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トヨタ新型ハリアーの口コミ評価総まとめ|燃費や装備、走りは60系と比べてどう?
2020年6月に発売が開始された、トヨタ新型ハリアー。「80系」となる4代目だ。発売から3ヶ月が経過し、ネット上にも口コミが散見されるようになった。購入者や試乗者によるリアルな声から、新型ハリアーの評判や評価を解説する。
目次
新型ハリアー(80系・4代目)の口コミ評価は?
2020年6月、トヨタ ハリアーがフルモデルチェンジして4代目となった。
発売から3ヶ月経った9月も受注は好調で、グレードや仕様によってはすでに2021年1~3月納車という声もある。
購入者の中には旧モデルである60系ハリアーからの乗り替えもいるようだ。ネットの口コミにおいては60系ターボモデルとの比較が散見される。
編集部では価格.comやみんカラなどのユーザーレビューを分析。購入者や試乗者によるリアルな声から、新型ハリアーの評判や評価を解説する。
歴代モデルやライバル車と比較しながら、本記事でまとめた口コミ評価も購入時の参考にしてほしい。
新型ハリアーのエクステリアについての口コミ
フルモデルチェンジした見た目はGOOD!
シルエットや全体的な雰囲気は、欧州車と比べても全く遜色のない素晴らしいデザインに仕上がっている。
全体的に流線形のライン、よりクーペスタイルになったフロントからリアに流れるエッジのきいた屋根部分、より鋭くなったフロント周り等々、正統派のフルモデルチェンジだと思う。
以前のハリアーに比べ、下部の樹脂がボディのかなりの部分を占有しているのが少し残念。個人的には、樹脂の目立たない黒か、他の色ならエアロを装着したいところ。
エクステリア全体については概ね肯定的な口コミが目立った。
先代の60系ハリアーと共通点を感じさせながらも、クーペスタイルをさらに洗練させた見た目は、ドライバーだけでなく家族からも評判がよいという。
樹脂製パーツや補助ミラーが気になる?
ただし、樹脂製パーツの多用には苦言を呈しているユーザーもちらほら見受けられた。モデリスタのエアロを取り付けたという声もあり、ボディ下部のつくりや色についてが気になる場合はカスタムも検討してみよう。
ハリアーのマークがフロントになくなったのはちょっと残念。
左ミラーの下部の補助ミラーは個人的にカッコ悪い。パノラミックビューモニターをオプションで選べば無くなるそうだが、それを選べるのは最上位のZグレードだけなので…
その他、エクステリアで言及されていたのは左ドラミラー下部にある補助ミラーだ。「洗練されたデザインやスタイルなのに、ここだけ古めかしい」と言った声があった。
「Z」のみで選択できるパノラミックビューモニターをオプション選択すると、補助ミラーなしにできる。
ウインカーは意外な場所に!
リアは賛否ある細めのLEDウインカーですが、実際に乗っていて危険な目には遭遇していません。リアはトヨタにしては攻めたデザインだと思います。
リアデザインについても肯定的な声が多かったが、「ウインカーの視認性が悪く、後続車にとっては危険なのでは?」という主旨の口コミがあったことで、多くのユーザーがその点に言及していた。
真一文字に並ぶリアランプ類は最近のトヨタ車が採用するデザイン。
しかし新型ハリアーのウインカーはこの真一文字の部分ではなく、下部のバックフォグランプ上部だ。テールランプと離れているので、初めて見た後続車はびっくりしてしまうかもしれない。
口コミでも賛否両論あったが、新型ハリアーユーザーからは「今のところ後続車が見にくそうにしているという感じはない」「危険な目には遭っていない」という声が寄せられていた。
新型ハリアーのウインカーの点灯部分は以下の動画で確認できる。(8:25~くらい)
新型ハリアーのインテリアについての口コミ
すっきりした内装は好みが分かれる
レクサスや欧州車に寄せたデザインであると感じます。
従来のクラウンや60系ハリアーのような内装の感じが好みだった方には少し物足りないのかな?
最近の流行に倣ってスッキリしているので、パッと見の派手さが好きな人は合わないかも。
新型はパイピング加飾のモダン路線。デジタルミラー、ナビ、HUD、インフォディスプレイと光り物が多いのが特徴。
ハンドル、シフトノブ、エアコンの操作パネルはRAV4と全く同じ。ハリアーらしい加飾がほしかった。
内装については「好みが分かれる」といった口コミが多かった。特に先代のハリアー(60系)と比較して、すっきりした内装になったことで、ラグジュアリー感がなくなっているという声が散見された。
「ハリアー=高級車」というイメージが形成されているので、先進的なデザインに馴染みがないユーザーもいるようだ。
室内高は実車できちんと確認しよう
身長173cm、座高は高めだが、60系の運転席のシートは座席を一番上にあげても天井に余裕があった。新型は乗り降りする際に頭をこするので中間位の低めにしている。
調光ルーフ付けたらもっと低くなるようなので、背が高い人は要注意かも。
注意したいのが車内の天井までの高さ(室内高)。新型ハリアーは60系ハリアーより全高が低いうえ、「Z」のオプション「調光パノラマルーフ」を選択すると、室内高がさらに低くなる。
気になる場合は、試乗車や展示車の装備を確認し、パノラマルーフ搭載/非搭載車を比べてみよう。
ゆったりと使えて、家族みんな大満足です。静寂性に優れているのか、車内での会話も聞こえやすくなりました。
車内の静粛性については「走り」の項でも触れるが、向上しているようだ。
新型ハリアーの装備についての口コミ
8インチのディスプレイオーディオ、これはこれであり。純正オーディオの中では、かなり音がいいと思う。
12.3インチのナビは画面が大きいが、ナビが表示できる面積は約8インチしかない。
エアコンの設定温度や燃費を大画面に出し続ける必要はないので、地図は全画面表示してほしい。
ナビ・オーディオについては、意外にもディスプレイオーディオのほうが、よい口コミが多かった。
純正ナビは大画面の恩恵がないかも…
12.3インチナビは「S」「G」ではオプション、「Z」では標準装備だが、カーナビ地図が12.3インチ画面めいっぱいに表示されないことへの不満の声が散見された。
液晶画面自体は純正カーナビの方が大きいが、カーナビ地図の表示サイズ(表示領域)は、ディスプレイオーディオとほぼ同じとみてよいだろう。
デジタルインナーミラー(前後録画機能付)だけでは不十分なので、社外ドライブレコーダーは必要。
トヨタアプリのリモートスタートが最高です!乗車の5分ぐらい前にエンジンとエアコンスタートすると、暑い夏でも快適にドライブに出かけられます。
アプリは200円/月なので、暑い時期と寒い時期だけでも契約するといいと思います。
一部グレードでオプションの「デジタルインナーミラー」は便利だが、やはりドライブレコーダーを取り付けるのがおすすめ。
また、コネクテッドカーの強みとであるスマホアプリとの連携をうまく行うと、カーライフがさらに便利になる。
新型ハリアーの走りについての口コミ
ガソリン車
歴代ハリアーの中で最もスポーティーな走り
TNGA採用前のレクサスSUVに、走行性能では勝っていると思います。ショックをうまく吸収し、しっとりとした上質な乗り心地。カーブでも安定して乗っていられます。
60系はラグジュアリー、80系はスポーティーな感じ。新型になって乗り心地は少し硬くなった。
軽やかに心地よいです。重厚感はそこまで感じない。ステアリング操作も軽やかで良く曲がります。
乗り心地や走行安定性、カーブでの安定感には、よい口コミが多い。60系ハリアーと比較すると足回りが固く、スポーティーになったという声が、特に多かった。
乗り味は好みが分かれるところ。先代ハリアーユーザーは試乗して違いを確かめたほうがよさそうだ。
低速域や加速時のエンジン音が気になる人も
スタート時やアクセルを強く踏んだ時は、エンジン音がそれなりにします。スピードがのるとかなり静かですが、坂道や幹線道路への合流などもエンジンがかなり唸ります。
ロングストロークなエンジンだが、レッドゾーンまでレスポンス良く回転し、アクセル全開でかなり気持ちいいサウンドが聞ける。
ガソリン車では「低速域からエンジンを踏み込んだときの音が気になる」という声が多かった。
高回転域での巡航は静かだが、加速時のエンジン音がするので、「良くも悪くもハリアーらしくない」という意見も。こちらも好みが分かれるポイントだろう。
ハイブリッド車
足回りはカッチリめ。低速時のエンジン音は要確認
高速では直進性が素晴らしい。街中でも路面のショックを吸収して欧州車のような乗り味です。
メディアが報じるような「高級サルーンのような乗り心地や静粛性」はない。どちらかといえば大衆車寄りになったと思う。
ゴツゴツとした不快な固さではなく『しなやかな固さ』。高速道路の繋ぎ目でも「ゴンッ」という衝撃は感じますが、跳ねる感じはありません。
カッチリとしていますが、硬いという感じではありません。程よい乗り心地。室内の遮音も合格レベル。
加速自体はリニアで満足できますが、60系ターボが前車の方はパンチがないと感じるかも。40~60km/hあたりのエンジンの低音と振動が気になります。
ハイブリッド車も概ねガソリン車と同じレビュー。こちらも低速時のエンジン音が気になるという声が多かった。
静粛性・遮音性はもちろん高いが、メディアの報じる「高級車路線の出来栄え」は褒め過ぎという声も。歴代モデルに比べて、ハイブリッド車はエントリーグレードが値下がりしているので、よい意味で大衆車化したということにしておきたい。
ハイブリッドは60系の乗り心地に近い?
ガソリン車は60系ハリアーにあった、低速域でのゆったりとした乗り心地や、全体的におおらかな、ゆるーい感じの乗り味は無くなってしまったので、好みが分かれるかも。
60系ハリアーの乗り味が好きな人は、少し予算を無理してでもハイブリッドを買うのが良いかもしれません。
運転した際のキビキビ感&身のこなしは、圧倒的にガソリンモデルが上でしたが、軽さゆえか車体の揺すられ感や跳ねる感じをかなり感じました。
ハイブリッドモデルでは車体が安定した挙動。動的質感が向上していました。
60系ハリアーの乗り味が好きな人は、新型ハリアーハイブリッドが近いかもしれない。反対に、60系ハリアーよりもキビキビした走りがよければ、ガソリン車に試乗してみよう。
新型ハリアーの実燃費についての口コミ
ガソリン車
通常の街乗りで13km/L、郊外は19km/L走りました。ダイナミックフォースエンジン恐るべし。この燃費の良さにはビックリ。
スーパーへ買い物などのチョイノリだと8km/L、街乗りで10km/L、高速で16km/L。
ガソリン車の実燃費は街乗りで9~12km/L程度。報告された数値には幅があったが、ユーザーからは「不満」の声はほとんどなかった。
ハイブリッド車
メーター上は18~19km/Lくらいです。この巨体ですから、15km/L以下だろうと思っていたので驚きです。
1.9tのボディで18~19km/Lは上出来。
街中5割・峠道2割・高速3割位ですが、燃費計の数値は16.9km/Lです。
ecoモードで街乗り5割、郊外4割、高速1割で約170kmを走行したところ、メーター読みですが23km/Lを記録しました。
街乗り20km程度 20km/L、高速 18km/L、30分以上の下道 22km/Lと、この車格ではビックリするぐらい良いと思います。
ハイブリッド車の燃費については称賛の声がほとんどだった。20km/L以上を報告しているユーザーも少なくない。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...