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マツダ MAZDA3(マツダ3)完全情報!おすすめグレードや人気カラー、スペックなどを解説
マツダ MAZDA3(マツダ3)とはどんな車?
MAZDA3はマツダが製造・販売している乗用車で、4ドアセダンと5ドアファストバック(ハッチバック)の2つのボディタイプが用意されています。
日本国内ではもともと「アクセラ」の車名で販売されていましたが、日本国外では「MAZDA3」として販売されており、2018年に公開された4代目にあたるモデルより現在の車名へ統一されました。
マツダのデザインコンセプトである「魂動デザイン」をさらに深化させたマツダの次世代商品群第1弾のモデルで、デビュー翌年の「世界・カー・オブ・ザ・イヤー(WCOTY)」において「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」を受賞するほど、デザイン面で評価が高いモデルです。
マツダ初の技術を多く搭載しており、中でもハイブリッドモデルは世界初の火花点火制御圧縮着火(SPCCI)を実現した「SKYACTIV-X」を採用しました。そのほかにも、ボディタイプやパワートレイン、駆動方式別に豊富なグレードが用意されています。
おすすめグレード
マツダ3のグレード構成と車両価格
2021年5月時点で販売されているMAZDA3のグレード(特別仕様車を除く)は以下表のとおりです。
グレード [グレード名] | ガソリン車 車両価格(税込) [15Sまたは20S] | ディーゼル車 車両価格(税込) [XD] | ハイブリッド車 車両価格(税込) [X] |
15S | 2,221,389円~ | – | – |
15S Touring | 2,315,989円~ | – | – |
PROACTIVE | 2,515,741円~ | 2,790,741円~ | 3,198,148円~ |
PROACTIVE Touring Selection | 2,636,741円~ | 2,911,741円~ | 3,319,148円~ |
L Package | 2,698,055円~ | 2,973,055円~ | 3,380,463円~ |
装備差を比べるときに見るべきグレードは5つ
マツダ3の装備差は以下5つのグレードの違いで確認できます。
- エントリーグレード(ガソリン車のみ)
- Touring(ガソリン車のみ)
- PROACTIVE
- PROACTIVE Touring Selection
- L Package
ガソリン車のみにしかない2グレードを除き、「PROACTIVE」以上のグレードは全てのパワートレインおよびボディタイプで選択できます。
セダンとファストバック(ワゴン)の車両価格やグレード構成は同じ
マツダ3はパワートレインが3種類あるうえ、全てでセダンかファストバック(ワゴン)を選択できるため、グレードを選ぶのが一見難しそうに感じます。
しかし、セダンとファストバックの車両価格やグレード構成は同じように設定されているため、トランスミッションや駆動方式に条件がなければ、まずパワートレインを決めましょう。ボディタイプは最後に決めてもOK。検討途中から変更しても問題ないでしょう。
6MT仕様はガソリン車とハイブリッド車のファストバックのみ
6MT仕様はガソリン車とハイブリッド車のファストバックのみに設定されています。
また、6MT仕様かつ4WDはハイブリッド車のファストバックのみとなりますので、トランスミッションや駆動方式にこだわる場合は、簡単にグレードを絞ることができます。
「PROACTIVE」が標準と考えよう
アダプティブLEDヘッドライトや、標識認識機能や前側方接近車両検知機能といった、ミドルグレード以上の装備が揃っているグレードです。
ライバル車と比較するなら、「PROACTIVE」をピックアップしてみましょう。
ガソリン車でも「PROACTIVE」以上がおすすめ
ガソリン車は1.5Lエンジン仕様のエントリーグレード「15S」「15S Touring」も選べますが、ヘッドライトとテールライトがLEDでない、標識認識機能や前側方接近車両検知が搭載されないことを考えると、「PROACTIVE」以上がおすすめです。
マツダ3の購入予算は、ガソリン車のPROACTIVEが選べる250万円を目安とするのがよいかもしれません。
長時間・長距離ドライバーは「PROACTIVE Touring Selection」以上が安心
「PROACTIVE Touring Selection」「L Package」では、従来の全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールに加え、ステアリングアシスト機能付きの「クルージング& トラフィック・サポート (CTS)」が装備されます。
また、メモリー機能付き運転席パワーシートや運転席・助手席シートヒーターも装備されるため、使い勝手も向上します。
長時間・長距離走行が多いという人は、「PROACTIVE Touring Selection」以上を選ぶと、安心・快適なドライブが楽しめるでしょう。
「L Package」は内外装がランクアップ
最上位グレード「L Package」は、基本的な機能・装備は「PROACTIVE Touring Selection」と同じ。スムースレザーシートなど、内外装をグレードアップしたいという人にはおすすめのグレードですが、使い勝手重視であれば無理にランクアップしなくてもよいでしょう。
ただし、サンルーフを希望する場合は、ハイブリッド車のL Packageを選びましょう。他グレードやパワートレインではオプション選択できません。
マツダ3のおすすめグレードについて詳しくはこちら!
ボディカラーは全8色
マツダ3は、セダンが全7色、ファストバックが全8色のボディカラーラインナップです。グレードによる違いはありません。
査定額が高くなるのは「スノーフレイクホワイトパールマイカ」「ソニックシルバーメタリック」「ポリメタルグレーメタリック(ファストバック限定色)」などでしょう。
カラー名称 | カラーコード |
---|---|
ソウルレッドクリスタルメタリック | (46V) |
スノーフレイクホワイトパールマイカ | (25D) |
マシーングレープレミアムメタリック | (46G) |
ポリメタルグレーメタリック(※) | (47C) |
ディープクリスタルブルーマイカ | (42M) |
チタニウムフラッシュマイカ | (42S) |
ソニックシルバーメタリック | (45P) |
ジェットブラックマイカ | (41W) |
※ポリメタルグレーメタリックはファストバックのみ
マツダ3のスペック
ボディサイズ
ファストバック | セダン | |
全長 | 4,460mm | 4,660mm |
---|---|---|
全幅 | 1,795mm | 1,795mm |
全高 | 1,440mm | 1,445mm |
ホイールベース | 2,725mm | 2,725mm |
車両重量 | 1,320~1,520kg | 1,330~1,520kg |
乗車定員 | 5人 | 5人 |
セダン、ファストバックともに全幅は1.8m以下、最小回転半径は5.3mとなっているため取り回しはしやすいモデルです。ファストバックはセダンよりも全長が20cm短く、駐車時などに余裕があるのはファストバックです。
一方で、ファストバックは太いピラーの影響で後席の窓がセダンよりも小さく、後方視界はセダンのほうが優れています。後席に座ったときの視界もセダンのほうが優れているため、後席の快適性を優先するならセダンがおすすめです。
パワートレイン
エンジン | 水冷直列4気筒 | 水冷直列4気筒 | 水冷直列4気筒 | 水冷直列4気筒 |
---|---|---|---|---|
排気量 | 1,997cc | 1,496cc | 1,997cc | 1,756cc |
最高出力 | 140kW[190PS]/6,000rpm | 82kW[111PS]/6,000rpm | 115kW[156PS]/6,000rpm | 95kW[130PS]/4,000rpm |
最大トルク | 240N·m[24.5kgf・m]/4,500rpm | 146N·m[14.9kgf・m]/3,500rpm | 199N·m[20.3kgf・m]/4,000rpm | 270N·m[27.5kgf・m]/1,600-2,600rpm |
モーター最高出力 | 4.8kW[6.5PS]/1,000rpm | – | – | – |
モーター最大トルク | 61N·m[6.2kgf・m]/100rpm | – | – | – |
トランスミッション | 6速EC-AT 6速MT(ファストバックのみ) | 6速EC-AT 6速MT(ファストバックのみ) | 6速EC-AT 6速MT(ファストバックのみ) | 6速EC-AT |
駆動方式 | FF 4WD | FF 4WD | FF 4WD | FF 4WD |
使用燃料 | ハイオク | レギュラー | レギュラー | ディーゼル |
MAZDA3に搭載されるパワートレインはハイブリッド、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンの3タイプで、ガソリンエンジンは1.5L、2.0Lの2種類が用意されています。タイプによってエンジンの出力特性や燃費、使用燃料が異なるため、どのパワートレインを選ぶかは主な使用シーンを考慮することが必要です。
スムーズな出力特性をもつ1.5L・2.0Lのガソリンエンジン車は、燃費はほかのタイプよりも劣るものの、レギュラーガソリン仕様であることや車両価格がほかのタイプよりも抑えられています。
ディーゼルエンジンは低回転から高いトルクを発揮し、全グレード内でもっとも燃費がよく、さらに軽油を使用するためランニングコストを抑えられます。ただし、オイル交換などのメンテナンスはガソリンエンジンよりも頻繁になるため、注意が必要です。
ハイブリッドには新世代エンジンの「SKYACITIV-X」が搭載されており、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの中間的な特性をもっています。高圧縮エンジンのためハイオクガソリン指定となっていますが、燃費の良さや自然で気持ちの良い加速フィールをあじわうことが可能です。
マツダ3 パワートレインの異なるグレードに試乗してみてのインプレッションはこちら!
歴代モデル
※2000年以降に販売されていた歴代モデルのみ掲載しています。
【9代目】ファミリア:(1998年~2004年)
マツダ3の前身となるのは9代目ファミリアというモデルです。ファミリアは海外では「マツダ323」や「323F」という名称で販売されていました。
ファミリアは、極めて一般的な大衆セダンです。必要十分なエンジンに、ファミリーユーズに適した5人乗り、必要十分なトランクといったパッケージングは、どんな人でも扱える大衆車だといえるでしょう。
【初代】アクセラ:(2003年~2009年)
2代目マツダ3は、国内では初代アクセラになります。教習所でお世話になった人も多い1台です。
セダンボディと、ハッチバックボディがあり、通常ハッチバックボディはセダンより大幅にショート化されますが、その差は少なくなっています。
先代にラインナップされていた、ファミリアS-ワゴンを彷彿とさせるスタイルとなっているのが特徴のハッチバックです。
【2代目】アクセラ:(2009年~2013年)
先代同様、欧州車を意識したデザインに。ひとめでマツダ車と分かる5角形グリルや、ヘッドライトデザインなど、マツダ車らしさを意識した車作りを強調し始めます。
先代同様に、教習車でお世話になった人も多い1台ですが、教習車に採用されるほど普通で、運転しやすい車でもあります。
【3代目】アクセラ:(2013年~2019年)
国内では三代目アクセラです。先代より、欧州車を強く意識した車作りは、さらに増し、魂動デザインを採用したボディで、マツダらしさを強調します。
その車作りは欧州車そのもので、マイルドハイブリッド、ガソリン、ディーゼルの3種類をラインナップするのは、ベンツ、BMWなどと同じコンセプトと仕様で、ナショナルスタンダードを目指した仕様になっています。
そのため、マツダコネクトの採用など、先進技術が多く盛り込まれる世代となったモデルで、レンタカーなどでお世話になった人も多い1台です。
- 最新「MAZDA3セダン」中古車情報
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本日の在庫数 219台 平均価格 217万円 支払総額 130~340万円
- 最新「MAZDA3ファストバック」中古車情報
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本日の在庫数 1058台 平均価格 228万円 支払総額 125~437万円
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...