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トヨタ パッソ完全情報!おすすめグレードや人気カラー、スペックなどを解説
トヨタ パッソとはどんな車?
パッソは、トヨタが販売する小型の5ドアハッチバック車で、ダイハツ ブーンのOEM車種として、ダイハツが開発・生産をおこなっています。
2004年6月に初代パッソが発売開始となり、当時のCMキャラクターには吹石一恵さんを起用。キャッチフレーズの「プチトヨタ」を使った「パッソプチプチプチトヨタ」のCMソングが話題となりました。
2016年4月のモデルチェンジで登場した3代目パッソは「X」と「MODA」でそれぞれ大きく異なる見た目となっています。ツートンカラーやオートレベリング機能付きの「Bi-Beam LEDヘッドライト」などモダンなデザインの「MODA」に対し、「X」はシンプルですっきりした顔つきに。
トヨタが販売する小型の5ドアハッチバック車には、パッソのほかにヤリスがあります。ヤリスの1Lガソリンモデルと同じエンジンを搭載、5人乗り、5ナンバーサイズなど、パッソとヤリスは共通点が多いのですが、パッソはヤリスよりも約30cm短く、小回りが利きます。
インテリアはヤリスよりも収納や居住性が高く、後席もゆったりとしています。運転席と助手席の間もフラットになっているため、片側のドアからしか乗れないときでも全員が楽に乗車可能です。
ヤリスと比べると価格が安いことやコンパクトであることなどのメリットがありますが、運転性能や安全装備などで優れるヤリスに人気は集まっているようです。
おすすめグレード
パッソのグレード構成と車両価格
グレード名 | 車両価格(税込) |
---|---|
X | 1,265,000円~ |
MODA | 1,562,000円~ |
パッソはガソリンエンジン車のみとなります。グレードは2つですが、エクステリアデザインが全く異なるので、装備よりも見た目で選ぶユーザーが多そうです。
おすすめは可愛いデザインの「MODA」
CMや公式サイトでも可愛らしさをセールスポイントにしているパッソ。女性でも気軽に乗れるコンパクトカーであることを考えると、おすすめグレードは可愛いデザインの「MODA」です。
コロっとしたシルエットに合わせた、丸目のヘッドライトや愛嬌のあるフロントグリルなど、シンプルながらキュートな見た目が特徴です。
Xとの価格差は約30万円。エクステリアの違いのほかは、UVカットガラスのアップグレードや助手席収納スペースの増加、シート表紙がスエード調になるなど、細かな点で快適性がアップしています。
注意したいのが、内装色や内装デザインはXとほぼ変わらないという点。あくまで外観のみの違いのため、インテリアにもこだわって車を選びたい人は物足りなさを感じるかもしれません。
「MODA “Gパッケージ”」はドレスアップパッケージをオプション選択できる
MODAにおいて”Gパッケージ”を選択すると、「ドレスアップパケージ(51,700円)」をオプションで選択することができます。
専用アルミホイールやLEDイルミネーション、本革巻きシフトノブ、合皮+ファブリックシートなどに魅力を感じる人は、「MODA “Gパッケージ”」を選びましょう。
エントリーグレード「X」は内外装がシンプル
エントリーグレード「X」は、実用重視といった装い。ハンドルやシートにはウレタンやジャージ素材を仕様しており、お手入れが簡単です。
LEDヘッドライトを希望するなら、「X “Lパッケージ”」を選択しましょう。
ボディカラーは全12色
パッソのボディカラーは「X」と「MODA」で選べるラインナップが一部異なります。ツートンカラーはMODAのみの設定です。Xではモノトーンカラー全9色、MODAではモノトーンカラー8色、ツートンカラー4色の全12色から選ぶことができます。
査定額が高くなるのは、「ブラックマイカメタリック」「ブライトシルバーメタリック」「パールホワイトⅢ」など。ただしMODAは、可愛いデザインに合わせたカラフルなボディカラーも中古車市場では人気傾向にあるようです。
モノトーン
カラー名称 | カラーコード |
---|---|
ターコイズブルーマイカメタリック | (B86) |
ダークエメラルドマイカ | (G58) |
ファイアークォーツレッドメタリック | (R67) |
ブライトシルバーメタリック | (S28) |
パウダリーベージュメタリック | (T25) |
ブラックマイカメタリック | (X07) |
ホワイト | (W09) |
プラムブラウンクリスタルマイカ | (R59) |
パールホワイトⅢ | (W24) |
ツートーン
カラー名称 | カラーコード |
---|---|
ブラックマイカメタリック(X07)× ダークエメラルドマイカ(G58) | (XE3) |
ブラックマイカメタリック(X07)× ファイアークォーツレッドメタリック(R67) | (X96) |
ブラックマイカメタリック(X07)× パウダリーベージュメタリック(T25) | (XE5) |
ブラックマイカメタリック(X07)× パールホワイトⅢ(W24) | (X99) |
トヨタ パッソのスペック
パワートレイン
エンジン | 直列3気筒 |
---|---|
排気量 | 996cc |
最高出力 | 51kW[69PS]/6,000rpm |
最大トルク | 92N·m[9.4kg・m]/4,400rpm |
モーター最高出力 | – |
モーター最大トルク | – |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | FF 4WD |
使用燃料 | レギュラー |
搭載する1Lエンジンは、燃費性能に優れた1KR-FE型。WLTCモードで21.0km/Lと、ガソリンエンジンのみのパワートレインを持つ車種の中でもトップクラスの燃費を誇ります。
さらに、アイドリングストップは減速時に9km/hからエンジンを停止。積極的にガソリン消費を抑えています。ハイブリッド車の燃費性能には劣るものの、その分車両価格が安くなっているため、初期費用を抑えられるのは魅力です。
2WDと4WDの2つの駆動方式が用意されており、4WDは雨や坂道などで前後輪に回転差が生まれたときに後輪を駆動する「Vフレックスフルタイム4WD」です。
ボディサイズ
全長 | 3,650~3,680mm |
---|---|
全幅 | 1,665mm |
全高 | 1,525mm |
ホイールベース | 2,490mm |
車両重量 | 910~960kg |
乗車定員 | 5人 |
ヤリスよりも小ぶりなボディサイズですが室内は広々としており、収納スペースも豊富です。後席の足元はコンパクトカーでもトップクラスの広さで、乗り降りや横移動も楽におこなえます。
4.6mと最小回転半径も小さく、さらにガラスエリアも大きくとられているため、周囲の視界も広々。狭い道などでの取り回しも楽なので、初心者ドライバーでも安心です。
歴代モデル
【初代】パッソ:AC10型(2004〜2010年)
初代パッソは、トヨタとダイハツの共同開発により2004年6月に発売されました。ダイハツからは姉妹車として「ブーン」が発売されています。
それまでトヨタ車の最小モデルであった「デュエット」と世代交代する形でデビューしたパッソは、トヨタのファミリー向け車種のエントリーモデルに位置づけられており、メインユーザーとして女性をターゲットにしています。
軽自動車に匹敵する軽快な取り回し性能や、丸みを帯びた愛らしいデザインをはじめ、ニーズにあったエンジンや駆動方式の選択肢が用意されていたことで、幅広いユーザー層から支持を得ました。
【2代目】パッソ:AC30型(2010〜2016年)
初代に引き続き、ダイハツとの共同開発で登場。女性向けというコンセプトを重視して開発されました。
プラットフォームを初代から引き継いだことでボディサイズが変わることなく、優れた取り回し性能は健在。
ピラー形状を調整することで視界を確保するとともに、運転のしやすさ向上も意識しています。
2代目から新たに通常のパッソのほか、専用デザインを採用した上位モデル「パッソ+Hana(プラスハナ)」を設定。2タイプの販売になりました。
- 最新「パッソ」中古車情報
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本日の在庫数 2360台 平均価格 82万円 支払総額 13~194万円
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...