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【BMWのSUV】新車11車種一覧比較&口コミ評価|2020年最新版
BMWのSUVは現在全11車種。これをクラス順に掲載しました。クルマ選び、比較検討にご活用ください。
X1

新車価格:438万~650万円
画像は、xDrive18d
概要
BMW X1は、同社SUVシリーズのエントリークラス。ミニバン車種とプラットフォームを共有し、駆動方式は室内空間の拡充を優先したFFをベースとしています。ディーゼルや4WD仕様も用意され、追加パッケージはドレスアップ強化の×ライン、スポーツチューニングが施されたMスポーツの2種が選択可能です。実用性を重視しながらも、上位のXシリーズに匹敵する外観の迫力や、走りのダイナミクス性能にもこだわられており、都会にも自然にも調和するバランス感覚に優れた1台。
口コミ ・評価
まずはX1の要となるFF駆動に対するユーザーの反応を見ると、FRの走行感覚を知るドライバーからしても違和感はなく、実用性のための合理的な仕様変更ならば問題ないとの冷静な評価が多い印象でした。取り回しについては、全幅が1,800mmを超えるため、市街地を運転しやすいとは必ずしも言えないようです。Mスポーツを除けば走行性能は無難な仕上がりとのことですが、内外装のBMW感に満足する声は多く、エントリークラスとしての役割はまっとうしている感触です。
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X2
※2020年6月7日更新

新車価格:448万~697万円
画像は、sDrive18i M Sport X
概要
BMW X2は、X1と同様のFFプラットフォームをベースに、偶数シリーズ特有のクーペ風スタイリングが与えられたコンパクトSUV。デザインの影響からX1より全方位でサイズが小さくなり、とくに全高は都市部に多い立体駐車場に収容できる1,550mm以下に抑えられています。若年層の新規ユーザーを獲得するため、史上初となるデザイン手法が随所に取り入れられる一方、M系のスポーツ仕様は古くからのファンにも支持されるハードなセッティングが特徴です。
口コミ ・評価
X2のユーザー評価が集まったのは、主に走行性能や取り回し性能の2点でした。乗り味は非常にシャープで、ドライバーズカーとしての仕上がりが優れていると同時に、Xシリーズ最小のボディは市街地で非常に扱いやすいとのこと。同乗者から見ても、後席の居住性は十分に確保されており、4人乗車を苦にすることはないようです。また、無駄なトルクを前輪から絶妙に振り分ける4WD制御によって、あらゆる場面で常に自然なトラクションを感じられるという感想が多く見られました。
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X3

新車価格:671万~896万円
画像は、xDrive20i
概要
BMW X3は、同社3シリーズのプラットフォームを共有し開発されたミドルサイズSUV。現行型は彫刻のようなダイナミックな意匠とワイド&ローのプロポーションがスポーティな印象を強めています。X3からは縦置きFR駆動がベースとなり、性格は実用性重視から若干スポーツ寄りにシフト。M社製パフォーマンスモデルもX3以降から設定されます。BMWが最大のセールスポイントと謳う運転支援システム「ドライブアシストプラス」は、パフォーマンス制御から路面追従まで幅広くこなします。
口コミ ・評価
X3のレビューを見ると、SUVとしての実用性や快適性はもちろん、走行性能に対する評価がかなり多い印象です。例えば、コーナリングでの回頭性や背の高さをものともしないロール剛性など、スポーツカーと同じ評価観点が与えられていました。ディーゼル車に焦点を絞ると、その驚くべき静粛性や十分な低速トルクが高く評価されています。ほかにも、各種運転支援システムやヘッドアップディスプレイの見やすさなど、ドライバーの負担を軽減するための先進機能が長距離運転に効果大とのこと。
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X3 M

新車価格:1,292万~1,394万円
画像は、標準仕様
概要
BMW X3 Mは、X3のシルエットをそのままに、主に動力性能をスポーツカーレベルまで引き上げた派生モデルです。BMW M社が専用に開発したS58と呼ばれる直列6気筒エンジンが搭載され、最大出力は480PS(コンペティション仕様は510PS)。BMWの直6ユニットとしては過去最高の出力を発揮します。サーキット走行を前提に開発されているとのことですが、M3セダンと比較するとより実用性の高いドライバーズカーと言えるでしょう。
口コミ ・評価
X3 Mの試乗インプレッションを見ると、やはりS58エンジンの高い性能が頻繁に言及されています。回転域に限定されない意のままのスロットルコントロールを得意とするエンジンのようで、高いグリップ力やステアリングレスポンスと組み合わさり、非常に質の高いドライブフィールが得られるとのこと。半ば当然ながら、硬めの足回りセッティングは荒れた路面と相性が悪く、走破性の観点でSUVらしさを期待すべきではないようです。
X4
※2020年6月6日更新

新車価格:783万~999万円
画像は、M40i
概要
BMW X4は、X3をベースに滑らかなクーペスタイルを与えたミドルコンパクトSUV。X3と似たダイナミックなフロントに対し、リアはエレガントな曲線で締めくくられ、全体に低重心かつ重厚な印象を与えるデザインが特徴です。2020年6月に日本仕様のエンジンラインナップにもディーゼルモデルが追加されました。車をツールというよりも、ファッションとして捉えるユーザーに向けられたモデルです。
口コミ ・評価
X4の評価ポイントは、低重心で安定した乗り味とSUVらしい見切りの良さを両立している点や、加速に伴うエンジンサウンドの爽快感などが挙げられます。一方で、リアの流麗なスタイルの代償から、ウィンドウの面積が小さく後方視界に若干の問題があるとの声もありました。また、実際に運転してみると全幅1,900mm超えのワイドボディを市街地に扱うには、そこそこの気づかいが必要とのことです。
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X4 M

新車価格:1,324万~1,426万円
画像は、標準仕様
概要
BMW X4 Mは、X4をベースにM社製チューニングが施されたパフォーマンスモデル。X3 Mと同じS58エンジンを搭載し、パワーを底上げしたコンペティション仕様の設定もあります。ベースのX4とX3は兄弟関係にあるため、ハード・ソフトの基本構成や動力性能は2車ともほぼ同様です。X4 M独自のポイントは、X3 Mより30万円弱高い価格設定や流麗なクーペスタイリング。よりスポーティで洗練された雰囲気を味わいたいならX4 Mを選択すべきでしょう。
口コミ ・評価
X4 Mのドライブフィールは理屈上X3 Mと似通ったものになり、反応がよく正確なドライバビリティの高さと、荒い路面での乗り心地の悪さなどの評価は実際に一致しています。S58エンジンのスムーズな性格については、人によってはスピード感やスリルに欠けると感じるようです。ただ、排気音の音色を変えるサウンドコントロールによって、パワーを開放していく感覚は十分に得られるとのこと。
X5

新車価格:938万~1,354万円
画像は、xDrive35d
概要
BMW X5は、同社が掲げる概念「SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)」とともに生まれたXシリーズの元祖。ポジションはアッパーミドルクラスに該当し、新車車両価格はグレード平均で1,000万円以上の大台に乗ります。ディーゼルはもちろん、PHEVモデルからV8エンジン搭載のパフォーマンスモデルまでラインナップを幅広く展開。ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能や高精度なAI音声会話システムが搭載され、走破性と実用性以上にその先進性がアピールされます。
口コミ ・評価
X5のユーザーは、SUVらしさとラグジュアリー感が同居する秀逸なデザイン、安定感とワクワク感を両立する走りのフィーリング、最先端のコネクト機能や運転支援システムの利便性を満足している点として挙げていました。ドライブモードによっては高級セダンのような上質な乗り心地にも変化し、同乗者の受けも良いようです。総合的には経済性や乗降性、取り回し性を犠牲にできるなら文句なしといった感触。レーンキープや追従機能は時折誤作動を起こすことがあるようで、その点は了承しておく必要があります。
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X5 M

新車価格:1,713万円
画像は、標準仕様
概要
BMW X5 MはX5をベースにM製の高性能チューニングを加えたモデル。4.4LのV8ツインターボを搭載し、最大で575PSを発生します。過酷なサーキットでの走行も可能にする冷却システムを採用し、M社がカスタムした4WDシステムは高速走行時の駆動力や安定性をサポート。あらゆる技術が思い切り踏んでくれと言わんばかりです。現在のベースは先代となる3代目X5ですが、2020年春以降に最新型にアップデートされる見通しです。
口コミ ・評価
X5 Mは、見た目の重量感を軽く吹き飛ばす刺激的なスポーツ性能で評価を総ざらいしていました。X3 MとX4 Mが搭載するシルキーな直6ユニットとは異なり、X5 MのV8ユニットは、アクセルを踏んだ瞬間から強大なパワーを発揮するレスポンスを特徴とするようです。一方でドライブモードをコンフォートにすれば、平均的なSUVの乗り味を確保しており、グランドツアラーとして利用できる余地もあるとのこと。
X6

新車価格:990万~1,395万円
画像は、xDrive35d
概要
BMW X6は、X5ベースのクーペスタイル版。偶数シリーズのコンセプト「SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)」の先駆でもあります。彫刻の塊のような巨艦にキドニーグリルのライトアップ機能を構え、夜間でも圧倒的な存在感です。内装は座り心地が柔らかい「ヴァーネスカレザー」を標準装備とし、上質なキャビンに仕立てに。ガソリンエンジンにこだわるX4とは異なり、重厚なボディを引っ張るためのディーゼルターボ車も設定されています。
口コミ ・評価
価格の高さと実用性を天秤にかけると購入ジャッジが難しい個性的なX6。現行モデルのレビューはまだ充実していませんが、X6を選ぶオーナーは憧れやロマンを原動力にしている節があり、おおむね所有欲を満たす点では非常に高い評価が与えられています。運転した際のインプレッションを見ても、走り出しや細かいワインディングが苦手な点を除けば、安定していてパワフルな走行感覚が好評です。
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X6 M

新車価格:1,740万円
画像は、標準仕様
概要
X6 Mは、X6をベースにしたパフォーマンスモデル。事実上クーペスタイルのプレミアムSUVとして頂点に君臨します。X5 Mと共有部分が多く、4.4LのV8ユニットや挙動をコントロールする各種技術は同一内容です。ポルシェ カイエンやメルセデスAMGの競合車種と比べても、加速性能は上位陣に入ります。経済的に相当な余裕のある層でなければ、ここまで大きく速く、そして豪華絢爛なSUVは手に余ること間違いありません。
口コミ ・評価
X6 Mの評価は、X6が本来もつ威圧感と、高速走行時の圧倒的な性能の高さに集約されています。また、数少ないオーナーによるレビューを見ると、日本国内で他のX6 Mを見たことがないというほど希少性が高いようです。高速道路を走行するだけでも、SUV離れした強大なパワーと安定した挙動を感じることができ、本格的なワインディングやサーキットを攻めたい気持ちを駆り立てるとのこと。
X7

新車価格:1,099万~1,595万円
画像は、xDrive35d
概要
BMW X7は、XシリーズのフラッグシップにあたるフルサイズSUV。最上級のサイズと整合性がとれたデザインの美しさでSAVの頂点を飾ります。X5の非常用3列目を除くとBMW初の3列シート車でもあり、室内空間の広さや積載能力も最上級。Mモデル以外はすべてディーゼル車で、最大で620Nmの巨大なトルクを誇ります。最新世代の先進安全機能は全車に標準装備され、規格外の巨艦もインテリジェントにサポート。
口コミ ・評価
X7の試乗レビュアーは、総じてボディの大きさに最初は怯みつつも、余裕たっぷりの室内や確かな足ごたえに舌を巻く様子を見せていました。取り回しに不安が生じる場面では、同じ軌跡を自動で後退可能なリバースアシストや、周囲を見渡せるパーキングアシストなどの運転支援システムが大きな安心感を与えてくれるようです。ドライバー以外も内装の質感や安定した乗り心地に満足しており、人を乗せても荷物を載せても隙のない、頂点にふさわしいモデルだと総括できます。
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- この記事の執筆者
- 長岡 慎太郎