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トヨタ ハイラックス完全情報!おすすめグレードや人気カラー、スペックなどを解説

トヨタ ハイラックスとはどんな車?

トヨタ 8代目ハイラックス X フロント
グレード:X
トヨタ 8代目ハイラックス X リア
グレード:X

ハイラックスは、現行の国産車では唯一のピックアップSUVです。

その歴史は長く、初代は1968年に発売したロングセラーモデルです。一度は国内販売を終了していましたが、2019年に復活しました。

とにかく頑丈で、タフな車体は、かつては消防車などにも採用されていた背景を持っています。

Zの内装
トヨタ 8代目ハイラックス Z インテリア
Zの内装

現行でもそのタフさは受け継がれており、過酷な砂漠を駆け抜けるダカールラリー2021では、最後までトップ争いをし、完走しただけでも称えられるレースで、総合2位を記録しました。かつては商用車として、現在はアウトドアの相棒として、使い勝手の良い大きな荷台をもつ1台です。

GRスポーツも設定!

グレード:Z”GR SPORT”

2021年10月8日はGRスポーツも発売。専用装備を多数装着し、より一層タフなモデルとして設定されています。

おすすめグレード

トヨタ 8代目ハイラックスのスタイリング

トヨタ ハイラックスのグレード構成と車両価格

2021年6月時点で販売されているハイラックスのグレード(特別仕様車を除く)は以下表のとおりです。

グレード車両価格(税込)
Z“GR SPORT”4,312,000円
Z3,882,000円
X3,527,000円

パワートレイン別グレード構成 

ハイラックスのグレードは「X」と「Z」、「Z“GR SPORT”」の3グレードが用意されています。主な違いは安全装備の有無で、パワートレインは同様となっています。

カスタマイズを楽しみたい人はエントリーモデルのXがおすすめ! 

トヨタ 8代目ハイラックス X フロント
グレード:X

2020年に行われたマイナーチェンジ以降、フロントマスクに大きな違いがみられますが、ほとんどの装備が共通化されました。2021年の一部改良によって、プリクラッシュセーフティやレーンディパーチャーアラートなどの安全機能が標準装備され、安全性が高められました。

しかしその分自分で好みのカスタムを施して楽しむことはできます。走行性能などには大きな違いがないため、エントリーモデルを購入してアフターマケットなどで手を加えながら楽しむという選択肢もあるでしょう。

お洒落なピックアップトラックに乗りたい人にはZがおすすめ!

トヨタ 8代目ハイラックス Z フロント
グレード:Z

他の車にはないデザイン性を持っている車、それこそがピックアップトラックです。そしてフロントマスクのメッキ加飾されたフードホールや、LEDランプを使用したヘッドライトは、Zモデルでしか味わうことはできません。

タイヤホイールもアルミモデルを装着しており、セーフティ・ドライビングサポートも設定されています。細かな点では、オートエアコンやパワーウィンドウなどが設定されているのもZモデルのみ。一部改良でエアコンに左右独立温度コントロール機能も追加されました。

積載というイメージから、人を乗車させることのできる車へと視点を広げているといえるかもしれません。

タフなオフロードモデルに乗りたいなら「Z”GR SPORT”」

トヨタ 8代目ハイラックス Z”GR SPORT” フロント
グレード:Z”GR SPORT”

2021年10月8日に追加設定された新しいグレードです。他のグレードと違って内外装の各所にGR専用の装備が施されており、雰囲気がガラッと変わっています。

目立つところではフロントグリルのアルファベットの「TOYOTA」エンブレムや専用ホイールなど。専用オーバーフェンダーの装着によって全幅は1,900mmとなり、迫力あるワイドなスタイリングになっています。

内装もGR専用の赤をアクセントとした専用合成皮革とスエード調スポーツシートを採用し、スポーティなデザインへと変更されています。

また、足回りにも専用サスペンションを採用し、ステアリング応答性が向上しています。より性能の高いモデルに乗りたいという方は、予算が許す範囲でGRスポーツモデルを選択するのがおすすめです。

ボディカラー

トヨタ 8代目ハイラックスのボディカラー一覧画像

ボディカラーに設定されているのはモノトーンカラーで5色から選択することができます。

インテリアカラーはブラックのみに統一されており、シックな印象です。リセールバリューを考える場合には、「スーパーホワイトⅡ」、「アティチュードブラックマイカ」がおすすめとなっています。

ボディカラー名称一覧

カラー名称カラーコード
スーパーホワイトⅡ040
シルバーメタリック1D6
アティチュードブラックマイカ218
オキサイドブロンズメタリック6X1
ダークブルーマイカ8X8

トヨタ ハイラックスのスペック

トヨタ 8代目ハイラックスの走行イメージ

ボディサイズ

全長5,320~5,340mm
全幅1,855~1,900mm
全高1,800~1,840mm
ホイールベース3,085mm
車両重量2,080~2,110kg
乗車定員5人

ハイラックスは通常グレードでも全長5,340mm、全幅1,855mm、全高1,800mmというビッグサイズ。Z”GR SPORT”では全長5,240mmと縮小するものの、全幅は1,900mm、全高1,840mmと拡大します。しかしその分、積載性能は抜群。人も荷物も載せることができるでしょう。

取り回しが良いとは言えないかもしれませんが、四角いボディは思いのほか運転がしやすいという声も聞かれます。

しかし日本の道路事情には大きすぎる点もあり、駐車場では注意が必要です。自走式や機械式、コインパーキングでは駐車ができない場合があります。マイナーチェンジ前には後席の乗り心地に厳しい評価が付いてしまうこともあったようです。

パワートレイン

エンジン直列4気筒
排気量2393cc
最高出力110kW[150PS]/3,400rpm
最大トルク400N·m[40.8kgf・m]/1,600-2,000rpm
トランスミッション6 Super ECT(6速AT)
駆動方式4WD
使用燃料ディーゼル

高いオフロード性能を持ち、北極や南極をはじめ火山の斜面を走破したこともある実績を持っています。スリップを検知すると車輪にブレーキをかけ、残りの車輪にトルクを配分し、悪路走破を確保するアクティブトラクションコントロールを搭載。

ディーゼルエンジンは2015年に新開発された「GDエンジン」を採用。トヨタが独自開発したDOHC機構を使用し、ディーゼルでは初となるタイミングチェーンを使用して、従来よりも小排気量化されました。ランドクルーザープラドが搭載している2.8Lのショートストロークバージョンです。

またオートマチックトランスミッションもエンジンと同様に新開発された6速ATが使用されています。

車重の重さを感じさせないトルクフルな走行性能で、悪路のみならず高速性能も不満はないようです。十分な加速感と静粛性で、働く車というイメージを覆す体感をもたらしてくれるという声もありました。

ボディサイズの大きさや走行性能の体感は人それぞれのもの。しかし唯一無二のピックアップトラックのカッコよさは譲れないというユーザーが多いようです。

歴代車種

【初代】N10系(1968年~1972年)

トヨタ 初代ハイラックス フロント

「ブリスカ」と「ライトスタウト」の統合後継モデルとして1968年3月に発売。トヨタと日野自動車の共同開発で誕生しました。

現行の車高の高い仕様とは大きくイメージが異なるデザインをしていました。当時の1.5tクラスのトラックは、前輪の上に運転席のあるキャブオーバータイプではなく、ボンネット付で、セダンの後ろ側を荷台にしたようなデザインだったからです。

ラインナップも豊富で、アルミバン、保冷車、ロングホイールベース仕様に加え、乗用車並みの装備をしたモデルがありました。
ピックアップトラックが人気のアメリカでは、「トヨタ トラック」という名前で販売されていました。

【2代目】N20系(1972年~1978年)

トヨタ 2代目ハイラックス フロント

1972年5月に発売した2代目は初代から大きく変化しないデザインをしています。

トピックとしては、東名高速道路や首都高速などの開通に伴い、自動車専用道を意識した仕様「ハイウェイ」が加わります。

ハイウェイには最高出力105PSを発生する2.0Lエンジンが搭載され、ハイラックス初となる3速ATと組み合わされました。

1975年10月には「50年(1975年)排出ガス規制」に対応し、エンジンは排気量1,600cc、最高出力80PSの12R-J型のみになります。

【3代目】N30/N40系(1978年~1983年)

トヨタ 3代目ハイラックス フロント

1978年9月に発売した3代目は、従来の商用車的だったイメージを、乗用車的に大幅に変化させた世代です。

まず、ボディ部分を90mm延長して室内空間を確保。リアサスペンションを、トラック的なスプリングコイル式からトーションバー式に、フロントブレーキはディスクブレーキ化されます。

バリエーションも豊富で、3種の標準ボディと4種のロングボディの計7種類が設定。ドアが4枚になるダブルキャブ仕様や、ディーゼルエンジンモデルも追加され、現在のハイラックスにも通じるラインナップがこの段階で整います。

1979年10月にはハイラックス初の4WDモデル、同年12月にはディーゼルモデルが加わりました。

【4代目】N50/N60/N70系(1983年~1988年)

トヨタ 4代目ハイラックス フロント

1983年11月に発売した4代目モデルは、「コンフォタブルシリーズ」と「ポピュラーシリーズ」の2シリーズがラインナップされます。

ポピュラーシリーズは3代目の継続生産となり、コンフォタブルシリーズが実質の4代目。室内デザインを一新して、よりレジャー感を強めたモデルです。

エンジンは1.6L・1.8Lのガソリンエンジン、2.2L・2.4Lのディーゼルエンジンの計4種類が用意され、ボディタイプはシングルキャブ・ダブルキャブ・高床3方開きが設定。ラインナップは従来の17類から20種類にまで増えます。

また、トヨタ初のSUVとして、ステーションワゴン化した派生モデル「ハイラックス サーフ(海外名:4ランナー)」が販売されました。

【5代目】N80/N90/N100/N110系(1988年~1997年)

トヨタ 5代目ハイラックス フロント

1988年9月に5代目は、「強力・強靭・快適」の基本3要素と、RVとしてさらなる快適性が追及されました。

室内、特にダッシュボードが乗用車らしく変化し、リアサスペンションもトーションバースプリング式になります。また、高級仕様のSSRパッケージも新設されます。

1989年には、トヨタとフォルクスワーゲンが提携したことによって、「フォルクスワーゲン タロー(タロ)」というOEM車が欧州市場で発売。こちらは残念ながら売れ行きが振るわず、1996年に販売を終了しています。

【6代目】N140/N150/N160/N170系(1997年~2004年)

トヨタ 6代目ハイラックス フロント

1997年9月に発売した6代目は、商用仕様と乗用仕様の2種類がラインナップ。

当時はスポーツピックアップが流行していたため、海外で販売されているピックアップ「トヨタ タコマ」とともにビレットスタイルが人気になります。

ビレットスタイルは「チャタリング」や「ハイドロ」など、アメリカンスタイルな車高を落とすスタイリングに加え、メタルやメッキ加飾を多用しカスタム手法です。

JRA(日本中央競馬会)で、スタートの合図を行うスターター車に採用されていたこともあります。

【7代目】AN10/AN20/AN30系(2004年~2015年)

トヨタ 7代目ハイラックス フロント

7代目は、世界140か国以上(タコマのある北米を除く)での導入が前提となったモデルです。その共通化を図るためIMVプロジェクトがあり、その5台のうちの1台となります。

この代は日本国内で生産・販売されず、タイや、南アフリカ、アルゼンチン、マレーシア、パキスタンなどを中心に供給される世界戦略車となりました。

最新「ハイラックス」中古車情報
本日の在庫数 703台
平均価格 427万円
支払総額 119~625万円

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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