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リジットアクスルサスペンションとは?採用車種からチューニングまで

リーフリジットサスペンション

大きな重ね板ばね(リーフスプリング)が特徴

車軸懸架 リーフリジットサスペンション
出典:https://www.youtube.com/

リンク式リジットサスペンションが「ばね」とリンクで負荷を分担させるサスペンションであるのに対し、「リーフリジットサスペンション」は、ばね自体が車軸の位置決めまでを担うタイプのサスペンションです。

リーフリジットサスペンションは車台左右に車両方向と平行に置かれた2本の「重ね板ばね(リーフスプリング)」が車軸に固定されていることが特徴です。重ね板ばねは、ばね本来の緩衝の役割の他に車軸を支えるという役割もこなします。ばね自体がリンクとなるため、構造はいたってシンプルです。

しかし、構造的にストロークはばねの振れ幅しかなく、車軸を支えるのもばね自体の役割となるのが欠点に。ロール時に左右のたわみ分に違いがあるケースでは、車軸のずれが左右で異なる「アクスルステア」を起こすなど操縦の安定性を欠く面もあるため、現在は採用する乗用車は少なくなっています。

トーションビーム式サスペンションとの違い

トーションビーム式サスペンション(ホンダ フィット)

トーションビーム式サスペンション(ホンダ フィット)

分類上は「独立懸架式」となるものの、リジットアクスルに比較的近いサスペンションとして「トーションビーム式サスペンション」が挙げられます。画像の通り、見た目はリジットアクスルと独立懸架式を合体させたようなかたちです。

トーションビーム式サスペンションとは、左右のタイヤにトレーリングアームを取り付け、そのトレーリングアームをクロスビームと呼ばれる「横梁(よこはり)」で結合させる構造となっているサスペンションです。

トレーリングアームと結合したクロスビームに生じる「ねじれ」によって、左右の車輪がある程度個別に上下するといった特性があり、リジットアクスルよりも柔軟な特性があります。また、リジットアクスルは頑丈な構造のサスペンションですが、それに比べトーションビーム式サスペンションの剛性は低く、重量のある車や損傷には弱いです。

リジットアクスルの乗り心地は?メリット・デメリットを解説

メリット

メリットイメージ画像

リジットアクスルのメリットとして以下にあげてみると、

・構造がシンプルで、使用するパーツが少ないため、比較的安価
・構造がシンプルなため、室内スペースを広く確保できる
・車軸が頑丈で重量が重いため、荷重性能が高い

といったことがあります。

上記のメリットにより、リジットアクスルは重い荷物を運ぶためメンテナンスを頻繁に行う必要があるトラックや、多くの乗客を乗せるために広い室内空間が必要なバスのサスペンションには非常に向いていると言えます。

さらに、リジットアクスルサスペンションのメリットとして、

・構造がシンプルなため、修理などメンテナンスが容易。
・車軸などのパーツが頑丈な素材のため、壊れにくい
・左右輪が連結しているため連動して動き、起伏の激しい悪路では、一方のタイヤが持ち上がっても一方は接地するといった安定性がある

といったことも挙げられます。

このようなメリットは、クロカンを始めとする本格的な4WDのオフロード走行にはうってつけだと言えます。頑丈で壊れにくく、万が一壊れても修理の際も容易であるため、独立懸架に比べメンテナンスも容易に行うことができます。
そんな理由から、4WDのオフロード車にリジットアクスルサスペンションをあえて採用しているメーカーもあるほどです。

デメリット

疑問

リジットアクスルのデメリットは以下のようなものが挙げられます。

・頑丈であるため重量が重く、燃費がよくない
・車軸による「ばね下重量」が重く、乗り心地がよくない
・ばね下重量が重いため、操縦の安定性が低い
・アライメントなどの自由度が少ない

オンロードを走行する普通車では、操縦の安定性や燃費、乗り心地は非常にウェイトが高いポイントです。それを考えると、乗り心地は独立懸架式に軍配は上がるようです。

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この記事の執筆者
MOBY編集部