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【2022年最新情報】三菱SUVでおすすめ車種!新型情報や一覧も
三菱SUVの特徴
1990年代に巻き起こった“RVブーム”で、個性的なクロスカントリーSUVやミニバン、ステーションワゴンの新車を投入して一躍ブームの立役者となった三菱自動車。
近年はメーカーで統一したデザインや独自開発の車両制御システム、電動化技術を用いた車種の市販化に取り組んでいるようです。
三菱が展開するSUVラインアップの特徴を3つに分けて解説します。
“ダイナミックシールド”で統一したフロントマスク
1つ目の特徴が、「“ダイナミックシールド”で統一したフロントマスク」です。
ダイナミックシールドは近年の三菱自動車で採用されているデザインコンセプトとなり、以下の2つのテーマを掲げて開発されていることが特徴です。
- PROTECTION:ヒト・クルマを守るカタチ
- PERFORMANCE:機能に基づくカタチ
「PROTECTION」と「PERFORMANCE」、2つのキーワードを組み合わせて、三菱が生産・販売している車の安心感を強調させています。
歴代の三菱車がもっていた信頼感とタフさ、優れた走行性能を融合したものが、フロントマスクに備わった大型グリルです。上部には横線もしくは網目状のメッキを、下部にはブラックを配色して、強靭な印象を醸し出しています。
また、前照灯(ヘッドライトなど)を左右上下に細かく配置しているのも、ダイナミックシールドで注目すべきではないでしょうか。左右上下に細かく配置しているのは、視認性の確保を目的としています。
例えば、三菱のSUVラインアップでフロントマスクをチェックしてみると、上部には細目形状のヘッドライト、下部には丸目形状に近い大型ライトが装着されているのに気づくでしょう。前照灯のレイアウトを上下に分割し装着させることで、夜間での前方視覚を良好とするなど予防安全に貢献。
ダイナミックシールドのコンセプトには、三菱のSUVは強靭で安心感がある車であるとのメッセージが含まれています。
車両制御システム「S-AWC」
2つ目の特徴が、車両制御システム「S-AWC」です。
S-AWCは、近年のSUVラインアップに採用されている、三菱自動車が4WD(四輪駆動)車種にこだわりをもって開発しているのを体現した先進の車両統合制御システムです。車体に備わった4つの車輪に駆動力をバランスよく配置させるという思想で成り立っています。
近年の最新S-AWCは以下の3つの要素から成り立っています。
- 4WD:前後輪間トルク配分
- AYC(アクティブ・ヨー・コントロール):左右輪間トルクベクタリング
- ABS&ASC:4輪ブレーキ制御
「4WD」は前後の車輪へ状況に応じて適切な駆動力がかかる、「AYC」はカーブを左右へ曲がる際、車体の外側にかかる駆動力を大きくしてより曲がりやすくする「ABS&ASC」はブレーキ操作時に車体を安定させる、というそれぞれの目的があります。
これらの要素を、場面ごとに一度ずつスイッチを切り替えるような流れで車の挙動を変化させるのではなく、“連続的制御”で車がスムーズに走行できるよう、ひとつの電子制御システムとしてまとめ上げているのです。
メーカーごとに4WDシステムを搭載した車種は存在しますが、三菱の「S-AWC」搭載車種はドライバーの意のままに操縦できる、優れた走行安定性を実現するという目的で、「走る・曲がる・止まる」という車の基本から磨き上げています。ドライバーが運転していて継ぎ目や違和感をもたないようこだわって作られているところがセールスポイントです。
プラグインハイブリッド仕様をラインアップ
3つ目の特徴は、プラグインハイブリッド仕様をラインアップしている点です。
近年では、ハイブリッドシステムを搭載していたり、BEV(電気自動車)として市販されたりするのも珍しくありませんが、三菱ではガソリンエンジン車とBEVの“いいところどり”を考えてプラグインハイブリッド仕様のラインアップに力を入れています。
走行に欠かせないエネルギーは、エンジンからの発電もしくは外部からの充電を生かして確保するという二通りの手段が活用できて、ガソリンエンジン車とBEVを融合したような構造です。大容量のバッテリーに電力を蓄えて、長距離移動も可能としています。
また、車内に備わったシガーソケットや自宅の電源、災害時の救援活動にも役立つ「外部給電機能」を備えており、車本体が電源の供給源ともなれるのも強みです。
外観デザインや走行性能だけでなく、実用性にも優れているプラグインハイブリッド仕様のラインアップを揃えているのも、三菱SUVで注目したいポイントでしょう。
三菱SUVで人気おすすめランキング
現在、三菱のSUVラインアップで新車購入が可能となるのは4車種です。コンパクトサイズからラージサイズまでボディの大きさが異なり、バリエーションに差異を付けていることが特徴です。
三菱SUVの人気ランキングを紹介して解説します。
第4位:RVR
「RVR」は、コンパクトサイズのクロスオーバーSUVです。
全長4,365mmの小柄なボディながら、ダイナミックシールドを取り入れたフロントマスクを採用したスタイリングによってワイルドな印象を感じさせます。搭載されている1,800ccの直列4気筒ガソリンエンジンは実用性十分で、SUVらしい走行フィールを特徴としています。
また、「Apple CarPlay」および「Android Auto」に対応したナビゲーションシステム、衝突被害軽減ブレーキの採用などで安全装備が揃っている点も注目ポイントです。安全装備を整えたことにより、全グレードが「サポカーSワイド」の対象となっています。
口コミをチェックしてみると、懐が深くなめらかな働きをするサスペンションにより荒れた道路もいなして良好な乗り心地を味わえる点、雪道での走破性能、ボディ剛性の高さが高く評価されています。
一方で、インテリアデザインに古臭さを感じるエンジンパワーが物足りなく感じるとの声も散見されています。モデルの登場から年数が経過していることもあり、次期型の登場も待たれるでしょう。
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本日の在庫数 115台 平均価格 192万円 支払総額 42~405万円
第3位:エクリプス クロス
「エクリプスクロス」は、ミドルサイズのクロスオーバーSUVです。
全長が4,545mm、全幅が1,805mmのボディサイズながら、最小回転半径を5.4mに抑えており、取り回しに優れています。
パワートレインは1,500ccの直列4気筒ターボチャージャー付ガソリンエンジン、もしくは2,400ccの直列4気筒ターボチャージャー付ディーゼルエンジンの2種類から選択可能。加えて、4WD車に車両統合制御システム「S-AWC」を採用して、良好な走行安定性と操縦性を実現しています。
口コミをチェックしてみると、乗り心地やエンジン性能、車内の静粛性などが高い評価を受けているようです。採用されたCVTトランスミッションは、ATに近い感覚で変速してくれるから乗りやすいとの評判です。加えて、ハンドリングの感覚や剛性感のあるボディがもたらす走行安定性が好感をもたれているようです。
一方、動力性能が不満との声があります。1,500ccのターボ付ガソリンエンジン、2,400ccのターボ付ディーゼルエンジン、いずれも設計が古くなっている点がウィークポイントとなっており、改善が求められるポイントとなります。
- 最新「エクリプスクロス」中古車情報
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本日の在庫数 430台 平均価格 264万円 支払総額 164~363万円
第2位:エクリプス クロスPHEV
「エクリプス クロスPHEV」は、エクリプス クロスをベースにプラグインハイブリッドシステムを採用したミドルサイズのクロスオーバーSUVです。
2020年のエクリプス クロス一部改良とともに新登場したモデルで、「ツインモーター4WD」を採用したことが話題となりました。
2,400ccのガソリンエンジンに加えて、車体前後に1基ずつ配置した駆動用モーターと大容量バッテリーが加わりました。3段階の自動切り替え走行モードを備えているモーターのみでのEV走行に加え、エンジンでの発電エネルギーでモーターを動かす「シリーズ走行」、エンジンの動力をメインにモーターがアシストする「パラレル走行」が可能。ハイブリッドシステムのすべてを網羅したシステムとなっています。
口コミをチェックしてみると、3段階の自動切り替え走行モードにより滑らかな加速が味わえる点と、静粛性に優れている点が高評価を得ているようです。プラグインハイブリッドの特徴であるモーターのみでのEV走行を可能としていることが、夜間に住宅街などを移動する際に走行音を立てずにすむなどと賞賛されています。
一方、値段の割に内装デザインが安っぽいなどと評価されていることがウィークポイントとなっているようです。登場が2020年と新しいモデルとなりますが、今後改善すべきポイントとなるでしょう。