更新
【トヨタのステーションワゴン】新車で買えるのは1車種のみ!歴代モデルも紹介|2021年最新情報
目次
トヨタの現行ワゴンは、実質1車種になった
90年代からのワゴンブームは終わりを告げ、現在は、ハイトワゴンやミニバンに人気が移りました。その結果、現在の国内販売されるモデルは、「カローラツーリング」と「カローラフィルダー」のみとなってしまいました。
かつては、姉妹車のカリブがあり、カリーナ、コロナにもワゴンを設定。マークⅡ、クラウンにもワゴンモデルがあるなど、どのクラスにもワゴンが設定されていた時期を知っていると、少し寂しく感じます。
そんなトヨタの中で、人気を博したワゴン車を紹介します。
ロングセラーのカローラツーリング(カローラワゴン)
トヨタに唯一のこるワゴンモデルとなりました。世界に誇る大衆車のカローラは、現在その役目をアクアや、ヤリスに譲り、海外需要を意識した、少し大きなワゴンモデルになりました。
概要
カローラは、トヨタの誇る大衆車です。その歴史が長いため、年配の方に人気のイメージが強くありますが、現在ではかなりスポーティーにリフレッシュされました。
その性能の特徴は、安全装備や、内装の質感に関しても、燃費においても、走行性能に関しても、同じクラスと比較して、トータルで平均以上の成績を収めることが多くあることです。
その現在のラインナップは、ガソリンエンジンとハイブリッドエンジンとなっています。また駆動方式もFFとE-Four(4WD)の2モデルとなっており、ラインナップも豊富です。
燃費を意識した場合は、駆動抵抗の大きく、部品が多く重い4WDモデル(カタログ上は31kn/L)よりは、抵抗が少なく、重量の軽いFFモデル(35km/L)の方を選ぶ方が良いでしょう。
とはいえ、雪や泥など、足元が悪い状況が長く続く地域を意識した、生活密着型の4WDで、スポーツ4WDとは少し違うイメージとなっています。
評価
カローラの歴史は長く、1966年の初代から始まります。当時のワゴンモデルは3ドアワゴンとなっており、荷物を運ぶための商用車として誕生したといってよいでしょう。その後のモデルでは、5ドアを設定することで現在のイメージに近づいていきます。
しかし1970年にあった、公害問題、マスキー法などで、自動車の出す排気ガスが矢面に立たされます。その中を生き残ったカローラは、今も昔も環境対策をしてでも残したかったトヨタの背骨でした。
そのため現在に至っても、価格の割に満足度の高い内装、内燃機の性能、ドライブフィーリングなど、バリューセットのような仕上がりをしています。
どこか、特徴があるというよりは、どの年代の、どの層でも、満足できるように作られた、最高の80点という車です。
スペック
全長 | 4495kg |
全幅 | 1745kg |
全高 | 1460kg |
ホイールベース | 2640mm |
車両重量 | 1290~1450kg |
乗車定員 | 5人 |
エンジン | 直列4気筒 | 直列4気筒 | 直列4気筒 |
排気量 | 1797cc | 1797cc | 1196cc |
最高出力 | 72kW[98PS]/5,200rpm | 103kW[140PS]/6,200rpm | 85kW[116PS]/5,200-5,600rpm |
最大トルク | 142N·m[14.5kgf・m]/3,600rpm | 170N·m[17.3kg・m]/3,900rpm | 185N·m[18.9kg・m]/1,500-4,000rpm |
モーター最高出力 | 前:53kW[72PS] 後:5.3kW[7.2PS](4WD) | – | – |
モーター最大トルク | 前:163N·m[16.6kgf・m] 後:55N·m[5.6kgf・m](4WD) | – | – |
トランスミッション | 電気式CVT | CVT | 6速MT |
駆動方式 | FF 4WD | FF | FF |
使用燃料 | レギュラー | レギュラー | レギュラー |
- 最新「カローラツーリング」中古車情報
-
本日の在庫数 1561台 平均価格 231万円 支払総額 115~349万円
中古なら買える、トヨタのワゴン
トヨタ内ではワゴンブーム後の乗り換え需要として、車種の統廃合が盛んにされたモデルが多く、ブームの名残が2000年頃まで続いていました。ブームが始まった1980年頃は、ミニバンが少なく、セダンより多くの荷物が積載できたワゴンは、ブームの影響で商用車からファミリーカーへと変貌しました。
この年代が、自動車近代史の中で、ワゴンが盛り上がった世代です。そのなかから、特徴的だったモデルを数台ピックアップします。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...