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【クーペSUVダサい?】おすすめクーペSUV10選・セダンとの違いを紹介
クーペとセダンの違い
クーペとセダンの違いは基本的にドアの数です。2ドアはクーペ・4ドアはセダンと分けることができます。
しかし近年では、「4ドアクーペ」「クーペSUV」といったモデルも登場しているので、ドアの定義ができなくなっています。
以下の表でクーペとセダンの違いをまとめた表です。
クーペ | セダン |
---|---|
基本2ドア | 基本4ドア |
1列or2列シート | 2列シート |
デザイン・走行性能の高さを求めているか人におすすめ | 居住性・快適性の高さを求めてる人におすすめ |
【国産】クーペSUVおすすめ5選
トヨタ C-HR
■新車販売価格:2.392,000〜3,155,000円
2016年12月に登場したC-HRは、国内のクーペSUV認知度を高めた存在といえるでしょう。後席の居住性に劣るコンパクトなクーペSUVでありながらも世界的大ヒットモデルとなりました。
スポーティな外観もさることながら、C-HRの特徴はスポーツカーテストの聖地ニュルブルクリンクを走り込んでチューニングを行った足回りです。2019年のマイナーチェンジでは1.2Lガソリンターボに6MTが追加され、空力性能とハンドリング性能を強化したGRスポーツもラインナップしています。C-HRは販売開始から丸6年が経過し、近々のモデルチェンジが噂されています。
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本日の在庫数 2705台 平均価格 216万円 支払総額 125~360万円
トヨタ クラウンクロスオーバー
■新車販売価格:4,350,000~6,400,000円
4種のボディタイプが登場すると告知された16代目クラウンの先陣を切って販売されたモデルが2022年9月に登場したクラウン クロスオーバーです。クーペのような外観ではあるものの、トランクルームとキャビンは完全に独立しており、ファストバック型の4ドアセダンに近い構造になっています。
これまでのクラウンとは大きく印象が変わったため、スタイリングに関しては賛否が大きく分かれますが、セダンとSUVの中間的な後席居住性はトヨタが狙った自動車の新しいあり方といえるでしょう。本命のセダンが控えている以上、クラウンクロスオーバーはあくまで派生モデルの位置づけです。
日産 アリア
■新車販売価格:5,390,000円〜
アリアは2022年1月に登場した日産の電気自動車(EV)です。日産の根源的なデザインコンセプトとしてある「日本らしさ」と、現代的な「EVらしさ」を融合させてグローバルに受け入れられるデザインを追求した結果、十分な居住性を確保したうえでクーペSUVのようにデザインされました。
アリアのボディサイズは全長4,595×全幅1,850×全高1,655mm。航続距離はバッテリー容量や駆動方式に応じて450km〜610kmとし、4WDモデルは前後2基のモーターを緻密に制御することで高い安定性を獲得した「e-4ORCE」が搭載されます。
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本日の在庫数 116台 平均価格 521万円 支払総額 390~1,037万円
マツダ MX-30
■新車販売価格:2,640,000〜2,997,500円(MX-30EVは、4,510,000~5,016,000円
MX-30はラージ商品群と呼ばれる高級路線のマツダ CX-30と基本構造を共有するクーペSUV。傾斜したリアハッチと「フリースタイルドア」と呼ばれる観音開きドアを組み合わせたチャレンジングな構造がMX-30の特徴です。
とはいえMX-30の後部座席は広いとはいいがたく、フロントドアを開けなければリアドアは開閉できません。しかしCピラーが乗降を阻害せず、後席両側にはISOFIXが備わるため簡単にチャイルドシートが取り付けられます。用途は限られるものの目的が合致すれば他に代わる車はないでしょう。
2019年10月に2.0Lエンジン+24VマイルドハイブリッドモデルのMX-30が先行して販売され、2021年1月にはEVモデルが追加されました。
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本日の在庫数 81台 平均価格 227万円 支払総額 172~299万円
レクサス RX
■新車販売価格:6,640,000〜9,000,000円
2022年11月に発売された5代目RXは、レクサスの新しいデザインテーマ「スピンドルボディ」の採用に加え、リアハッチの傾斜が強められたことでクーペ風スタイルが強調されて登場しました。
先代から全高が10mm低くなり、ホイールベースは60mm拡大されたことに加え、継続して採用されるCピラーパネルの装飾が車体をより低く見せるのに一役買っています。
後席は先代よりも後ろに着座するようになったのにも関わらず、延長されたホイールベースにより居住性の悪化はなく、荷室はハッチ内側のトリムを薄くすることでむしろ広くなりました。RXと同じスピンドルボディを採用する電動クーペSUVであるレクサス RZは2023年に発売予定です。
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本日の在庫数 1224台 平均価格 507万円 支払総額 108~1,148万円
【外車】クーペSUVおすすめ5選
ルノー アルカナ
■新車販売価格:3,990,000〜4,29,000円
2022年5月に発売されたアルカナは、4ドアクーペのボディをそのまま用いたようなデザインのクロスオーバーSUVです。外観もさることながら、アルカナのもっと大きな特徴は上位モデルに組み込まれた独自構造のハイブリッドシステムにあります。
駆動モーターにドグクラッチ式の2段変速機を追加することでモーター駆動領域の拡大しつつ、マイルドハイブリッド用のモーターで回転数を同期させて変速ショックをなくす「E-TECH HYBRID」がアルカナの注目すべき点です。
この仕組みによりシステムの小型化に成功し、1.6Lエンジンと組み合わせて搭載されたアルカナはミドルサイズSUVでありながら、WLTCモード22.8km/Lの高い燃費性能を実現しています。
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本日の在庫数 38台 平均価格 367万円 支払総額 277~451万円
シトロエン C5 X
■新車販売価格:4,840,000〜6,360,000円
シトロエンのフラッグシップモデルとなるC5 Xは、全長4,805×全幅1,865×全高1,490mmの低く長いプロポーションによりステーションワゴンやシューティングブレークにも見える個性的な外観が特徴です。
リアハッチの傾斜が強まるのは後席の頭部位置より後ろ側となるため圧迫感は覚えづらく、長い全長と低い天井のC5 Xは居住空間もステーションワゴンに近いものとなっています。
パワートレインは1.6ターボエンジン+8速ATモデルが搭載され、同じエンジンのプラグインハイブリッドモデルもラインナップします。2022年10月に欧州で発売されたプジョー408はC5 Xと基本構造を同じくする兄弟車です。
アウディ Q5スポーツバック
■新車販売価格:7,440,000〜8,020,000円
2021年7月に発売されたQ5スポーツバックは、アウディ Q5のクーペ版です。ルーフレールが取り払われたうえでリアハッチが大きく傾斜してはいるものの、後席居住性はQ5とほとんど変わらず、クーペ化の弊害はラゲッジスペースが若干犠牲になっている程度に抑えられています。
グレードラインナップはQ5と同じくクアトロアドバンスドとクアトロSラインの2種類で、どちらも204psを発揮する2.0Lディーゼルエンジン+12Vマイルドハイブリッドを搭載。Q5と同じオンデマンド式のクワトロ4WDシステムや、低負荷時にエンジンを完全停止させる惰力走行制御によりWLTCモード燃費は17.4km/Lをマークします。
354psの3.0LV6ガソリンターボエンジンを搭載したSQ5スポーツバックもラインナップしています。
BMW X4
■新車販売価格:8,090,000〜9,580,000円
X4は元祖クーペSUVとして誕生したBMW X6の小型版であり、ボディサイズは全長4,760×全幅1,920×全高1,620mmです。
X4は2018年9月2代目となり、より丹精なフロントフェイスに変貌。2021年10月にマイナーチェンジが行われ、グリルや灯火類の意匠変更など改良に加え、一定条件下で手放し運転を可能とする運転支援機能が追加されました。
現行型X4は、190PSを発揮する2.0LディーゼルモデルのxDrive20dと、387psの3.0Lガソリンターボエンジンを搭載するM40iの2グレードがラインナップしています。
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本日の在庫数 158台 平均価格 527万円 支払総額 167~901万円
ポルシェ カイエンクーペ
■新車販売価格:12,130,000〜28,510,000円
2019年に追加されたカイエンクーペは、フロントウィンドウの傾斜からルーフ形状までが新たに設計しなおされて登場しました。拡大されたトレッドも相まって通常のカイエンとはまったく異なるシルエットとなっており、後席座面を30mm低くすることで居住性を確保するとともに、さらなる低重心化が図られています。
ラインナップはベースモデルに加え「S」「GTS」「ターボ」「ターボGT」「E-ハイブリッド」の全6種です。340psの3.0L V6ターボを搭載するベースモデルの0-100km/h加速は6.2秒。トップモデルのターボGTは、640psの4.0L V8ターボエンジンが搭載され、3.3秒で100km/hに達し最高速度300km/hのスペックが与えられています。
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本日の在庫数 84台 平均価格 1,549万円 支払総額 901~2,727万円
クーペSUVはダサい!?
独特な雰囲気を放つクーペSUVは、その独特過ぎる外観により賛否が分かれます。リアハッチの傾斜は、車体側面の傾斜と併せて空気抵抗係数の低減に寄与するものの、SUVの実用性を明らかに低下させます。そもそも重心が高いSUVは、高速走行には向いた形とはいえません。
そのため、この相反する要素が混ざりあったクーペSUVは非合理的であり、走行性能も快適性能もスタイリングのいずれも中途半端になりがちです。
とはいえクーペSUVは、重心を低めつつ空気抵抗を低減して走行性能を高めたSUV、あるいは十分なロードクリアランスを確保し走破性を高めたクーペと考えれば合理的な車といえます。
外観の賛否は個々人の趣向に左右されるため、クーペSUVを「ダサい」と一言で片付けることはできません。しかし、SUVの意味は「スポーツ多目的車」であり、どのような局面でも高い走行性能を発揮できる性能が求められているとすれば、クーペSUVは理想的なグランドツアラーとなりえる可能性を秘めています。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...