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PHV・PHEVおすすめ10選!そもそもPHEVとは・どんなひとにおすすめ?

PHEVは、ガソリン車としても電気自動車のようにも使えるエコカーです。数年前まで国産PHEVは、プリウスとアウトランダーの2車種のみでした。

しかし、近頃はユーザーのニーズに合わせて車種も増え、ハイブリッドカーや電気自動車と並ぶ一大カテゴリーに成長しています。

本記事では、おすすめのPHEV車を独自の基準で10台選定しました。さらに、PHEV車の選び方や現在お乗りの車をPHEV車に買い替える際の流れも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

PHEVとはプラグインハイブリッドカーの略

@Aldeca Productions/stock.adobe.com

PHEVとは「Plug-in Hybrid Electric Vehicle」の略称で「プラグインハイブリッドカー」とも呼ばれます。

外部給電プラグが備わることでバッテリーを充電可能な点がPHEVのもっとも大きな特徴です。

日本国内では、2011年11月にセダンの初代トヨタ プリウス PHVが登場。続いて2012年12月にSUVの初代三菱 アウトランダーPHEVの登場し、今や国内外の多くの自動車メーカーがPHEVを生産しています。

エンジンに加えて大容量バッテリーと高出力モーターも搭載しているPHEVは、ハイブリッドカーと電気自動車との中間的な位置づけの車といえるでしょう。

PHVとHV(ハイブリッド)の違い

「HEV」とも呼ばれるハイブリッドカー(HV)の基本構造はPHEVと同じです。ただしHVには外部給電用のプラグインソケットが備わりません。

また、PHEVと比べてバッテリー容量が少ないうえ駆動モーターの出力も総じて低く、モーターでの駆動ができる車種であってもEV走行可能距離は数km程度です。HVのモーターはあくまでエンジンの補助としての機能にとどまります。

それに対してPHEVはエンジンよりもエネルギー変換効率が高いモーターを主体として走行できるため、モーターのみでの走行時はエンジンの稼働音がせず、同じ車種であっても総合的な燃費性能に優れる傾向にあります。

PHEVとEV(電気自動車)の違い

「Battery(バッテリー)」のみを動力源とすることから「BEV」とも呼ばれる電気自動車(EV)。PHEVからエンジンを取り去り、より大容量のバッテリーを搭載した車といえるでしょう。

内燃機関が備わらないため、走行時に一切の二酸化炭素や有害物資を排出せず、燃料代はより安価な電気代でまかなえます。また、かさばるエンジンがないことで車体の設計自由度が高くスペース効率にも優れているのが特徴です。

ただし、EVは駆動や車内電力をすべてバッテリー電力のみに頼らざるを得ないため、電欠を起こすと走行不能に陥ってしまう欠点があります。また、EVにはPHEVの数倍もの大きなバッテリーが備わるため満充電とするにはより長い時間が必要です。

PHV・PHEVについてもっと詳しく知りたい方はこちら

【国産・外車】おすすめのPHEV車10選

本章ではおすすめのPHEV車として、国産車から輸入車まで10車種を厳選して解説します。

PHEV車の購入をお考えの方、どんな車がPHEV車なのか気になるという方はぜひ参考にしてみてください。

トヨタ プリウス PHEV

トヨタ 新型プリウス(PHEV)プロトタイプ

5代目プリウスのPHEVモデルは、2023年3月に発売されました。

パワートレインは2.0Lエンジンに163psのモーターを組み合わせ、システム出力は先代の122psから223psまで向上。EV走行可能距離は19インチタイヤ装着車で87km、17インチタイヤ装着車では105kmを達成しています。

また、オプションでルーフに追加できる第2世代「ソーラー充電システム」は、年間あたり1,200km相当分の電力を生み出します。同じ2.0Lエンジンを搭載した新型プリウスの価格は320万〜392万円であり、PHEVモデルはメーカー小売希望価格で460万円~購入可能です。

スペック

  • 車両本体価格:460万円~
  • ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,600mm×1,780mm×1,430mm(1,420mm)
  • WLTCモード燃費:26.0km/L(19インチタイヤ装着車)
  • EV走行可能距離:87km(19インチタイヤ装着車)
最新「プリウスPHV」中古車情報
本日の在庫数 834台
平均価格 212万円
支払総額 56~438万円

トヨタ RAV4 PHV

2020年6月に5代目RAV4に追加されたPHEVモデルは発売直後から受注が殺到し、すぐに受注停止となった過去がありましたが、現在は受注が再開されています。

RAV4 PHVは2.5Lエンジンに前後2つのモーターが追加され、システム出力はRAV4のグレードラインナップ中で最高性能となる306psを発揮します。

 RAV4 PHVは急速充電には非対応となっており、エンジンを用いた走行を主体としたハイパフォーマンス電動SUVといった性格が与えられています。

スペック

  • 車両本体価格:553万円
  • ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,600mm × 1,855mm × 1,695mm
  • WLTCモード燃費:22.2km/L
  • EV走行可能距離:95km


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三菱 アウトランダーPHEV

SUV型PHEVの先駆けともいえるアウトランダーPHEVは、2021年12月に3代目へとフルモデルチェンジしました。それにともない、3代目アウトランダーはPHEVモデルのみのラインナップとなっています。

燃費優先のエコモードのほか、マッドやスノーなど全7種のドライブモードを切り替えることで2.4Lエンジンと前後2つのモーターの駆動力を状況に応じて最適に分配し、高い悪路走破性能を発揮できるのがアウトランダーPHEVの強みです。

ライバルであるRAV4とは異なり急速充電に対応しているため、よりEVに近い使い方が適しているのはアウトランダーPHEVの方でしょう。

スペック

  • 車両本体価格:484万〜571万円
  • ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,710mm × 1,860mm × 1,745mm
  • WLTCモード燃費:16.2〜16.6km/L
  • EV走行可能距離:83〜87km
最新「アウトランダーPHEV」中古車情報
本日の在庫数 765台
平均価格 372万円
支払総額 67~670万円

マツダ CX-60 PHEV

欧州プレミアムSUVを仮想敵として開発されたCX-60のPHEVモデルは、2022年12月に発売されました。2.5Lエンジンに組み合わされるモーターは新開発のトルコンレス8速ATに内蔵される1基のみであり、4WDシステムはプロペラシャフトを介する従来の方式として後輪駆動ベースの自然な操舵感を維持しています。

リアサスペンションアームの保持には、レーシングカーなどで用いられるピロボールの採用。それにより滑らかな路面追従性を獲得しており、PHEVとしてのスペックはライバルに一歩劣るものの、オンロードSUVとしての上質感は非常に優れたものとなっています。

スペック

  • 車両本体価格:530万〜626万円
  • ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,740mm × 1,890mm × 1,685mm
  • WLTCモード燃費:14.6km/L
  • EV走行可能距離:75km
最新「CX-60」中古車情報
本日の在庫数 473台
平均価格 414万円
支払総額 281~582万円

レクサス RX 450h+

2022年11月18日に発売された5代目RXには、PHEVモデルのRX450h+がラインナップされています。

プラグインハイブリッドシステムはトヨタ RAV4と共通ながら、エンジンに改良が加えられシステム出力は309psに引き上げられており、電動車用の新型4WDシステム「ダイレクト4」の採用によって、高い駆動力を最適にコントロールしてくれます。

車重が重いためPHEVとしての性能はトヨタ RAV4に劣るものの、クーペのようなスタイリングやエレガントな内装の仕立てに加え、静粛性にも優れるPHEVの組み合わせは、高級SUVらしさを強調するものです。

スペック

  • 車両本体価格:871万円
  • ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,890mm × 1,920mm × 1,700mm
  • WLTCモード燃費:18.1km/L
  • EV走行可能距離:86km
最新「RX」中古車情報
本日の在庫数 1235台
平均価格 488万円
支払総額 100~1,135万円

ジープ ラングラー4xe

©VanderWolf Images/stock.adobe.com

ラングラーは、アメリカのメーカーであるジープが販売している本格クロスカントリー車です。近年のSUV人気により日本での需要が高まっているため、街中で見かけたことがある方もいるでしょう。

アメリカ大陸を横断できるほどの走行性能を持っており、悪路走破性に優れている車です。タフでワイルドなイメージがあるものの、2023年にPHEVモデルが日本に導入されました。

以下の走行モードに切り替えられるため、ガソリンの消費を抑えつつ道路状況に応じた走行が可能です。

  • HYBRIDモード
  • ELECTRICモード
  • E-SAVEモード

100%EV走行するELECTRICモードでも、2WDと4WDの切り替えが可能な特徴もあります。また、アウトドアで車を使用する機会が少なくてもレジャー気分を高めてくれるため、目的地を問わず楽しく運転できます。

スペック

  • 車両本体価格:1,030万円〜
  • ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,870mm×1,895mm×1,855mm
  • WLTCモード燃費:8.6km/L
  • EV走行可能距離:42km

メルセデス・ベンツ A250e

2021年5月に登場したAクラスのA250eは、1.3Lエンジンに前輪モーターを組み合わせた前輪駆動車であり、ハッチバックとセダンの両方にPHEVモデルが用意されています。

A250eでは6種のドライブモードが選択でき、モードによって惰性走行の有無やハンドル裏のパドルレバーで回生ブレーキ強度を選択可能。スポーツモードでは160psのエンジン出力と約100psのモーター出力により怒涛の加速性能を発揮し、モードセレクトと同時に足回りやシフトタイミングやステアリングアシストも自動変更されます。

前輪駆動のコンパクトハッチバックでも、PHEVであっても、A250eの特性はメルセデス・ベンツと呼ぶにふさわしい完成度といえるでしょう。

スペック

  • 車両本体価格:639〜641万円
  • ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,440mm × 1,800mm × 1,455mm
  • WLTCモード燃費:16.3km/L
  • EV走行可能距離:72km
最新「Aクラス」中古車情報
本日の在庫数 606台
平均価格 243万円
支払総額 29~633万円

ボルボ XC60 リチャージ

©artographer34/stock.adobe.com

XC60は、スウェーデンの自動車メーカー「ボルボ・カーズ」が販売しているミドルサイズSUVです。日本の道路でも扱いやすいほか、安全性やデザイン性などが高く評価されたため、2017〜2018年の日本カー・オブザ・イヤーを受賞しています。

2022年に、電気モーターとバッテリー性能が大幅に向上しており、EV走行距離は従来の2倍となる81kmまで延びています。つまり、東京駅から箱根付近までEV走行で運転することが可能です。

また、以下5種類の走行モードに切り替えられるため、さまざまなシーンに応じて走行できる特徴があります。

  • ハイブリッド
  • パワー
  • ピュア
  • コンスタントAWD
  • オフロード

スペック

  • 車両本体価格:1019万円
  • ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,710mm×1,915mm×1,660mm
  • WLTCモード燃費:14.3km/L
  • EV走行可能距離:81km

プジョー 308 HYBRID

2022年4月に登場した3代目308には、1.2Lガソリンターボと1.5Lディーゼルに加えて1.6エンジンのPHEVモデルの「ハイブリッド」もラインナップしています。

フルデジタルメーターや「OK、プジョー」で起動するボイスコントロールシステム、アダプティブクルーズコントロールなどの先進運転支援システムに加え、308のもっとも大きな特徴は近年のプジョーらしい前衛的な内外装デザインといえるでしょう。

サスペンションは猫脚と呼ぶにはやや硬いものの、軽快感あるハンドリングに調整されており、225psのシステム出力も相まってプレミアムコンパクトハッチバックと呼べる仕上がり。輸入PHEVのなかでひときわ安価な車両価格も308ハイブリッドの魅力です。

スペック

  • 車両本体価格:515万円
  • ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,420mm × 1,850mm × 1,475mm
  • WLTCモード燃費:17.6km/L
  • EV走行可能距離:64km
最新「308」中古車情報
本日の在庫数 284台
平均価格 1,924万円
支払総額 1,705~2,315万円

シトロエン C5 X プラグインハイブリッド

2022年8月に登場したC5 Xは、プジョー408とプラットフォームを共有するシトロエンのフラッグシップSUVです。PHEVモデルのパワートレインはプジョー 308ハイブリッドと共通とすることで、車両価格が抑えられている点も魅力といえるでしょう。

C5 Xのもっとも注目すべき点は、ステーションワゴンとSUVの中間的な特性を備えながら、セダンのように快適に移動できるパッケージングデザインです。

電子制御サスペンションや、高密度ウレタンを多用した新開発のシートによってフラッグシップモデルらしい乗り心地に仕上げられ、なによりもシトロエンの独創性な内外装デザインが所有感を満たしてくれます。

スペック

  • 車両本体価格:636万円
  • ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,805mm × 1,865mm × 1,490mm
  • WLTCモード燃費:17.3km/L
  • EV走行可能距離:65km

【SUV】おすすめのPHEV車5選

本章では、おすすめのPHEV車をSUVに絞って5車種厳選しました。SUVのPHEV車を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

三菱 アウトランダー

三菱のアウトランダーPHEVは、PHEVカテゴリーで2年連続国内販売台数1位を獲得しているSUVのPHEV車です。

さらに、三菱はクロスオーバーSUV「エクリプス クロスPHEV」と併せて国内PHEVカテゴリーシェアの約54%を占めています。

三菱のアウトランダーについて、詳細は「三菱 アウトランダーPHEV」で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

BMW X5

BMWのX5には、エンジンタイプがガソリン・ディーゼル・プラグインハイブリッドの3種類あり、PHEV車のグレードはX5 xDrive50e M Sportとなります。

BMW X5 xDrive50e M Sportの特徴はなんといってもEV走行換算距離です。EV走行換算距離は、約110kmと電気モーターのみで、市街地での移動をほぼカバーできます。

さらに、アクセルを踏み込めば、静止状態から100km/hまでを4.8秒で走らせられるダイナミックな加速も魅力的です。また、普通充電の最大充電出力が最大7.4kWに対応しているので充電に時間を割く必要がありません。

スペック

  • 車両本体価格:1,260万円~
  • ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,935mm×2,005mm×1,770mm
  • WLTCモード燃費:13.1km/L
  • EV走行可能距離:110.3km

ポルシェ カイエン E-Hybrid

ポルシェのカイエン E-Hybridは、ポルシェのE-Performanceモデルのうちのひとつで、PHEVながらもポルシェのスポーツカーらしさが継承された車です。

ポルシェにおいてE-Performanceモデルとは、BEVおよびPHEV車のことを指します。

カイエン E-Hybridには、EV走行の航続距離を向上させる新世代バッテリーが搭載。さらに、130 kWのパワフルな新エレクトリックシステムによって、e-モードでの優れた走行性能を実現しています。

また、カイエンのPHEVは他のグレードとして「S E-Hybrid」や「S E-Hybrid」もラインアップされています。

スペック

  • 車両本体価格:1,395万円
  • ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,930mm×1,983mm×1,696mm
  • WLTCモード燃費:不明
  • EV走行可能距離:50km以上

レクサス RX 450h+

レクサス RX450h+“version L”(ソニックカッパー)

レクサスのRX 450h+は圧倒的な存在感と高い静粛性が魅力の、ラグジュアリークロスオーバーSUVです。

レクサスではNXモデルでもPHEV車をラインアップしていますが、より大きくSUVらしいダイナミックな車を選びたい場合はRXがおすすめです。

レクサスのRX 450h+について詳しくは「レクサス RX 450h+」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

ランドローバー レンジローバーSE PHEV

ランドローバー レンジローバー(2022年)

ランドローバーのレンジローバーSE PHEVは、優れた環境性能と洗練された高級感を両立したラグジュアリーSUVです。

レンジローバーのPHEVモデルには、「P550e」グレードがラインアップされます。P550eとは、「インジニウム」3.0リッター6気筒ガソリンエンジンと最大出力が143psのモーターのことです。

レンジローバーでは、標準・ロングホイールベース、いずれかのグレードを選択できます。PHEV車なら「SE」「HSE」「オートバイオグラフィー」「SV」と多彩なラインアップから選べるのも魅力です。

スペック

  • 車両本体価格:2,091万円~
  • ボディサイズ(全長×全幅×全高):5,065mm×2,005mm×1,870mm(D300 AWD MHEV(AT)の場合)
  • WLTCモード燃費:不明
  • EV走行可能距離:121km(最大/WLTPサイクル)

【コンパクトカー】おすすめのPHEV車5選

本章では、おすすめのPHEV車をコンパクトカーに絞って5車種厳選しました。コンパクトなPHEV車を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

トヨタ プリウス PHEV

Z(PHEV・2WD)(マスタード)<オプション装着車>

トヨタのプリウスPHEVは、Zグレードに設定されたプリウスのハイパフォーマンスモデルです。

プリウスといえばハイブリッド車(HEV)が主流ですが、より環境負荷の少ない車を選択したい方や災害に備えたい方にはプラグインハイブリッドモデルがおすすめです。

プリウス PHEVについて詳しくは「トヨタ プリウス PHEV」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

メルセデス・ベンツ A250e

メルセデスベンツのA250eはハッチバックであり、受注生産のみで購入が可能です。

同時期に発売された「A250eセダン」がA-Classプラグインハイブリッドの基本モデルです。しかし、運転のしやすさや小回りのよさを求めるのであればハッチバックがおすすめとなります。

メルセデスベンツのA250eについて詳しくは「メルセデス・ベンツ A250e」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

プジョー 308 HYBRID

プジョーの308は、“常識を、美しく超えていく。”をテーマに、アグレッシブかつ洗練されたデザイン、先進技術が搭載された車です。

なかでも、308 HYBRIDは時代に適応した新感覚のパフォーマンスが体感できる、プラグインハイブリッドモデルとなっています。

プジョーの308 HYBRIDについて詳しくは「プジョー 308 HYBRID」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

プジョー 408 HYBRID

プジョー 408 HYBRIDは、2023年7月に発売された新型車種のプラグインハイブリッドモデルです。

WLTCモードで66kmのEV走行レンジを持っているため、街乗り程度の普段使いであればEV走行でカバーできます。

特徴はなんといっても、しなやかなフォルムが目を惹く外装です。テールに向かうにつれてなめらかに傾斜するルーフは印象的で、美しいファストバックスタイルとなっており、低く身構えたワイド&ローボディは高級感があります。

また、プジョー独自設計の「i-Cockpit」も装備。クルマと対話するようなドライブ体験が可能です。

スペック

  • 車両本体価格:629万円~
  • ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,700mm×1,850mm×1,500mm
  • WLTCモード燃費:17.1km/L
  • EV走行可能距離:66km

ジープ レネゲード 4xe

ジープのレネゲード4xeは、コンパクトSUVに分類される日本に輸入するジープとしては初めてのプラグインハイブリッド車です。

レネゲード4xeのプラグインハイブリッドシステムは、1.3Lエンジンと電気モーター2基、6速オートマチックトランスミッション、リチウムイオンバッテリーからなります。

ガソリンエンジンにより前輪で駆動しますが、リアには独立した定格出力60ps、最大トルク250Nmのモーターを備え、状況に応じて後輪を駆動。

レネゲード4xeは、コンパクトカーの中でも本格的なオフロード走行性能を楽しみたい方におすすめです。

スペック(Limited 4xe)

  • 車両本体価格:498万円~
  • ボディサイズ(全長×全幅×全高):4255mm×1,805mm×1,695mm
  • WLTCモード燃費:16.0km/L
  • EV走行可能距離:50km

【PHEVが向いている人】PHV・PHEV車の選び方4つ

@Michael Flippo/stock.adobe.com

以下のポイントをおさえておくと、あなたに合ったPHEVを見つけられるでしょう。

  • EV走行可能距離
  • 車種のサイズや用途
  • 安全性や利便性
  • アウトドアに行く頻度

本章では、PHEV車の選び方として以上4つのポイントを解説します。

EV走行可能距離

PHEVを選ぶ際は、自分の通勤距離や日常での利用範囲に合ったEV走行可能距離を持つ車種を選びましょう。なぜなら、燃料代よりも電気代の方が安く、EV走行可能距離が長いほどガソリン代を抑えられるためです。

たとえば、ガソリンを最も使う高速道路を日常的に利用している場合は、EV走行可能距離が長いほどガソリン代を抑えられます。モデルによってEV走行可能距離に多少幅があるため、あなたのライフスタイルに合った車種を選びましょう。

また、充電時間も車種によって多少幅があります。効率よく時間を使いたい場合は、急速充電に対応しているかどうかもチェックしてみてください。

車種のサイズと用途

PHEVを選ぶ際は、車種のサイズと使用する用途を考慮しましょう。PHEVはセダン〜SUVまでさまざまなモデルがあり、自身のライフスタイルに合わせて車種を選ぶと快適に運転できます。

たとえば、アウトドアでよく利用する場合はSUV、街乗り中心であればコンパクトカーなどといった選び方です。ファミリーカーを希望している場合は、7〜8人乗りが可能なPHEVを検討してみてください。

安全性や利便性

PHEVに安全支援システムや自動運転システムなどの機能が搭載されているかどうかで、選ぶとよいでしょう。安全運転支援システムには、衝突軽減ブレーキや道路標識認識システムなどが搭載されており、安全運転をサポートしてもらえます。

また、自動運転システムはアクセルやブレーキの操作をサポートしてくれるため、運転による疲労を軽減させることが可能です。搭載されている機能は車種によって異なるため、あなたの要望に合ったモデルを見つけてみてください。

なお、防災観点でPHEVを検討している場合は、V2Hに対応しているかどうかも考慮しましょう。V2Hとは”Vehicle to home”の略であり、PHEVのバッテリーの電力を自宅で使う際に必要な機械のことです。

V2Hを導入するとPHEV車の電力を自宅で活用できるため、災害や停電時に役立ちます。ただし、機械自体が高額なためV2Hを導入するか検討する必要があります。

アウトドアに行く頻度

PHEVを選ぶ際は、アウトドアに行く頻度を考慮しましょう。PHEVは大容量のバッテリーを搭載しており、1,500W程度の電力を供給できるため、アウトドアをする際に役立ちます。

たとえば、コンセントの差し込み口が複数ある延長コードを利用すると、ホットプレートやポータブル冷蔵庫、電気ケトルなどの電化製品を同時に利用することが可能です。

ガソリン車の場合は、100W程度の電力しか供給できない車種が多い傾向にあり、スマホやゲーム機器の充電などにしか利用できません。

電化製品を多く利用できると利便性が高くなるため、アウトドアをより快適に楽しむことが可能です。

車をPHEV車に買い替える際の流れ

現在乗っている車をPHEV車に買い替える際の流れは以下の通りです。


1.買い替える車種を選定する・車を下取りに出すか売却するか決める
2.車の見積り、査定を依頼する
3.支払い方法を決め、契約書にサインする
4.(車を下取りに出さない場合)車を売却する
(車を売却しない場合)納車のタイミングで下取りに出す
5.納車

最初にして最も重要となるのが、買い替える車を選定することです。PHEV車を選ぶ際は、「【国産・外車】おすすめのPHEV車10選」をぜひ参考にしてみてください。

また、車を下取りに出すか売却するか決めることも重要です。「車を下取りに出す」とは、新車や中古車の購入と引き換えに今乗っている車を買い取ってもらうことを指します。

下取りでの売却は、自身で売却先を探すよりも買取価格は安くなる傾向にありますが、最も手間のかからない売却方法です。

モデルチェンジ情報を事前にチェック

車を買い替えるのにPHEVの「新車」を選ぶ場合、モデルチェンジの動向をチェックするのがおすすめです。

モデルチェンジは定期的に行われるため、購入時期によってはすぐに型落ちとなることから損してしまう可能性もあります。

購入を検討している車のモデルチェンジ情報は、事前にチェックしておきたいところです。

しかし、お得に新車を購入したい方にとってモデルチェンジ前はチャンスでもあります。

すぐに新型が発売されるモデル末期であれば、大幅に値下げしてもらえる可能性もあるため、いずれにしてもモデルチェンジ情報を確認するのをおすすめします。

補助金が利用できるかどうか確認しよう

EVやPHEVなど、CEVの対象車は購入時や充電設備設置時に「CEV補助金」を利用できます。

CEV補助金とは「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」のことで、クリーンエネルギー自動車の普及拡大が目的に国が支援する制度です。

補助対象となる車種や金額は評価によって決まるため、毎年同額というわけではありません。たとえば、令和5年度であれば上限額は以下の表のようになっていました。

上限額
EV85万円
軽EV55万円
PHEV55万円
FCV255万円

CEV補助金について詳しく知りたい方は、以下のサイトが参考になります。(外部リンクへ移動)

また、購入を検討しているメーカーの営業スタッフや、現オーナーの方の意見も参考にするとよいでしょう。

参考サイト:補助金情報一覧_CEV、EV・PHV用充電設備、V2H充放電設備、外部給電器、水素ステーションの補助金交付を行う次世代自動車振興センター

PHEVのメリット・デメリットなど紹介

新車購入時にもらえる補助金はいくら?EVやPHEVなどの対象者は?

PHEV・PHVなどのカーライフ別のおすすめエコカー選びを紹介

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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