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2021年最も売れた日本車は?ボディタイプ別の販売台数ランキング
2021年1月~10月までの新車販売台数から、2021年最も売れた車をカテゴリ、ボディタイプごとに紹介します。[数値参考:自販連、全軽自協]
最初にネタバレをしますと最も売れた登録車はトヨタ ヤリスなのですが、これはヤリス、ヤリスクロス、GRヤリスを合わせた合計台数による結果。その点を考慮しつつ、2021年の人気車を振り返ってみましょう。
目次
2021年最も売れたSUVは?
【1位】トヨタ ハリアー(67,230台)
車名だけで言うなら2021年最も売れたSUVは「ヤリスシリーズ」の「ヤリスクロス」となりますが、ヤリスクロス単体でどれだけ売れたかわからないため、純粋車名の1位であるハリアーを紹介します。
2020年最も売れたSUVの座に輝いたハリアーでしたが、なんと2021年10月までの販売台数は昨年より約2万台以上。モデルチェンジから1年以上が経過しましたが、未だに人気は衰えません。
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本日の在庫数 3229台 平均価格 300万円 支払総額 58~591万円
【2位】トヨタ RAV4(42,886台)
ハリアーの兄弟車のRAV4。昨年よりやや台数は落ち込みましたが、引き続き人気の高いモデルです。
シティユース向けのハリアーに対し、本格オフロードSUVとしてのキャラクターが強いうえ、PHVもラインナップしているため、うまくユーザーニーズを捉えているのでしょう。
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本日の在庫数 2676台 平均価格 326万円 支払総額 79~588万円
2021年最も売れたコンパクトSUVは?
【1位】トヨタ ヤリスクロス(シリーズ累計 184,080台)
昨年から売れに売れているヤリスシリーズ。シリーズ全体では18万台以上、コンパクトSUVのヤリスクロスも引き続き人気が高いモデルです。
トヨタは2021年、カローラファミリーにSUVの「カローラクロス」を仲間入りさせたため、カローラファミリー全体の販売台数の底上げにも繋がるでしょう。
※自販連のブランド別新車ランキングでは「ヤリス/GRヤリス」と「ヤリスクロス」を同一車名としてカウントしています
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本日の在庫数 2477台 平均価格 263万円 支払総額 177~369万円
【2位】トヨタ ライズ(68,570台)
昨年に引き続きこちらも好調なライズ。ヤリスの影に隠れていますが、昨年は10万台以上、今年も7万台近く売れています。
リッターカーならではの燃費のよさや価格の低さも人気のひとつでしたが、11月にラインナップに追加されたハイブリッドモデルにより、さらにユーザーを拡大するのではないでしょうか?
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本日の在庫数 3916台 平均価格 222万円 支払総額 127~320万円
【3位】ホンダ ヴェゼル(42,812台)
4月に初のフルモデルチェンジを行ったヴェゼル。そのおかげか、昨年よりも販売台数を伸ばしています。
国内モデルはガソリンとハイブリッドによる展開ですが、中国で「ヴェゼルEV」がリークされています。さらにホンダは、ヴェゼルよりも一回り小さいコンパクトSUVのコンセプトカーを発表。現在SUV販売王座に君臨するトヨタを、確実に射程に捉えています。
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本日の在庫数 5669台 平均価格 233万円 支払総額 77~405万円
【4位】日産 キックス(31,355台)
昨年6月に日本発売を開始したため、2020年の販売台数はあまり伸びなかったキックス。しかし今ではすっかり日産のSUVの顔として定着してきました。
ライバルSUVと比べて、グレードが少ない、車両価格が高めなどのハンデがあるにも関わらず、全車e-POWER搭載の軽快かつパワフルな走りは、ユーザーにとっても魅力的といえます。
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本日の在庫数 1033台 平均価格 243万円 支払総額 166~369万円
2021年最も売れた軽自動車は?
【1位】ホンダ N-BOX(160,019台)
2011年の登場以来、日本で最も売れているホンダ N-BOXシリーズ。現在はN-BOXおよびN-BOXカスタムが販売されています。
同一モデルおよびボディタイプで16万台以上売れている車は、軽自動車、登録車ともにN-BOXを除いてありません。
※全軽自協の新車販売台数ランキングでは「N-BOX」「N-BOXカスタム」を同一車名としてカウントしています
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本日の在庫数 10240台 平均価格 120万円 支払総額 16~1,049万円
【2位】スズキ スペーシア(112,364台)
やはり人気があるのは軽スーパーハイトワゴン。台数は昨年とほぼ同じ、1位のN-BOXと5万台ほど差が開いていますが、ファミリーカーとして引き続き支持を集めるスペーシア。
アクティブな装いの「スペーシア ギア」は、アウトドア好きファミリーにもぴったりです。
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本日の在庫数 4937台 平均価格 116万円 支払総額 10~250万円
【3位】ダイハツ タント(95,440台)
こちらも手堅い軽スーパーハイトワゴン。2019年のフルモデルチェンジを経て、すっかり街中でも見慣れました。
ノーマル仕様はもとより、タントカスタムもほどよいエアロ具合で、広い世代に愛されるデザインが特徴です。
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本日の在庫数 15694台 平均価格 108万円 支払総額 4~275万円
2021年大躍進のルークス&タフト!
昨年と比較して、順位・台数ともに大躍進を遂げたのが、日産 ルークスとダイハツ タフトです。
ヒンジドアのトールワゴンであるデイズに対し、スライドドアのルークスは、デイズよりやや遅れるかたちで昨年2月にフルモデルチェンジしました。
スタンダードな見た目のノーマル仕様のほか、スポーティなデザインの「ハイウェイスター」がラインナップします。どちらも先代の「デイズルークス」よりスタイリッシュな印象になったことも、人気の要因かもしれません。
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本日の在庫数 4181台 平均価格 93万円 支払総額 8~228万円
ダイハツ タフトは、角張ったボディに開放感あるスカイルーフトップが個性的な軽SUVです。軽SUVはハスラーが圧倒的人気を誇っているのですが、昨年6月にデビューしたタフトは順調に売れています。
同一車名で、SUV”風”のグレードを増やすことも多い軽自動車。そんななか、あえてハスラー、ジムニーという2強へ真っ向勝負を挑んだダイハツの作戦は成功だったと言えそうです。
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本日の在庫数 3093台 平均価格 159万円 支払総額 90~399万円
2021年最も売れたミニバンは?
【1位】トヨタ アルファード(84,257台)
「安い車のほうが売れる」という固定概念を覆すのが、ここ数年のアルファード人気。昨年もミニバン1位の座に輝きましたが、さらに今年は昨年より1万台以上も多く売れています。
引き続きフルモデルチェンジへの期待が高まっていますが、先にノアヴォク兄弟がモデルチェンジ。新型アルヴェルは2023年以降の登場を待ちましょう。
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本日の在庫数 5245台 平均価格 417万円 支払総額 43~2,216万円
【2位】ホンダ フリード(59,132台)
高級かつ大型ミニバンのアルファードに対し、コンパクトかつ低燃費がウリのフリード。ユーザーを取り合うことなく、今年も安定した台数が売れています。
5ナンバーサイズながら3列7人乗りがラインナップする便利さは、ファミリー層に人気があります。
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本日の在庫数 3006台 平均価格 176万円 支払総額 17~404万円
【3位】トヨタ ヴォクシー(57,350台)
昨年の3位・セレナの台数がやや落ち込んだため、あまり台数の変わらないヴォクシーがランクアップ。
ノアヴォクエスクァイアの中では、カスタムデザインのヴォクシーが引き続き人気です。
フルモデルチェンジが売れ行きに追い風となるか、2022年も注目したいですね。
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本日の在庫数 6239台 平均価格 263万円 支払総額 17~592万円
2021年最も売れたコンパクトカーは?
【1位】トヨタ ヤリス(シリーズ累計 184,080台)
1位は文句なしでヤリス。昨年のフルモデルチェンジ、車名変更を経て、これまでの「ヴィッツ」のイメージを完全に一新したと言えるでしょう。
デザインやカラーリングで若々しさを強調しつつも、安全装備や運転支援システム、駐車サポート機能なども充実。広い世代に愛されるコンパクトカーの座を手に入れました。
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本日の在庫数 2004台 平均価格 178万円 支払総額 107~328万円
【2位】トヨタ ルーミー(113,283台)
大躍進を遂げたのが、昨年マイナーチェンジしたルーミー。2021年10月時点で10万台を超えている車は、ヤリスとルーミーしかないことからも、他車に圧倒的な差をつけて売れていることがお分かりいただけるかと思います。
マイナーチェンジに伴い、デザインは販売終了となった「タンク」に近いものに変更。先進安全装備「スマートアシスト」の改良で、自転車や夜間の歩行者も検知できるようになりました。
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本日の在庫数 4382台 平均価格 160万円 支払総額 55~312万円
【3位】日産 ノート(73,025台)
従来のノートに加え、今年はプレミアム仕様の「ノートオーラ」がラインナップに加わり、ユーザーの選択肢が広がりました。
3代目ノートはスポーティかつスタイリッシュなデザインのため、ノーマル仕様でも上質さを感じさせますが、ノートオーラは日産の最新EV SUV「アリア」の流れをくむ、アイコニックなコンパクトカーといえます。
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本日の在庫数 6596台 平均価格 129万円 支払総額 14~345万円
【最終集計】2021年最も売れた車は?
長らく日本車の販売台数1位には、ホンダ N-BOXが君臨していました。今年も結果的にはN-BOXの一人勝ちだったのですが、車名だけで言えば「ヤリス」がN-BOXを上回りました。
「ヤリス」「ヤリスクロス」「GRヤリス」の合計台数とはいえ、ヤリスが最も売れた車の座に輝いたことは、注目すべき点でしょう。
軽自動車は引き続き人気が高く、便利なクルマではありますが、コンパクト、SUV、スポーツといった多彩なニーズに応えるメーカーの姿勢も、引き続き求められるといえます。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...