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四輪独立懸架とは?メリットと採用車種【ちょっと得する自動車雑学】

四輪独立懸架を活かすにはアライメント調整が必須

車 メンテナンス
©Mr. Music/stock.adobe.com

アライメントとは、サスペンション取り付け位置や角度などを数値化したもの

ここまで四輪独立懸架のメリットやデメリットなどを紹介しましたが、その性能を真に発揮するためにホイールアライメント調整が必須です。正確なホイールアライメントがあってこその四輪独立懸架と言えます。

ホイールアライメントとはホイールやサスペンションが取り付けられている位置や角度などを数値化したもので、トー角、キャンバー角、キャスター角、キングピン傾角という4つの要素で構成されています。

アライメントについて詳しくは以下でも解説しています

アライメントが出ていないと真っ直ぐ走らせるのが難しい

アライメントが正しく調整されていれば、ハンドル角度一定で真っ直ぐ走りますが、これが正確でないと走行中にフラフラ(=常にハンドルを動かしていないと真っ直ぐ走らない)します。それだけでなく、タイヤの偏摩耗を引き起こす可能性もあります。

独立懸架式サスペンションはアライメント調整がシビアで、トー角やキャンバー角の調整が必須となります。

例えば、ストラット式ではトー角の調整を、ダブルウィッシュボーン式ではキャンバーとトー角の調整をするのが一般的です。モータースポーツ界隈では、キャスター角やキングピン傾角の調整をする人もいます。

基本的に車軸懸架式・車軸式ではアライメント調整をしない(できない)

車軸懸架式のサスペンションや車軸式のサスペンションは、構造的にアライメント調整ができないようになっています。

中には加工することでキャンバー角をいじる人もいますが、それは少数派です。フロントサスペンションがストラット式でリアが車軸式となっているコンパクトカーのアライメント調整は、実質、フロントのトー角だけとなります。

四輪独立懸架式サスペンションが採用された自動車

ホンダ S660(軽自動車)

軽自動車スポーツカー代表格の1つです。後輪駆動かつエンジンを運転席・助手席後方に設置するMR方式が採用されています。

サスペンション形式は前後ともにストラット式で、昨今では数少ない四輪独立懸架の軽自動車です。軽自動車独自のサイズ感・税金でスーパーカー感覚やスポーツ走行を体験したいなら、買いの1台と言えるでしょう。

最新「S660」中古車情報
本日の在庫数 505台
平均価格 228万円
支払総額 100~475万円

トヨタ カローラスポーツ(コンパクトカー)

クルマ本来の楽しさを併せ持つ初代コネクティッドカーとしてトヨタが売り出しているコンパクトカーのカローラスポーツは、実は四輪独立懸架の車種です。

フロントにストラット式、そしてリアにダブルウィッシュボーン式が採用されており、かなり贅沢なサスペンションの組み合わせとなっています。

価格帯は大体210万円〜290万円でガソリン車とハイブリッド車のラインナップです。MT仕様があるのも見逃せません。

最新「カローラスポーツ」中古車情報
本日の在庫数 868台
平均価格 218万円
支払総額 98~409万円

トヨタ アルファード / ヴェルファイア(ミニバン)

トヨタ アルファード

高級ミニバンとしてその名を知られるトヨタのアルファードは、四輪独立懸架の車種となっています。フロントサスがストラット式でリアがダブルウィッシュボーンです。

トヨタにはノアやヴォクシーのような価格帯の安いミニバンもありますが、これらはリアが車軸式になっていますので、アルファードやヴェルファイアは見た目だけでなくそのあたりの差別化が為されているとわかるでしょう。

最新「アルファード」中古車情報
本日の在庫数 4111台
平均価格 381万円
支払総額 43~2,221万円
最新「ヴェルファイア」中古車情報
本日の在庫数 3437台
平均価格 248万円
支払総額 40~1,177万円

三菱 エクリプスクロス(SUV)

エクリプスクロスはフロントサスにストラット式、リアにマルチリンク式が採用されています。

現行ラインナップではガソリン仕様とPHEV仕様をそれぞれ3グレードずつラインナップしているので、選択肢が多いです。価格帯も価格はガソリン車が2,531,100円から、PHEVが3,848,900円からとなっています。

現在(2021年6月時点)三菱が販売するSUVはエクリプスクロス、アウトランダーPHEV、RVRの3車種で、これらは全て前ストラット式・後マルチリンク式の組み合わせです。

最新「エクリプスクロス」中古車情報
本日の在庫数 239台
平均価格 255万円
支払総額 162~340万円

マツダ ロードスター(オープンカー)

マツダ ロードスター ND フロント

日本のスポーツカーかつオープンカーとして世界を圧巻する車種の1つです。足回りは、フロントがダブルウィッシュボーンでリアがマルチリンクとなっています。

ハードトップ仕様のロードスター RFとは乗り味(つまりサスペンションの仕上がり)が異なりますので、購入を検討している方は要試乗です。

最新「ロードスター」中古車情報
本日の在庫数 1019台
平均価格 197万円
支払総額 30~1,143万円
最新「ロードスターRF」中古車情報
本日の在庫数 271台
平均価格 295万円
支払総額 165~531万円

日産 GT-R(ノッチバッククーペ)

現行最強国産スポーツカーと言っても過言でないのが日産 GT-Rです。サスペンション形式は、フロントにダブルウィッシュボーン式、リアにマルチリンク式となっています。先ほど紹介したロードスターと組み合わせは同じです。

GT-Rの新車価格帯は税込10,828,400円からとなっています。

最新「GT-R」中古車情報
本日の在庫数 271台
平均価格 1,665万円
支払総額 599~6,357万円

サスペンション形式には作り手の狙いがある

サスペンション形式には作り手の狙いが見て取れます。なぜなら車種によってスペックや想定用途などが異なり、評価基準が変化するからです。

運動性能を追求した車種にダブルウィッシュボーンやマルチリンクが使われるのも、軽量コンパクトカーのリアサスが車軸式になっているのも、性能や用途などを踏まえた結果と言えるでしょう。

興味を持った方は、機会があれば愛車の足回りを一度覗いてみてはいかがでしょうか。

サスペンションの種類や構造については以下で解説中

駆動形式の種類や違いについてはコチラ

トランスミッションの種類や違いについてはコチラ

執筆者プロフィール
中華鍋振る人
中華鍋振る人
自動車とバイクに関連する記事を書いています。モータースポーツは観戦よりも参戦派。道交法や違反に関する情報を、法律に詳しくない人にもわかりやすく解説しています。
監修者プロフィール
鈴木 ケンイチ
鈴木 ケンイチ
1966年9月15日生まれ。茨城県出身。国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女性誌/PR誌/書籍を制作する編集プロダクションに勤務。28歳で独立。徐々に自動車関連のフィールドへ。2003年にJAF公式戦ワンメイクレー...

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