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ジムニー シエラ完全情報!おすすめグレードや人気カラー、スペックなどを解説
スズキ ジムニーシエラとはどんな車?
ジムニーシエラは、軽自動車であるジムニーの普通車仕様で、軽自動車規格が存在しない海外ではこのシエラがスタンダードなジムニーとして販売されています。
JCとJLにモデルが分かれ、装備が若干異なるものの、1500ccのエンジンや、副変速機付きのミッションなど、基本性能に違いはありません。
基本はジムニーなので、本格クロスカントリーとしての造りはそのままです。同じクラスに、ダイハツ・ロッキーや、トヨタ・ライズ、ヤリスクロスなど、SUVモデルも多くあるクラスですが、悪路走破性がずば抜けて高いのがジムニーシエラの特徴。
モデルチェンジのたびに丸みを帯びたデザインに変わっていましたが、現行では昔ながら角ばったイメージを復活させました。先進安全装備や、部品の電子化も進んだ世代で、エンジン基本性能も向上しています。
メーターのデザインも過去のものを踏襲したものになり、先代よりワクワク感を演出したものに変更されました。
副変速機や、ラダーフレーム、リジットアスクルサス、新機能のブレーキLSDトラクションコントロールなど、本格クロスカントリー並みの装備を誇るのは、ジムニーとジムニーシエラだけです。
2021年9月にオートライト標準装備&4速AT車にアイドリングストップシステム設定
2021年9月に実施された一部改良によって、オートライトシステムを全車標準装備としたほか、4速AT車は停車時に作動するアイドリングストップシステム(2WD走行時のみ)が設定されました。
おすすめグレード
ジムニーシエラのグレード構成と車両価格
2021年5月時点で販売されているジムニーシエラのグレード(特別仕様車を除く)は以下表のとおりです。
グレード名 | 車両価格(税込) |
---|---|
JL | 1,793,000円~ |
JC | 1,958,000円~ |
「JL」は標準的な装備・機能、「JC」は内装がアップグレード
2グレードしかないジムニーシエラ。標準的な装備・機能は揃いますので、本革巻きステアリングやメッキ加飾など内装のアップグレードや、オートレベリング機構付きLEDヘッドランプやLEDサイドターンランプ付きドアミラーが魅力的であれば「JC」を選びましょう。
JLとの価格差は16万5,000円。諸費用も含めると確実に200万円をオーバーしますが、こういった装備に魅力を感じるのであればおすすめです。
ジムニーシエラの内外装についてはみぃぱーきんぐさんがレポートしてくれています!
ボディカラーは全11色
ジムニーシエラは、「JL」でモノトーン8色、「JC」ではそれにプラスしてツートーン3色の計11色のボディカラーラインナップ。
査定額が高くなるのは、黒・白・シルバーのパールやメタリックカラーですが、「ジャングルグリーン」や「シフォンアイボリーメタリック」といったオフローダーのイメージにあったカラーも人気です。
モノトーン
カラー名称 | カラーコード |
---|---|
キネティックイエロー | (ZZB) |
シフォンアイボリーメタリック | (ZVG) |
ブリスクブルーメタリック | (ZWY) |
ミディアムグレー | (ZVL) |
ブルーイッシュブラックパール3 | (ZJ3) |
ジャングルグリーン | (ZZC) |
シルキーシルバーメタリック | (Z2S) |
ピュアホワイトパール ※JCのみ | (ZVR) |
ホワイト ※JLのみ | (26U) |
ツートーン
カラー名称 | カラーコード |
---|---|
キネティックイエロー ブラック2トーンルーフ | (DG5) |
シフォンアイボリーメタリック ブラック2トーンルーフ | (2BW) |
ブリスクブルーメタリック ブラック2トーンルーフ | (CZW) |
スズキ ジムニーシエラのスペック
ボディサイズ
全長 | 3,550mm |
---|---|
全幅 | 1,645mm |
全高 | 1,730mm |
ホイールベース | 2,250mm |
車両重量 | 1,070~1,090kg |
乗車定員 | 4人 |
ジムニーシエラはジムニーよりも全長、全幅が拡大され、全高もわずかにジムニーシエラのほうが高いです。
ホイールベースはジムニーと同じですが、左右のホイールの距離をあらわすトレッドはジムニーシエラのほうが広く、その分踏ん張りが利く車体となっています。
ただし、室内の広さはほとんど同じなため、室内の快適性や使い勝手はジムニーシエラとジムニーで差はほとんどありません。
パワートレイン
エンジン | 水冷直列4気筒 |
---|---|
排気量 | 1,460cc |
最高出力 | 75kW[102PS]/6,000rpm |
最大トルク | 130N·m[13.3kgf・m]/4,000rpm |
トランスミッション | 5速MT 4速AT |
駆動方式 | 4WD |
使用燃料 | レギュラー |
ジムニーシエラがジムニーと大きく違う点はエンジンで、軽自動車のジムニーは658ccエンジンを搭載していますが、ジムニーシエラでは、1.5Lエンジンを搭載します。
ジムニーよりも排気量が大きい1.5Lエンジンを搭載することで、ジムニーシエラは余裕のある力強い走りができるようになりました。
ただし、ジムニーシエラは普通車となるため、自動車税や高速道路料金などがジムニーよりも高くなってしまう点には注意が必要です。
歴代モデル
ジムニー8:SJ20(1977年~1982年)
初代はシエラではなく、ジムニー8として販売されました。搭載される4サイクル800ccエンジンは、輸出仕様のエンジンで、それを国内向けに販売したモデルとして知られています。
それ以外には、トラック仕様のジムニーなど、現在ではあまり見ないスタイルの仕様があり、垂涎もののモデルになっています。
ジムニー1000/1300:SJ40/JA51(1982年~1988年)
2代目は、さらに排気量アップし1000ccとなります。こちらにもトラック仕様がありますが、売れ行きはイマイチだったようで、本物であれば激レアな1台となっています。
それ以外は、少し大きなジムニーであることは、今も昔も変わりありません。ジムニーの幅広のタイヤや、排気量な大きなエンジンを搭載していることも変わりません。
その後、ジムニー1300として、当時のスズキのコンパクトカー、カルタスのエンジンを搭載したモデルとして登場します。
【初代】ジムニーシエラ:JB31/JB32(1993年~1998年)
3代目はジムニーシエラとして初登場となる世代です。
シエラは、北米仕様のサムライをベースにした、オーストラリア仕様の名前で、日本ではサブネームとして付け加えられています。
とはいえ、コンセプトは従来のまま、ファンは違和感なく受け入れることができた1台です。
1995年にJB32型へと移行し、ジムニー1300シエラとして発売。
第1期と同じ1300ccながら、4バルブ化されたことで出力が向上した1台。正統進化したモデルとはいえ、昔ながらの雰囲気をそのままに引き継ぐジムニーは、変わらずといった仕上がりです。
【2代目】ジムニーワイド/ジムニーシエラ:JB33/JB43(1998年~2018年)
車名が再びジムニーワイドに戻り、SOHCからDOHCへと変更。オンロードは滑らかに、オフロードは力強く走る様に考えられた1台です。
それ以外はジムニーと至って同じ仕様で、今も昔も変わらないスタイルを貫いている点がシエラのいいところです。
2002年から車名がジムニーシエラに戻り、搭載されるエンジンも、当時のスイフトやワゴンRソリオと同じエンジンになります。
生産期間が長いだけあって仕様変更も多く、横滑り防止装置や、トラクションコントロールを搭載するなど、電子化も徐々に進んでいきました。
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本日の在庫数 1238台 平均価格 272万円 支払総額 66~555万円
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...