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新車で買えるトヨタのセダン全8種類一覧【2022年最新情報】

トヨタ プリウス

現行モデル発売年月日:2015年12月
新車価格:2,597,000~3,640,000円

プリウスは世界初の量産型ハイブリッド車で、「21世紀に間に合いました」のキャッチコピーを掲げて1997年に誕生。ガソリン車と同等の走行性能を持っているにも関わらず、燃費性能は2倍。なおかつCO2の排出も半分にするという特徴は話題を呼びました。

発売当初こそそこまでの人気はありませんでしたが、2代目は環境問題に関心のあるハリウッドスターがこぞって購入したことで大ヒット、3代目でスマッシュヒットを記録する販売実績を残しました。現行は2015年に発売した4代目です。

現行モデルの概要

現行モデルはトヨタの「TNGA」を初採用したモデルでもあり、低重心で高速走行のふらつきや、コーナーでのハンドリング性能の向上を実現しているほか、サスペンションも見直され、コーナーリングでも安定した走行を可能しています。

フロントフェイスは先代よりもヘッドライトがストレートになり、スタイリッシュな印象です。リアフェイスは、テールレンズの形が異なり、直角に落とし込んだデザインでしたが、リア中央に向かうデザインへと変更し、優しい表情へと変化が加わりました。

プリウス最大のセールスポイントである燃費は、最大で32.1km/Lと更に進化した数値を叩き出しています。圧倒的な燃費性能は世界最高水準となっています。4代目となりハイブリッドの性能も、使い勝手もさらに向上しています。

評価

重心が低く一見するとクーペのようなスタイリングが特徴的なセダンです。他車と比較すると気品が感じられながらも、親しみの持てるスタイルで馴染みやすいといえるかもしれません。

高剛性ボディが採用され、振動や騒音を軽減し、長距離の運転でも疲れにくくなっています。走行モードも3種類が設定。市街地では「ノーマル」、上り坂などパワーが必要なときには「パワー」、燃費重視は「エコ」と使い分けることができます。

ハイブリッド車を世の中に定着させたプリウスが、20年の年月をかけて燃費性能をさらに向上させてきました。そして4代目を迎え、燃費性能に加えて走行性能の向上にも取り組んでいます。今までとはひと味違うプリウスになっているといえるでしょう。

車好きからは否定的な意見の多いプリウスでしたが、走る楽しさを追求しています。今後はプリウスを体験したことのないユーザーたちに広まっていくことが期待できるかもしれません。

スペック表

ボディサイズ

全長4,575mm
全幅1,760mm
全高1,470mm
ホイールベース2,700mm
車両重量1,320~1,460kg
乗車定員5人

パワートレイン

エンジン直列4気筒
排気量1,797cc
最高出力72kW[98PS]/5,200rpm
最大トルク142N·m[14.5kgf・m]/3,600rpm
モーター最大トルク前:163N·m[16.6kgf・m]
後:55N·m[5.6kgf・m]
トランスミッション電気式CVT
駆動方式FF
4WD
使用燃料レギュラー
最新「プリウス」中古車情報
本日の在庫数 9478台
平均価格 170万円
支払総額 30~579万円

トヨタ プリウスPHV

現行モデル発売年月日:2017年2月
新車価格:3,383,000~4,010,000円

PHV(プラグインハイブリッド)とは外部電源から充電することのできるハイブリッド車のことです。プラグインには家庭用のコンセントや専用充電器を使用して直接車に充電することを可能にしました。

ハイブリッド車のプリウスよりもパワーユニットを大型化しているほか、内外装ともに高級志向に仕上げられています。そのため、約60万円ほど価格が高くなっていることもポイントです。

現行モデルの概要

初代プリウスPHVは2012年に3代目プリウスから追加され、現行は2017年にデビューした2代目。2019年のマイナーチェンジでは4人乗りから5人乗りに変更されました。

またオプションで「V2H」を使用すれば、車から家庭に電気を供給することもできます。反対に家庭の余剰電力をPHVに蓄電することも可能です。2020年の改良では「トヨタセーフティセンス」の機能が改善され、夜間の歩行者、日中の自転車等を検知することもでき、安全面の強化が図られました。

満充電からのEV渡航距離は60㎞となっているので、普段のお出かけは十分に楽しむことができるでしょう。

評価

プリウスのバッテリーは小さく、モーターへ瞬間電力供給を行うこともあり、ワンモーターの加速となっています。対するPHEVには8.8kWhの大きなバッテリーを積んでいるため、ダブルモーターの加速が体感できるでしょう。

そのパワフルな加速力は電動モデルならでは。レスポンスが良く、ストレスフリーな立ち上がりを体感できます。

プラグインハイブリッド車の中で考えると、「RAV4 PHV」や「三菱 アウトランダーPHEV」などが挙げられますが、いずれもSUVであり、カテゴリーは異なります。アウトドアで楽しむ車たちと、スタイリッシュな4ドアセダンでは用途も違ってくるでしょう。

その意味では向かうところ敵なしの唯一無二の存在といえそうです。プリウスとも異なるデザイン性は魅力的で、その性能は別物。高級車と呼ぶに値する性能を見せてくれました。

スペック表

ボディサイズ

全長4,645mm
全幅1,760mm
全高1,470mm
ホイールベース2,700mm
車両重量1,510~1,550kg
乗車定員5人

パワートレイン

エンジン水冷直列4気筒DOHC
排気量1,797cc
最高出力72kW[98PS]/5,200rpm
最大トルク142N·m[14.5kgf・m]/3,600rpm
モーター最高出力前:53kW[72PS]
後:23kW[31PS]
モーター最大トルク前:163N·m[16.6kgf・m]
後:40N·m[4.1kgf・m]
トランスミッション電気式CVT
駆動方式FF
使用燃料レギュラー
最新「プリウスPHV」中古車情報
本日の在庫数 1042台
平均価格 218万円
支払総額 50~389万円

トヨタ ミライ

現行モデル発売年月日:2020年12月
新車価格:7,100,000~8,600,000円

MIRAI(ミライ)はトヨタ唯一となるFCV(燃料電池自動車)というカテゴリのセダンです。FCVは簡単に言えば水素を燃料に動く仕組みを採用していて、究極のエコカーとも呼ばれます。

BEV(バッテリー式EV)は外部からの充電が必要で、なおかつ時間もかかります。一方でFCVであるミライは水素を補填する時間は3分ほどと短く、航続距離は750㎞を実現しています。

メルセデス・ベンツなど世界各国のメーカーが挑戦しているFCVですが、世界に先駆けて初の量産モデルとなるミライが誕生したのは2014年。CO2を発生させず、さまざまなエネルギーから作り出すことができ、簡単に貯めたり持ち運んだりすることができる水素の活用は、着実に進んでいます。

現行モデルの概要

現行ミライは2020年にフルモデルチェンジした2代目。

初代では、水滴をモチーフにしたエコカーという要素を大きく打ち出していましたが、2代目ではスポーツセダンを思わせるデザインへと変化しました。プラットフォームにはレクサスLSやクラウンに使用されている「TNGA」が採用され、そのために後席の居住性を改善して欲しいという声に対応して5人乗りへと変更。全高も低くなりワイド&ローのスポーティな装いです。

航続距離を延長させるために水素タンクを2本から3本に増加。駆動用のバッテリーもニッケル水素からリチウムイオンへと変更し、高出力で軽量また小型化を図っています。駆動方式がFFからFRへと変更され、前後重量配分を50:50にするなど、走行性能にもこだわっていることがうかがえます。

評価

FCVというカテゴリにおいて、ミライはトヨタ唯一となるモデル。非常に静粛性が高い事に加えてパワーもあるため、慣れないうちは知らず知らずのうちにスピードが出ていたということもあるようです。

車種としての性能は申し分ないのですが、まだまだインフラの整備や価格帯などの課題を抱えていると言わざるを得ません。特に水素ステーションは2022年1月時点で157箇所で、2021年2月の137箇所と比べるとやや増えてはいますが、まだまだ東北や四国などでは整備が行き届いていない現状があります。

次世代のスタンダードとしても期待されているFCVだけに、今後が楽しみなモデルです。

スペック表

ボディサイズ

全長4,975mm
全幅1,885mm
全高1,470mm
ホイールベース1,605〜1,610mm
車両重量1,920~1,990kg
乗車定員5人

パワートレイン

エンジンFCスタック
排気量
最高出力128kW[174PS]
最大トルク
モーター最高出力134kW[182PS]/6,940rpm
モーター最大トルク300N·m[182kg・m]/0-3,267rpm
トランスミッション電気式CVT
駆動方式FR
使用燃料圧縮水素

トヨタ センチュリー

現行モデル発売年月日:2017年10月
新車価格:20,080,000円

1967年に誕生したセンチュリーは、トヨタで最も価格の高いモデルです。「ショーファー・ドリブン」という言葉通りに、大型の乗用車を専用の運転手が運転を行う車をいいます。全ては後席の乗客をもてなす設計となっており、天皇、皇族が乗車する御料車や公官庁、企業の社用車を想定して作られているものです。

製造方法も通常の「トヨタ生産方式」とは異なり、溶接個所は実にカローラの3倍に上ります。全て熟練の工員が作業に当たり最新の注意を払い、多くの作業を手作業で行っているようです。発売が開始されてから半世紀が経過していますが、フルモデルチェンジが行われたのは2回のみ。

現行モデルの概要

現在3代目を迎え、ハイブリッド化されています。しかしエクステリアは伝統と品格を継承した匠の技が生かされたデザイン性。「几帳面」といわれるキャラクターラインで、重厚なクウォーターピラーが後席の存在感が強調されています。

ボディカラーは4種類が用意され、全て和名が使用されているところも大きな特徴です。「神威(かむい)」はエターナルブラック、「摩周(ましゅう)」はシリーンブルーマイカ、「飛鳥(あすか)」はブラキッシュレッドマイカ、「精華(せいか)」はシルバーメタリックです。

安全面には、トヨタ最新の技術「Toyota Safety Sense」が採用されていますが、パワートレインとプラットフォームには新開発の技術は採用しません。「センチュリーは何があっても絶対に壊れてはいけない」という深い信念に基づき、信頼性と実績の高さで採用を決定しているということでした。

乗り心地を優先したサスペンションは柔らかめです。そのため運転手には、後席に配慮ができるコントロール性などの技量の高さが求められるといわれています。

評価

国内最高峰のセンチェリーは、圧倒的な存在感と同時に安心感のある車であるといえるでしょう。トヨタ自動車の豊田章男社長は、3代目を発表後センチェリーのGRMNモデルを作り話題になっています。

設定カラーにはない白のセンチェリーは、社長専用モデルで市販化はされていません。パワーユニットは特に変更されていないものの、足回りは標準車両と大きく異なっているようです。ブレーキローターの大型化やキャリパーの変更が見られます。

タイヤサイズは標準サイズより1インチ大きくなっており、ステアリングを切ると分かるほどシャープなハンドリングになっているということです。『東京モーターフェス2018』や『箱根駅伝』の先導車両として登場していました。

更に『東京オートサロン2019』では黒のセンチェリーGRMNが登場し、会場を驚かせたこともあります。センチェリーGRMNは白と黒の2台しかない特別な存在といえるでしょう。しかしその特別車は社長専用車ではなく、社用車として使用されているようです。

愛知県豊田市の本社周辺で目撃されたこともあるようで、かなり興味深い車となっています。世界に1台ずつしか存在しない白と黒のセンチェリーは気になるところです。

スペック表

ボディサイズ

全長5,335mm
全幅1,930mm
全高1,505mm
ホイールベース3,090mm
車両重量2,370kg
乗車定員5人

パワートレイン

エンジンV型8気筒
排気量4,968cc
最高出力280kW[381PS]/6,200rpm
最大トルク510N·m[52.0kgf・m]/4,000rpm
モーター最高出力165kW[224PS]
モーター最大トルク300N·m[30.6kgf・m]
トランスミッション電気式CVT
駆動方式FR
使用燃料ハイオク
最新「センチュリー」中古車情報
本日の在庫数 72台
平均価格 588万円
支払総額 75~2,405万円

トヨタのセダン選びのポイント

以下の表は、各車種を検討しているユーザーがどのような要素を重視しているのかをまとめたものです。IGNITIONがユーザーの閲覧コンテンツの傾向などを分析・集計したデータに基づいています。

(データは2021年のものです)

車種コンテンツ①コンテンツ②コンテンツ③
カムリ燃費
(44.2%)
エクステリア
(18.0%)
インテリア
(17.8%)
カローラ燃費
(26.7%)
アウトドア
(26.4%)
趣味
(16.8%)
カローラ アクシオ燃費
(53.6%)
インテリア
(23.0%)
走行性能
(7.1%)
クラウン燃費
(41.4%)
インテリア
(15.7%)
走行性能
(15.4%)
プリウス走行性能
(63.7%)
燃費
(20.9%)
趣味
(2.8%)
センチュリー趣味
(31.1%)
燃費
(22.9%)
走行性能
(15.6%)

※データのない車種は外しています。上記データも絶対というわけではありませんが、参考にしてみてください。

セダン選びもコンパクトカーや軽自動車同様、ほとんどのモデルが燃費に注目されています。特に、カローラ アクシオは、過半数以上燃費を重きに閲覧されているのが分かります。

また、カローラは燃費の次にアウトドアにおいてユーザーの興味を引いているようです。コンセントが設置されていたりスマホのアプリが使える点などが評価をえているのかもしれません。

トヨタのセダンでは燃費が注目される中、プリウスに関しては走行性能に注目が集まっていました。燃費においては言うまでもなく、世界最高水準をたたき上げていますが、ガソリン車にほぼ近い走行性能を持っている点もメリットと言えます。

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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