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「いろんなデータが見れる…必要ある?」メーターのマルチ表示機能を使いこなせるドライバーはごくわずか?
「外気温計」「方位磁石」の意外と便利な使い方も
外気温計もドライブに役立つ装備です。冬季に1℃以下になった場合は、路面凍結の恐れを予測できるのは周知の通りですが、逆に高温の時も使える機能です。
例えば、30℃を超えるような日に高速道路を長時間走行していると、タイヤ内の温度も上昇して、経年劣化したタイヤだとバーストする恐れがあります。「ちょっとタイヤが心配だな…」という場合は、外気温をチェックして、高温の場合は2時間おきに休憩するようにするとバーストやパンクのリスクを減らすことができると思います。
方位磁石も意外と便利です。自車がどちらに進んでいるのかはカーナビに任せるとして、駐車時にぜひ活用したい機能です。夜間や悪天候時に現地に到着した場合、太陽が出ていないため方位がなかなか掴めません。そこで方位計を確認し、夏は車両を北向きに駐めると車内が高温になるのを抑えられ、冬は南向きに駐めるとフロントガラスやラジエターの凍結防止になります。
また、SUV系に付いている駆動トルク配分をチェックすることで、走行中に車両の駆動状態が2WDなのか、4WDでもFF傾向か、それともFR傾向なのかが分かり、スリップした時のリカバリーに対する心構えになります。
日常的に使わない情報が多いマルチインフォメーションディスプレイですが、シーンによっては非常に助かることがあります。ライフスタイルに合わせて、ぜひ活用してみてください。
便利だけでは語れない4WDの操作系
エンジンかけっぱなしでもカギを持っていけば安心?
微妙に気になる他車の運転について
- 執筆者プロフィール
- 山崎 友貴
- 1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...