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【トヨタ ランドクルーザー60】中古車やカスタムとディーゼルの実燃費や試乗評価など
目次
トヨタ ランドクルーザー 60とは
トヨタ ランドクルーザー60は、1980年から1990年まで製造・販売されていたクロスカントリー車です。北米市場を意識した55型の後継車種として、従来色濃く残っていた業務用車のイメージを払拭し乗用車に匹敵する快適性を追求するために、40系の路線から独立しました。
60系は仕様変更が多く、1983年と1989年を除き毎年エンジンの追加・変更・廃止やデザイン変更が行われました。1990年1月に生産が終了し同時に次代の80系へと切り替えられましたが、切り替え前の駆け込み需要で、最後まで生産が追いつかなくなる程の人気モデルでした。
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トヨタ ランドクルーザー 60の搭載エンジン
ランクル60に搭載されるエンジンはガソリンとディーゼルの2タイプに大別できます。
発売当初からラインナップされたのは、
・4.2L6気筒の2F型ガソリンエンジン
・4.0L6気筒の2H型ディーゼルエンジン
・3.4L4気筒の3B型ディーゼルエンジン
の3種類です。
その後の変更点(ガソリンエンジン)
70系が発売された1984年にガソリンエンジンが4.0Lの3F型に変更されました。1988年に追加された、70系ワゴンに続く乗用車登録モデル「ワゴン4000VX」には、3F型を電子制御化した3F-E型が搭載されました。
その後の変更点(ディーゼルエンジン)
1985年に最上級グレード「VX」に限り2H型をディーゼルターボ仕様にした12H-T型が搭載されました。翌年の1986年には3B型エンジンが廃止され2H型と12H-T型のみのラインナップとなりました。
VXディーゼルターボ 1987年式
トヨタ ランドクルーザー 60 エクステリアデザインの変化
細かな仕様変更を重ねている60系ですが、1987年のマイナーチェンジモデルの「ランドクルーザー60」では見た目に大きな変化がありました。主な変更点にヘッドランプの丸目2灯から角目4灯への変化が挙げられ、この変更を機に前期型は丸目、後期型は角目と区別されるようになりました。
昭和らしさのある丸目と、如何にもクロカンらしい角目の違いが、幅広いオーナーから愛される理由です。また、当時開発が進んでいた80系への移行をスムーズにするため、ワイドタイヤ仕様のVXには、オーバーフェンダーが採用されました。
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トヨタ ランドクルーザー 60のボディサイズ
ランクルは60系から北米市場に向けて設計されているので、日本向けの従来モデルよりもレジャー用途に大きめのボディスペックとなっています。車両重量も2.0t超えと当時の水準からいえばかなり重めですが、これはこれはラダーフレームを採用していることが一つの要因でしょう。
ランクルは1954年の誕生以来、全てのモデルにおいてラダーフレームを採用し続けています。グレードによってわずかに差はありますが、スペックは以下のようになっています。ちなみに乗車定員が8人なのは、ワゴンVXのみです。
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
4,675-4,750 | 1,800-1,880 | 1,805-1,945 |
ホイールベース | 車両重量 | 乗車定員 |
2,730 | 2,040 | 5-8 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
トヨタ ランドクルーザー 60の中古車価格
ランクル60の中古車価格帯は、80万~400万が相場ですが平均して200万円台のものが多い印象です。30年以上前の車なので、走行距離による価格差はほとんどありません。
ボディ状態や搭載エンジンによって若干価格が上下し、特に丸目タイプは多くの個体が200万円を超えます。