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トヨタのディーゼル車を買うなら中古車かランドクルーザープラド?現行&歴代車種一覧
目次
- ディーゼル車とは? 特徴は?
- トヨタ ディーゼル車の現行車種および既存車種を一覧でご紹介!
- トヨタの現行ディーゼル車「ハイエース&レジアスエース」
- トヨタの現行ディーゼル車「ハイエースコミューター」
- トヨタの現行ディーゼル車「プロボックス&サクシード」
- トヨタの現行ディーゼル車「ランドクルーザープラド」
- トヨタの歴代ディーゼル車「タウンエースバン&ライトエースバン」
- トヨタの歴代ディーゼル車「ハイラックス&ハイラックスサーフ」
- トヨタの歴代ディーゼル車「カローラ&カローラフィールダー」
- トヨタの歴代ディーゼル車「ランドクルーザー70&ランドクルーザー100」
- トヨタの歴代ディーゼル車「ガイア」
- トヨタ ディーゼル車は使用用途やグレードが選びのポイント
ディーゼル車とは? 特徴は?
「Diesel(ディーゼル)」は英語で「軽油」を示す単語です。
ディーゼル車とは、簡単に説明すると「軽油が燃料のエンジンの車」となります。
ハイブリッド車に続き、軽油を燃料とするディーゼル車の環境性能は近年大きく向上しており、エンジンは日々進化を続けています。
ディーゼルエンジンの主な特徴として、ガソリン車に比べてパワフルながらも穏やかな動きを実現しています。
大排気量のエンジンも作りやすく低回転でも大きな力を得られるため、主に大型トラックやスポーティーな車種に用いられています。
ディーゼル車はお得?
現時点でディーゼル車は燃費の良さを売りとしていますが、車種によってはガソリンモデルと比べると車両価格が高くなります。
自動車税やエンジンオイルなどの要素を考慮すると、維持費がガソリン車より安いとは言い切れません。
同一車種にディーゼルエンジンとガソリンエンジンの両方のモデルがあれば、以下の内容を計算することでどちらがお得かわかります。
(年間走行距離÷燃費×燃料単価)+(エンジンオイル・フィルター交換費用×回数)=年間維持費
■ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの比較についての記事はこちら
トヨタ ディーゼル車の現行車種および既存車種を一覧でご紹介!
2016年型 ランドクルーザープラド
トヨタは近年、ハイブリッド車の生産・販売に力を入れている一方、ディーゼル車も多数輩出しています。
現在、トヨタが扱うディーゼルエンジン搭載の現行車はランドクルーザープラド(新型)、レジアスエース、ハイエースバン、ハイエースコミューター、プロボックスバン、サクシードバンなどがあります。
現行モデルの旧型を含めるとカローラバン、ハイラックス、ハイラックスサーフ(旧型あり)、ガイア、レジアスエース、カローラフィルダー、カローラ、ランクル70・100、ランクルプラド(旧型)、ライトエースバン、タウンエースバンなどが挙げられます。
その中でもランドクルーザーシリーズはトヨタが世界に誇るフルサイズSUVとして、トヨタディーゼル車の代表格と言えます。
ここからはトヨタのディーゼル現行車とディーゼルエンジン搭載モデルのあった歴代車種を紹介していきます。
トヨタの現行ディーゼル車「ハイエース&レジアスエース」
ハイエースは標準ボディからロングバン、スーパーロングバンタイプまで、全長・幅・高さで選べる4種類を展開しています。
さらに、内装のシート配列やフロア形状、スライドドアのタイプなども細かく選ぶことができます。
1tキャブバン最大クラスの荷室スペースは使い勝手が良く、考え抜かれた多機能ハイエースバンになっており、これ一台でアウトドアスポーツやクルマ旅行、家族でのレジャーなど、毎日の可能性が大きく広がります。
レジアスエースはハイエースの姉妹車であり、キャブオーバー型のバンで主に商用車として使われることが多いです。
こちらもハイエースと同じくボディーや内装は選ぶことができ、かさばるアウトドア用品やサーフボードがそのまま積み込める圧倒的な積載性を兼ね備えています。
ハイエース、レジアスエースの違い
外装(エクステリア)はエンブレム以外の差はこれといってありません。
販売チャネルにも違いがあり、トヨタにはトヨタ系、トヨペット系、カローラ系列、ネッツ系列とありますが、「ハイエース」はトヨペット系から、「レジアスエース」はネッツ系列となっています。
さらにレジアスエースは4ナンバーのバンのみとなっていますが、ハイエースは普通自動車免許では運転の出来ない14人乗りの「コミューター」と普通自動免許で運転できる10人乗りの「ワゴン」に分かれています。
レジアスエース現行型のスペック
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
4,695 | 1,695 | 1,980 |
ホイールベース | 車両重量 | 乗車定員 |
2,570 | 1,640 | 3/6 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
3000ディーゼル | 2000ガソリン | 2700ガソリン | |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHC | 直列4気筒DOHC | 直列4気筒DOHC |
排気量 | 3L | 2L | 2.7L |
最高出力 | 106(144)/3,400 | 100(136)/5,600 | 118(160)5,200 |
最大トルク | 300(30.6)/1,200~3,200 | 182(18.6)/4,000 | 243(24.8)/4,000 |
トランスミッション | 4AT | 6AT | 6AT |
駆働方式 | FR/4WD | FR | FR/4WD |
使用燃料 | 軽油 | ガソリン | ガソリン |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
トヨタ レジアスエース 新車価格 | |
---|---|
DXシリーズ | 220万~317万 |
DX/GLパッケージシリーズ | 230万~327万 |
[単位]円(消費税込み) |
ハイエース、レジアスエース関連記事はこちらから
トヨタの現行ディーゼル車「ハイエースコミューター」
乗車定員14名の上質な室内空間のコミューターGL、室内幅をゆったりとったコミューターDXの2つのタイプ展開です。
ハイエースコミューターは、14席すべてに3点シートベルトを装備、リクライニング機能や個別吹き出し付リヤクーラーもそれぞれの座席についているため、長時間の移動も快適な作りになっています。
また、ボディは全タイプがハイルーフ仕様で、最後列でも少ないかがみ込みでラクに乗り降りができます。
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
5,380 | 1,880 | 2,285 |
ホイールベース | 車両重量 | 乗車定員 |
3,110 | 2,190 | 14 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
3000ディーゼル | 2700ガソリン | 2700ガソリン | |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒直噴式DOHCターボ | 水冷直列4気筒直噴式DOHCターボ | 水冷直列4気筒DOHC |
排気量 | 3L | 2.7L | 2.7L |
最高出力 | 106(144)/3,400 | 118(160)/5,200 | 118(160)/5,200 |
最大トルク | 300(30.6)/1,200~3,200 | 243(24.8)/4,000 | 243(24.8)/4,000 |
トランスミッション | 4A/T | 6A/T | 6A/T |
駆働方式 | 2WD | 2WD | 4WD |
使用燃料 | 軽油 | ガソリン | ガソリン |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
トヨタ ハイエースコミューター 新車価格 | |
---|---|
DX(3000ディーゼル) | 344万 |
DX(2700ガソリン) | 303万 |
DX(2700ガソリン) | 334万 |
[単位]円(消費税込み) |
トヨタの現行ディーゼル車「プロボックス&サクシード」
1日のほとんどを車内で過ごすビジネスマン向けに開発されたのが、プロボックスバンです。
1Lの紙パックが収まるドリンクホルダー、ノートパソコンが楽に置ける引き出し式のインパネテーブル、ほぼフラットまでリクライニングするフロントシートや、荷物を高く持ち上げる必要がない低くフラットな床面とスクエアな荷室など、使いやすさに徹底的にこだわった内装で作業の効率アップをサポートします。
また、低燃費でランニングコストを抑えると共に、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を全車に標準装備をするなど、安全性も上がりました。
姉妹車となるサクシードは、プロボックスの2014年のビッグマイナーチェンジによって車体が統合されていますが、サクシードとは機能差やスペックなど細かい部分に違いがあります。
全長はサクシードの方が10.5cm長く、最大積載量もプロボックスよりも50kg多い450kgとなります。
さらにサクシードには1.3Lガソリンエンジン、1.5LCNGエンジン及びワゴンMT車の設定がありません。
プロボックス | サクシード | |
---|---|---|
全長 | 4,245 | 4,245 |
全幅 | 1,690 | 1,690 |
全高 | 1,525 | 1,525 |
ホイールベース | 2,550 | 2,550 |
車両重量 | 1,090 | 1,090 |
乗車定員 | 2/5 | 2/5 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
ディーゼル | ガソリン | ガソリン | |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHC | 直列4気筒DOHC | 直列4気筒DOHC |
排気量 | 1,362cc | 1.496cc | 1.496cc |
最高出力 | 53(72)/4,000 | 80(109)/6,000 | 76(103)/6,000 |
最大トルク | 170(17.3)/2,800 | 136(13.9)/4,800 | 132(13.5)/4,400 |
トランスミッション | 5MT | Super CVT(自動無段変速機) | Super CVT-(自動無段変速機) |
駆動方式 | FF/2WD | 2WD | 4WD |
使用燃料 | 軽油 | ガソリン | ガソリン |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
新車価格 | プロボックス | エクシード |
おすすめグレード / 価格 | F / 170万 | TX / 170万 |
4WD高級グレード / 価格 | DXコンフォート / 175万 | UL / 175万 |
トヨタの現行ディーゼル車「ランドクルーザープラド」
ランドクルーザープラド(ランクルプラド)はオフロードSUVであるランドクルーザーシリーズの一つであり、トヨタのディーゼル車の代表格と言えます。
2016年8月に発売された、旧モデルから8年ぶりの復活と称えられているランドクルーザープラドはランドクルーザー70系の派生車種となっています。
新しく、新開発のクリーンディーゼルエンジンを搭載し、4.0Lクラスのガソリンエンジンを上回るほどのパワフルさに加えて、世界でも厳しいと評される日本の排出ガス基準もクリアしました。
また、広々とした空間はレジャーだけでなく家族のための車としても実用性と快適性を感じさせてくれます。
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
4,760 | 1,885 | 1,850 |
ホイールベース | 車両重量 | 乗車定員 |
2,790 | 2,160 | 5 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
TX(5人乗り) | TX(7人乗り) | TX(5人乗り) | |
車両重量 | 2,160kg | 2,080kg | 2,040kg |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHC | 直列4気筒DOHC | 直列4気筒DOHC |
排気量 | 2.754cc | 2.693cc | 2.693 |
最高出力 | 130(177)/3,400 | 120(163)/5,200 | 120(163)/5,200 |
最大トルク | 450(45.9)/1,600~2,400 | 246(25.1)/3,900 | 246(25.1)/3,900 |
トランスミッション | 6 Super ECT | 6 Super ECT | 6 Super ECT |
駆動方式 | 4WD | 4WD | 4WD |
使用燃料 | 軽油 | ガソリン | ガソリン |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
ランドクルーザー、ランドクルーザープラドについての関連記事はこちら!
トヨタの歴代ディーゼル車「タウンエースバン&ライトエースバン」
広い荷室とキャビンのスペース両方が確保され、荷物の積み降ろしもスムーズに済ませることができる普段使いに抜群のワンボックスカーです。
タウンエースは販売元がカローラ、ライトエースがネッツという違いのみで、見た目やスペックは全く同じ兄弟車となっています。
タウンエース | ライトエース | |
全長(mm) | 4,045 | 4,045 |
全高(mm) | 1,900 | 1,900 |
全幅(mm) | 1,665 | 1,665 |
積載量(kg) | 750 | 750 |
エンジン | 3SZ-VEエンジン | 3SZ-VEエンジン |
金額(円) | 156万 | 156万 |
ライトエースに関する記事は下記をご覧ください
トヨタの歴代ディーゼル車「ハイラックス&ハイラックスサーフ」
ハイラックスはピックアップトラック型の乗用車並の豪華さを兼ね備えている車種であり、1968年から2004年までの6代目までピックアップトラック型を継続し続けました。
その後発売されたハイラックスサーフはハイラックスをベースとして製造され、基本部品をはじめ、サスペンションやエンジン、ドライブトレーンなどを進化させた作りになっています。
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トヨタの歴代ディーゼル車「カローラ&カローラフィールダー」
カローラはクラウンやランドクルーザー、およびプリウスと並ぶトヨタの代表的な車種であり、その時代ごとの基準に合わせて設計を行い、多くの派生モデルの開発や販売を行ってきました。
基本型のセダンに加え、多くの派生車を1969年から2001年までの33年間、長期に渡って車名別日本国内販売台数第1位を維持。
その後、安全装置「TOYOTA Safety Sense C」を搭載したスポーティーラインのセダンハイブリッド、カローラフィールダーが発売されました。
カローラ、カローラフィールダーの関連記事はこちら
トヨタの歴代ディーゼル車「ランドクルーザー70&ランドクルーザー100」
ランドクルーザー70は40系後継モデルとして発売され、オフロードが多い国外向けに一際火力の大きい種類も製造されており、業務用から乗用車としても使えるよう、前型に比べてスタイルが一新されていることが70の特徴です。
ランドクルーザー80の後継モデルである100系は、高級SUV思考でありながら乗用車感覚も追及するため、ボディサイズをあえて大型化して広い室内空間の確保と走行時の高速安定性を追求したモデルです。
ランドクルーザーシリーズとしてのイメージは基本的に大型で業務用やオフローダー、というイメージがありますが、モデルチェンジによって乗用車としての使い勝手や快適さを考慮し、年々進化しているシリーズです。
ランクル70 | ランクル100 | |
新車価格(円) | 360万 | 403万~569万 |
ボディタイプ | クロカン・SUV | クロカン・SUV |
全長(mm) | 4,455 | 5,125 |
全幅(mm) | 1,790 | 1,940 |
全高(mm) | 1,950 | 1,890 |
排気量(cc) | 2,446~4,163 | 4,163~4,663 |
最高出力 | 115~231 | 196~235 |
駆動方式 | 4WD | 4WD |
乗車定員(人) | 5 | 5 / 8 |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
ランドクルーザー、ランドクルーザープラドに関する記事はこちら!
トヨタの歴代ディーゼル車「ガイア」
トヨタのガイアは初代イプサムの兄弟車として販売されたミニバンであり、全長・全高が大きくなったことにより内外装共に安定感が増しましましたが、扱いやすさはそのままに、ガイアの持ち味である落ち着いた大人らしい高級感も併せ持っています。
トヨタ ガイアのスペック
ディーゼル | ガソリン | |
エンジン種類 | 直列4気筒OHCターボ | 直列4気筒OHCターボ |
排気量 | 2,184cc | 2,184cc |
最高出力 | 69(94)/4,000 | 112(152)/4,000 |
最大トルク | 206(21.0)/2,200 | 200(20.4)/4,000 |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
トヨタ ディーゼル車は使用用途やグレードが選びのポイント
トヨタのディーゼル現行車や歴代車について紹介してきましたが、いかがでしたか。
ランドクルーザープラドは世界的に有名ですが、人気の車が自分に合っているとは限りません。
どの車種も機能だけでなく外装や内装にも違いがあり、アウトドアや旅行、ビジネスで使用するのかなどの用途によって選ぶ車種やグレードが変わります。
ランクルプラドシリーズの場合、主にTX、TX’’Lパッケージ’’、TZ-Gと三段階ありますが、一番下のグレードであるTXでも7人乗りではなく5人乗りというところを除けば、基本的な性能は十分にあります。
フルサイズSUVに属しているものは、特に車体の横幅が広く設定されているため、駐車場や車庫に気を付けなければないなど、車体の大きさや燃費なども考慮するポイントです。
中古車も良い状態の車体があるので予算によっては中古での購入も選択肢に入れ、自分に最適な車を選びましょう。
ディーゼル車、ガソリンエンジンとの比較についての記事はこちら
ディーゼル車を紹介している記事はこちら
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...