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リジットアクスルサスペンションとは?採用車種からチューニングまで

リジットアクスルサスペンションの採用車種

トラック・バスなどの大型車、貨物車

トラック
©iStockphoto.com/ RistoArnaudov

前述のメリットにもあるとおり、リジットアクスルサスペンションは、構造がシンプルかつ頑丈に造られています。構成するパーツも独立懸架式に比べ少ないため、メンテナンスが容易で、ランニングコストも低いです。

さらに、車軸が頑丈で荷重性能が高く、パーツも少ないため車内スペースを広くとることが可能となります。

このような理由から重い荷物や大勢の人を運ぶ「バス」や「大型トラック」では、今でもリジットアクスルサスペンションを採用する車種が多いです。

現在販売中のクロカン4WD・SUV

スズキ ジムニーは国産唯一の前後リジットアクスル

新型ジムニーXL(ジャングルグリーン)

4代目新型ジムニーXL_ジャングルグリーン

スズキ ジムニーは誕生当初から一貫して前後とも車軸懸架となる「3リンクリジットサスペンション」が採用されています。2018年7月に発売される新型ジムニー(4代目ジムニー)も3リンクリジットサスペンションを採用しています。

ジムニーは軽自動車ですが、頑丈でシンプルなリジットアクスルを採用していることで、そのコンパクトで軽量なボディを生かし、道幅の狭い偏狭な悪路もなんなく走り抜けていけるタフさを持っている車として世界的にも知られています。

国産4WDでサスペンションにリジットアクスルを採用しているのは「スズキ ジムニー」と「トヨタ ランドクルーザー」となりますが、ランドクルーザーはフロントサスペンションには独立懸架が採用されているため、純粋に前後リジットアクスルを採用するのはジムニーのみとなっています。

【南明奈#おため試乗】アッキーナが新型ジムニーを最速取材!

スズキ ジムニー おため試乗

クルマ好きなアッキーナこと、南明奈が、話題の車をレビューする「南明奈#おため試乗」。新型ジムニーの事前取材会にお邪魔してきました。

動画で紹介しきれなかった、新型ジムニー/ジムニーシエラの細かな変更点も含め、MOBYの以下記事で解説しています。

ジープ ラングラーも代々前後リジットアクスルを採用

ジープ ラングラー 2017 チーフエディション

ジープ ラングラー 2017 チーフエディション

ジープの本格的クロカンとして不動の人気を誇るモデル「ラングラー」。ジープにはコンパスやグランドチェロキーなど、オンロードでも使えるモデルがあるなか、ラングラーはオフローダーから絶大な指示を得る特別なモデルです。

そのジープ ラングラーにも初代から現行モデルまで一貫して、前後リジットアクスルサスペンションが採用されています。

2017年から2018年にかけ、ジープブランドのSUVが次々とモデルチェンジされるなか、ちまたでは、新型となるラングラーのアクスルに独立懸架がついに採用されるのではないかと話題になることもありました。しかし新型でもサスペンションは従来どおり「リジットアクスル」が採用されることとなりました。

リジットアクスルのチューニング

整備士

リジットアクスルサスペンションチューニングの方法には、その目的によって色々な方法があります。そのなかでもオフロードの走行性能を高める際に一般的な「リフトアップ(車高上げ)」についての概要を「3リンクリジットサスペンション」を例に解説していきます。

3リンクリジットサスペンションをリフトアップするための手順は以下のとおりです。

①「コイルスプリング」と「ショックアブソーバー(ダンパー)」を長いものとそれに合ったものに交換する。
②スプリングとダンパーを選択したら、リンクとなるアームの長さや取付け角度が変わってくるので、その対応としてアーム取付け部のブッシュ穴をずらしてくれる「編軸ブッシュ」を装着する。
③横方向の位置決めリンク「ラテラルロッド」も忘れず長さ調整できるものに交換し、適性な位置・角度・長さとなるよう調整する

以上となります。

ただし、チューニングには色々な種類があり、その方法にも違いがあるため、専門店やディーラーにて事前に相談されることをおすすめします

オフロード車のリフトアップ メリットとデメリット

オフロード車のリフトアップにはメリットとして

・車全体が大きくなり迫力が増す
・地上高が上がるため悪路の走破性が高まる
・キャビン高が上がるため視認性が良くなる

などがありますが、一方デメリットとして

・重心が上がるためカーブではバランスを崩しやすい
・車検にひっかかるケースもある

などがありますので、注意が必要です。
なお、ジムニーの一般的なリフトアップは「30mmから60mm」位が妥当だと言われていますので参考にしてみてください。

ジムニーのカスタムについて詳しくはこちら

昔の車はリジットアクスルが主流。その理由は?

ジープ オフロード マッドテレーンタイヤ

古くは馬車の時代から、1980年代頃までは、車のサスペンションには「リジットアクスル」が主流となっていました。その理由には、リジットアクスルの構造がシンプルで頑丈であること、また、道路もその昔は未舗装の場所もあり、悪路であったことにも起因し、車の種類も今ほど多種多様ではなかったこともあげられます。

しかし道路が整備され、ハイウェイも縦横に伸びるなか、車の性能にもさらなる快適性や柔軟性が求められるようになりました。さらに、環境への配慮から燃費向上のため車体の軽量化も重要視されることとなりました。
その波は当然サスペンションにも押し寄せ、軽く自由度の広い独立懸架式が次々と開発され、実用化されていったのです。

しかし、今でもリジットアクスルは大型貨物やトラックなどといった実用車や悪路走破の4WDでは活躍し、世界の各地でも働く車のサスペンションとして健在です。現在、リジットアクスルを採用中の車が今後も採用を続けるのかにも注目していきたいですね。

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この記事の執筆者
MOBY編集部