無印良品は車も販売していた！「MUJI+Car 1000」はまさに究極の実用車

5人乗りなのに2シーターとして設計

ムジカーはベースとなったマーチ同様、5人乗りの車です。しかし、無印良品は「車は2人未満で乗車することが多い」という理由から、後席はフルフラットのラゲッジスペースとして使うことを前提とした設計をおこなっています。

そのため、人気のあった5ドアではなく3ドアのマーチをベースにすることを決め、リアシートの素材も水や汚れに強いビニール素材を使用。2シーター＋自由に使えるリアスペースを備えた車として開発が進められました。

普段はムジカーを使い、休日など大人数での移動にはレンタカーを使うという、車メーカーには無いカーライフの提案がおこなわれています。

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ムジカーの販売予定台数は1000台限定で、ネット申し込みのみで販売受付がおこなわれました。2001年4月20日のネット受付開始時は100万以上のアクセスがあり、回線はパンク。大きな注目を集めていたようです。

無印良品と日産のコラボレーションによって生まれたムジカー。販売価格は93万円という低価格ながら、必要な装備をしっかりと抑え実用性は十分。無印良品らしい、生活に溶け込む車として今でもその魅力は色褪せません。

20年経った現在、2代目マーチも街中で見かけることは少なくなりましたが、ムジカーはさらに希少な存在です。マーブルホワイトはムジカー専用色なので、もしこの色のマーチを見かけたら、その車はムジカーかもしれません。