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スタッドレスタイヤの履きつぶしは絶対NG!冬タイヤの交換時期と保管方法

スタッドレスタイヤへの交換時期や、寿命の判断基準、点検方法について解説します。一般的には3~5シーズン程と言われているスタッドレスタイヤの寿命ですが、使用頻度に関わらず劣化は進んでいます。タイヤ交換する前に点検しておきましょう。

スタッドレスタイヤ→夏タイヤの交換時期は?

雪道を走る車

スタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換時期は、3月下旬~4月上旬が一般的のようです。

夏タイヤの性能は気温7℃以上から発揮できると言われており、外気温が7℃を下回らなくなったら交換の目安です。北日本や山間部は、道路の残雪状況や天気予報を参考にしてください。

また、スタッドレスタイヤの寿命は製造年月日から3~5年といわれています。タイヤは主成分であるゴムにさまざまな添加物を配合させて、強度や柔らかさを調整して造られています。そのため、経年とともに成分が変質劣化すると、性能が落ちていく特性があります。

特にスタッドレスタイヤは、トレッド面の柔らかさが氷上性能に直結するため、コンディションを維持するには使用しない期間の保管方法が重要になります。夏タイヤに交換する際、タイヤの寿命もチェックしておきましょう。

スタッドレスタイヤの履きつぶしはNG!

毎年のように履き替えを行う夏タイヤと冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)。夏タイヤでの雪道走行の危険性はよく知られていますが、同様にスタッドレスタイヤを履きつぶす(=オールシーズン履き続ける)ことも大変危険です。

スタッドレスタイヤは雪道を滑らずに走行するために、夏タイヤよりもゴムが柔らかいという特徴があります。そのため、乾いた路面では制動距離が長くなり、ブレーキの効きが鈍くなってしまいます。

さらに、スタッドレスタイヤの溝は水が溜まりやすいため、雨天時にスリップする危険性がアップするのです。また、スタッドレスタイヤでの走行は車の燃費の悪化にもつながります。

もちろん、「溝が減ってスタッドレスとしては使えなくなったから夏タイヤとして使用する」というのもNG!安全な走行のために、季節に応じたタイヤを履きましょう。

スタッドレスタイヤ VSノーマルタイヤ ブレーキテスト

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの比較実験の動画です。ブレーキングのみのテストですが、夏のスタッドレスタイヤ装着の危険性もわかりますので、ぜひチェックしてみてください。

スタッドレスタイヤへの交換時期や、寿命の判断基準、点検方法について解説します。一般的には3~5シーズン程と言われているスタッドレスタイヤの寿命ですが、使用頻度に関わらず劣化は進んでいます。タイヤ交換する前に点検しておきましょう。

スタッドレスタイヤ 寿命の判断基準3つ

©Jne Valokuvaus /stock.adobe.com

サマータイヤよりも柔らかいゴムでてきているスタッドレスタイヤは、より摩耗しやすい傾向にあります。

摩耗して残り溝が浅くなったスタッドレスタイヤは、雪や水をトレッドから排出できなくなり、車の運動性能を極端に低下させます。

また、 経年劣化によってスタッドレスタイヤのゴムが硬化すると、アイスバーンでのグリップ性能が格段に低下して非常に危険です。

使用条件によっても異なりますがスタッドレスタイヤの寿命は、一般的には3~5シーズン程だと言われています。しかしあくまで交換時期の目安なので、こまめな点検を欠かさないことが重要です。

スタッドレスタイヤの寿命の判断基準は、以下3つです。

  • タイヤは溝(スリップサイン)とプラットフォームをチェック!
  • スタッドレスタイヤの製造年週をチェック!
  • スタッドレスタイヤの寿命はゴムの劣化に注意!

基本的には通常のタイヤと判断基準は同じです。気をつけたいのはスタッドレスタイヤ特有のプラットフォーム。残り溝を見るときは注意しましょう。

タイヤの交換時期・寿命の判断基準について詳しくは、以下記事をご覧ください。

スタッドレスタイヤを保管する前にやっておくこと

タイヤ状態のチェック

保管する前に、外したスタッドレスタイヤが来シーズンも使えるかを確認しておきましょう。溝は残っているか、変磨耗は起こしていないか、サイプの欠けやサイドウォールにヒビは入っていないか、釘やボルトが刺さっていないかなどを丁寧に確認しましょう。

汚れを落とす

走行後のスタッドレスタイヤについた汚れには、油分やその他の不純物を含み、これらがタイヤの変質につながってしまいます。保管前にタイヤの汚れをしっかりと落とすことで劣化を防ぐことができます。タイヤワックスも劣化の原因となる油ですので、タイヤワックスもしっかりと水で洗い落としましょう。

きちんと乾燥させる

洗ったタイヤに残った水分も劣化につながります。タイヤに付着した水分はゴムの変質と内部ワイヤーの錆の原因となり、タイヤ強度を低下させてしまいます。洗ったタイヤは直射日光の当たらない日陰で乾燥させて保管するのがベストです。

ビニールをかける

保管中にホコリや汚れが付着しないようにビニールで覆っておくことも重要です。タイヤのゴムに配合された油分が経年によって揮発することも劣化の原因に繋がるので、タイヤをビニール袋やストレッチフィルムで覆います。なるべく外気に触れさせないことで油分の揮発を最小限にくい止めることができます。

スタッドレスタイヤの最適な保管方法・保管場所

スタッドレスタイヤが並んだ棚

屋内保管は風通しのよい冷暗所へ

スタッドレスタイヤの保管場所は、 紫外線と熱が避けられる風通しのよい冷暗所が最適です。

とはいえ、屋外で使用されることを前提に造られるタイヤなので、絵画を保管するような厳重な管理は必要ありません。雨風をしのげて、太陽の光にさらされない場所で十分です。車庫や倉庫内の直射日光が当たらない場所、もしくは生活室内が最適といえます。

また、空気中の酸素も樹脂を酸化させてしまうため、わずかではありますがタイヤ劣化の原因になります。 保存状態を最良にしたい場合は、タイヤを真空パックする製品を利用しましょう、

屋外保管するときの注意点

屋内に保管場所が確保できない場合は、 直射日光や紫外線が当たらないよう、カバーやケースなどでタイヤを覆いましょう。 特に紫外線は樹脂に対する攻撃性が強く、プラスチック製品をほんの数ヶ月ほど屋外に放置するだけでボロボロにしてしまいます。

野ざらしだったり一階のベランダでの保管したりする場合、盗難に注意する必要があります。

スタッドレスタイヤ保管時の空気圧

タイヤの空気圧測定器

空気圧で膨張するタイヤのストレスを弱めるという意味でも、スタッドレスタイヤの保管の際はタイヤ内の空気をある程度抜いておくのがベターです。タイヤ形状を保っておける最低減の空気圧にしておきましょう。指定空気圧が220kPaの場合は150kPa程度まで空気を抜くのが良いでしょう。

また、タイヤに窒素ガスを充填することで、音振や燃費改善だけでなく、タイヤを長持ちさせる効果もあります。

スタッドレスタイヤ保管時の置き方

積み重なったタイヤ
©shutterstock.com / Dmitry Kalinovsky

スタッドレスタイヤのゴムは柔らかいため変形しやすく、その状態で長期間放置すると、元に戻らなくなってしまう恐れがあります。そのため、保管の際は置き方にも気を配る必要があります。

また、置いたタイヤからは、タイヤの成分が黒く染み出す場合があり、落ちない汚れとなってしまいます。タイヤを置く際は床に直接置かず、厚手の段ボールなどを敷くようにしましょう。

タイヤのみを保管する場合は【縦置き】

タイヤのみを保管する場合は縦置に。ホイールのついていないタイヤを横に積み重ねてしまうと、その重さでタイヤが潰れて変形してしまいます。

ホイールつきのまま保管する場合は【横置き】

ホイールがついたタイヤならば横置きにしましょう。ホイールがついたタイヤを縦置きにするとホイールの重さでトレッド面が潰れてしまいます。

ただしサイドウォールはタイヤの構造上で一番弱い部分であるため、横置きで積み重ね過ぎるとタイヤを痛める原因になります。

最も理想的なのは、ホイールのハブセンターで支持するタイプのタイヤラックを使用し、タイヤに外部からの力を加えないようにする置き方です。

スタッドレスタイヤおすすめ保管グッズ

タイヤのコンディションを保つためのアイデア性に溢れた保管グッズをピックアップしてみました。これらのグッズを活用してスタッドレスタイヤの性能維持を目指しましょう。

タイヤの下に敷くパレット

木製のすのこでは、場所によっては腐食してしまい長期の使用には適しません。プラスチック製のパレットは高い耐候性と耐久性を兼ね備えています。サイズもタイヤにピッタリなサイズです。

タイヤの真空パック

掃除機を使って布団を圧縮するように、タイヤを真空パックできる優れものです。ホコリや湿気からタイヤを守るとともに、酸素もシャットアウトします。適応サイズがあるので、タイヤサイズを確認しましょう。

理想のタイヤラック

ホイールのセンター穴で保持するので、タイヤに負担のかからない理想的なタイヤラックです。構造上不安定なので、移動の際は注意してください。

自宅以外でスタッドレスタイヤを保管するには?

自宅にタイヤの保管スペースが確保できない場合、また良好な保管場所を確保できない場合はレンタルスペースやトランクルームなど、有料の貸倉庫を借りることで保管場所を確保することができます。

貸倉庫には倉庫業法によって運営されるものと、不動産賃貸として契約する2種類に分類され、それぞれで荷物の保管環境や有事の際の所在責任が異なります。利用料金に関しては土地価格なども影響しますので、都市部ほど高く、郊外ほど安くなる傾向にあります。

また、契約時に手数料が発生する場合もありますので、よくご確認の上ご利用ください。

屋外のレンタルスペース

屋外のレンタルスペース

もっとも費用が安く借りられるのが、屋外レンタルスペースです。屋外に設置されたコンテナを不動産賃貸として借り、その中にタイヤを保管します。収納可能容量にもよりますが、月額3,000円あたりから利用できます。

利用者自信が鍵の管理するレンタルスペースであれば、いつでも自由に出し入れできることがメリットです。しかし、直射日光は遮断できるものの、コンテナ内は夏場は高温多湿となり、タイヤにはあまり良い環境とはいえません。とりあえずのタイヤの置き場所を安価で確保したい場合に適したサービスといえます。

トランクルーム

トランクルーム
©torsakarin/stock.adobe.com

倉庫業法に基づいて運営されるトランクルームは、出し入れには業者の立ち会いが必要ですが、盗難や破損に対する保証もあります。さらに、多くのトランクルームは、保管場所内の温湿度が一定に保たれているため、スタッドレスタイヤの劣化を最小限に抑えることができます。

費用はその分高くなり、月額5.000円〜が相場のようです。 屋外レンタルスペースより高額ですが、スタッドレスタイヤの保管場所としては理想的な環境です。

スタッドレスタイヤ保管サービスや料金

スタッドレスタイヤ保管サービスとは?

イエローハットやオートバックス、その他タイヤショップやカーディーラーなど、自社倉庫でスタッドレスタイヤ保管サービスを行っている店舗があります。

スタッドレスタイヤ保管サービスのメリット

スタッドレスタイヤ保管サービスを利用すれば、タイヤのプロが最適な環境でタイヤを保管してくれるので、保管場所、保管方法、コンディションに気を使う必要がなくなります。

また、プロの目でタイヤの状態を確認してもらうことができるので、タイヤの状態や交換時期を自分で管理することなく、安心して車に乗り続けることができます。

さらに、タイヤ交換作業も、その際のタイヤの出し入れも、電話一本の予約で済ませることができ、車で来店するだけでタイヤの取り出し・交換・保管を1箇所で行える手軽さも魅力です。

スタッドレスタイヤ保管サービスの料金

カーショップ毎や、それぞれの店舗で料金体系はまったく違うようです。またサービス内容やタイヤサイズ、また土地価格でも料金は大きく変わってきます。

普通のタイヤでは月額1,000円前後。SUVなどの大型タイヤでは月額1,500円前後が相場のようです。スタッドレスタイヤ預ける期間を8ヶ月として計算すると、おおよそ8,000円〜1万2千円ほどの費用が目安になります。

夏タイヤ→スタッドレスタイヤの交換時期は?

スタッドレスタイヤを装着した車
©shutterstock.com / Jarhe Photography

新品スタッドレスタイヤの場合は、タイヤ表面の油や汚れを取り除くためにも、雪のない道路で200kmほど慣らし走行をするのが理想的です。そのため、新品のスタッドレスタイヤを履くのは、初雪のタイミングから1ヶ月前がおすすめ。気象庁が公開している過去30年のデータから、自分のエリアの初雪時期が予想できます。

上記データを元に、各地のスタッドレスタイヤへの交換時期を以下のように算出しました。

  • 札幌:9月末
  • 東京:12月初め
  • 長野:10月末
  • 大阪:11月末
  • 広島:11月初め
  • 福岡:11月初め

ただし、これはあくまで基準値ですので、初雪が早まる場合もあります。冬季は天気予報に注意し、早めのスタッドレスタイヤへの交換を行いましょう。

スタッドレスタイヤを長持ちさせる秘訣は正しい保管方法&優しい走り

タイヤの整備

交換時期や寿命を長くするためには、 正しい方法でスタッドレスタイヤを保管することが大切です。スタッドレスタイヤは保管期間が長いので、その間の管理の仕方で、その劣化具合が変わってきてしまいます。

直射日光や風雨にさらされる屋外は避け、空気圧を適正値の半分程度に下げて平積みで保管することで、タイヤにかかる負荷を減らすことができます。

また、スタッドレスタイヤでの乾燥路での走り方にも注意が必要です。急ブレーキや急発進をせず、コーナーもゆっくり丁寧に曲がることで、スタッドレスタイヤの摩耗を減らすことができます。

最もスタッドレスタイヤに優しいのは乾燥路を走らないことです。雪道を想定して作られているスタッドレスタイヤで乾燥路を走ると、劣化を早めるばかりか、ブレーキの効きも低下します。夏場にスタッドレスタイヤを装着しての走行は危険です。

昔に比べるとレンタルスペースやタイヤ保管サービスなどの新しいサービスが生まれ、タイヤのコンディションを保つための便利なアイテムもたくさん販売されています。

これらのサービスやアイテムをうまく活用し、スタッドレスタイヤのグリップ性能の「おいしいところ」を長く維持していきましょう。

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
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