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【近未来のスーパーカーBMW i8】エンジンスペックや実燃費から試乗の評価など

【最新情報】20台限定 BMW i8 プロトニック・フローズン・ブラック

BMW i8 プロトニック・フローズン・ブラック

2017年3月、BMW i8にクールな印象の専用マット・カラー「フローズン・マット・ブラック」をボディ・カラーに採用、日本では20台限定での発売と公式発表されました。
ANREALAGE(アンリアレイジ)森永邦彦氏とのコラボレーションによる、Protonic Frozen Black日本限定アクセサリを特別制作とのことです。

(以下はBMWジャパンのプレスリリース)

ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: ペーター・クロンシュナーブル)は、BMWのプラグイン・ハイブリッド・スポーツ・カー「BMW i8(アイ・エイト)」の限定モデル「BMW i8 Protonic Frozen Black(プロトニック・フローズン・ブラック)」を、全国のBMW i販売店において、20台(左ハンドル10台、右ハンドル10台)の台数限定で、本日より注文受付を開始する。納車は2017年6月からを予定している。

持続可能な次世代モビリティを提唱するBMWのサブ・ブランド「BMW i」より、2014年9 月に発売されたBMW i8は、スポーツ・カーでありながらコンパクト・カー並みの燃費性能と低排出ガスを実現したプラグイン・ハイブリッド・テクノロジー「eDrive(イードライブ)」や、電気自動車「BMW i3(アイ・スリー)」とともに量産車として初めてCFRP(カーボン・ファイバー強化樹脂)をボディの基本骨格に採用するなど、最も革新的なプレミアム・スポーツ・カーである。

BMW i8 Protonic Frozen Blackは、クールな印象のマット・カラー「フローズン・マット・ブラック」の専用ボディ・カラーを身に纏い、内側をマット加工された20インチ アロイ・ホイールとの組み合わせにより、圧倒的な存在感を放っている。あわせて、LEDヘッドライトに比べ2倍もの照射距離を実現した次世代のライト技術「BMWレーザー・ライト」を標準装備とし、フロント・フェイスからBMW i8の革新性と際立つ存在感をさらに主張している。

インテリアは、ブラックを基調としながらイエローのアクセントを随所に取り入れ、存在感を主張している。エディション・ネーム、シリアル・ナンバー入りの専用バッジにより、特別なモデルであることを主張している。

車両価格:22,980,000円

BMW i8 とは?

BMW i8 2014年型

BMW i8とは、ドイツの自動車メーカー、BMWが販売している2ドア4シータークーペのスーパーカーです。
PHEV(プラグインハイブリッド)車ですが、駆動系をフロント側がモーター部分、リア側がエンジン部分と分担しており、スポーツ走行時に4WDとして機能します。
2つのシステムの総出力は367PS、トルクは58.1kgf・mと、1,500kgの車体と相まってスーパーカーと呼ぶにふさわしい動力性能を持っています。
環境にも配慮したスポーツカーとして、セレブにも人気のある先進的な側面を持つBMWのフラッグシップともいえる車です。

BMW i8 開発の経緯

BMW i8 コンセプトカー
Georg Sander CC 表示 – 非営利 2.0 / CC BY-NC 2.0
出典 : https://www.flickr.com/

BMWは、2009年のフランクフルトモーターショーにて、BMW Vision Efficient Dynamicsというコンセプトカーを発表しました。
このときには、3気筒のディーゼルエンジンにモーター出力の仕様として紹介されていました。
近未来のスポーツカーの一つの理想として、排気ガスを削減したエコなパワーユニットと、80年代SFで夢見たようなデザインの外装は衝撃的でした。
2011年のフランクフルトモーターショーにて、BMW i8 Conceptとして登場したときには、1.5リッター3気筒ガソリンエンジンにモーター駆動と市販モデルに近いエンジンレイアウトになっていました。
そして、2013年のフランクフルトモーターショーで市販モデルのシザードア(Aピラー上の2点のヒンジで外側斜め前方に持ち上がるものを)の確定したデザインや、システム出力などがお披露目されました。2014年には日本仕様も販売開始され現在に至ります。

3気筒エンジンとは

シザードアについてくわしく

BMW i8 外装について

BMW i8 2013年 シザードア
BMW i8 2013年

特徴的なシザードアは、流れるようなラインを形成しています。
BMW i8のフロント・エプロンにはエア・インテーク(空気の流入口)を設けて空気抵抗を低減しています。
BMWのイメージと近未来のスポーツカーのイメージを体現させたデザインです。
ボディには、カーボン・ファイバー強化樹脂(CFRP)をふんだんに使用し、軽量化に貢献しています。
ホイールベースは、2,800mmと長めになっており、リチウムイオン充電池と、狭いながらも後席を設けるためのスペースを確保しています。

エア・インテークについては以下の記事を参考に

BMW i8 内装について

BMW i8 内装 2013年製
BMW i8 2013年 内装

液晶メーターを中心にドライバーを包み込むような内装です。
複雑な線を重ね合わせたかのようなデザインは、SFの世界の乗り物のような印象を与えます。
フル・デジタル・コントロール・ディスプレイには、バッテリー残量やドライブモードが表示されます。
BMW i リモートAppというアプリを使えば、充電をリモートコントロールできたり、ナビのルートを指定できます。
リアミッドシップに搭載されたエンジンルームカバーの後方から上部にかけて設けられたトランクルームの容量は154リッターで、スポーツカーとしてはある程度の実用性を確保しています。

BMW i8 エンジンスペックや車体スペック

BMW i8 2013年
エンジン 種類 直列3気筒DOHCターボ
排気量 1.5L
最高出力 170[231]/5800
最大トルク 320[32.6]/3700
モーター 最高出力 96[131]
最大トルク 250[25.5]
トランスミッション 6AT
駆動方式 4WD
使用燃料 ハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm
全長全幅全高
4,6901,9401,300
ホイールベース車両重量乗車定員
2,8001,5004
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

BMW i8のトータル出力は362PSで、トルクは8.1kgf・mと、0-100km/hを4.4秒で加速させます。
中低速は、走行モードやバッテリーの状態によりますが、主に前輪を駆動させるモーターが担当します。
モーターの特徴は、発進直後でも最大トルクを発生することです。
BMW i8は、250km/hのスピードリミッターが設けられています。
LifeDriveと呼ばれるi8の構造は、シャーシ(車の骨格)部分をアルミで製造し、その上の室内キャビンやボディ部分をカーボン素材で覆っています。
その結果大柄な車体や、リチウムイオンバッテリーを搭載しているにも関わらず、1,500kgという軽い車重を実現しています。

BMW i8 走行モードについて

BMW i8 2013年 eDrive

BMW i8には、コンフォート、ECO PRO、スポーツという3つの走行モードがあります。
コンフォートは通常走行モードのことで、65km/h以下の速度ではモーター駆動を優先させ、高速道路などではエンジンを駆動させるモードです。
ECO PROはその名のとおり、燃料消費や電池の消耗を抑えるエコモードです。
スポーツモードは、2つの駆動システムが最大に発揮されます。
峠やサーキットなどで本領発揮するのがスポーツモードです。
コンフォートとECO PROモードでは、eDriveスイッチを押すと電気モーター駆動を優先させるeDriveに変更されます。
eDriveではバッテリーが無くなるまでと、120km/hまでモーター駆動します。

BMW i8 試乗レビュー

BMW i8

試乗して感じたのは、スーパーカーではなく、新しい乗用車の地位でした。乗車と歩道から道路に出る時にi8の扱いは緊張しますが、お台場の道路の走行では、気が滅入る体感はありませんでしたよ。高速に乗ればスーパーカーに変貌するのかな?— SUMIKAZU (@sigint34) 2017年8月21日

あのハイパーなi8と同じエンジンですからね!(笑)
流石はBMWってとこですよね。
318iを以前、試乗しましたが、自分のクルマよりも一番、エンジン音が気持ち良かったですね〜!— わたいち (@wataich_F20) 2017年7月26日

BMWによって味付けされたハンドリングと走行性能は、快適さとスポーツ性を両立しているようです。
パワーも1,500kgの車重には充分な走行性能をもたらしています。

BMW i8のEV走行と充電環境について

BMW i8 充電環境

BMW i8は、スポーツ以外の走行モードでeDriveスイッチを押すと、120km/h以下の速度でEV走行のみを行うことができます。
EV走行のみのバッテリーは、最長40.7kmの航続距離があります。
電気走行以外のドライビングモードで、エンジンからバッテリーに直接充電されます。
スポーツモードでは、ブレーキによる回生エネルギーでの充電が最大になります。
BMW i ウォールボックス・ピュアという、充電ステーションを設置するか、EV専用充電コンセントを接続することで自宅での充電が可能です。
コントロール・ボックス付200V充電ケーブルは付属しています。
充電に必要な時間は、2.5~3時間です。
全国に1万3,748ヵ所ある充電ステーションも利用可能です。

BMW i8 燃費について

BMWi8
David Villarreal Fernández CC 表示 – 継承 2.0 / CC BY-SA 2.0
出典 : https://www.flickr.com/

BMWi8の燃費は普通に走ってリッター30㌔くらいだった。
ハイパワーモードで20㌔くらい(速すぎるので高速でしか使わない)
電気メインでガソリン少しで走ると燃費50㌔くらい
電気だけで走ると月400円くらいだった。電気だけだと安スギィ!!
今の車はスペックがすごいな— かいぽん (@kaipon_kg) 2015年4月14日

あまり、i8の実燃費のデータが少ないので、i3レンジエクステンダーの充電情報も参考にしています。

i3レンジエクステンダーの実燃費に関する口コミ

燃費効率で言ったらi3のレンジエクステンダーHVの方が効率良い— 塵 (@vin_age) 2015年8月21日

i3のレンジエクステンダーが9Lで70Kmぐらいみたいなので普通車のだいたいの55Lだと480Km。理想でこれだとするとエアコンなどなどで減るとして、、、、ほんと大雑把だけど燃費換算すると良くはないな。— ジョン万三郎 (@moregive121) 2015年2月19日

i8のフル充電状態でのEV走行可能距離は、40.7kmとi3の航続距離の半分以下です。
もちろんこの車を購入する方は、エンジンとEVを稼動させた4WD走行も楽しむと思いますので、燃費はリッターあたり25kmとします。

BMW i8 維持費について

BMW i8の年間維持費を計算してみます。
自動車税が3万4,500円、重量税が1万円、自賠責保険が1万6,350円、任意保険が7万円とします。
年間8,000km走るとして、ハイオク1リッター130円で4万1,600円。
プラス電気代5,000円とします。
駐車場代12万円、オイル交換費6,000円、車検や修理費用で7万円として、年間37万3,450円となります。
2,000万円代のスーパーカーの維持費としては格安です。

BMW i8 新車・中古車価格について

BMW i8 Protonic Frozen Black 限定車
BMW i8
ベースグレード 2,029万
PROTONIC FROZEN BLACK 2,298万
[単位]円(消費税込み)

特別仕様Protonic Frozen Blackは、ブラック調にまとめた専用カラーと専用パーツの、限定車です。
日本には、50台のみ割り当てられています。

i8の中古車価格について

BMW i8の中古車価格は以下になります。参考にしてください。

最新「i8」中古車情報
本日の在庫数 17台
平均価格 975万円
支払総額 730~1,410万円

BMW i8がミッション:インポッシブルに登場!

BMW i8 外装

BMW i8は、ミッション:インポッシブル4 ゴーストプロトコルに登場しています。
主人公、イーサン・ハントがインドのメディア王のパーティにドレスアップした部下のジェーンと共に潜入するのですが、ここでBMW i8を使って派手に乗りつけるのです。
映画の公開は2011年だったので、コンセプトモデルを使用したようです。
自動ブレーキや、ヘッドアップディスプレイなど近未来的装備をアピールした演出は見事でした。
映画によるスパイものの代名詞、007シリーズでもジェームズ・ボンドの愛車がボンドカーとして登場しますが、ミッション:インポッシブルシリーズも定番映画としての認知度は高いです。

BMW i8はSFの世界のスーパーカーである!

BMW i8の走行動画です。

BMW i8は、コンセプトカーとして2009年のフランクフルトモーターショーに登場してから、世界に衝撃を与えました。
かつてのSFの世界で夢見た近未来の乗り物として、多くのスーパーカー愛好家の目には映ったのです。
実際にコンセプトカーのデザインとおりに市販されたBMW i8は、ハイブリッドカーとしてのエコな面とエモーショナルな走りの2つの側面を持つスポーツカーでした。
スタイリッシュでエコなスーパーカーi8は、BMWの持つブランドイメージの象徴としてこれからも進化し続けていくでしょう。

BMW新型車・現行モデル情報

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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