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ペーパードライバーのための運転練習方法とおすすめ練習場所
ペーパードライバーにおすすめの運転練習法4選
具体的にどのように運転の練習をするのか、いくつかのパターンに分けて解説していきます。自分に最も合った方法を見つけてください。
1.家族や友人などを助手席に乗せてドライブする
今回紹介するなかで、最も気負わずに練習する方法が、家族や友人などを助手席に乗せて練習するという方法です。
このとき重要になるのが、運転経験のある人を同乗させるということ。普段から通勤や仕事などで運転している人に同乗してもらうようにしましょう。
2.運転の個人レッスンを有償で依頼する
家族や友人に運転経験のある人がいないという場合には、運転の個人レッスンを依頼するという方法もあります。
運転のアドバイザーに自宅まで出張してもらい自家用車を使って指導してくれるためとても便利なサービス。教習所に通うほどではないが、運転のプロにドライビングテクニックを教わりたいという場合におすすめです。
車を貸し出してくれるサービスもあるので、誰でも臆することなく利用できるでしょう。
3.ゲームセンターで練習してみる
実際に運転するのは怖いという人には、ゲームセンターでの練習をおすすめします。レースゲームなどに代表されるような、車の運転をシミュレーションできるゲームです。
ハンドルやブレーキなど、実際の車と同じような装置が再現されているので、こうしたゲーム機を使って感覚をつかむのもいいでしょう。
ただし、ゲームである以上、実際の運転感覚とはかなり異なります。特に、交通ルールなどは学べないことも多いです。あくまで、運転席に座った感覚を体験する程度と割り切っておく必要があります。
4.教材やWebでのイメージトレーニング
ここまで紹介してきたなかでは、最も手軽にはじめられる方法です。運転テクニックについて解説した書籍や動画配信サイトなどを読んだり見たりして、自分のなかでイメージトレーニングをしてみましょう。
一度でもハンドルを握って公道を走った経験があれば、ペーパードライバーであってもイメージトレーニングは可能です。様々な道路状況を想定してトレーニングするのが効果的だと言われています。
運転を練習するのにオススメの場所・時間は?
1.交通量の少ない夜がおすすめ
時間帯は交通量の少ない夜がおすすめです。都心部であれば夜9時以降になると交通量が減少します。
もちろん、曜日や天候によって変わることもありますが、深夜になればなるほど、交通量が減少するので、運転しやすくなります。
ただし、夜遅いことで眠くなったり暗くて視界が悪いというデメリットがあることも考えておく必要があります。
2.都心から出られるなら郊外がおすすめ
もし住んでいる地域が人通りの少ない田舎であれば、昼間でも練習しやすいでしょう。
都会に住んでいたとしても、家族や友人と一緒に田舎までドライブして、交通量の少ない地域に着いたら運転を交代して練習するというのもありです。
3.子供や自転車に注意しつつ、住宅街で練習する
交通量の少ない閑静な住宅街なども運転の練習をするにはうってつけです。ただし、子供や自転車の急な飛び出しが多くなるため、練習の際は速度を落とし、周りに気を遣いながら慎重に走行する必要があるでしょう。
4.なるべく広い道路
これまで紹介したどの時間帯、場所でも練習できないという場合は、道幅の広い道路を選んで練習するようにしてください。
道路の幅が広ければ、視界もよくなり車の周囲が見やすくなります。急な飛び出しなどがあっても、避ける物理的な余裕があります。
日中で、しかも交通量が多い場所で練習するときは、道路の幅を意識して練習してみましょう。
ただし、土地勘がない場合は要注意。くれぐれも車が一台やっと通れるような路地には入らないように気をつけましょう。
運転練習をする際の注意点5つ
運転の練習をする際に気をつけたほうがいい点、注意したほうがいい点を5つに絞って解説します。
1.免許証を携帯することを忘れない
免許証を携帯せずに運転をすると、「免許証不携帯」という違反に該当します。違反点数は加点されませんが3,000円(普通車)の反則金の支払いが求められます。
ペーパードライバーの人は普段から免許証を携帯していないことが多いです。運転しなくても普段から携帯するようにしましょう。
さらに、免許証には条件が付与されている人がいます。代表的な条件は「眼鏡等」、つまりメガネやコンタクトをしないと運転してはいけないという条件です。こちらも違反すると、「免許条件違反」に該当し、違反点数2点、反則金7,000円(普通車)が課されてしまいます。
2.初心者マークを付ける
免許を取得して1年以内は、必ず「初心者マーク」の掲示が義務づけられています。とはいえ、1年以上経過して掲示していても違反にはなりません。
運転に不安があるのであれば初心者マークを車の前後に掲示しておきましょう。
ほかの車に対して自分自身が不慣れであるということを知らせておけば、無理な追い越しやあおり運転に遭わずにすむかもしれません。
3.万が一に備えて、携帯電話で電話をかけられるようにしておく
万が一、事故やトラブルが発生しても近くに公衆電話があるとは限りません。交通量の少ない地域であればなおさらのことです。警察や知人に連絡できるよう携帯電話は必ず所持して、運転の練習をしてください。
ただし、運転中に携帯電話を操作したり通話したりすると「携帯電話使用等(保持)違反」に該当し、違反点数3点、反則金1万8,000円が課されます。安全な場所に停車してから操作してください。
Bluetooth機能で車のコネクテッドサービスに携帯やスマホを接続しておくと、ハンドルのスイッチや音声認識で電話をかけることができます。
4.運転に適した服装や靴
言うまでもないかもしれませんが、運転の練習をするのに革靴やジャケットなどを着用していると体の動きが制約され、思うように操作できなくなります。
特に、靴はかかとの低いスニーカーなどでないと、アクセルやブレーキ操作に支障をきたします。身軽な服装を心がけましょう。
5.ガソリンとタイヤの状態をチェック
レンタカーなどを利用して運転の練習をする場合は、貸し出し業者などがチェックしてくれていることがほとんどです。しかし、自家用車を使う場合には、ガソリンが半分以上入っているか、タイヤがパンクしていないか、タイヤの溝が擦り減っていないかなどを確認してください。
自分ではよくわからないというときは、車を所有している家族や友人に確認してもらってください。
この2点は最も頻発するトラブルです。ガソリンとタイヤは必ずチェックをしてから車に乗るようにしてください。
慣れてくればきっと恐怖心が消え、楽しくて仕方なくなるはずです。楽しくなれば、晴れてペーパードライバーは卒業!といっていいでしょう。ぜひ参考にしてください。
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- 執筆者プロフィール
- 室井大和
- 1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...
- 監修者プロフィール
- 鈴木 ケンイチ
- 1966年9月15日生まれ。茨城県出身。国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女性誌/PR誌/書籍を制作する編集プロダクションに勤務。28歳で独立。徐々に自動車関連のフィールドへ。2003年にJAF公式戦ワンメイクレー...