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「スカイラインを諦めない」日産の魂はいつまでも“スカG”だ!日産 スカイラインセダン・11代目V35~13代目V37【推し車】
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一時は他社エンジンも積んだ13代目V37系(2013年)
2024年現在も根強く販売されている現行のV37系は、2ドアクーペの国内正規販売が先代CV36で終了(V37系クーペはインパルが並行輸入)、当初3.5リッターV6ハイブリッド車のみとなって、2.5リッターV6車はV36が継続販売されました。
メルセデス・ベンツと提携していた時期には、同車の2リッター直4ターボエンジンを積む「200GT-t」が登場、V36系の250GT後継となっていた時期があったものの、2019年に日産オリジナルの3リッターV6ツインターボ、VR30DETTへ更新。
さらに2022年には3.5リッターV6ハイブリッド車が廃止され、VR30DETT搭載(304馬力)の「スカイラインGT」および、405馬力の歴代最強仕様「スカイライン400R」のみが残るという、1960年代の日本GPで活躍していた時期に立ち戻ったようなラインナップへ。
モデルチェンジ当初はエンブレムから何から「インフィニティ」ブランドへ統一、スカイラインというより海外版「インフィニティQ50」をそのまま売っていたようなもので、そのままスカイラインの名も消えるのではと危惧されましたが、どうにか生き残りました。
VR30DETTが搭載された時のマイナーチェンジで、Vモーショングリルなど日産車らしい顔つきになりましたし、丸目4灯テールランプでスカイラインGTとしてのアイデンティティも復活、この頃からスカイラインの存在が再認識されるようになったと思います。
2023年にはVR30DETTを420馬力にチューンするなど、スカイラインGT-Rを含めた歴代最強を誇る「NISMO」が登場、後継車の噂が絶えないなど、今後も日産のイメージリーダーとして、重要な役割を果たしていきそうです。
特にこれからはエンジンの有無にかかわらず電動パワートレーンの時代、次のV38がHEV(ハイブリッド)のe-POWERになるか、完全電動のBEVになるか定かではないものの、「日産が続く限り、スカイラインGTは死なず」なのでしょう。
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...