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スバル レヴォーグ完全情報!グレード構成や人気カラー、スペックなどを解説
スバル レヴォーグとはどんな車?
レヴォーグはスバルが2014年から製造・販売しているステーションワゴンで、過去に販売されていたレガシィツーリングワゴンの後継モデルとして登場しました。
先代モデルのレガシィツーリングワゴンが年々ボディサイズを拡大していったことを受け、インプレッサをベースにしたコンパクトな日本国内向けモデルとして開発されています。
当初は日本国内専売モデルでしたが、現在は海外市場でも展開。スバルの運転支援技術「アイサイトX」や新デザインコンセプト「BOLDER」を初採用するなど、スバルのフラッグシップモデルとして展開されるようになりました。
すべてのグレードで1.8L DOHC直噴ターボエンジン「DIT」と8速マニュアルモード付きのリニアトロニックが組み合わされ、駆動方式は四輪駆動のみ。全グレードで「アイサイト」または「アイサイトX」のどちらかを標準装備となっています。
レヴォーグのグレード構成と車両価格
2022年2月時点で販売されているレヴォーグのグレード(特別仕様車を除く)は以下表のとおりです。
グレード名 | 車両価格(税込) |
---|---|
GT | 3,102,000円~ |
GT-H | 3,322,000円~ |
STI Sport | 3,707,000円~ |
STI Sport R | 4,389,000円~ |
レヴォーグのグレード構成は、通常仕様のGT系と、スポーツ志向のSTI Sport系で分かれています。グレードを選ぶ際は、まずノーマルかスポーツかを選びましょう。
最新の「アイサイトX」搭載モデルはグレード名に「EX」が付く
フルモデルチェンジして2代目に生まれ変わったレヴォーグ。最大の見どころは、スバルの先進安全技術の最新バージョン「アイサイトX」が搭載されたことです。
アイサイトXでは、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作に車が介入して、ロングドライブをサポートしてくれます。「渋滞時ハンズオフアシスト」を始め、渋滞時の再発進をドライバーの操作なしで行ったり、カーブや料金所に合わせて速度を調節したりと、渋滞や高速道路での運転負荷を軽減してくれます。
ただし、従来の「アイサイト」搭載グレードと「アイサイトX」搭載グレードは分けられています。最新のアイサイトX搭載車が欲しい場合は、グレード名末尾に「EX」が付くものを選びましょう。
EXへのアップグレードでアイサイトXと11インチディスプレイが標準装備に
同一グレードで、EXへアップグレードすると30~40万円ほど価格がアップします。
この内訳は、アイサイトからアイサイトXへのアップグレード代および、スバル純正11.6インチンフォメーションディスプレイ代と考えましょう。価格の割にお得なグレードアップといえます。
STI Sport Rのみ2.4Lターボエンジンを搭載
2021年11月には、ハイパフォーマンスグレード「STI Sport R」系が追加されました。
こちらは新型WRX S4と同じ新開発の2.4L水平対向直噴ターボ“DIT”エンジンを搭載した、本格スポーツモデルとなっています。
標準装備が充実しすぎて「GT」系でも満足度は高い
エントリーグレード=下位装備といった印象がありますが、レヴォーグの場合「GT」「GT EX」でも標準装備が充実しており、使い勝手や機能では他グレードとほぼ同等といえます。
ただし、GT系には運転席シート自動後退機能および、シートポジションメモリー&ドアミラーメモリーの呼び出し機能がありません。
本革シートやスポーツテイストでなくてもよいユーザーであれば、迷わずGT系に決めても問題ないでしょう。
電動パーキングブレーキやパドルシフト、LEDフロントフォグランプなど、ライバル車のエントリーグレードでは標準採用されない装備も、レヴォーグでは全グレードで標準となっている点が魅力です。
「GT」はオーディオレス&アイサイト搭載、「GT EX」は純正ナビ付き&アイサイトX搭載のため、GTにナビオーディオを付けた見積もりを、 GT EXと比較するのがおすすめです。
本革シートは「GT-H」「STI Sport」系を選ぼう
内外装がアップグレードされた「GT-H」「GT-H EX」では、オプションで本革シートを選択できます。対して、「STI Sport」「STI Sport EX」は専用加飾&本革シートを標準採用しています。
ここで注目したいのが、「GT-H EX」と「STI Sport」の車両価格が同じ3,707,000円であること。つまり「GT-H EX」に本革シートオプションを追加すると、「STI Sport」よりも高くなってしまいます。
アイサイトXが不要であれば、「STI Sport」のほうがお得感を感じるユーザーもいるかもしれません。STI仕様の内外装に魅力を感じるのであれば、検討してみてはいかがでしょうか。
ボディカラー
レヴォーグのボディカラーラインナップは全8色。「WRブルー・パール」は「STI Sport」系のみ選択できます。
査定額が高くなるのは「クリスタルホワイト・パール」「アイスシルバー・メタリック」「マグネタイトグレー・メタリック」でしょう。
ただし、スバルらしいボディカラーである「WRブルー・パール」が、中古車でも人気が高くなる可能性があります。
カラー名称 | カラーコード |
---|---|
クリスタルホワイト・パール | (K1X) |
アイスシルバー・メタリック | (G1U) |
マグネタイトグレー・メタリック | (P8Y) |
クリスタルブラック・シリカ | (D4S) |
セラミックホワイト | (M6Y) |
サファイアブルー・パール | (D2B) |
イグニッションレッド | - |
WRブルー・パール | (K7X) |
スバル レヴォーグのスペック
ボディサイズ
全長 | 4,755mm |
---|---|
全幅 | 1,795mm |
全高 | 1,500mm |
ホイールベース | 2,670mm |
車両重量 | 1,550~1,570kg |
乗車定員 | 5人 |
日本の交通環境にあわせて、全幅を1.8m以下に抑えた取り回しのしやすいボディサイズとなっています。荷室容量を大きく確保しており、4:2:4の可倒式リアシートによるシートアレンジで荷室は最大フロア長1,639mm、最大フロア幅1,602mmと広々使うことが可能です。
全高も低く抑えられており、立体駐車場などで困ることはほとんどないでしょう。ただし、全高が低いことから車内の頭上空間はあまり広くなく、後席は大人が座ると若干圧迫感があるかもしれません。
パワートレイン
エンジン | 水平対向4気筒 | 水平対向4気筒ターボ |
---|---|---|
排気量 | 1,795cc | 2,387cc |
最高出力 | 130kW[177PS] /5,200-5,600rpm | 202kW[275PS] /5,600rpm |
最大トルク | 300N·m[30.6kgf・m] /1,600-3,600rpm | 375N·m[38.2kg・m] /2,400-4,000rpm |
トランスミッション | リニアトロニック | リニアトロニック |
駆動方式 | AWD | AWD |
使用燃料 | レギュラー | ハイオク |
全グレード共通で水平対向の4気筒直噴ターボエンジン「DIT」が搭載されており、組み合わされるトランスミッションは8速マニュアルモード付きCVTの「リニアトロニック」です。駆動方式も四輪駆動となっています。
アイドリングストップ機能付きのエンジンはWLTCモードでの計測で最高13.7km/Lの燃費性能となっており、最大トルク30.6kgf・mを1,600回転の低回転から発揮。ボクサーエンジン特有の振動が少ない滑らかなエンジンフィールで、長距離ドライブも快適です。
2021年11月の改良で、2.4Lターボが追加されました。
歴代モデル
【初代】レヴォーグ:VM型(2014年~2020年)
初代レヴォーグは、レガシィの実質的な後継ステーションワゴンとして登場しました。かつてワゴンブームを牽引したレガシィの後継だけに、発売時はかなり注目を集めました。
海外向けに大型化していったレガシィに対し、レヴォーグはコンパクトにまとめ、取り回しに優れています。
パワートレインは、スバル伝統の水平対向エンジンにシメントリカルAWDを組み合わせた、定番スタイルを採用。
国内でステーションワゴンモデルは、SUV人気に押されカタログ落ちするモデルも増えましたが、国産ステーションワゴンのスタンダードとして位置しているのではないでしょうか。
- 最新「レヴォーグ」中古車情報
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本日の在庫数 1267台 平均価格 223万円 支払総額 72~625万円
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【スバルのSUV】新車一覧比較&口コミまとめ
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...