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20代男性におすすめの車9選!20代で乗ってたらかっこいい車はある?
安くてかっこいい普通車とは?
長期にわたる日本の景気低迷で、人々の賃金収入は増えない状況にあります。加えて、近年はジャンルを問わずに新車の本体価格が高騰しており、急にハイスペックな車を一括払いで購入するのは難しいことが実情です。
これらの状況で、どうすれば“安くてかっこいい普通車” を見つけられるでしょうか?
”本格スポーツカー”以外から探してみよう
現状の日本で安くてかっこいい普通車を見つけるなら、”本格派スポーツカー”ではなく”目立たない程度でスペックが高いモデル”を探すことが得策でしょう。
「かっこいい=スポーツカー」で連想してしまうと、ボディサイズが大きく高出力エンジンを搭載した2ドアクーペを想像するかもしれません。こういった車は、中古車でも500万円から1,000万円程度の予算を用意しなければ手に入れるのは難しいでしょう。
高出力エンジンを搭載している4ドアセダンやステーションワゴンがベースのスポーツカーを狙ったとしても、中古車で300万円以上の予算がなければ購入が厳しい状況です。
そこで、あえておまけレベルでスペック値の高めな車種を選ぶとよいのではないでしょうか。
本格派スポーツカーではなく一般でも購入しやすい車種で、上級もしくはスポーティ仕様のグレードに上記のおまけが当てはまりやすいです。
スポーツカーに匹敵する走行性能を持っていたり、エアロパーツが標準装備されていたりするため、お財布事情にも合った車が見つかるかもしれません。
“安くてかっこいい車” が見つかりやすくなる4つのポイント
目立たない程度のスペックである点に付け加えて4つの条件を決めると、より安くてかっこいい車が見つかりやすくなります。
- 予算は諸費用込みで200万円まで
- 中古車なら初回登録から10年以内
- 排気量は1,500cc程度
- ハイオクガソリン仕様ではなくレギュラーガソリン、軽油などを使った車種を選ぶ
予算は、新車・中古車問わず200万円を上限とするとよいでしょう。現状、普通車では割安な部類に入るコンパクトカージャンルでも新車なら200万円前後は用意しなければ難しい状況です。中古車でも、100万円は用意しなければ程度のよい物件を見つけるのは厳しいでしょう。
予算に付随して、年式も気にしたいポイントです。中古車を購入するなら、初回登録から10年以内が適した物件となります。
初回登録から13年以上経過した車は「経年劣化」で故障しやすくなったり、パーツ交換を余儀なくされたりするだけでなく、自動車税に「重課税」が課せられるため注意が欠かせません。特に、走行性能が高めの車となれば、前オーナーの運転方法が粗いなどの外的要因で故障が頻発する物件に当たってしまうかもしれません。
排気量は、自動車税の支払いを加味して上限を1,500cc程度にするとよいでしょう。”普通車”と聞くと、大排気量のエンジンを搭載したセダンやクーペを連想するかもしれませんが、燃費性能が優れているとはいえず、中古車で安く購入できてもランニングコストが高くなってしまう可能性があるため、注意したいポイントです。
また、対応している燃料の種類にも注目しましょう。レギュラーガソリンや軽油のいずれかであれば維持費を抑えるのに役立ちます。現に、ハイオクガソリンとレギュラーガソリンの価格差は1リッターあたり10円前後となっており、1回の給油で数百円単位の差が生じてしまいます。
20代男性へおすすめしたい安くてかっこいい普通車9選
”安くてかっこいい普通車”を見つけるため、上記の解説や定義した条件を満たしている”20代男性へおすすめしたい普通車”を9車種ピックアップしました。
いずれも走行性能やスタイリング、コストパフォーマンスで強みをもった車です。新車で購入できるモデルもあれば、中古車から選ぶ車種もあるため、ひと通りチェックしてから早速ディーラー・販売店へ足を運んでみましょう。
※中古車価格は2022年9月時点、当メディア編集部のリサーチをもとに記載しています。
トヨタ ヴィッツ(RS、G’s etc.)
5ドアのコンパクトハッチバックである「ヴィッツ」。ノーマル仕様では近所への”お買い物車”の印象が否めないかもしれませんが、走りを楽しみたい人向けのグレードも用意されていました。
上級グレード「RS」はノーマル仕様と異なるエクステリアパーツが使用されています。大きく開いたメッシュグリルとフロント・リア各部分のエアロバンパーにより、スポーティな印象をもつ車に変化しています。最高出力110馬力を発揮する1,500ccNA(自然吸気)エンジンを搭載することで、ノーマルのコンパクトカーよりパワーアップしているのも魅力です。
また、モデル後期ではRSよりも上級のスポーツグレード「G’s」「GRスポーツ」もラインナップされています。モータースポーツ活動を展開している「Toyota GAZOO Racing」のテイストが加わり、ボディ強度が高まって乗り心地を改善。専用のサスペンション、パワーステアリングの装着により、ハンドリング性能も高まりました。
現在は中古車市場でのみ入手可能。RSやG’s、GRスポーツに絞って物件をチェックすると、本体価格が40万円から200万円と幅広く、平均で100万円と、格安で購入できるでしょう。
- 最新「ヴィッツ」中古車情報
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本日の在庫数 1986台 平均価格 89万円 支払総額 19~408万円
日産 ノート NISMO
日産でおすすめしたい、安くてかっこいい車の1台が「ノート NISMO」です。
5ドアコンパクトハッチバック「ノート」をベースに、モータースポーツで活躍するブランド「NISMO」のテイストが加わった車となります。今回解説するのは、2012年から2020年まで生産された2代目・E12型がベースです。
バリエーションが豊富で、1,200ccならガソリンエンジン単体もしくは駆動用モーターと発電用エンジンを組み合わせた「e-POWER」と2種類のパワーユニットが通常ラインナップされていました。加えて、専用チューニングが施された1,600ccガソリンエンジンに、5速MTを組み合わせた「NISMO S」も限定でラインナップされていたのも注目です。
「ノート NISMO」のラインナップ共通で、専用のフロントグリルやリアバンパー、ルーフスポイラーを装着し、レーシングカー風のかっこいいデザインとなっています。
中古車価格は、平均で150万円程度となっていますが、まだ年式が新しくて100万円を切る物件もあるため、狙い目の1台でしょう。
- 最新「ノート」中古車情報
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本日の在庫数 6583台 平均価格 130万円 支払総額 14~345万円
日産 マーチ NISMO
2022年で生産終了となってしまった日産のコンパクトカー「マーチ」。ノートと同様、NISMOのテイストが入ったグレードがラインナップされていました。
「マーチ NISMO」の強みは、ノーマル仕様から大きく変化させたスタイリングです。モータースポーツの経験を加えつつ、空気抵抗を減らして走行安定性が高まっていることが特徴です。
また、1,200ccの「NISMO」と1500ccの「NISMO S」の2種類がラインナップされていたのも、「マーチ NISMO」の注目ポイントです。「NISMO S」ではエンジンや足回りパーツ、シート、ブレーキシステムなど走りに携わるパーツが差し替えられていて、スポーツカーに引けをとらない走るための装備が搭載されています。
中古車市場では、50万円から200万円程度と価格帯が幅広いです。2014年式からと年数が経過していない物件もあるため、100万円程度で程度のいい個体が手に入る”穴場物件”でしょう。
- 最新「マーチ」中古車情報
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本日の在庫数 1045台 平均価格 65万円 支払総額 15~278万円
ホンダ フィット RS
「NSX」「シビック タイプR」などのスポーツカーを生み出してきたホンダ。手頃な予算でスポーツカーを楽しみたい人におすすめの1台が「フィット」です。
2014年から2020年まで生産された3代目・GP型フィットに設定されたグレード「RS」は、最高出力132馬力を発揮する1,500㏄直噴ガソリンエンジンを搭載。”i-VTEC”による軽快な加速フィーリングは、ホンダ歴代のスポーツモデルに匹敵する走りを披露します。
2017年の改良モデルでは、前後ダンパーやリアスプリングなど随所のセッティングが見直されたほか、ボディ剛性の強化で良好なハンドリングを獲得。カーブでの走りが楽しくなる1台となっています。
中古車市場をチェックすると、80万円から240万円程度と幅広い価格帯となっていますが、改良前のモデルをチョイスすれば120万円程度の予算で程度のよい物件が手に入るでしょう。
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本日の在庫数 4243台 平均価格 131万円 支払総額 12~298万円
マツダ MAZDA2/デミオ
安くてかっこいい普通車で、数少ない新車購入が可能なモデルが「MAZDA2」です。
元は2014年から販売されていたコンパクトカー「デミオ」がベースとなります。マツダのデザインコンセプト「魂動」による生命力の強いスタイリングで、コンパクトカーとは思わせない勇ましさを感じられるでしょう。
また、「MAZDA2」には、国産メーカーでは珍しいディーゼルエンジンが搭載されているのも特徴です。SKYACTIV-Dの技術が加わったクリーンディーゼルは、低速域からのトルクに優れていて山坂道でも飛び抜けたパワーを発揮します。
中古車市場をチェックすると、「デミオ」であれば2014年から2019年まで生産されたモデルで平均価格が100万円台、「MAZDA2」なら150万円台となります。
- 最新「MAZDA2」中古車情報
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本日の在庫数 918台 平均価格 159万円 支払総額 79~255万円
スズキ スイフトスポーツ(ZC33型)
新車で買える「安くてかっこいい普通車」でおすすめしたい1台がスズキの「スイフトスポーツ」、現行モデルのZC33型です。
「スイフトスポーツ」は、ベースとなるコンパクトカー「スイフト」を徹底して磨き上げた”ホットハッチ”となります。140馬力を絞り出す1400㏄直噴ターボエンジンはワンランク上のパワー感を味わえるほか、1000kgを切る車両重量で運動性能の高さに貢献するなど、走りを楽しめる1台となっています。
中古車価格をチェックすると、新車価格に近い200万円台で販売されている物件もあるため、思い切って新車購入するのもよいでしょう。
- 最新「スイフトスポーツ」中古車情報
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本日の在庫数 1216台 平均価格 174万円 支払総額 35~383万円
スズキ スイフトスポーツ(ZC32型)
行モデル・ZC33型のスイフトスポーツが予算的に厳しいなら、前モデルにあたるZC32型のスイフトスポーツもおすすめです。
ZC33型と比較してボディサイズはほぼ互角ですが、車体重量が100kg程度重くなることが少々ハンデとなるでしょう。しかし、6速MTミッションを用意していたり、1600㏄NAエンジンはターボ付きのZC33型に匹敵する136馬力を発揮するなど、見劣りしない運動性能をもつ1台です。
中古車価格も、100万円以内で購入できる物件が多く出回っているため、よりスポーティな1台を手頃な価格で入手したいなら適した1台でしょう。
ホンダ ヴェゼル(RU系)
近年流行しているSUVジャンルから安くてかっこいい車種を選ぶとなると、ホンダの「ヴェゼル」初代・RU系は注目の1台です。
2013年から2021年までロングセラーとなったヴェゼルは現在のトレンドにつながる「クーペタイプボディ」が特徴。従来のSUVでは、ボディ後方がハッチバックに近い、角のとがった形状をもつモデルが多かったのを、2ドアクーペを思わせるなめらかな曲線を描いたボディデザインとなっています。
1,500ccの小排気量エンジンに当時最新鋭の「SPORT HYBRID i-DCD」を組み合わせたハイブリッド仕様を用意。ワンランク上のモデルにも引けを取らない走行性能を実現したことも、SUVへの注目度が上がる要因となりました。
2代目へモデルチェンジした現在、中古車市場の平均価格は180万円程度となっていますが、中には本体価格で100万円程度の物件も存在しているようです。
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本日の在庫数 5531台 平均価格 233万円 支払総額 77~405万円
トヨタ C-HR
2016年に登場したトヨタ「C-HR」も、SUVジャンルから安くてかっこいい車を選びたいなら今が旬の1台です。
トヨタがもつ”クルマづくり”への理念が込められた「TNGA」(Toyota New Global Architecture)を採用した第2弾モデル。「キーンルック」と呼ばれるテイストが加わったスタイリングは、シャープなフロントマスクからボディ後方の2ドアクーペに通ずるルーフ形状まで個性を前面に打ち出したデザインとなっています。
また、トランスミッションはCVT(無段変速機)のみではなく、1200ccターボチャージャー付ガソリンエンジン搭載車には6速MTも選択可能。スポーツカーを所有していた経験のあるユーザーから受け入れられる要因ともなっているようです。
今回解説している車種では貴重な、新車・中古車いずれも購入ができる貴重な車種となります。新車の本体価格で230万円から350万円程度です。中古車市場での平均価格は210万円程度ですが、100万円台前半の物件も出回りつつあります。少しでも安く購入したいなら1,200ccターボチャージャー付ガソリンエンジン搭載車に絞り、100万円台で程度の良い物件を探すことがおすすめです。
- 最新「C-HR」中古車情報
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本日の在庫数 2637台 平均価格 216万円 支払総額 125~360万円
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- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。