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車のバッテリー上がりの対処法は?症状・原因・対策と緊急時の直し方4つ

バッテリー上がりとはどういう状態?

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「車のバッテリーが上がる・上がっている」というのは、車のバッテリーが電気不足に陥っている状態のことです。

バッテリー上がりを起こした車は、エンジンの始動のために使われるセルモーター(スターターモーター)が作動しなくなるため、エンジンがかかりません。

また、ヘッドライトやエアコン、カーナビなどの電子機器すべてが使えなくなります。

停車中の電気の使用量がバッテリーに蓄えられた量を上回ったり、バッテリーが自然放電して蓄電量が不足したりすると、バッテリーが上がってしまいます。

カーバッテリーとは「補機用バッテリー」を指す

一般的に「車のバッテリー」というと、エンジンを始動させるセルモーターや車の電装品に電気を供給する補機バッテリーを指します。

ハイブリッドカーやPHVが駆動用に搭載するバッテリーとは区別されます。

車はエンジンが動いている間はオルタネーター(発電機)で電気を作り出していますが、エンジンが停止している間はカーバッテリーに貯まった電気しか使えません。

バッテリーが上がってしまった時の症状

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エンジンがかからない、キュルキュル音が弱い

エンジンをかける際の通常手順を踏んでいるのに、エンジンがなかなかかからない、まったくかからない場合はバッテリー上がりの可能性があります。

エンジンキーを回す・ブレーキを踏みながらエンジンスタートスイッチを押すと聞こえる「キュルキュル音」(※セルモーターの駆動音です)が普段より弱々しい場合も要注意です。

ドアを開けた時に室内灯が点かない

一般的な設定では、車のドアを開けると室内灯が点きます。いつもはドアを開けたら室内灯が点いていたのに点かない場合は、バッテリー上がりの可能性があります。

バッテリー上がりとよく似た症状

スマートキー(電子キー)の電池が切れてエンジンがかからない

スマートキー(電子キー)の電池が切れるとエンジンがかかりません。

エンジンプッシュスタート車でスタートスイッチを押しても反応がない場合、キーをスタートスイッチの上にかざしてみましょう。

車がキーを認識すればエンジンをかけることができます。詳しくは各車の取り扱い説明書を参考にしてみてください。

シフトポジションが「P」に入っていないためエンジンがかからない

シフトレバーが「P(パーキング)」に入っていないと、エンジンはスタートできません。

ブレーキを踏み、シフトレバーをPに戻してからスイッチを押してみましょう。

ハンドルロックされていてエンジンがかからない

エンジンキーやスイッチを押しても反応がない場合、ハンドルを左右に回してみましょう。

ハンドルが何かに当たっているような感覚があり、ほとんど切れない場合はハンドルロックがかかっている可能性があります。

シフトが「P」に入っていることを確認し、ハンドルを左右どちらかに回しながらキーを回すかブレーキを踏んでスイッチを押してみましょう。

ガソリン残量がゼロのためエンジンがかからない

燃料タンクが空になるとエンジンはかかりません。室内灯や電装品が正常に動作し、セルモーターが動いている音がする場合は、バッテリー上がりではなくガス欠かもしれません。

セルモーター自体が故障している

室内灯や電装品が点くのに、セルモーターの回る音がせず、エンジンが始動しない場合は、セルモーター自体が故障している可能性あります。ディーラーや整備工場に連絡を取りましょう。

車のバッテリーが上がる原因は?どれくらい放置するとNG?

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ヘッドライトやハザード、室内灯など灯りの消し忘れ

エンジンが停止した状態で、ヘッドライトやハザードランプ、室内灯を点けたままにしていると、電気を消費するのみで充電されないためバッテリーが上がってしまいます。

ヘッドライトなら一晩、室内灯なら40時間ほどがバッテリー上がりの目安です。

また、半ドアになっているのに気づかず、室内灯が長時間点きっぱなしになっていたというケースもあります。

電源を「ACC」か「ON」にして長時間電装品を使っていた

エンジンをかけなくても、電源ポジションを「ACC」か「ON」にすれば電装品を使うことができます。

しかしその状態では電気を消費するのみで充電されないため、電装品を長時間つけたまま、「ACC」や「ON」のまま車を長時間放置したりすると、バッテリーが上がってしまいます。

エンジンをかけずにエアコンやカーラジオを長時間つけていると、バッテリーが上がってしまいます。

3ヶ月以上車のエンジンをかけなかった

全くエンジンをかけない状態で車を放置すると、約3ヶ月でバッテリーが自然放電していまいます。

これは、車に搭載されているコンピューターやカーナビの記憶装置や時計装置が、少しずつ電気を消費するからです。

長期間乗らないことが分かっている場合は、バッテリーのターミナルを外しておくことをおすすめします。

寒さでバッテリーの性能が落ちた

バッテリーの中は「バッテリー液」という希硫酸で満たされていますが、希硫酸は温度が下がると性能が落ちる傾向があります。

新品のバッテリーでも、外気温0℃で約80%、-20℃で50%の性能しか発揮できなくなってしまいます。また、古いバッテリーほど寒さにより受ける影響が大きくなります。

バッテリーが上がってしまったときの直し方・対処法

バッテリーが上がってしまったときに取るべき手段は以下4つのうちいずれかです。

  1. ジャンピングスタートして自力でエンジンをかける
  2. ブースターケーブルで他の車と繋ぎ、エンジンをかけてもらう
  3. ロードサービスを呼んで、ジャンピングスタートやブースターケーブル救援をしてもらう
  4. 古いバッテリーを新しいものに交換する

1~3の方法でエンジンがかかった場合でも、バッテリー自体が弱くなっていると、再びバッテリーが上がってしまうことがあります。

バッテリーが上がった車は、カー用品店やデイーラー、整備工場で診断をしてもらい、バッテリーが弱っているようならバッテリー交換を行いましょう。

次項からはそれぞれの直し方・対処法について解説します。

①ジャンピングスタートする【手順・使い方】

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ジャンプスターターとは?

「ジャンプスターター」とは、エンジンの始動に必要な電圧と電流を供給できる携帯バッテリーです。

おすすめはモバイルバッテリー機能つきのジャンプスターター。コンパクトで携帯にも便利なうえ、スマホやタブレットなども充電できるアイテムです。

ほかにも様々な大きさのタイプがありますが、小型のジャンプスターターは最大放電流量により始動できるエンジン排気量が限定されています。

大きな電流を流せるものほど大きなエンジンを始動することができます。ジャンプスターターを選ぶときは自分の車のエンジンに対応しているか確認してください。

ジャンピングスタートの手順・ジャンプスターターの使い方

1.赤いケーブルからつなぐ

ジャンプスターターから出ている赤いケーブル先端のクリップを、車のバッテリーの+端子(赤いカバーのほう)につなぎます。

2.黒いケーブルをつなぐ

ジャンプスターターから出ている黒いケーブル先端のクリップを、車のバッテリーの-端子(カバーがないほう)につなぎます。

3.エンジンを始動させたら、すみやかにジャンプスターターを取り外す

ジャンプスターターをエンジンの振動で落下しない安全な場所におき、エンジンを始動させてください。エンジンがかかったら、すみやかに黒いケーブル→赤いケーブルの順番で、ジャンプスターターのケーブルを取り外します。

4.エンジンを止めずに30分~1時間ほど走る

ジャンプスタートでエンジンを始動させた車は、エンジンを止めずに30分~1時間ほど走ってバッテリーを充電しましょう。

②ブースターケーブルで救援車と繋いでもらう

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ブースターケーブルとは?

ブースターケーブルとはクリップがついた太い電気ケーブルのことです。正常にエンジンがかかる車(救援車)と、バッテリー上がりを起こした車を繋ぐために使用します。

一般家庭に必ず用意されているようなカー用品ではありませんが、ホームセンターやカー用品店で購入できます。

救援は必ず「ハイブリッドカー、PHEV、EV以外」に要請しよう

注意したいのが救援車の条件。まず、バッテリー上がりの救援は必ず「ハイブリッドカー、PHEV、EV以外」に要請しましょう。

これらの車は「救援される」ことはできますが、他の車を救援することはできません。

なぜならジャンピングスタートによって大電流が流れ、救援側のハイブリッドカーの電源系統やハイブリッドユニットが故障する可能性があるためです。

ジャンピングスタートでの救援が可能かどうかは、各車の取り扱い説明書を確認しましょう。

必ず同じ電圧の車同士で救援を

また、同じ電圧の車同士でなければジャンプスタートをすることができません。

例えば、12Vの乗用車と24Vのトラックとではできません。さらにいえば、救援車は不動車よりも大きな容量のバッテリーをもつ車が望ましいです。

使用するブースターケーブルも、許容電流を確認し劣化がないかも確認しましょう。クリップ部のガタや絶縁皮膜が劣化している場合は漏電・出火するおそれもあります。

ブースターケーブルでの救援方法

1.不動車・救援車の状態を確認

不動車・救援車ともにシフトポジションが「P(MTは「N」)」に入っていること、パーキングブレーキがしっかりとかかっていること、不要な電装品が動作していないことを確認します。

2.赤いケーブルからつなぐ

不動車のバッテリーに付いている赤いカバーを外し、赤いケーブルのクリップをバッテリーの+端子(赤いカバーを外したほう)につなぎます。

同じように救援車のバッテリーに付いている赤いカバーを外し、いまつないだケーブルの反対側を救援車のバッテリーの+端子につなぎます。エンジン始動時の振動で外れないようにしっかりと挟み込みます。

このとき、端子に接続したブースターケーブルの反対側のクリップを、車の金属部分に触れさせないように気をつけましょう。触れると激しくスパークして危険です。

3.黒いケーブルをつなぐ

黒いケーブルのクリップを、救援車のバッテリーの-端子(カバーがついていないほう)につなぎ、反対側を不動車のバッテリーの-端子につなぎます。

このとき火花が飛ぶことがありますが、異常ではありませんので怖がらずつなぎましょう。

4.先に救援車のエンジンをかけ、1分ほどしてから不動車もかける

ブースターケーブルが接続できたら救援車のエンジンをかけます。救援車のエンジン回転数を3000rpm前後まで上げつつ、1分ほどしてから不動車のエンジンをかけます。

5.黒いケーブルから外す

エンジンをかけたまま、不動車につないである黒いケーブルから外していきます。順番は以下の通り。

  1. 不動車:黒いケーブル
  2. 救援車:黒いケーブル
  3. 救援車赤いケーブル
  4. 不動車:赤いケーブル

ケーブルをつける順番、外す順番は必ず守りましょう。ショートして車に大きな負担をかけることになります。

6.エンジンを止めずに30分~1時間ほど走る

ジャンプスタートでエンジンを始動させた車は、エンジンを止めずに30分~1時間ほど走ってバッテリーを充電しましょう。

③JAFやロードサービスを利用する

©︎ThamKC/stock.adobe.com

バッテリー上がりの対処法・応急処置「ジャンピング」のための道具や救援車がない場合は、JAFや任意保険のロードサービスを呼んでジャンピングスタートしてもらうことができます。

自動車保険のロードサービスを利用する

任意自動車保険にはロードサービスが付帯している場合があります。

ロードサービスには大抵無料のバッテリーレスキューが含まれていますので、困ったときは保険会社のロードサービスへ電話しましょう。加盟する最寄りの整備工場が救援に駆けつけてくれます。

ロードサービスを利用しても保険等級は下がりません。加入している自動車保険ロードサービスの電話番号は、すぐに確認できるようにしておきましょう。

JAFのロードサービスを利用する

JAF(日本自動車連盟)の故障車救援サービスも、バッテリー上がりの場合に呼ぶことができます。JAFは入会金+年会費による会員制ですが、非会員の場合もロードサービスを呼ぶことができます。

JAF会員の場合は年中無料でロードサービスを受けることができます(ただし、物品代や15km以上のレッカーは有料)。非会員の場合、その場での入会も可能ですが当該のロードサービス料金は会員扱いとはならず、料金が発生します。

なお、その場で対処できない場合はレッカー移動で最寄りの整備工場まで運んでくれますが、会員は15km以上から、非会員の場合は全額のレッカー料金が発生します。

JAF ロードサービス救援コール

ナビダイヤル:0570-00-8139
短縮ダイヤル:#8139

※全国共通・年中無休・24時間、通話料は有料

電話のほか、アプリでも呼ぶことができます。詳しくはこちら

JAF バッテリー上がり料金

12,880円(昼間)
14,940円(夜間)

JAF 故障車けん引料金

12,880円(昼間)
14,940円(夜間)
上記に加えて、1kmあたり+720円(※会員は15km以上から)

④バッテリーを交換する【手順・方法】

エンジンルーム内にある補助バッテリー

3年以上バッテリーを交換していない車は要注意!

バッテリーの寿命はおおよそ2~3年といわれています。

車検ごとに交換をおすすめされるのが一般的ですが、前回車検時にバッテリー交換をしていない場合は、バッテリー自体が弱まって、バッテリーが上がりやすくなっている可能性があります。

劣化したバッテリーは、ジャンプスタートやブースターケーブルでエンジンをかけても、次に始動させるときにまた上がってしまうことも。

その場合はバッテリーを新品に交換しましょう。

バッテリー交換の手順・方法

1.ステーを外す

車のエンジンを切り、点いている室内灯を消します。ボンネットを開け、バッテリーを固定しているステーを外してください。

ステーは六角ナットで固定されている場合が多いため、ナットのサイズにあったレンチ/ソケットレンチが必要です。

2.メモリーバックアップを接続する

バッテリー端子からケーブルを外す前に、メモリーバックアップを取り付けます。

まずはバッテリーの+端子(カバーが付いているほう)の電源ケーブル側の金属部分(バッテリーターミナル)に、メモリーバックアップのクリップを挟みます。

次に-端子(カバーがないほう)のバッテリーターミナルも挟みます。

3.バッテリーのマイナス端子から外す

バッテリーの-端子(カバーがないほう)から外します。レンチを端子に触れさせないように注意して、ナットを回します。

必ずゴム手袋をはめて、ある程度までレンチを回したら手で回します。ナットは完全に外さず、ある程度まで緩んだら上方向に外してください。

同じようにバッテリーの+端子も外します。このとき、必ずメモリーバックアップのクリップには触らず、付けたままにします。

4.バッテリーを取り出し、新品のバッテリーを入れる

バッテリーの左右に手を入れて、古いバッテリーを取り出します。同じ場所に新品のバッテリーを入れます。

5.プラス端子から取り付ける

取り付けは+端子(カバーのほう)から行います。元通りにはめたら、ナットを締めます。

バッテリー本体の固定はこれからステーで行いますので、ナット自体を固く締める必要はありません。

同じようにバッテリーの-端子も取り付けます。

6.メモリーバックアップを取り外し、ステーを取り付ける

端子を取り付けたら、メモリーバックアップのクリップを外します。+端子のカバーも付けてしまってOKです。

最初に外したステーを取り付けます。

アイドリングストップ車は必ず専用バッテリーを選ぼう

アイドリングストップ車のバッテリーは、必ず「アイドリングストップ車専用バッテリー」という表記がある製品を選びましょう。

ハイブリッド車はもちろん、アイドリングストップ機能のあるガソリン車も、注意が必要です。

バッテリーを点検する方法・ポイント

バッテリーランプが点いていないか確認する

バッテリーの形の警告灯が点灯しているときは、バッテリー本体ではなくオルタネーター(発電機)やそのベルトに異常が考えられます。

この場合はバッテリー交換では解決できませんので、すぐにディーラーや修理工場に連絡してください。

バッテリーの電圧をバッテリーチェッカーで測定する

バッテリーの充電状態や残量を測定できる「バッテリーチェッカー」というカー用品も販売されています。

バッテリーに繋いでおいて残量をリアルタイムで測定してくれるもの、必要なタイミング測定できるものなど、タイプはさまざま。不安な場合は使用を検討してみましょう。

バッテリー液の量やバッテリー本体を確認する

カーバッテリーは、二つの電極(二酸化鉛と鉛)と硫酸で出来ており、この硫酸をバッテリー液といいます。バッテリー液の比重チェックや補充は、バッテリー交換よりも上級者向けのメンテナンスです。

バッテリーの側面にはラインがあり、バッテリー液がこの範囲内に入っていればOKです。

バッテリー液が減っているようであれば、バッテリー液の補充やバッテリー交換を行いましょう。

また、「バッテリー本体が膨らんでいる」「バッテリーの端子付近が粉っぽい」「バッテリーの天板からバッテリー液が漏れている」など、本体に異常がある場合も、バッテリー交換が必要です。

整備点検記録簿でバッテリーをいつ交換したかも確認しよう

車検や定期点検の際には、バッテリー診断も行うのが一般的です。バッテリーの寿命は2年~3年のため、車検のタイミングで交換することが多いでしょう。

バッテリーをいつ交換したかは、整備点検記録簿で確認できます。

ハイブリッドカーもバッテリー上がりする?

トヨタのハイブリッドカー プリウス

ハイブリッドカーには、補機用バッテリーのほか「モーター用バッテリー」が搭載されます。

これらのはたらきは異なるため、ガソリン車同様、補機用バッテリーが上がってしまえばハイブリッドカーのエンジンもかかりません。

モーター用バッテリーがあっても、ハイブリッドカーの補機用バッテリーは上がってしまいます。

ハイブリッドカーの補機用バッテリーが上がってしまった場合は、ジャンプスターターやブースターケーブルなど、ガソリン車と同じ対処法でエンジンをかけることができます。

しかし、モーター用バッテリーに不具合が生じた場合は、自身で対応することはできませんのでディーラーや整備工場に連絡をしてください。

バッテリー上がりは放置しても自然に回復する?

上がってしまったバッテリーは放置しても自然回復はしません。エンジンを始動させるか、バッテリー充電器を繋いで、バッテリーに電気を貯めなければ車を使うことができません。

バッテリーが上がった車を放置すると、室内灯やヘッドライト、スマートキーなどが使えなくなってしまいます。

スマートキーが反応しなくなった場合は、メカニカルキーを使ってドアを開けましょう。

バッテリー上がりを防ぐための対策4選

©gballgiggs/stock.adobe.com

半ドアや室内灯の消し忘れに注意する

エンジン止めたときに、ライト類を消し忘れないようにしましょう。とはいえ、最近の車はヘッドライトが自動で消える機能や、スマートキーの普及で半ドア状態にも気づきやすくなっています。

最も気づきにくいのは半ドアによる室内灯の点けっぱなしです。いつもはドア開閉連動設定にしているのに、一時的につけっぱなしにした場合なども注意しましょう。

「ACC」や「ON」状態で長時間過ごさない

エンジンを止めたまま「ACC」や「ON」の状態で、エアコンやカーラジオをかけ、長時間過ごすのは止めましょう。

電装品を使わないのであれば、エンジンを止めたときに電源ポジションが「OFF」になっているか確認しましょう。

長期間乗らない車はバッテリーターミナルを抜いておく

3ヶ月以上、車に乗らないことが事前にわかっているのであれば、バッテリー端子からバッテリーターミナルを抜いておきましょう。バッテリー交換の手順「3.バッテリーのマイナス端子から外す」の部分を行えばOKです。

また、3ヶ月以上エンジンをかけなかった車を使用するときは、バッテリーが上がっているものと思って、ブースターケーブルやジャンプスターターを用意しておくと安心です。

冬期はマメに車の周りを除雪する

寒い地域ではバッテリーを冷やさないようにする工夫が必要です。外に駐車している場合はマメに車の除雪をしましょう。

もし、冬のレジャーに出かけた際にバッテリーが弱っているようであれば、60℃くらいのお湯をバッテリーにかけてみるのも手です。

バッテリー上がり復旧後も油断は禁物!必ず点検を

バッテリーランプがついている

上がってしまったバッテリーは、問題なければ1時間ほど走れば元のように使うことができます。

しかしバッテリー自体が寿命である場合は、ライトやエアコンの点けっぱなしなどの”うっかり”がなくても、再びバッテリーが上がってしまう可能性があります。

そのため、バッテリー上がり復旧後はバッテリーの状態や電圧を点検してもらうのがおすすめです。

一般的なバッテリーの寿命は2~3年と言われています。寿命がきたバッテリーは交換する必要があります。バッテリー交換の際はバッテリーサイズや規格に注意しましょう。

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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