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軽自動車・コンパクトカーのプロ集団「ダイハツ」のシルエットが美しい車たち【推し車】

横から見たシルエットが美しいクルマといえば、スポーツカーやGTカー、スポーツセダンあたりが代表格ではありますが、初期のコンパーノスパイダーや2000年代からのコペンを除き、スポーツカーらしいクルマを作っていないダイハツにも見るべきクルマはあります。

今回は実用軽自動車/コンパクトカーのスペシャリスト、ダイハツ工業から「シルエットが美しいクルマ」、それも他社にないようなオリジナリティ性の高い実用車で紹介しましょう。

リーザ(1986年)

ただのミラ姉妹車にとどまらない軽スペシャリティクーペ

ダイハツ リーザ(550cc版L100系初期型)

2代目ミラ(L70系)をベースに基本的なメカニズムは共通しつつ、広いガラスエリアを持つタマゴ型デザインと、若干ホイールベースを短縮したのが特徴の軽スペシャリティクーペ

ショートホイールベースと低いルーフでミラより高い旋回性能を誇るも、ガラスが案外重いので重心は高くて転倒リスクは高く、車内も当時のシャレード並のスペースを誇った運転席最優先で後席の足元スペースはあるかないか、荷室もミニマムで実用性は低いクルマです。

しかし、だからこそ1~2名用のパーソナルクーペとしては無駄を徹底的に削いだルックス重視のクルマにできたわけで、サイドからのシルエットはちょっとしたスポーツカー。

660cc時代にも継続生産され、思い切ってルーフをカット、実用性のない後席も潔く廃したオープンモデルのリーザスパイダーを生みました。

シャレード(3代目・1987年)

テールへゆるく下がったクーペルック・ハッチバック車の原点

ダイハツ シャレード GTti(3代目)

現在のハッチバック車やSUVで多い、前席直上を頂点にテールへ向けてゆっくり下がる、スポーティな「クーペルック」初期の傑作で、フロント周りの印象が似ている2代目後期よりスマートで伸びやかな印象を与えるシルエットを特徴としています。

1.3L車も登場して大型化・大排気量化が始まっていたとはいえ、この代までのシャレードはまだ「リッターカー」としてのプライドが強く、当時世界最高の低燃費を叩き出したディーゼルターボや、インタークーラーつきDOHC4バルブターボも1リッターエンジンでした。

ラリー漫画「ガッデム!」(新谷かおる・作)で「ミサワ ラレードGTi」の元ネタにもなり、993年のサファリラリーで4台のセリカGT-FOURに次ぐ総合5~7位を占めた活躍でも知られ、シルエットが美しいだけではない、実力の伴った「偉大なる巨人」です。

ソニカ(2006年)

「高さこそ正義」の時代へあえて挑んだ孤高の軽GT

ダイハツ ソニカ

初代ワゴンR(1993年)で流れが変わり、初代タント(2003年)以降は「ハイルーフで広いほどエライ」が決定づけられた軽自動車において、コペンのように特殊なクーペカブリオレ・スポーツでもない実用的な高速長距離巡航用GTとして開発された、意欲作。

ルーフが低いとはいえ、当時は軽自動車の後席シートスライドが一般化していたので足元スペースはゆったりしており、フレームからしっかり作り上げて快適性の高いシート、頭上がスカスカせず無駄のない車内スペースにより、高級感すらあふれる軽GTです。

アクがあって好みが分かれるフロントマスク、後席居住性や積載性も確保するためか、スパッと潔く断ち切ったはずのテール周り処理が曖昧だったのは少々残念で、それゆえか販売は伸び悩んだものの、横からのシルエットには軽GTとしての「説得力」がありました。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...
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