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トヨタのGR、GR SPORT、GRMNとは?モータースポーツのDNAが息づくスポーツカーブランドを徹底解説

「GR」とはトヨタが展開するスポーツカーブランド

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「GR」とは、トヨタのモータースポーツにおけるノウハウを活かし、専用チューンアップを施した”スポーツカーブランド”です。

モータースポーツ部門「TOYOTA GAZOO Racing」が由来となっており、「G’s」というモデルを前身に、2017年から展開されています。

GRではスポーツカーだけでなく、「街乗り向けのクルマ」もスポーツタイプにチューンアップしており、幅広い車種を展開しています。つまり、GRは「日常使い」と「走る楽しさ」の両方を満たしてくれるのです。

家族みんなでクルマを使う場合、『”刺激的な走り”を楽しみたいけれど、スポーツカーは使い勝手が悪い…』という方も多いはず。そんなとき、普段乗りのクルマとして使用でき、同時に走りも楽しめるGRは、魅力的な選択肢になります。

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チューニンググレードは「GRMN」「GR」「GR SPORT」

GRはチューニングのコンセプトに合わせ、「GRMN」「GR」「GR SPORT」の3ブランドに分かれています。

GRブランドの最高峰「GRMN」

マークX GRMN(2019年)
マークX GRMN(2019年)

「GRMN」はモータースポーツ活動の中で開発されたコンプリートカーブランドで、GRの頂点に立っています。

GRMNという名称は「GAZOO Racing tuned by Meister of Nürburgring」の頭文字を取ったもの。ニュルブルクリンクは車両開発テストの地として有名です。

レーシングカー並のボディ剛性や空力性能、専用チューニングのパワートレインが採用された、台数限定モデル。例えば、過去には「86 GRMN(2016年)」が100台限定、「マークX GRMN(2019年)」が350台限定で販売されましたが、即完売となりました。

本格的な走りを追求した「GR」

GRスープラ GT4 EVO
GRスープラ GT4 EVO

GRMNのエッセンスを注ぎ込んだ「GR」。GRの目指す走りや世界観を表現するメインブランドで、こだわりのチューニングにより”走りの味”を追求しています。

「GR86」や「GRスープラ」、「GRヤリス」などが分類されており、本格的な走りを求めたモデルをラインアップしています。

『GRMNほどじゃなくていいけど、走りにはこだわりたい』という方におすすめのモデルです。

GRブランドの走りを体感できる「GR SPORT」

ハイラックス GR SPORT
ハイラックス GR SPORT

「GR SPORT」は、GRブランドのエントリーモデル。スポーツコンバージョン仕様であり、幅広い車種から選択可能です。

エントリーモデルのため、「GRMN」「GR」よりも求めやすい価格で”GRブランドの走り”を体感できます。

アクア、ヤリスクロス、ハイラックスなどがベース車両となっており、日常での使い勝手を失うことなく、気軽にスポーツドライブを楽しめるのが魅力です。

GRやGRスポーツ、GRMNの違い【ややこし語#26】

GRブランドの代表車種5選

GRMNヤリス

GRMNヤリス
GRMNヤリス

コンパクトなボディに最高出力272ps/最大トルク370Nmという高出力エンジンを搭載しており、「GRヤリス」のパフォーマンスをさらに向上させたモデルです。

ボディ剛性を高めるために、スポット溶接545点、構造用接着剤を12m延長。クロスミッションや機械式LSDなど、駆動系も強化された仕様になっています。

GR86

GR86
GR86

GR86は、低く水平に通ったアンダーボディとキャビン後部の絞り込みにより、ワイドで低重心なフォルムを表現しています。

2.4Lのエンジンを搭載しており、最高出力235ps/最大トルク250Nmを発生。ストレスなく高回転まで吹け上がる、スポーツカーらしいフィーリングが魅力です。

スポーツ性能に特化した、ダイレクトで気持ちの良い走りを楽しむことができます。

GRカローラ

GRカローラ
GRカローラ

GRカローラは、発表当初は一般販売モデルとアナウンスされていましたが、生産体制を考慮し台数限定モデルとしてスタートしました。

1.6Lのエンジンを搭載しながら、最高出力304ps/最大トルク370Nmを発生するエンジンは非常にパワフル。バルブ付きの3本出しマフラーを採用して排圧低減と消音性能を両立させ、高回転時には迫力あるスポーツサウンドを響かせます。

カローラスポーツの利便性をそのままにすることで「使い勝手」と「走り」を高次元で両立しています。

アクア GR SPORT

アクア GR SPORT
アクア GR SPORT

市販のアクアをベースとしてチューニングされている、アクア GR SPORT。「ファンクショナルマトリックスグリル」が採用されており、ワイドになったスタイルが特徴です。

ホイールは17インチにサイズアップ、サスペンションも専用チューニングされているため乗り心地は硬めですが、不快感は少なく、GRの目指す走りをしっかりと感じることが可能。

ハンドリングもスポーティな味付けで、手応えと正確性が向上しているため、市街地から郊外まで、気持ちの良い走りを実感できます。

ヤリスクロス GR SPORT

ヤリスクロス GR SPORT
ヤリスクロス GR SPORT

ヤリスクロス GR SPORTは、ノーマルエンジン、ハイブリッド両方に設定されています。

ホイールは「Z」グレードと同じ18インチであるものの、運動性能向上のため、車高を10mmダウンし、スポーツタイヤ「FALKEN FK510 SUV」を装着。サスペンションやステアリングもスポーティな特性にチューニングされています。

ボディ底面の中央と後方には、車体強化部材を追加し、ボディ剛性も向上。軽快な走りと操縦性を実現した1台です。

GRのチューニングポイントは?

GRカローラ RZ 鍛造アルミホイール
GRカローラ RZ 鍛造アルミホイール

GRは普段乗りのクルマでありながら、走る気持ち良さを体感できるよう、「インターフェイス」「パフォーマンス」「デザイン」の3つに力を入れてチューニングされています。

GRでは、長距離運転やスポーツ走行に適したホールド性と、疲れにくさを両立したスポーツシート、ダイレクトな操作感を伝える小径ステアリングなどを採用し、運転を楽しめるインターフェイスを構築しています。

パフォーマンス面においては、ボディ剛性を高めたうえで、しなやかな動きを実現するサスペンションチューニングを行い、「安心感」と「操る楽しさ」を両立。走行性能だけではなく、引き締まったフォルムを生み出す大径アルミホイールも、GRの特徴です。

エクステリアデザインも、スポーツカーならではの”機能美”にあふれており、スポーティでありながら上質。空力・冷却性能を追求したエアロパーツは、一目でノーマルモデルとの違いを感じさせてくれるでしょう。

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執筆者プロフィール
成田 佑真
成田 佑真
1993年生まれ。普段は医療機器販売を行っているが、暇があれば自動車関連記事を読み漁る。現在の愛車はA4。子どもの頃からマークⅡに憧れ、社会人になりマークXを購入。週末は必ず手洗い洗車を行い、ドライブに出...

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