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「スカイラインを諦めない」日産の魂はいつまでも“スカG”だ!日産 スカイラインセダン・11代目V35~13代目V37【推し車】

GT-Rと決別、高性能GTとして歩んだ12代目V36系(2006年)

スポーツセダンとして洗練されたV36の頃になると、さすがに「これはスカイラインじゃない」という声は鳴りを潜め、前向きにスカイラインの将来像が語られるようになってきた。

V36の時代になるといよいよ4ドアセダンなどラグジュアリー系も含めスポーツセダン以外に生きる道はなくなり、日産が「スカイラインだけは残した」のは、案外正解だったのでは?と思われるようになってきました。

この時期、スカイラインクーペ(CV36・2007年)はより「フェアレディZの2by2版」の色を強くしていきますし、スカイラインクロスオーバー(J50・2009年)という亜種も生まれましたが、V36スカイラインセダンからは6速MT車が消えたのが少々残念なところ。

しかし、350GTは315馬力と歴代最強スペックのVQ35HRを積み、後に330馬力とよりパワフルなVQ37VHRを積む370GTへ発展しましたし、「国産スポーツセダンでは屈指の高性能GT」として、ライバルに対抗できる実力は備えていました。

また、この頃にR35GT-Rが登場(2007年)、いよいよスカイラインとGT-Rは全く別な道を歩むことが実感されるとともに、GT-Rの存在に左右されない自由を得た、とも言えます。

歴代シルビアでもっとも幸薄かった2代目

執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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