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水平対向の名機「FA20」エンジンとは?NAとターボの違いや採用車種を紹介

FA20エンジンを搭載している車種は?

NAエンジンのFA20D搭載車

トヨタ 86

トヨタ 86 GT”BLACK LIMITED”(2020)

トヨタ 86は2012年2月に登場した後輪駆動のスポーツカーです。

1999年に発売されたトヨタ MR-S以来のスポーツカーとして、「誰でも楽しめるスポーツカー」を目指して開発。

ハイテク制御やハイグリップタイヤは頼らず、あえて「遅いスポーツカー」として作ることで、安全な速度でも楽しめるスポーツカーとなりました。

かつてトヨタが販売していたライトウェイトスポーツカー、ハチロクこと「スプリンタートレノ/カローラレビン(AE86)」が車名の由来となっていて、AE86のように「自分だけの1台を楽しみながら育てる」という思いが86には込められています。

全長(mm)4,240-4,290
全幅(mm)1,775-1,790
全高(mm)1,320
ホイールベース(mm)2570
車両重量(kg)1,210-1,270
乗車定員(名)4
最高出力(kW[PS]/rpm)152[207]/7,000(6MT)
147[200]/7,000(6AT)
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)212[21.6]/6,400-6,800(6MT)
205[20.9]/6,400-6,600(6AT)
トランスミッション6速MT
6速AT(6-Speed SPDS)
駆動方式FR
使用燃料ハイオク
最新「86」中古車情報
本日の在庫数 1026台
平均価格 207万円
支払総額 79~866万円

スバル BRZ

スバル BRZ STI SPORT (2019年)

スバル BRZは2012年3月に登場した後輪駆動のスポーツカーです。

トヨタ 86の共同開発車として、多くの部分が86と共通しています。フロントバンパーやヘッドライト、フェンダー部のエンブレム、内装デザインが86と異なる点です。

2020年8月で生産を終了し、11月をもって販売も終了となりましたが、2021年夏頃に2.4L化された2代目モデルが86とともに登場する予定となっています。

BRZの車名の由来は、Bがボクサーエンジン (Boxer Engine)、Rが後輪駆動 (Rear wheel drive)、Zが究極 (Zenith) を意味しているとのことです。

全長(mm)4,240
全幅(mm)1,775
全高(mm)1,320
ホイールベース(mm)2,570
車両重量(kg)1,220-1,270
乗車定員(名)4
最高出力(kW[PS]/rpm)152[207]/7,000(6MT)
147[200]/7,000(6AT)
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)212[21.6]/6,400-6,800(6MT)
205[20.9]/6,400-6,600(6AT)
トランスミッション6速MT
6速AT(E-6AT)
駆動方式FR
使用燃料ハイオク
最新「BRZ」中古車情報
本日の在庫数 598台
平均価格 240万円
支払総額 80~467万円

直噴ターボエンジンのFA20F搭載車

スバル レガシィB4/ツーリングワゴン

スバル レガシィツーリングワゴン 2.0GT DIT(2012)

2009年5月から2014年6月まで販売されていたレガシィ(BM/BR系)のB4とツーリングワゴンにFA20Fエンジンが搭載されていました。

搭載されたのは、2012年5月のマイナーチェンジを受けたあとのモデルで、グレード名は「2.0GT DIT」です。2014年に販売を終了しています。

全長(mm)4,775(ツーリングワゴン)
4,730(B4)
全幅(mm)1,780
全高(mm)1,535(ツーリングワゴン)
1,505(B4)
ホイールベース(mm)2,570
車両重量(kg)1,480~1,550
乗車定員(名)5
最高出力(kW[PS]/rpm)221[300]/5,600(2.0GT DIT)
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)400[40.8]/2,000-4,800(2.0GT DIT)
トランスミッションCVT(リニアトロニック)
駆動方式4WD
使用燃料ハイオク
最新「レガシィB4」中古車情報
本日の在庫数 589台
平均価格 95万円
支払総額 31~531万円
最新「レガシィツーリングワゴン」中古車情報
本日の在庫数 845台
平均価格 76万円
支払総額 25~495万円

スバル レヴォーグ

スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight(2014年)

2014年に販売を終了したレガシィツーリングワゴンの後継として登場したのがインプレッサをベースに開発されたレヴォーグです。

FA20Fを搭載するモデルのほか、1.6Lの水平対向直噴ターボエンジン「FB16」を搭載したモデルも販売されていました。

FA20Fは2014年から2020年まで販売されていた初代レヴォーグに搭載されていて、その次に登場した2代目モデルからはCB18エンジンに切り替わっています。

全長(mm)4,690
全幅(mm)1,780
全高(mm)1,490
ホイールベース(mm)2,570
車両重量(kg)1,570
乗車定員(名)5
最高出力(kW[PS]/rpm)221[300]/5,600(2.0GT DIT)
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)400[40.8]/2,000-4,800(2.0GT DIT)
トランスミッションCVT(リニアトロニック)
駆動方式4WD
使用燃料ハイオク
最新「レヴォーグ」中古車情報
本日の在庫数 1823台
平均価格 232万円
支払総額 72~686万円

スバル WRX S4

スバル WRX S4 STI SPORT EyeSight(2020年)

スバル WRX S4は、かつてインプレッサのスポーツグレードにつけられていた「WRX」を車名にしているスポーツセダンです。

レヴォーグなどと同じくFA20Fを搭載するものの、組み合わされたトランスミッションはWRX S4専用設計の「スポーツリニアトロニック」が採用されています。

2021年に生産終了となり、次期モデルではFA20Fから新型エンジンへ切り替えられます。

全長(mm)4,595
全幅(mm)1,795
全高(mm)1,475
ホイールベース(mm)2,650
車両重量(kg)1,540
乗車定員(名)5
最高出力(kW[PS]/rpm)221[300]/5,600(2.0GT DIT)
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)400[40.8]/2,000-4,800(2.0GT DIT)
トランスミッションCVT(リニアトロニック)
駆動方式4WD
使用燃料ハイオク
最新「WRX S4」中古車情報
本日の在庫数 357台
平均価格 298万円
支払総額 97~614万円

スバル フォレスター

スバル フォレスター 2.0XT EyeSight(2017年)

フォレスターはスバルが販売するミドルクラスのクロスオーバーSUVです。

2012年から2018年に販売されていた4代目モデルに、専用チューニングが施されたFA20Fが搭載されていました。

搭載グレードは「2.0XT」で、歴代フォレスターの中で最もパワフルなエンジンだったため「速すぎる!」と驚いたユーザーも多かったようです。

全長(mm)4,595
全幅(mm)1,795
全高(mm)1,715
ホイールベース(mm)2,640
車両重量(kg)1,590
乗車定員(名)5
最高出力(kW[PS]/rpm)206[280]/5,700
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)350[35.7]/2,000-5,600
トランスミッションCVT(リニアトロニック)
駆動方式4WD
使用燃料ハイオク
最新「フォレスター」中古車情報
本日の在庫数 1947台
平均価格 200万円
支払総額 20~454万円

次期86/BRZからはFA24へバトンタッチ

トヨタ GR86とスバル BRZ(2021年)

レヴォーグなどに採用されていたターボのFA20は、CB18への切り替えがおこなわれました。

また、トヨタ 86/スバル BRZに採用されている自然吸気(NA)のFA20も、新型モデルでは2.4LのFA24へ切り替えられます。

そのため、FA20を搭載する車種はまもなく新車ラインナップから消えることになります。

高い評価を受けたFA20を搭載する車種に乗りたい場合、今後は中古車から探しましょう。

エンジンについての記事

水平対向を搭載するポルシェがかつて採用していた空冷式についてはこちら

スポーツカーが買えるのはいまのうち?騒音規制についてはこちら

水平対向と似ているV型エンジンについてはこちら

執筆者プロフィール
MOBY編集部 高山 志郎
MOBY編集部 高山 志郎
平成元年生まれ、東京都出身。学生時代にモータースポーツ活動を開始し、大小さまざまな耐久レースへ参戦。優勝の経験も持つ。エンジニアとして複数の業界を渡りながら趣味で車やバイクに触れ続け、縁あって自動...

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