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スズキのエアトライサーはまるでラウンジ
スズキ エアトライサーとは?
エアトライサーは、スズキが2015年開催の第44回東京モーターショーで出展したミニバンタイプのコンセプトカーです。スズキ初の3列シート、7人乗りのハイブリッドカーでもあります。
ウォームシルバーの部分が赤いキャビンを包み込むような二重構造のデザインが特徴的。スズキによると、このデザインは温かい雰囲気をもたせながらも、重厚感のあるスタイリングを実現するためのものだといいます。
一見するとフォルクスワーゲンのブリーと見間違えそうになりますが、過去の提携の影響でしょうか。
エアトライサーの近未来的な内装
サイドはこのようなデザイン。ワンボックスタイプで、ドアはスライドドアの観音開きとなっています。
自動でシートアレンジを行う
普段は通常の乗用車と同様に、前席が進行方向側を向いた3列レイアウトです。
シートを折りたたむことで、まるで家のリビングかのような居住空間がうまれます。床には座席を移動させるレーンのような穴があり、自動で好みのレイアウトへと変化します。
さらには中央をつなげ、U字型ソファのようにすることも可能。トランプのようなカードゲームなどを楽しむ際に便利そうです。
当時のスズキ商品企画課・長柄早織氏によると「移動中だけでなく止まって仲間と過ごす時間を大事に考えた」とのことです。
マルチに使える大型ディスプレイを搭載
前席と後部座席の中央付近に配置されている大型ディスプレイは、乗車している人のスマートフォンをリンクさせることが可能。音楽を聴いたり写真のスライドショーを流したりと、マルチに使用することができるといいます。
家具を意識した温かみのあるコックピット
全体的に家具を意識して作り込まれているというエアトライサーの内部。その意匠がステアリングや操作系統の細部まで反映されているというから驚きです。各部位は至ってシンプルで、居住性を損なわないということを徹底してデザインされています。
スズキ エアトライサーのスペック
エアトライサーのパワートレインは、1.4Lの直列4気筒デュアルジェットエンジンにハイブリットを組み合わせた構成。スズキ独自の4WDシステム「ALL GRIP」が採用されています。
4年後の東京モーターショーでも同じコンセプトのモデルが!
エアトライサーの発表から4年後、東京モーターショー2019では、エアトライサーの意思を受け継ぐかのようなコンセプトカー「HANARE(ハナレ)」が新たに登場。
こちらはエアトライサーとは違って完全自動運転車のため、ステアリングを始めとするコックピットがありません。そのため、さらに広々とした室内空間を実現しています。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...