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バッテリーの交換方法と寿命・交換時期の見きわめ方

自分でもできるバッテリーの交換方法を7ステップで解説。バッテリーの交換時期の見きわめ方や、よくあるバッテリー上がりの原因と対策を知り、バッテリーを寿命まで適切に使いましょう。

バッテリーの寿命は?交換時期はどうやってわかる?

カーバッテリー

車の使い方によって異なりますが、バッテリーの寿命はおおよそ2~3年といわれています。寿命を迎えたバッテリーは以下のような症状が出始めるので、交換の目安にしましょう。

  • 走行時にヘッドライトが暗くなる
  • パワーウィンドウの開閉が遅い
  • エンジンが掛かりにくい
  • クラクションの音が弱い
  • その他電装品の動作が不調
  • バッテリー液の減りが早い
  • バッテリー本体が膨らんでいる
  • バッテリーの端子付近が粉っぽい
  • バッテリーの天板からバッテリー液が漏れている

まだ新しいバッテリーで上の症状が出た場合は、バッテリー上がりを起こす可能性があるので、早めに充電しましょう。

バッテリーチェッカーで測定もできる

バッテリーの充電状態や残量を測定できる「バッテリーチェッカー」というカー用品も販売されています。バッテリーに繋いでおいて残量をリアルタイムで測定してくれるもの、必要なタイミング測定できるものなど、タイプはさまざま。不安な場合は使用を検討してみましょう。

最新のバッテリーは突然寿命が来る?

近年のバッテリーは性能が向上しているため、劣化していても上記のような症状が出ない可能性があります。そのため、ある日突然エンジンがかからなくなるというケースが増加しているようです。寿命は大体どのバッテリーも2~3年なので、車検ごとに交換するのが安心です。

バッテリーランプが点灯していたら?

点灯したバッテリーランプ

バッテリーの形の警告灯が点灯しているときは、バッテリー本体ではなくオルタネーター(発電機)やそのベルトに異常が考えられます。この場合はバッテリー交換では解決できませんので、すぐにディーラーや修理工場に連絡してください。

バッテリーランプ(充電警告灯)が点灯している場合はこちら

バッテリー交換の方法・手順【自分でもできる7ステップ】

準備するもの

  • 新品バッテリー
  • ゴム手袋
  • レンチ
  • メモリーバックアップ

1.ステーを外す

ステーで固定された状態のバッテリー

バッテリー交換をする前に、必ず車のエンジンを切り、点いている室内灯を消します。

メーカーや車種によってバッテリーの固定方法は異なりますが、多くはバッテリーの中央をステーで固定しています。ステーは六角ナットで固定されている場合が多いため、ナットのサイズにあったレンチ/ソケットレンチを用意してください。外した六角ナットは無くさないように注意してください。

2.メモリーバックアップを接続する

エーモン メモリーバックアップ

バッテリー端子からケーブルを外す前に、メモリーバックアップを取り付けます。

メモリーバックアップとは、バッテリー交換をする間の「バックアップ電源」のことです。車内のメモリー機能のある電子機器は、バッテリーを取り外すとメモリーが消えることがあります。電池交換により、デジタル時計で設定していた目覚まし時間がリセットされるようなイメージです。

まずはバッテリーの+端子(カバーが付いているほう)の電源ケーブル側の金属部分(バッテリーターミナル)にメモリーバックアップのクリップを挟みます。次に-端子(カバーがないほう)のバッテリーターミナルも挟みます。このとき、メモリーバックアップのクリップが、バッテリー端子を外すために回すねじと干渉しないように気をつけます。

3.バッテリーのマイナス端子から外す

バッテリーのマイナス端子を外した状態

バッテリーの-端子(カバーがないほう)から外します。レンチを端子に触れさせないように注意して、ナットを回します。ある程度まで回したら手で回してOK。必ずゴム手袋をはめましょう。ある程度緩んだら完全に外さず、上方向に外します。外しにくいときは左右に動かしながらゆっくり上に持ち上げてください。

同じようにバッテリーの+端子も外します。取り外したプラスケーブル、マイナスケーブルは、それぞれの端子に近づけないようにしておきましょう。

このとき、必ずメモリーバックアップのクリップには触らず、付けたままにします。

4.バッテリーを取り出し、新品のバッテリーを入れる

バッテリーの左右に手を入れて、古いバッテリーを取り出します。同じ場所に新品のバッテリーを入れます。

5.プラス端子から取り付ける

取り付けは+端子(カバーのほう)から行います。元通りにはめたら、ナットを締めます。バッテリー本体の固定はこれからステーで行いますので、ナット自体を固く締める必要はありません。外れなければOKです。

同じようにバッテリーの-端子も取り付けます。

6.メモリーバックアップを取り外す

端子を取り付けたら、メモリーバックアップのクリップを外します。+端子のカバーも付けてしまってOKです。

7.ステーを取り付ける

最初に外したステーを取り付けます。取り付け場所、角度を間違えないように注意してください。ここまでの作業時間は5分~10分ほどでしょう。

動画で確認したい方はこちら

バッテリー交換費用・処分費用はどれくらい?

バッテリー交換の費用・工賃は?

バッテリー交換は、ディーラーや整備工場、ガソリンスタンド、カー用品店などに依頼することもできます。新品のバッテリーを持ち込むのでなければ、バッテリー代+工賃がかかります。

車の種類によってバッテリーの値段および交換工賃は異なりますが、ハイブリッドカーやEV(電気自動車)などは、どちらも高くなります。工賃だけの目安は以下のとおりです。

  • ガソリン車:1,000円前後
  • ハイブリッドカー:3,500円前後
  • EV:1,500円前後

バッテリーの価格は5,000~40,000円ほどまでの開きがあります。純正品であれば20,000円が相場でしょう。

バッテリーはどうやって処分する?費用は?

自分でバッテリーを交換した場合、古いバッテリーの処分が必要です。バッテリーは地方自治体のごみ回収には出せませんので、処分するには以下いずれかの方法・費用が必要になります。

  • ガソリンスタンド:無料~数百円
  • カー用品店:無料~数百円
  • 不用品回収業者:数百円~1,000円前後

店舗で新品バッテリーを購入した場合は、処分費用を無料にしてくれることがほとんどです。不用品回収業者は他の手段よりも割高の傾向がありますが、自宅引取や宅配などが利用できる場合があります。

バッテリー上がりにも要注意!原因と対策は?

バッテリーの寿命をみきわめて適切な時期に交換すれば、バッテリー上がりのリスクは低くなります。しかし、以下の原因でもバッテリー上がりが起こります。よくあるバッテリー上がりの原因と対策を紹介します。

ヘッドライトやハザード、室内灯など灯りの消し忘れ

エンジンが停止した状態で、ヘッドライトやハザードランプ、室内灯を点けたままにしていると、電気を消費するのみで充電されないためバッテリーが上がってしまいます。ヘッドライトなら一晩、室内灯なら40時間ほどが目安です。

対策:特に室内灯の消し忘れに注意する

エンジン止めたときに、ライト類を消し忘れないようにしましょう。とはいえ、最近の車はヘッドライトが自動で消える機能や、スマートキーの普及で半ドア状態にも気づきやすくなっています。特に気づきにくいのは室内灯。いつもはドア開閉連動設定にしているのに、一時的につけっぱなしにした場合などは注意しましょう。

電源を「ACC」か「ON」にして長時間電装品を使ったため

エンジンをかけなくても、電源ポジションを「ACC」か「ON」にすれば電装品を使うことができます。しかしその状態では電気を消費するのみで充電されないため、電装品を長時間つけたまま、「ACC」や「ON」のまま車を長時間放置したりすると、バッテリーが上がってしまいます。

対策:「ACC」や「ON」状態で長時間過ごさない

エンジンを止めたまま「ACC」や「ON」の状態で長時間過ごすのは止めましょう。電装品を使わないのであれば、エンジンを止めたときに電源ポジションが「OFF」になっているか確認しましょう。

3ヶ月以上車のエンジンをかけなかった

全くエンジンをかけない状態で車を放置すると、約3ヶ月でバッテリーが自然放電していまいます。これは、車に搭載されているコンピューターやカーナビの記憶装置や時計装置が、少しずつ電気を消費するからです。

対策:長期間乗らない車はバッテリーターミナルを抜いておく

3ヶ月以上、車に乗らないことが事前にわかっているのであれば、バッテリー端子からバッテリーターミナルを抜いておきましょう。バッテリー交換の手順「3.バッテリーのマイナス端子から外す」の部分を行えばOK。

また、3ヶ月以上エンジンをかけなかった車を使用するときは、バッテリーが上がっているものと思って、ブースターケーブルやジャンプスターターを用意しておくと安心です。

寒さでバッテリーの性能が落ちた

バッテリーの中は「バッテリー液」という希硫酸で満たされていますが、希硫酸は温度が下がると性能が落ちる傾向があります。新品のバッテリーでも、外気温0℃で約80%、-20℃で50%の性能しか発揮できなくなってしまいます。また、古いバッテリーほど寒さにより受ける影響が大きくなります。

対策:マメに除雪する、もしものときはバッテリーにお湯をかける

寒い地域ではバッテリーを冷やさないようにする工夫が必要です。外に駐車している場合はマメに車の除雪をしましょう。もし、冬のレジャーに出かけた際にバッテリーが弱っているようであれば、60℃くらいのお湯をバッテリーにかけてみるのも手です。

この記事の執筆者
MOBY編集部