プレリュード
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今乗れば案外悪くないような気がするものの、中古車のタマ数は極端に少ないのが惜しい!4代目ホンダ プレリュード【推し車】
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ワイド&ローで全長もホイールベースも縮めたスポーツ路線は本物

3ナンバー化で「大きくなった」というイメージの強い4代目プレリュードですが、実は全長が20〜80mm、ホイールベースも15mm短縮しており、単にブクブクと太らせたわけではありません。
DOHC VTEC(H22A)かDOHC(F22B)の2.2リッター直列4気筒16バルブエンジンを積むため5ナンバーサイズにこだわる必要はなくなり、全幅は1,760mmへ、前後トレッドも拡大してルーフを下げたワイド&ローなスタイルのスポーツカー要素は本物です。
DOHC VTECのH22Aは200馬力と「リッター100馬力(220馬力)」に及ばないのでスペック面でのアピール度は低いものの、可変バルブタイミング&リフトに可変インテークマニホールドを組み合わせた、当時としては贅沢な作りのエンジン。
3代目で世界初採用となった機械式4WS(4輪操舵)は、これも世界初の電子制御式「ハイパー4WS」へ進化しており、低速域から高速域まで、操舵速度や走行状況に応じて変化する後輪操舵や、4輪ダブルウィッシュボーン独立懸架による走りも本物志向です。
3ナンバー化でむやみにキャビンを広くせず、1つのフロントシートに対して+1名分のリアスペースを確保した、2+2シーターならぬ、「”1+1”×2デザイン」と称するレイアウトは前席重視。
ロングノーズ・ショートデッキの古典的スポーツカールック風デザインからも、「スポーツカーとして売り出そう」という意気込みは感じられました。
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...