トヨタ新型ハリアーvsレクサス RX│SUVライバル車比較

2020年に発売開始となったトヨタ新型ハリアーと、レクサス RXを比較。元は高級SUVのさきがけとして兄弟車だった両車。現在は車格が異なるが、装備面では拮抗。車選びのポイントを紹介する。

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兄弟車だった高級SUV・トヨタハリアーとレクサスRX

トヨタハリアーとレクサス RXは「高級クロスオーバーSUV」として、1997年（RXは1998年）に発売されたモデル。日本では「トヨタハリアー」として、国外では「レクサス RX」としてデビューしたが、3代目から日本でも「レクサス RX」の発売が開始された。

現在ではそれぞれが独立したモデルとして開発・販売されているため、新型ハリアーとレクサス RXにおいてもスペックや価格差は大きい。しかし、どちらも都市派SUVの高級モデルとして、依然として人気を集める傾向にある。

レクサスに関しては、歴史の長いRXとLXという大型SUVのみならず、近年はNXやUXといった中・小型SUVもデビューしたことから、RXの「高級SUV」としての立ち位置はさらに堅固なものとなった。

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新型ハリアーより、レクサス RXは一段回上の価格帯設定となっている。新型ハリアーよりも200万～300万円ほど高額なイメージだ。

また、新型ハリアーが全グレードでガソリン/ハイブリッドを選べるのに対し、レクサス RXはガソリングレードは「RX300」、ハイブリッドグレードは「RX450h」「RX450hL」と決まっている。

レクサス RXは新型ハリアーよりもひとまわり大きいボディだ。特に1,900mm近い全幅や、RX450hLの5mの全長は、街乗りでの取り回しにかなり影響してくると思われる。

全高もレクサス RXは1,700mmを超えるため、立体駐車場はハイルーフに限定されるだろう。全幅も大きいので、駐車時やドアを開ける際に注意したい。それに比べると新型ハリアーは、都市での生活にも最適なボディサイズといえる。

さらに、レクサス RX450hLは6人＆7人乗り仕様のため、5人乗りのみの新型ハリアーとは異なる性格のSUVといえる。

両車とも2.0Lガソリンエンジンだが、パワーがかなり異なる。レクサス RXはターボのぶん、出力・トルクが大きい。

とはいえ、普段使いであれば新型ハリアーのエンジンが物足りないということはない。街中での走行が中心、ロングドライブは月に数回程度といったユーザーなら十分といえる。レクサス RXはパワー上限が高いので、余裕のある走りができるだろう。