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燃費のいいミニバンおすすめランキング!平均燃費や選び方も紹介

【基礎】燃費を理解しよう

@Haru Works/stock.adobe.com

ミニバンは車のジャンルの1つで、ファミリー層をはじめとした人々より支持を集めています。

多人数乗車が可能であったり、車体の大きさを生かして荷物を多く積み込めたりと優れたメリットを備えているのが支持を集める理由のようです。

しかし、車体が大きいなどのメリットがある一方で気になるのが「燃費」です。近年、新車販売がされている車種では優れた燃費性能をもっているかどうかが重要視されています。ミニバンジャンルの車では車体の重さや大きさがハンデとなり、燃費性能で不利となっている場面もあるそうです。

ミニバンジャンルで燃費性能に優れた車はあるのでしょうか。今回は、「燃費のいいミニバン」をテーマに、おすすめの車種をランキング形式でピックアップしました。

最初の項目では、燃費とは何か、概念や表示されている方法を解説します。

概念:車がどれほど走れるのかを示している

燃費とは、“車がどれほどの距離を走れるのかを示している基準”です。

日本でよく用いられている考え方が「1L(リットル)の燃料で何kmの距離を走れるか」であり、車に詳しくない人でも見かけたことがあるのではないでしょうか。

表示方法:“km/L”の単位で表している

燃費数値は自動車メーカーが生産・販売している車種ごとに異なります。

車種のカタログやホームページでスペック表をチェックしてみると、「km/L」の単位で表示されているのに気づくでしょう。この単位は計算式の「走行距離(km)÷燃料の量(L、リットル)」を表しています。“実際に走った距離”を“使った燃料”で除算(割り算)すれば算出できる仕組みです。

ミニバンについて詳しく知りたい方はこちら

補足:数字が大きいほど燃費が優れている

計算式を使って導いた燃費数値が大きければ大きいほど、該当の車種は燃費性能で優れている、反対に数値が低くなれば性能面で不利であるのが明確となります。

ここで、カタログやホームページのスペック表で“WLTCモード燃費”などと表示されているのに注目してみてください。

WLTCモードとは燃費性能を表す指標で、車種ごとに燃費性能の違いを明確とするため一定の基準を設けて走行テストを行った数値を示しています。WLTCモードは実際に使用している状況へ近づけているのが特徴です。

使用状況によって走行後の燃費が異なる場面があるため、あくまで指標でしかありませんが、燃費の数値が大きくなるほどその車種の性能が優れていると考えるべきでしょう。

ミニバンの平均燃費は?

国産ミニバンのWLTCモード燃費 ランキング

現在、日本の自動車メーカーで新車販売されているミニバンジャンルの車種は合計で11台。これらのモデルでの燃費性能はいかほどであるか、平均の数値が気になるでしょう。

今回は、国産メーカーで生産されているミニバン車種を対象に、平均の燃費性能を調査してみました(※1)。

各モデルのWLTCモードの平均燃費を合算して、平均値を算出してみると19.28km/Lという結果になりました。

車種ごとの最高値をチェックしてみると、トヨタ「シエンタ」の28.8km/Lがトップをマーク。続いて、トヨタ「ノア」の23.4km/L、スズキ「ランディ」の23.2km/Lと続きます。

いずれも、ハイブリッドシステム搭載車をラインナップに揃えていて、モーターアシストを活かした省エネ走行が可能となっているのが要因です。

(※1)燃費数値は、車種のカタログ・公式ホームページに記載されている「WLTCモード燃費」での最高値を抜粋

(※2)2023年2月時点で新車販売されている、日本国内の自動車メーカー車種より抜粋

燃費のいいミニバンおすすめランキングTOP5

この項目では、燃費のいいミニバンでおすすめの車種を5台ピックアップしました。

2022年、揃ってビッグネームの車種がフルモデルチェンジを遂げており、燃費性能に一段と磨きをかけています。

今回取り上げた5つの車種を比較して、燃費のいいミニバンを選んでみてください。

おすすめのミニバンについて詳しく知りたい方はこちら

【5位】日産 セレナ

日産 セレナ(2022年)

日産「セレナ」は、1991年の初代登場以降、メーカーラインナップに定着している人気のミドルサイズミニバンです。

2022年に登場した現行・6代目では「e-POWER」を使用したグレードを先代以前のモデルに引き続きラインナップしています。エンジンを走行用ではなく発電のみに役割を絞らせている一方で、駆動用モーターを搭載。発電したエネルギーをモーターへ送り込み車輪を駆動させる仕組みを取り入れています。

e-POWERの仕組みにより、WLTCモード燃費は20.6km/L(グレード「e-POWER X 2WD」)をマークするなど優秀な数値を記録しているのに注目です。

スペック情報

  • 全長(mm):4,690~4,810 
  • 全幅(mm):1,695~1,725
  • 全高(mm):1,895
  • 車両重量(kg):1,670~1,850
  • 乗車可能人数(人):7~8
  • 燃費(WLTCモード、km/L):11.6~20.6
最新「セレナ」中古車情報
本日の在庫数 8071台
平均価格 177万円
支払総額 18~515万円

【4位】ホンダ フリード

ホンダ フリード(2022年)

ホンダ「フリード」は、ミニバンのジャンルでも屈指のコンパクトなボディサイズが魅力の車種です。

ハイブリッド仕様は、アトキンソンサイクルエンジンにハイブリッドシステムと「i-DCD」と呼ばれるトランスミッションを組み合わせたパッケージングとなりました。WLTCモード燃費は20.9km/L(グレード「HYBRID G」など)を記録しており、使い勝手の良さと低燃費、走りの楽しさを兼ね備えているのが強みです。

スペック情報

  • 全長(mm):4,265~4,295
  • 全幅(mm):1,695
  • 全高(mm):1,710~1,735
  • 車両重量(kg):1,360~1,520
  • 乗車可能人数(人):4~7
  • 燃費(WLTCモード、km/L):15.6~20.9
最新「フリード」中古車情報
本日の在庫数 2691台
平均価格 151万円
支払総額 15~349万円

【3位】トヨタ ヴォクシー

トヨタ ヴォクシー(2022年)

トヨタ「ヴォクシー」は、アメリカンビレットスタイルのフロントマスクが特徴で、「ノアヴォク」兄弟の1台として長く人気を得ているミニバンです。

2022年に登場した現行モデルでは、ガソリンエンジン単体モデルに加えて1800ccのガソリンエンジンにハイブリッドシステムを組み合わせた“シリーズパラレルハイブリッド”仕様を導入。

WLTCモード燃費は23.0km/L(グレード「S-Z」「S-G」)とクラス屈指の実力を発揮します。

スペック情報

  • 全長(mm):4,695
  • 全幅(mm):1,730
  • 全高(mm):1,895~1,925
  • 車両重量(kg):1,610~1,710
  • 乗車可能人数(人):7~8
  • 燃費(WLTCモード、km/L):14.3~23.0
最新「ヴォクシー」中古車情報
本日の在庫数 5942台
平均価格 214万円
支払総額 15~568万円

【2位】トヨタ ノア

トヨタ ノア(2022年)

トヨタ「ノア」は、“みんなのミニバン”をキャッチコピーとして優れたパッケージングを実現したミドルサイズミニバンです。

ノアはヴォクシーの兄弟車種であり、同様に“シリーズパラレルハイブリッド”を使用したグレードを販売ラインナップへ加えています。

WLTCモード燃費は23.4km/L(グレード「ハイブリッドX」)をマークしており、優秀な性能を発揮しているのに注目です。

スペック情報

  • 全長(mm):4,695
  • 全幅(mm):1,730
  • 全高(mm):1,895~1,925
  • 車両重量(kg):1,600~1,710
  • 燃費(WLTCモード、km/L):14.3~23.4
最新「ノア」中古車情報
本日の在庫数 3295台
平均価格 217万円
支払総額 19~622万円

【1位】トヨタ シエンタ

トヨタ シエンタ(2022年)

“コンパクトカーの運転のしやすさ”と“ミニバンの利便性”を両立した人気車種であるトヨタ「シエンタ」。

車両重量の軽さと、小柄なボディにより市街地から郊外まで軽快なドライブを実現しています。ドライブを楽しむのに手助けとなるのが優れた燃費性能で、WLTCモード燃費は28.8km/L(グレード「X 5人乗り」)を実現。

「ダイナミックフォース」と名付けた高性能ガソリンエンジンをハイブリッドシステムと組み合わせつつも、シリーズ全体の車両価格もほとんどのグレードで300万円以下に抑えたコストパフォーマンスの高さが魅力です。

スペック情報

  • 全長(mm):4,260
  • 全幅(mm):1,695
  • 全高(mm):1,695~1,715
  • 車両重量(kg):1,270~1,370
  • 燃費(WLTCモード、km/L):18.3~28.8
最新「シエンタ」中古車情報
本日の在庫数 3088台
平均価格 152万円
支払総額 15~383万円

燃費のいいミニバンの選び方

@xiaosan/stock.adobe.com

燃費性能に優れたミニバンを選ぶ際、気にしたいポイントが複数存在します。

この項目では、“燃費のいいミニバン”の選び方を2つの観点から解説します。

  • 国産車から選ぶ
  • ハイブリッドシステムの特徴で選ぶ

国産車から選ぶ

1つ目は「国産車から選ぶ」です。

近年の自動車業界をチェックしてみると、“ミニバン”のジャンルに分類される車種を生産しているメーカーは数少なくなりつつあります。それらの状況から、自然と国産メーカーから選ぶ流れとなるようです。

国産メーカーでミニバンジャンルの車種開発に力を入れているのは、トヨタ・日産・ホンダの3メーカーであり、OEM供給を受けているメーカーも含めると合計で11車種から選ぶこととなります。

ハイブリッドシステムの特徴で選ぶ

2つ目は「ハイブリッドシステムの特徴で選ぶ」です。

ミニバンジャンルでも定番となったハイブリッドシステム搭載車ですが、システムに以下のような違いがあります。

  • シリーズ式ハイブリッド
  • スプリット式ハイブリッド
  • マイルドハイブリッド

上記の3つで主流となっているのが「スプリット式ハイブリッド」です。走行用エンジンと駆動用モーターを走行状況に応じて切り替える仕組みとなっており、燃費効率を高めるのに役立っています。

一方、近年では「シリーズ式ハイブリッド」をラインナップに加えているメーカーもあるようです。エンジンを“発電用”のみの役割に絞り、駆動用モーターへ発電したエネルギーを送って車輪を駆動させるパワーを引き出します。日産 セレナに採用されている「e-POWER」が代表例です。

同じハイブリッドでも、上記の違いを把握して車選びを進めると、燃費性能に優れた車種を見つけやすくなります。

ミニバンは中古で買うべき?

©buritora/stock.adobe.com

燃費のいいミニバンなら、中古車で販売されていても買うべきでしょうか?

結論から述べると、「新車での購入」がおすすめです。以下、2つの理由が挙げられます。

  • 現行モデルなら新車でも中古車でも価格差がない
  • 中古車では状態次第で燃費性能を発揮できない可能性がある

現行モデルなら新車でも中古車でも価格差がない

1つ目は「新車でも中古車でも価格差がない」です。

仮に、現行モデルの車種を購入するなら、中古物件でも年式が新しくて価格も下落していません。結果的に新車を購入するのと総額費用に差がなく、得するどころか損をする可能性があります。

中古車では状態次第で燃費性能を発揮できない可能性がある

2つ目は「中古車では状態次第で燃費性能を発揮できない可能性がある」です。

中古車は新車と異なり、前のオーナー次第で乗っていた形跡・状態に差があります。走行距離が過多である、あるいは雑な扱いを受けているとパーツの消耗劣化が激しい可能性が想定できるでしょう。

上記のポイントを踏まえると、予算に余裕がないなどの状況でない限りは、中古車を探すより、最初から新車で“燃費のいいミニバン”を探すのが吉ではないでしょうか。

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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