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ターボ付き軽自動車おすすめ9選!ターボは必要?デメリットなど解説
ターボ車とは
日本の自動車業界で人気ジャンルに定着している「軽自動車」。街を歩いていれば1台は見かけるでしょう。
ターボと聞いて、“パワーアップ”を真っ先に想像する人が多いかもしれませんが、どのような仕組みとなっているのでしょうか。
「タービン」と呼ばれる仕組みが搭載されているエンジン
ターボ車の仕組みで特徴に挙げられるのが、「タービン」と呼ばれる装置を装着している点です。2つのタービンは1本のシャフトで繋がっていて、他方が回転すると一緒に回り出す仕組みです。
2つのタービンが繋がっていることで、排気側のタービンを通過する排気ガスの圧力を活かし、車外から取り込んだ空気を吸気側のタービンを通過する際に圧縮してくれる仕組みです。
NAエンジン車よりパワーを発揮できる
ターボ車のメリットは「NAエンジン車よりパワーを発揮できる」点です。
ターボ車の仕組みで“取り込んだ空気を圧縮する”とありますが、エンジンパワーを引き出すのに貢献します。
空気を圧縮すると通常よりエンジンへ送り込まれる混合気の分量が増えるため、エンジンパワーを増大させると同時に走行性能アップに繋がる流れです。
【補足】ターボ車の寿命は?NAエンジン車より壊れやすい?
取り上げた2つのデメリット以外にも、ターボ車はNAエンジン車に比べて不利に働くかもしれない要素が「寿命」です。
軽自動車であっても、エンジンや車体は乗り続ければ乗り続けるほど、普通乗用車などと同様に劣化します。10年、あるいは総走行距離が10万kmなど一定の条件を超えた車種は、エンジンや車体が故障する現象が現れるでしょう。
しかし、車は、生産された個体によって差があるため、一定の年数や走行距離も前に故障してしまう、あるいは20年や20万kmなどと長い期間乗れてしまうケースもあります。以下のようなポイントを意識するとより長く乗り続けられるかもしれません。
- 急発進や急加速は避ける
- エンジンオイルやオイルフィルターを定期的に交換する
急発進や急加速は避ける
急発進や急加速など、車に負荷がかかる運転は避けるのが安心です。アクセルを踏み込み過ぎてしまうとエンジンの回転数が上がってしまい、吸気部分と排気部分に装着されているタービンにも負荷がかかって故障の原因となるでしょう。
エンジンオイルやオイルフィルターを定期的に交換する
また、ターボ車は「エンジンオイル」や「オイルフィルター」の定期的な交換も大切な要素です。ターボチャージャーを働かせるにも、エンジンオイルが潤滑剤となって働いているため自然と劣化に繋がります。メンテナンスを丁寧に行わないと早期の故障に繋がりかねません。
ターボ車のメリット・デメリット
ターボチャージャーがエンジンに装着されている車は、NAエンジンと比較して高出力となるため、いくつものメリット・デメリットが生まれます。
いったいどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。この項目では、ターボ車のメリット・デメリットをそれぞれの観点で解説しました。
ターボ車のメリット
ターボ車を選ぶメリットに挙げられるのは「急な山坂道でもパワーを発揮して走れる」点です。
軽自動車のエンジン排気量は660cc未満と規定が決まっており、エンジン自体を大型化してパワーアップさせるのが不可となっています。そのため、660cc未満のエンジン排気量で、以下にエンジンパワーを引き出せるかが重要です。
NAエンジンではターボチャージャーのようなタービンによる空気の供給がないため、いくらアクセルを踏み込んでも限界がやってくるため、エンジンの「出力」や「トルク」が伸びにくいのが欠点です。排気量が小さく制限の多い軽自動車では顕著に現れます。
軽自動車の弱点である「エンジンパワー不足」を補って、山坂道での走りを改善できるのが、ターボ車を選ぶメリットとなるでしょう。
【補足】出力・トルクとは
この項目では補足として、エンジンの性能を語る上で欠かせない、「出力」および「トルク」を解説してみました。
- 出力…クルマが加速する時などに必要なパワーを指しており、「最高出力」はその最高値を示している
- トルク…停止しているクルマが発進する時などに必要なパワーを指しており、「最大トルク」はその最大値を示している
出力とトルクでは、トルクのほうが基本的な要素となっており、車が停止した状態から発進するまでにエンジンが発揮する性能を示しています。出力は、トルクに1分間のエンジン回転数をかけ合わせて算出される数値で、力が大きいほど車の速度が早く引き出せるメリットがあります。
ターボ車のデメリット
ターボ車のデメリットとなるのは以下の2点です。これらのデメリットは、ターボ車を購入するなら理解したいポイントとなるでしょう。
- 燃費の低下
- ターボラグの発生
燃費の低下
ターボチャージャーの装着でエンジンの出力やトルクがアップする反面、その分ガソリンの消費量が増加するのが欠点に挙げられます。
当然、ガソリンの消費量が増えるほど燃費効率は悪くなり、ガソリン代が増えて家計面に悪影響を与えてしまうかもしれません。
ターボラグの発生
また、走行面ではターボラグの発生にも目を向けるべきでしょう。アクセルを踏んでからスピードが上がるまでに時間がかかっていたのは、ターボ車の弱点に挙げられています。
近年登場している車種をチェックしてみると、特に普通車では「ツインスクロールターボ」など構造面に工夫が加わり改善が進んでおり、軽自動車ジャンルでも同様にターボラグが生じるのを防ぐために対策が施されているようです。
ターボ車はどんな人に必要?
ターボ車はどのような生活環境・使用条件が課されている人に必要とされるでしょうか。
以下の3つの条件に当てはまる人なら、ターボ車を購入するのはマストと考えてよいかもしれません。
- 山坂道が多い&山奥に住んでいる人
- 高速道路を走行する機械が多い人
- 定員上限の4名まで乗せて車を走らせる機会が多い人
山坂道が多い&山奥に住んでいる人
「山坂道が多い&山奥に住んでいる人」なら、ターボ車を選択するメリットが大きいです。
NAエンジン車と比較して出力とトルクの性能が高く、急な上り坂が待ち構えていてもパワー不足を感じないのが強みとなります。
また、山奥に住んでいる人も、山坂道の多さに加えてエンジンパワーを要する道路が多いため、ターボチャージャーによるパワーアシストがあると走行しやすくなるでしょう。
高速道路を走行する機会が多い人
「高速道路を走行する機会が多い人」も、ターボ車を選ぶべきかもしれません。
一般道と異なり法定速度が引き上げられているため、80km/hや100km/hなど高速域での走行が高速道路で求められます。
また、ICから料金所を経て、本線に入りたい際も「合流車線」を使って車を加速させなければなりません。道路状況によってはNAエンジン仕様であると心もとない局面もあります。
それらの状況でもターボチャージャーが搭載されている車両なら、合流車線から本線まで、高速道路でも性能を引き出して運転しやすくしてくれるでしょう。
定員上限の4名まで乗せて車を走らせる機会が多い人
「定員上限の4名まで乗せて車を走らせる機会が多い人」も、ターボ車を選ぶとよいでしょう。
軽自動車は660cc未満のエンジン排気量で、かつ最大乗車定員は4名と決まっています。普通乗用車より厳しい条件である中、2名や3名、4名と乗る人が増えるごとに車への負担が大きくなり、走行中のパワー不足を感じるでしょう。
そこで、ターボチャージャーのアシストがあれば、NAエンジン車よりも出力・トルクに優れているためパワー不足を解消するのに役立ちます。家族や友人と一緒に軽自動車を使って移動するのであれば、ターボチャージャー付きのグレードを選ぶなど工夫するとよいかもしれません。
新車で買えるターボ付き軽自動車おすすめ9選
この項目では、「新車で買えるターボ付き軽自動車」と銘打って、おすすめのモデルを9つピックアップしました。
近年人気のスペースハイトワゴンやクロスオーバーSUV、2ドアオープンカーなど様々な車種でターボチャージャーが装着されたグレードを用意しています。
おすすめのターボ付き軽自動車は以下の9車です。
- スズキ ハスラー
- スズキ ジムニー
- ダイハツ タフト
- ダイハツ タント
- ダイハツ コペン
- ホンダ N-BOX
- ホンダ N-WGN
- 日産 デイズ
- 三菱 eKクロス
※1 今回取り上げている車種は2023年2月時点で新車生産・販売されている車種です
※2 スベック値はターボチャージャー搭載車のみ対象としています
スズキ ハスラー
トールワゴン系のボディにSUV要素を加えて、新たなジャンル開拓を実現したスズキ「ハスラー」。2014年に初代が登場してヒット作となったのち、2019年から2代目へ進化しています。
2代目ではエンジンの種類を問わずに、マイルドハイブリッドシステムが搭載されているのが特徴。「R06A」型エンジンを搭載したターボチャージャー装着車も対象で、WLTCモード燃費も1リッターあたり20km/Lを達成しています。スズキでラインナップされている軽自動車で複数の車種に使用されているエンジンであり、パワフルかつ信頼性の高さが魅力です。
ハスラーに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。
- HYBRID Xターボ(2WD、4WD)
- HYBRID Gターボ(2WD、4WD)
- J STYLEⅡターボ(2WD、4WD)
車種の詳細情報
- 全長(mm):3,395
- 全幅(mm):1,475
- 全高(mm):1,680
- 車両重量(kg):840~890
- 燃費(WLTCモード、km/L):20.8~22.6
- 最新「ハスラー」中古車情報
-
本日の在庫数 8529台 平均価格 134万円 支払総額 24~299万円
スズキ ジムニー
1970年、当時唯一の4WD軽自動車として誕生したのち、半世紀の歴史をもつスズキ「ジムニー」。
2018年に登場した現行モデルは、専用チューンが施された「R06A」型ターボエンジンにラインナップを統一。どのグレードでも軽自動車規格で設けられた自主規制値の64馬力を実現しています。
ジムニーに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。
- XC(4WD)
- XL(4WD)
- XG(4WD)
車種の詳細情報
- 全長(mm):3,395
- 全幅(mm):1,475
- 全高(mm):1,725
- 車両重量(kg):1,040~1,050
- 燃費(WLTCモード、km/L):14.3~16.6
- 最新「ジムニー」中古車情報
-
本日の在庫数 5557台 平均価格 155万円 支払総額 19~549万円
ダイハツ タフト
ダイハツのクルマづくり「DNGA」(DAIHATSU New Global Architecture)モデル第3弾で誕生したのが「タフト」。
2020年に登場以降、ターボチャージャー装着車が当初よりラインナップされています。DNGAの思想を取り入れた新しいプラットフォーム・高剛性ボディに対応すべく、燃焼効率を向上させて加速性能をアップさせているのが強みです。
タフトに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。
- Gターボ “ダーククロム ベンチャー”(2WD、4WD)
- Gターボ “クロム ベンチャー”(2WD、4WD)
- Gターボ(2WD、4WD)
- Xターボ(2WD、4WD)
車種の詳細情報
- 全長(mm):3,395
- 全幅(mm):1,475
- 全高(mm):1,630
- 車両重量(kg):840~890
- 燃費(WLTCモード、km/L):21.1~21.3
- 最新「タフト」中古車情報
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本日の在庫数 3060台 平均価格 159万円 支払総額 90~399万円
ダイハツ タント
2003年の初代登場以降、スペースハイトワゴン人気の先駆けとなったダイハツ「タント」。
現行モデルは2019年に登場。2022年に大幅なマイナーチェンジを受け、新バージョン“ファンクロス”の登場などで商品力が向上しました。
CVTによるスムーズな加速が可能で、気持ちよさを重視したターボエンジンは、スペースハイトワゴンの弱点となる車両重量のハンデを補います。
タントに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。
- ファンクロスターボ(2WD、4WD)
- カスタムRS(2WD、4WD)
- Xターボ(2WD、4WD)
車種の詳細情報
- 全長(mm):3,395
- 全幅(mm):1,475
- 全高(mm):1,755
- 車両重量(kg):920~980
- 燃費(WLTCモード、km/L):19.6~21.2
- 最新「タント」中古車情報
-
本日の在庫数 15538台 平均価格 108万円 支払総額 4~275万円
ダイハツ コペン
現在市販されている軽自動車で唯一の2ドアオープンカーであるダイハツ「コペン」。2014年に登場した現行モデルは、スポーツカーマニアを含め車好きに親しまれています。
コペンはすべてのグレードでターボチャージャーを搭載。トランスミッションは、5速MT(マニュアル)およびCVTのいずれかより選択可能。
コペンに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。
- Robe
- XPLAY
- Cero
- GR SPORT
車種の詳細情報
- 全長(mm):3,395
- 全幅(mm):1,475
- 全高(mm):1,280
- 車両重量(kg):850~870
- 燃費(WLTCモード、km/L):18.6~19.2
- 最新「コペン」中古車情報
-
本日の在庫数 1437台 平均価格 131万円 支払総額 29~325万円
ホンダ N-BOX
ホンダが生産した軽自動車では早いペースで累計販売台数200万台を達成したモデルが「N-BOX」です。2017年に登場した2代目も、引き続き軽自動車の販売ランキングで上位に君臨しています。
N-BOXも他のライバル車種と同様、ターボチャージャー搭載車を用意。性能を向上させたCVTトランスミッションとの組み合わせで、快適な乗り心地を実現しています。
N-BOXに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。
- Lターボ(2WD、4WD)
- EXターボ(2WD、4WD)
- Custom Lターボ(2WD、4WD)
- Custom EXターボ(2WD、4WD)
車種の詳細情報
- 全長(mm):3,395
- 全幅(mm):1,475
- 全高(mm):1,790~1,815
- 車両重量(kg):920~960
- 燃費(WLTCモード、km/L):19.0~20.2
- 最新「N-BOX」中古車情報
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本日の在庫数 10010台 平均価格 120万円 支払総額 17~418万円
ホンダ N-WGN
トールワゴンタイプの軽自動車であるホンダ「N-WGN」。2019年に登場した現行モデルは、2022年に年次改良を受けて大幅リニューアルがなされました。
ターボチャージャーは最上級グレード「Lターボ」にのみ装着しています。軽自動車の自主規制値64馬力を絞り出すと同時に、マニュアルモード付CVTトランスミッションでスポーツカーの雰囲気を味わえるのが特徴です。
N-WGNに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。
- Lターボ(2WD、4WD)
車種の詳細情報
- 全長(mm):3,395
- 全幅(mm):1,475
- 全高(mm):1,705~1,725
- 車両重量(kg):870~930
- 燃費(WLTCモード、km/L):20.0~21.2
- 最新「N-WGN」中古車情報
-
本日の在庫数 2894台 平均価格 95万円 支払総額 10~205万円
日産 デイズ
日産自動車と三菱自動車の合弁会社「NMKV」により企画された車種である「デイズ」。2019年に登場した2代目モデルでは、日産が中心で企画・開発が進められています。
デイズにもターボチャージャーが装着されたグレードがラインナップされています。“スマートシンプルハイブリッド”と呼ばれる回生用モーターを搭載。ブレーキ操作で発生するエネルギーを再び走行面で活用できて、燃費の向上に役立っています。
デイズに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。
- ハイウェイスターGターボ(2WD、4WD)
- ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション(2WD、4WD)
車種の詳細情報
- 全長(mm):3,395
- 全幅(mm):1,475
- 全高(mm):1,650~1,670
- 車両重量(kg):870~940
- 燃費(WLTCモード、km/L):19.4~21.5
- 最新「デイズ」中古車情報
-
本日の在庫数 7692台 平均価格 101万円 支払総額 10~225万円
三菱 eKクロス
三菱「eKクロス」は、2019年に登場したクロスオーバーSUVチックの軽自動車です。日産自動車と三菱自動車の合弁会社「NMKV」で企画された車種。ノーマルモデル「eKワゴン」の外観に手が加わり、“ダイナミックシールド”のフロントマスクが特徴です。
eKクロスのターボチャージャー装着モデルにはマイルドハイブリッドシステムを採用。エネルギーを回生して再び走行動力として活用できるのが強み。燃費性能の向上にも繋がっています。
eKクロスに用意されているターボチャージャー装着グレードは以下のとおりです。
- T(2WD、4WD)
- T Premium(2WD、4WD)
車種の詳細情報
- 全長(mm):3,395
- 全幅(mm):1,475
- 全高(mm):1,650~1,670
- 車両重量(kg):870~940
- 燃費(WLTCモード、km/L):19.4~21.5
- 最新「eKクロス」中古車情報
-
本日の在庫数 464台 平均価格 143万円 支払総額 57~260万円
ターボ付き軽自動車おすすめ一覧表
この項目では、ターボチャージャーを装着したグレードを用意しているおすすめの軽自動車を、価格帯の情報を追加して一覧表としました。
ぜひ、価格帯でも比較してみて、ターボ付き軽自動車の購入に役立ててみてください。
※ターボチャージャー付きグレードのみ価格を抜き出して作成しています。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...