cボタンは冷房と除湿をするもの。冬場は結露によってできた窓の曇りを取りたいときにONにしましょう。

とくに外気温と車内の温度差が激しいとき、送風だけの暖房にしていると窓ガラスが曇りやすくなるので、A/Cボタンを押して車内の除湿をする必要があります。

【車のエアコン】暖房とA/Cボタン、クーラーの正しい使い方|風が臭い・ぬるいときは?修理方法は?

後付けできる暖房グッズで防寒対策

エンジンスターター

暖まった状態の車でお出かけするためには、出発前にエンジンをかけ、エアコンで車内を暖めておくのがおすすめです。エンジンスターターを使えば、車庫や駐車場に向かわなくても車のエンジンをかけることができます。

車を降りる際にエアコンのスイッチを切らず、設定温度を暖房にしておきましょう。

エンジンスターター人気おすすめ10選と選び方|取付け工賃や相場価格は?

シートヒーター

車内の空気が暖まるのを待たなくても、シート座面が暖かいだけでも快適なドライブをすることができます。シートヒーターが付いている車は積極的に使うのがおすすめです。シートヒーターはエアコンより電力消費が少ないため、燃費を心配する必要もないでしょう。

シートヒーターには、車のシートの上に敷くだけの製品もあります。窓を開けてタバコを吸ったり、頻繁に換気をしたりする人におすすめです。

後付けシートヒーターおすすめ人気10選と選び方|エアコンよりも燃費が良くなるってホント?

車内で使える加湿・加温グッズ

車用の加湿器

車用の加湿器は、スチーム(湯気)が出ない超音波式のものがおすすめです。電源を入れるとすぐに加湿が始まるうえ、水を加熱しないので消費電力も抑えることができます。

効果的に加湿するには加湿器の周りを暖かく保つことがポイントです。置き場所は暖房の風があたる高いところ。ドリンクホルダータイプの加湿器は、窓側のドリンクホルダーではなく、センターコンソールのドリンクホルダーに入れましょう。

車用の加湿器おすすめ人気9選と選び方|超音波式や気化式が安心!ウイルスには効果ある?

車用の空気清浄機

車内に置けるタイプの空気清浄機は、ウイルスや菌を無効化(不活性化)する絶対の効果はありませんが、加湿や換気も一緒に行うことで風邪や乾燥の予防に効果的です。

有名どころで言うと、パナソニックの「ナノイー」は車内のニオイが気になる人、シャープの「プラズマクラスター」はニオイと花粉、両方が気になる人におすすめです。

車用空気清浄機おすすめ12選と選び方|ニオイや花粉、ウイルスに効果があるのは?

フロントガラスが凍っていたら◯◯でも溶かせる

凍結したフロントガラスには解氷スプレーを使うのがおすすめです。手元にない場合、焦ってお湯をかけてはいけません。急激な温度変化でガラスが割れることがあります。

消毒用アルコールやエタノールがあれば、水と混ぜてフロントガラスにかけてみましょう。暖房やワイパーデアイサーも付けると効果的です。

【お湯不要で簡単】フロントガラスの凍結を30秒で溶かす裏技とは?

フロントガラスが曇ったら暖房とデフロスターを活用

車外と車内の温度差をなくすとフロントガラスの曇りを取ることができます。窓を開けたり、エアコンを外気導入にしてみましょう。

もっと早く曇りを取りたい場合は、デフロスタースイッチやデフォッガースイッチを活用します。フロントガラスが曇ったらデフロスタースイッチ(おうぎ型)、リアガラスが曇ったらデフォッガースイッチ(長方形)をONにしましょう。

車の曇り止め対策にはデフロスターを活用しよう!暖房シーズンにおすすめのアイテム7選

暖機運転は必要?

現在の車は冬場であっても、アイドリング状態で放置するような暖機運転の必要はありません。エンジンの回転数が落ち着くまで10秒~30秒程待ち、低回転・低負荷でゆっくり運転して水温を上げるだけでOKです。

ただし、1週間以上車に乗っていない、外気温がマイナス10℃以下などの場合は、アイドリング状態でしばらく車を放置しておくことをおすすめします。

もう暖機運転は必要ない?メリットやデメリット&正しいやり方を解説

車に積んでおきたい雪かきアイテム

スノーワイパーで自動車の屋根の雪を降ろす女性
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車に積もった雪はスノーブラシで除去しましょう。積雪地域では車にスノーブラシを積んでおくのが鉄則です。

めったに雪が積もらない地域において、車の雪かきをしなければならない場合は、スノーブラシの代わりにほうきやちりとりを使うのがおすすめです。使い捨てになってしまいますが、ダンボールでもOKでしょう。

園芸用スコップやフライパンなどは、車に傷が付いてしまうためおすすめできません。

スノーブラシおすすめ人気12選と車に傷がつかない使い方|スクレーパー付きがおすすめ

駐車場の積雪・凍結対策には凍結防止剤

駐車場に雪が積もる、凍結するのを防ぐためには、凍結防止剤を撒きます。車のサビやコンクリートの腐食の原因になる塩化ナトリウム系の凍結防止剤は避け、塩化マグネシウム、炭酸カルシウム、酢酸カルシウム系を選ぶと安心です。

駐車場にすでに雪が積もってしまった場合は、凍結防止剤ではなく融雪剤を撒きましょう。

駐車場の融雪剤・凍結防止剤おすすめ人気11選|選び方と効果的な使い方

規制区間を走る場合はタイヤチェーンを用意

まず前提として、チェーン規制が出されるような天候および地域(道路)は、必要時・急用時の走行は避けたほうが安全です。雪が酷い日や道を走ることが分かっているのであれば、走行区間がチェーン規制区間に指定されていないかを確認してから出かけましょう。

規制区間を走る際は、スタッドレスタイヤであってもタイヤチェーンが必須となります。現地でのチェーン装着に自信がない人は、非金属タイヤチェーンを自宅から装着していくと安心です。

吹雪で前が見えないときはフォグランプを活用

ヘッドライトでも前が見えないほどの吹雪の際、ヘッドライトをハイビームにすると雪に光が反射して余計に見えにくくなってしまいます。

フロントフォグランプ、またはロービームとフロントフォグランプで足元を照らし、速度に注意して走行しましょう。

猛吹雪で車間距離が取りにくい場合は、リアフォグランプも点灯させましょう。

車用のしめ縄・正月飾りは1月15日くらいまで

家内安全や無病息災の願いが込められ、古くは船舶などにも付けられていたしめ縄や正月飾り。12月13日ごろから付け始め、翌年の1月15日までには外すのが慣例です。

車専用の商品は少ないため、家庭用で小さいものを 車のサイズや取り付け場所に合わせて購入・取り付けするのもおすすめです。

ウインタースポーツに出かける際は万全を期して

スキーやスノーボードに出かける際は、車内が濡れないようスキーキャリアなどを使うと安心です。また、スキー場までの道がチェーン規制の対象となっていないかも確認し、タイヤチェーンの用意も万全に。非金属チェーンであれば、乾いた道路でも走行できます。

レジャーで年に1〜2回しか本格的な雪道を走らないという人は、スタッドレスタイヤのレンタルサービスもおすすめです。

スタッドレスタイヤはレンタルでお得に!おすすめサービスやメリット・デメリット、選び方

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冬季に揃えておきたいカー用品は?

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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