MOBY(モビー)自動車はおもしろい!

MOBY[モビー] > お役立ち情報 > 役立つ情報 > バッテリーランプとは?点滅する原因と対処法・点灯中でも走行できる?
役立つ情報

更新

バッテリーランプとは?点滅する原因と対処法・点灯中でも走行できる?

バッテリーランプとは?

©vchalup/stock.adobe.com

運転席のメーターには車の異常を知らせる機能が備わっており、そのなかにあるバッテリーランプはバッテリーや発電機に関する異常を知らせる警告灯です。異常が発生するとメーター内にプラスとマイナスが描かれたバッテリーのアイコンが灯り、ドライバーに注意を促します。

「チャージランプ」や「充電警告灯」とも呼ばれるとおり、バッテリーランプはオルタネーターの発電量不足やバッテリー電圧が不十分になった場合などに点灯するものの、警告灯が点灯しただけではどこで異常が起きているか判断できません。

そのため走行中にバッテリーランプが点灯したとしても、異常箇所によって取るべき対応が異なることを覚えておく必要があります。

車の警告灯について詳しく知りたい方はこちら

バッテリーランプが点灯している原因

©Thongchai/stock.adobe.com

バッテリーランプが点灯する原因は、おもに3つの可能性が考えられます。いずれの場合も電装系の劣化や故障が疑われるため、すぐに消灯して走行に支障がなかったとしても、なるべく早期にディーラーや整備工場などへ点検を依頼しましょう。

可能性①バッテリーの劣化

バッテリーランプは既定値である約12Vを下回ると点灯する仕組みになっており、これによりバッテリーの電圧低下を知らせてくれます。

電圧が低下するおもな原因はバッテリーの劣化や故障です。またバッテリー端子が緩んで接触不良を起こしている場合は、車の振動による接点の接触と非接触に応じて、警告灯も点いたり消えたりすることがあります。

可能性②オルタネーターの発電量不足

オルタネーターにトラブルが起こった際にもバッテリーランプが点灯します。トラブルの原因は、本体の劣化や故障によって発電量が不足している場合と、オルタネーター駆動するベルトの緩みや切断によって正常に稼働できない状態のふたつに分けられます。比較的軽度の劣化では一瞬だけ点灯する場合や、始動後数分経つと消灯するケースもあるようです。

可能性③ヒューズもしくは配線の切断

特定のヒューズや配線が切れて正常な電圧を検知できなくなった場合にもバッテリーランプが点灯します。ヒューズや配線が切断するケースは稀であるものの、これらが原因によるバッテリーランプの点灯は車両に重篤な問題を抱えている可能性が高くなります。

エンジン警告灯について詳しく知りたい方はこちら

バッテリーランプが点灯中でも走行できる?

©metamorworks/stock.adobe.com

走行中にバッテリーが故障して充電ができなくなったとしても、オルタネーターが必要な発電量を確保できている限りは走行を続けることができます。ただし、消費電力量が発電量を上回るとエンジンが停止する恐れがあります。

オルタネーターの発電量低下や完全な故障、ベルトの破断が起こった場合はバッテリーに蓄えられた電力を使い切った時点でエンジンが止まってしまいます。バッテリー電力のみでの走行は、エンジン振動が増えたりパワーダウンが起こる場合があるため、動けるうちに車を安全な場所へ停車させるのが賢明です。

このようにバッテリーランプが点灯した原因によって、走行を続けられるかどうかの対応が異なります。バッテリートラブルの場合は不用意にエンジンを停止すると電圧不足で再始動できなくなる可能性があるため、そのままガソリンスタンドや整備工場へ駆け込んだ方がよいでしょう。

しかし走行中に発生したトラブルは原因が特定できないうえ、いずれのトラブルでも予期せぬタイミングでエンジンが停止する恐れがあるため、バッテリーランプが点灯したらすぐに安全な場所へ車を停めてロードサービスに連絡をするのがもっとも安全で確実な対処法といえます。

ブレーキ警告灯について詳しく知りたい方はこちら

バッテリーは定期的に点検・交換をしよう

Koonsiri/stock.adobe.com

バッテリーランプが点灯する多くの原因はバッテリーの不具合です。また走行距離が伸びた車はオルタネーター周りの不具合もトラブル候補に加わります。

オルタネーターの劣化や故障を防ぐ有効な術はありません。そのうえ劣化したバッテリーを使い続ける行為はオルタネーターの負担を増やし、寿命を縮めることになります。オルタネーターの交換修理は安く見積もっても10万円前後の費用がかかるため、バッテリーを良好な状態に保つことが電装系トラブルを防ぐもっとも効果的な対策といえるでしょう。

高価なオルタネーターに対し、バッテリーは高価なものでも数万円程度。また点検方法も劣化具合の判断も比較的容易です。バッテリーの寿命は2〜3年であり、最低でも6ヵ月に1度の電圧チェックに加え、メンテナンス不要のバッテリーでなければ内部の希硫酸濃度(比重)と液量も確認しておきたいところです。

定期的なバッテリー点検および交換と併せて、オルタネーターの状態やベルトの張り具合や劣化状態をチェックしてもらうことで安心してドライブができるようになります。

ガソリンランプが点灯したら何km走れる?対処法など解説

ABSとは?ランプの点灯の原因と消し方を紹介

オイルランプが点灯したらどうする?点灯する原因や対処法を解説

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

\ この記事が役に立ったらシェアしよう /

MOBYをフォローして最新記事を受け取ろう

すべての画像を見る

画像ギャラリー

コメント

利用規約

関連する記事