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ヤリス クロス

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トヨタ新型ヤリスクロスの口コミ評価総まとめ|燃費や装備、車選びの注意点は?

2020年9月に発売が開始された、トヨタ新型ヤリスクロス。発売から1ヶ月が経過し、ネット上にも口コミが散見されるようになった。購入者や試乗者によるリアルな声から、新型ヤリスクロスの評判や評価を解説する。

トヨタ新型ヤリスクロスの評価は?

ヤリスクロス プロトタイプ
ヤリスクロス プロトタイプ

2020年9月、トヨタ新型ヤリスクロスが発売となった。7月末から事前予約がスタートしていたが、9月時点での納期は約3ヶ月待ちと、売れ行きは好調。

コンパクトカー「ヤリス」のクロスオーバーモデルという立ち位置だが、デザインや特徴は大きく異なる。ヤリスと比較する口コミが多かった。

発売から1ヶ月とあって納車済みの購入者の口コミはまだ少ないが、編集部では価格.comやみんカラなどのユーザーレビューを分析。購入者や試乗者によるリアルな声から、新型ヤリスクロスの評判や評価を解説する。

歴代モデルやライバル車と比較しながら、本記事でまとめた口コミ評価も購入時の参考にしてほしい。

新型ヤリスクロスのエクステリアについての口コミ

ヤリスクロス HYBRID G(ブラックマイカ×ベージュ)
ヤリスクロス HYBRID G(ブラックマイカ×ベージュ)

デザインは意外と(?)好かれている

フロントマスクは好き嫌い分かれると思いますが、サイドからのスタイル、バックのデザインはよくある他車種と似ていると思います。

フロントマスクはマカン風、リアはハリアー風。個人的にはかっこいいデザインだと思う

思っていたより小さく感じました。でもデザインは文句なしです。特にリアからの眺めはとても気に入りました。

ボディはグラマラスでハリがある。リアから見ると、フェンダーが大きく張り出しており安定感がありカッコいい。

高速のパーキングエリアでたまたま欧州車の間に駐車しましたが、デザインや存在感などでも地味ながら和の線が際だっていました。

口コミでも「デザインは好き好みが分かれると思う」と言われることが多かった。とはいえ、購入者・試乗者ともに、デザインについて肯定的な声が多かった。

特にリアデザインは真一文字のテールランプとグラマラスなボディラインがかっこいいという意見も。ちなみにフロントデザインは「ウルトラマンフェイス」と呼ばれているらしい。

ただし細かなポイントとして注意したいのが、ヘッドライトのフルLED化だ。最上位グレード「Z」はフル装備だが、「G」以下はオプションまたは非搭載となるので、試乗車などの仕様と自分のオーダーが同じか必ず確認しよう。

ヤリスありきで見ると微妙という声も

ヤリスクロスとヤリス(フロント)
ヘッドライトの形は近いものの、フロントグリルやフォグランプなどはデザインがかなり異なる

もっとヤリスに近い顔を希望します。外観は好みですが、購入決断するのに個人的にはこの顔が唯一の問題となってしまいました。

ヤリスの面影は内装とリアに少し残してますが、フロントライトが独特なのとバンパーデザインがミスマッチかな。

ヤリスクロスとヤリス(リア)
一直線に並ぶテールランプは同じ意匠。ヤリスクロスはフェンダーもブラックアウトしていてアクティブな印象だ

ヤリスクロスはヤリスから派生したモデルだが、デザインは大きく異なる。ヤリスありきで見た目を判断すると、あまり馴染まないかもしれない。

あくまで別々の車として、ヤリスとは切り離して考えてみよう。

ヤリスと同じボディカラーバリエーションがあるとなおよし

ヤリスクロス ボディカラー(モノトーン)
ヤリスクロスのモノトーンカラーは8色。これにツートンカラー7色が加わる。

青白黒金銀とカラー8色からしか選べないのが残念。ヤリスと同じ12色用意して欲しい。派手なマイカやメタリックカラーの方が似合うと思う。

確かに、ヤリスクロスは無難なボディカラーラインナップだ。赤青黄はあるものの、ややトーンを抑えた落ち着いた印象。

コンパクトカーはビビッドカラーもカッコいいので、ヤリスに採用されている「コーラルクリスタルシャイン」「サーモテクトライムグリーン」「シアンメタリック」なども追加されるといいかもしれない。

ヤリス(シアンメタリック)
ヤリス。このボディカラーは「シアンメタリック」。鮮やかな色合いでカッコいい

新型ヤリスクロスのインテリアについての口コミ

ヤリスクロス HYBRID G(内装色:ブラック)
ヤリスクロスのブラック内装(HYBRID G)

内装は安っぽいという口コミもあるが…

ドアレバー(室内側)が安っぽい、メタルタイプが欲しい。シートやドアパネルのマテリアルがもう少し高級感があれば…

ライバル車(CX-3やフィット)と比べると質感は低い

高級感があるとまでは言いませんが、巷で言われているほど安っぽくなく落ち着く雰囲気。後席は狭いですが、乗ってみると見た目よりは広いです。

ややプラスチック系の感じはあるものの、色使いが流行感が良い。インパネも少し高級よりに作られている。

ヤリスクロスの内装については「安っぽい」という意見が多い。しかし、全ての人が否定的というわけでなく「このクラスとこの値段であれば妥当」という見方もある。

ヤリスクロス HYBRID Z(内装色:ダークブラウン)
ヤリスクロスのダークブラウン内装(HYBRID Z)

変に高級感がなくて◎という声も

ヘンに合皮を張ったり木目調パネルなどを使った、中途半端な高級感の演出はかえって貧乏くささが出る。

むしろヤリスクロスの内装はチープシックでセンス良いですね。

不評のシート柄ですが、きっと赤いステッチや高級感のあるフェイクレザーなどをわざと使っていないのでしょう。

CMターゲットにもなっている女性に対して敷居を低くし、「安心してSUVに乗って下さい」という感じが伝わります。

むしろ「変な高級感がなくて好感が持てる」という声もある。

派手なステッチやフェイクレザーは車に乗り慣れない人の日常使いのハードルを上げてしまうので、より多くの人に乗ってもらう&使ってもらうにはヤリスクロスの内装は最適だろう。

運転席の視界は良好

ヤリスクロス HYBRID Z(内装色:ダークブラウン)
HYBRID Z(内装色:ダークブラウン)。ヘッドアップディスプレイは「Z」のオプションだ。

すっきりとして見通しがいい。ディスプレイもはっきりとしていて見やすい。ヘッドアップディスプレイも視覚に自然と入って○。

座席は少し狭い。後部座席が気になるなら試乗を

パワーシートの調整ノブをドアを閉めて操作すると、 ドアの内張に手の甲が当たり痛い。

後席は狭いですが、乗ってみると見た目よりは広いです。妻は十分広いと言っていますが、私としてはもう少し広さが欲しいかな?

車高がある分ヤリスほど圧迫感はなかったが、身長172cmのシートポジションで膝前握りこぶし1個入らなかったので、後部座席は狭い。

後部ドアの開度が今一つで乗り込みがきつい。

ヤリスクロスの車内は狭いという声がある。運転席と助手席を使うのであればじゅうぶんだが、後部座席に大人が長時間乗るのは辛いかもしれない。後部座席にはしっかり座って確認しよう。

ヤリスクロス ラゲージスペース
後席は狭いが、ラゲージスペースはじゅうぶん広いという声もあった。

新型ヤリスクロスの装備についての口コミ

Bセグメントとしてはじゅうぶんな装備

今必要な最新装備がほぼ完備されてます。このBセグメントクラスにこれだけの装備がある車はほとんどありません。

これが250万で買えるとなると、ほかのメーカーは正直厳しいです。

できればアームレストは欲しかった!あと、リアのヘッドレストは小さいものが良かったかな?

電動シートはメモリが無いのであまり意味がない。動きは手動より遅いので不便。

ヤリスクロスには、オーディオや先進安全装備、メーターやスイッチ類など、便利・快適装備も含めて最新のものが搭載されている。Bセグメントとしてはじゅうぶんだろう。

しかし、アームレストや運転席パワーシート機能など、痒いところに手が届いてない部分もあるようだ。

Z専用の18インチタイヤの是非は?

18インチタイヤは不要かも。乗り心地を考えるなら、Bセグ相応の16インチが適正と思われる。

18インチの心配はあったが、想定内。突き上げ感は若干あるが、ボディ剛性に助けられている感。

最上位グレード「Z」は18インチアルミホイールが標準装備となる(「G」でもオプションで選べる)。ヤリスクロスの車格や足回りを考えると、18インチでは突き上げ感がある、乗り心地がイマイチという声もあった。

ヤリスクロス 215/50R18タイヤ&インチアルミホイール
215/50R18タイヤ&インチアルミホイール(Zの標準装備)

走りの項で詳しくまとめるが、ヤリスクロスの足回りはやや固めと感じる人が多いようなので、18インチタイヤの乗り心地が気になる場合は試乗してみよう。(ディーラーの試乗車は最上位グレードが用意されることがほとんどなので、問題はないだろう)

新型ヤリスクロスの走りについての口コミ

ガソリン車

今までアクアに乗っていたのですが、ヤリスクロスは高級感もあるし、車高のせいもあり運転がかなり楽です。

必要十分な加速性能。エンジン音は多少気になったが、剛性がかなりしっかりしているという印象。

路面の凹凸が心地よく伝わってきてフニャフニャ感はなかった。乗り心地はいいと感じた。

シャシーがしっかりしているので、マンホールを踏んでも無難にこなし、ショックは当然ですが一度で収まり、柔らかめなのにしっかりしている良い乗り心地です。

足回りはしっかりしているとのこと。ボディ剛性がしっかりしているようだ。

ヤリスよりも運転視点が高いので、ヤリスクロスの方が運転しやすいと感じる人もいそうだ。運転初心者にもおすすめのSUVといえる。

ハイブリッド車

マイルドハイブリッドではなくしっかりストロングですし、小さなプリウスと思っていれば全くその通り。エンジンとモーターの関わり方に不自然さがほぼありません。

かなりの長距離の下り坂で回生放棄を感じなかったことには感動。バッテリーは小さいはずなのに一般道ではかなり力強くエンジンをフォローしてくれます。

3気筒なのでアクセルを踏み込むとそれなりの音がします。振動もそれなりに来ますが、ヤリスだと思えば、こんなもんでしょう。

ロードノイズもあまり気にならず、走りもスムーズ。 ガソリンは出だしで一瞬もたつきを感じた。

必要にして十分な性能が備わっていると感じました。5時間運転し帰宅した時に、疲労感のなさでその優秀さを実感。

いわゆる「トヨタ流大衆車チューニング」で、誰が乗ってもすぐ違和感無く乗れてしまう”こなれ具合“。

クルマが軽く感じますし、最低地上高もしっかり上がっていて◎

ハイブリッド車も乗り心地については口コミ評価が高い。

アクセルを踏み込んだときのエンジン音に関しては、ガソリン/ハイブリッド共通して、ある程度の音がするようだが、「こんなものだろう」という声であり、マイナス評価ではなかった。

4WD車

ハイブリッドエンジンは、重たくなった4WDでも1人乗車の平坦な街中でフツーに流す分には問題ありません。どっしり感が増し乗り心地も若干アップしてます。

重量があるためか、前後上下に対しても安定感ある乗り心地。後席でも音も静かだったし、突き上げも少なくて乗り心地はいいと思いました。

水溜りにスタックさせてみましたが、本格四駆ほどでは無いにせよ、いざというとき人の手を借りず、泥まみれにもならず抜け出せる性能でした。

ハイブリッドパワートレインを搭載しても、4WD車ならどっしりとしていて安定感があるという評価があった。足回りの固さはハイブリッドE-Fourだと少し解消されるかもしれない。

悪路での四駆性能もなかなかのようだ。本格クロカンとはいえずとも、このクラスのSUVなら及第点といえるだろう。

新型ヤリスクロスの実燃費についての口コミ

燃費については、ガソリン車/ハイブリッド車ともに満足の声ばかりが見られた。

ガソリン

信号の多い街中で坂道も取り入れ約4kmの試乗で19.6km/Lだった。状況を考慮すると十分だと思う。

ガソリン車は、低回転のエンジントルクがそこそこあるので、上手く走ればカタログ値に近い数値も出せそうです。

ガソリン車の口コミ投稿が少なかったので、実燃費情報もじゅうぶんでない。e燃費やみんカラなどの情報も参考にすると、2020年10月5日時点で、ヤリスクロスのガソリン車の実燃費は15~19km/Lほどのようだ。

ハイブリッド

ディスプレイ表示は24.5km/Lで、実際に給油すると20km走って8.0L入りました…25km/Lは走っているので驚き!

妻と往復80kmほどドライブに行ってきましたが、燃費計で25.8km/Lでした。慣れればもっと伸びるのではないでしょうか?

ヤリスほどの燃費は出ませんでしたが、メーター読みですが22.8km/L。

雨が多かったのでエアコン使用する日が多かったものの、 26.6km/Lでした。

ハイブリッド車の実燃費情報はガソリン車よりも多く、2020年10月5日時点で23~26km/Lほど。Twitterでは30km/L近い実燃費を報告しているユーザーもいた。

口コミで人気だったグレードは?

口コミに基づいて付けた順位グレード
1位HYBRID Z
2位G
3位

口コミ投稿者には試乗のみというユーザーもいたので、人気のグレードについての情報は不足している。しかし、2020年10月5日時点で価格.comに投稿されている口コミは「HYBRID Z」が最も多かった。上表はそれに準じている。

ヤリスクロス HYBRID Z(ブラックマイカ×ホワイトパールクリスタルシャイン)
ヤリスクロス HYBRID Z(ブラックマイカ×ホワイトパールクリスタルシャイン)

装備内容からして、ヤリスクロスで検討されやすいのは「Z」または「G」だろう。口コミでは「車体本体価格はお買い得だが、オプションを付けすぎると本末転倒になるかも」という声が多かった。

グレードに関わらずオプションの付けすぎには注意!

オプションをあまり追加しなければ、標準装備を考えるとバーゲンプライス

オプションレスなら281.5万円。ただ、2トーン7.7万、ルーフレール3.3万、パノラマビュー7.7万、ヘッドアップディスプレイ、アダプティブハイビーム9.9万、これにマット諸々350万オーバー!ここまでいくと高すぎる!

乗り出し300万以上出すなら、ワンクラス上のライバルを値引き購入した方が賢いでしょう。

ハイブリッドでも総額300万くらいに収めること。それさえ気をつければ、このクルマは価格も安めで、文句なくオススメのコンパクトSUVです。

最上位グレード「Z」のハイブリッドモデルで258万円。「Z」と「G」の差額は19万円なので、ライトのフルLED化や18インチアルミホイールを望むなら「Z」を選ぶのが英断だ。

最低限のオプションとしておすすめなのは、リアの予防安全を高められるブラインドスポットモニター+リアクロストラフィックオートブレーキ(49,500円)。

オプションを検討する場合は、総支払額金額300万円以内に抑えることを目安にしてみるといいかもしれない。

おすすめオプションを含む参考価格

グレード名車体本体価格オプション価格参考合計額
Z ハイブリッド2,584,000円49,500円2,633,500円~
Z ガソリン2,210,000円49,500円2,259,500円~
G ハイブリッド2,394,000円49,500円2,443,500円~
G ガソリン2,020,000円49,500円2,069,500円~

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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