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【マツダのスポーツカー一覧】現行車種と個性的な歴代モデルを紹介!
目次
マツダの歴史
マツダは広島に本社を置く、1920年に創業された自動車会社です。
現在でもデミオやロードスター、アテンザなど人気車種を取り揃えているマツダですが、今までにたくさんの個性的なスポーツカーで世界中のファンを魅了してきました。
ロータリーエンジンで有名なマツダの歴代スポーツカーと、新型スポーツカーの情報をご紹介します。
マツダのスポーツカー
マツダは、世界でもロータリーで有名な自動車メーカーです。かつては、ファミリア、ルーチェ、サバンナ、マイクロバスのパークウェイまでロータリーを搭載し、販売していました。
しかしながら、中古市場には、ロータリー以外にもレースで活躍した車両や、個性豊かな車両が販売されています。
新車の、ロードスターと合わせて8台!一気に紹介していきます!
現行:ND型ロードスター/ロードスターRF
新車では、国産唯一のコンパクトFRスポーツとなってしまった、ロードスター。2000cc化され不評だったNC型の理由を考えれば、86もBRZもミドルサイズFR。
現行のND型では、その不評を払拭すべく先祖返りをしたモデルになっています。
概要
ND型では、通常のオープンボディに加え、電動トップモデル「RF」となっています。ロータス・エリーゼを思わせるリフトバックスタイルです。
オープンボディに、ハードトップを取り付けるとボディデザインが崩れるなどといわれますが、ロードスターは綺麗なルーフラインを描いています。
また、燃費は、WLTCでおよそ16km/Lからとなっており、かつてのロードスターから、スカイアクティブエンジンになり、大きく燃費を向上させました。
評価
スポーツカーなんて、若い時にしか乗れない乗り物とあきらめることはありません。
スポーツカーでも、サポカー対象となるロードスターは、子供が巣立った大人にもお勧めできるスポーツモデルです。そんなスーパーカー世代の欲求を満たせるような仕様になっているのが、このロードスターといえるでしょう。
軽量なボディにFRレイアウト、小気味よく反応するアクセルレスポンス、マニュアルミッション、やや前傾姿勢によるステアリングの反応の良さ、どれをとってもスーパーカーには欠かせない要素がこの小さなボディにギュッとまとまっています。
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本日の在庫数 1178台 平均価格 211万円 支払総額 40~543万円
中古:NA型ロードスター
初代となるマツダ・ロードスターの元祖。エンジンラインナップは、1600ccをラインナップし、途中から1800ccをモデルに追加しました。ロードスターの中で唯一開閉式となる、リトラクタブルヘッドライトを装備するモデルです。
概要
現行NDロードスターの、先祖返りのモデルとなった元祖モデル。その仕様は、1000kgを下回る軽量ボディに、小気味よく走れるトルクとパワー、開放感のあるオープンエアと、小さくお手頃な価格ながら、当時高価だったスペシャリティクーペの要素を盛り込んだスポーツカーでした。
評価
先祖返りしたといわれるND型ロードスターが、どれほどNA型ロードスターにスペックが近いか、表にして比較してみます。
仕様 | ND型(現行・4代目) | NA型(初代) | NC型(3代目) |
エンジン | P5-VP | B6-ZE | LF-VE |
排気量(cc) | 1500 | 1600 | 2000 |
最高出力(ps/rpm) | 132/7000 | 120/6500 | 170/6700 |
最大トルク(N・m/rpm) | 152/4500 | 137/5500 | 189/5000 |
車重(kg) | 990 | 940 | 1090 |
ホイールベース(mm) | 2310 | 2265 | 2330 |
トレッド(前/後 mm) | 1495/1505 | 1405/1420 | 1490/1495 |
もっとも大きかったロードスターが先代のNC型となっています。大型になったボディや、2000ccのエンジンなどにより、最も重量が重い1090kgとなりました。ND型となり、その重量はおよそ100kg軽くなります。
これだけ重量差があれば、それまでのライトウエイトのイメージとは、がらりと変わってしまう事も納得です。
とはいえND型は、NC型の扱いやすさや、NA型のもともとのロードスターのイメージをミックスするように設計され、コーナーでの安定感に関わる前後トレッドは扱いやすかったNC型よりに、少し短くなったホイールベースや、エンジンスペックはNA型よりになっていることがわかります。
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本日の在庫数 137台 平均価格 194万円 支払総額 95~598万円
中古:BG型ファミリアGT-R
GT-RはGT-Rでも、こちらはマツダのGT-Rです。しかも、大衆車だったファミリアにターボを装着し、4WD化したモデルで、言うなればマツダのランサーエボリューションのようなモデルともいえます。
実際にその通りで、ファミリアGT-Rは、ラリーに出るためのホモロゲーションモデルとして作られた車両でした。
概要
ファミリアGT-Rは、1500ccや1600ccのエンジンを主体にしたハッチバックやセダンモデルの、マツダの作った世界的に販売される大衆車です。そのボディに1800cc+ターボのエンジンを搭載し、4WD化したモデルです。
また、ホモロゲーションモデルのため、「バンパーに埋め込まれた丸い大型フォグランプ」や、「冷却のために大きな開口部」、「ボンネットに取り付けられた冷却用のダクト」など、いかにもラリーかの雰囲気をもっています。
WRCのNクラス(改造幅がほぼ無く、戦うクラス)や、日本ダートトライアルなどで活躍していた、「マシン」です。
評価
燃費が良く、安全装備満載の、賢く近代的なコンパクトカーとは対極の存在で、パワーのために燃費を犠牲にし、良くも悪くも電子的な運転サポートが無くダイレクトに運転操作が反映される、やんちゃな車です。
ホットハッチと呼ばれる快速コンパクトカーの中でも過激な部類で、日産・パルサーGTi-Rなども似たような同世代の車です。
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本日の在庫数 19台 平均価格 155万円 支払総額 20~617万円
中古:GF型マツダスピードファミリア
過激だったBG型ファミリアの後に販売された、GF型ファミリア。その中でBF-BJ5P改と車検証上も記載される、メーカー純正の改造車となります。
概要
GF型ファミリアは、1500ccを中心にした一般的な大衆セダンでした。往年のファミリアGT-Rや、ラリーで活躍しているのを知る人たちには刺激が足りない車両となっていました。
その中で、同時期に販売されたファミリアSワゴンにはスポルト20という、2000ccの170psを発生するエンジンを搭載した、スポーツモデルが搭載されていました。
ワゴンブームのあおりもあり、「ワゴンには力を入れ、セダンはほどほに」と考えたのではと考察しますが、このエンジンに、マツダスピードがチューニングを行い載せ替え、加えてベースのセダンには無かったMTモデルをラインナップするなど、特別な仕様のメーカーカスタムカーです。
評価
GF型は、BG型に比べれば過激さは無いものの、ターボラグなどなく高回転まで吹け上がるエンジンは、気持ちの良いスポーティーな仕様で、BG型とは別のスポーツカーと認識できます。
その特徴の違いを、ベースエンジンを搭載するスポルト20のスペックとあわせて比較してきます。
仕様 | BG型ファミリアGT-R | GF型MSファミリア | GF型Sワゴンスポルト20 |
エンジン | BP | FS-ZE | FS-ZE |
排気量(cc) | 1800 | 2000 | 2000 |
最高出力(ps/rpm) | 210/6000 | 175/6800 | 170/6800 |
最大トルク(N・m/rpm) | 250/4500 | 185/5000 | 180/5000 |
車重(kg) | 1210 | 1190 | 1320 |
スペックは最も過激な3ドアハッチバックスタイルBG型、とセダンボディのGF型ですが、セダンボディのGF型が軽い仕様になっています。
これは、マツダスピードファミリアがFF車で、ファミリアGT-Rが、重たい部品が多くつく4WD車だったために重くなったことの表れです。
このようにファミリアGT-Rに比べれば、おとなしい仕様に感じますが、スポルト20と比較して、エンジンのカムシャフトや細部の加工など、手が入ったエンジンは5psのパワーアップに留まっていますが、気持ちよく吹きけ上がるフィーリングは純正と異なります。
中古:CB型ランティス type R
スペシャリティ枠のランティスは、海外では323アスティナとして販売され、ほとんどファミリアといって過言ではありません。アスティナとしては、2代目となるモデルです。
Type Rは、type Rでも、こちらはマツダのtype R。今見ても、斬新なデザインのランティスは、好き嫌いの分かれる仕上がりです。今となっては珍しい2000ccで、V型6気筒のエンジンは、高音のエンジン音を響かせます。
概要
実は、ランティスはヨーロッパ向け車種だった、5ドアハッチバックのファミリア アスティナ(こちらも希少車)の後継モデルともいえます。
その凝った見た目は、コンセプトカーが道路をそのまま走っているような印象でした。ランティスは見た目だけの車でなく、JTCC(全日本ツーリングカー選手権)に参戦するなど、走りの面をしっかりアピールし、type Rを冠するグレードも発売されました。
評価
三菱のFTOも同様ですが、イタリアのアルファロメロなど、中排気量クラスでも6気筒にする車両が多かった時代背景もあり、170ps/7000rpmの出力を発生し、1798N・m/5500rpmの高回転型のエンジンは、スポーツカーそのものの仕上がりでした。
また、マツダスピードから販売されていた独特な大型リアウイングは、鉄板のカスタムアイテムでした。
- 最新「ランティス」中古車情報
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本日の在庫数 2台 平均価格 74万円 支払総額 73~76万円
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...